インポートとエクスポート

Version 24.2.9039


インポートとエクスポート


CData Arc のフローページから、個々のコネクタ、フロー、ワークスペース全体をインポートおよびエクスポートできます。これらのコンポーネントは、以下のいずれかのファイルタイプでインポートおよびエクスポートします。

  • ARCFLOW ファイル(.arcflow 拡張子):ARCFLOW ファイルには、Arc のさまざまなインスタンスにインポートできる、エクスポートされたフロー、コネクタ、またはワークスペースが保存されます。このファイルタイプでは、一度に1つのワークスペースのみ保存されます。

  • ARC ファイル(.arc 拡張子):ARC ファイルには、Arc のさまざまなインスタンスにインポートできるグローバルアプリケーションデータが保存されます。このファイルには、複数のワークスペースや設定、ユーザー、レポート、その他のグローバルデータを含めることができます。

インポート

このセクションでは、ドラッグアンドドロップ機能、ARCFLOW ファイル、ARC ファイルなど、さまざまな方法でデータをインポートする手順を説明します。また、ファイル内の競合を解決する方法、機密データをインポートする方法、インポートするデータを指定する方法についても説明します。

ドラッグアンドドロップ機能を使ったインポート

ARCFLOW ファイルをフローキャンバスにドラッグすると、アプリケーションはARCFLOW ファイル内のコネクタをインポートします。

ファイルをインポートしてページをリフレッシュすると、インポートされた設定に従って新しいコネクタがフローに配置されます。新しいコネクタがすぐに表示されない場合は、ワークスペースの検索バーを使用して見つけてください。

コネクタ、フロー、ワークスペースのインポート

コネクタ、フロー、またはワークスペースをインポートするには:

  1. 既存のワークスペースのその他のオプションの省略記号をクリックし、ワークスペースをインポートを選択してワークスペースのインポートダイアログを開きます。

  2. インポートするファイルを選択します。続いて、必要なインポートオプションを設定します。これらの設定について詳しくは、インポートオプションの設定を参照してください。

  3. 次へをクリックしてインポート処理を開始します。

ファイルをインポートしてページをリフレッシュすると、インポートされた設定に従って新しいコネクタがフローに配置されます。新しいコネクタがすぐに表示されない場合は、ワークスペースの検索バーを使用して見つけてください。

複数ワークスペースとグローバルアプリケーションデータのインポート

複数ワークスペースとグローバルアプリケーションデータをインポートするには:

  1. 青いバナーにある設定アイコンをクリックします。

  2. 移行タブをクリックします。このタブでは、すべてのアプリケーションデータおよび設定を含む、アプリケーションの完全なインポートを実行できます。

  3. 設定をインポートセクションの下のインポートをクリックします。これにより、アプリケーション設定のインポートダイアログが開きます。

  4. インポートするファイルを選択します。続いて、必要な設定を行います。これらの設定について詳しくは、インポートオプションの設定を参照してください。

  5. 次へをクリックしてインポート処理を開始します。

    Note:ファイルに競合がある場合は、インポートの競合を解決ダイアログが開きます。詳しくは、インポートの競合の解決を参照してください。

インポートオプションの設定

データをインポートする際は、インポートするファイル、インポートするデータ、機密データをインポートするかどうかのオプションを設定します。

  • ファイル:インポートするARC またはARCFLOW ファイルを選択。

  • 種類:インポートの種類を選択。

    • すべてのワークスペースと設定をインポート:ファイルに含まれるすべてをインポート。デフォルトの種類はこれです。

    • カスタムインポート:ワークスペースのインポートのカスタマイズダイアログ(ARCFLOW ファイルの場合)、またはアプリケーション設定のインポートのカスタマイズダイアログ(ARC ファイルの場合)でインポートするコンポーネントを選択できます。例えば、次の画像はワークスペースのインポートのカスタマイズダイアログを示しています。アプリケーション設定のインポートのカスタマイズダイアログもほぼ同じです。

  • 機密値をインポート:機密値をインポートするには、ワークスペースのインポートダイアログ(ARCFLOW ファイル)またはアプリケーション設定のインポートダイアログ(ARC ファイル)で、機密値をインポートセクションの有効化をクリックします。

    これを有効にした場合、パスワードを入力する必要があります。

    パスワードを入力すると、Arc はport.cfg ファイルに保存されている機密値を復号化し、エクスポートファイルに追加し、指定されたパスワードで暗号化します。

    • ファイルのパスワードと一致しないパスワードを入力した場合、Arc はエラーを表示し、情報はインポートされません。

    • パスワードを入力しない場合、Arc はエクスポートファイルから機密値をマスクして除外します。

インポートの競合の解決

ファイルをインポートする際、競合が含まれている可能性があります。ファイルに競合がある場合は、インポートの競合を解決ダイアログが表示されます。

競合を解決する方法は3つあります:

  • 競合をインポートしない:インポートされたファイル内のリソースは、アプリケーションにすでに存在するものを上書きしません。これはデフォルトです。

    Note:これを使用すると、インポートされたフローが期待どおりに機能しない可能性があります。

  • すべての競合を置換する:インポートされたファイル内のすべてのリソースが受け入れられ、すでに存在する可能性のあるリソースは上書きされます。

    Note:これを使用すると、上書きされたフローが期待どおりに機能しない可能性があります。

  • 競合を手動で解決する:別のダイアログが表示されるので、置き換えるリソース(置換オプション)とスキップするリソース(インポートしないオプション)を選択します。

最初の2つの方法のいずれかを選択した場合は、インポートをクリックします。

3つ目の方法を選択すると、この例に示すように、フローのインポートの競合をレビューダイアログ(ARCFLOW ファイル)またはアプリケーション設定のインポートの競合をレビューダイアログ(ARC ファイル)のいずれかが表示されます。

手動で競合を解決したら、インポートをクリックします。

エクスポート

このセクションでは、個々のコネクタ、フロー、およびワークスペースをエクスポートする方法を説明します。また、機密データをエクスポートする方法、エクスポートするデータを指定する方法についても説明します。

個々のコネクタのエクスポート

ARCFLOW ファイル内の個々のコネクタをエクスポートするには:

  1. フロー内のコネクタを右クリックし、コネクタ設定をエクスポートオプションを選択します。

  2. 選択したアイテムのエクスポートダイアログでエクスポートオプションを設定します。詳しくは、エクスポートオプションの設定を参照してください。

  3. エクスポートをクリックします。

作成されたARCFLOW ファイルには、エクスポートされたコネクタが含まれています。

フローのエクスポート

ワークスペース内の複数のコネクタをエクスポートするには:

  1. 複数選択トグルで複数選択モードを有効化します。

  2. フロー内で複数選択カーソルをクリック&ドラッグし、必要な各コネクタを含むボックスを作成します。

  3. カーソルを放してボックス内のコネクタを選択します。

  4. 選択済みのコネクタを右クリックし、コネクタ設定をエクスポートを選択します。

  5. 選択したアイテムのエクスポートダイアログでエクスポートオプションを設定します。詳しくは、エクスポートオプションの設定を参照してください。

  6. エクスポートをクリックします。

ワークスペースのエクスポート

ワークスペースをエクスポートするには:

  1. 既存のワークスペースのその他のオプションの省略記号をクリックし、ワークスペースをエクスポートを選択してワークスペースのエクスポートダイアログを開きます。

  2. 必要なエクスポートオプションを設定します。詳しくは、エクスポートオプションの設定を参照してください。

  3. エクスポートをクリックします。

作成されたARCFLOW ファイルには、エクスポートされたワークスペースのすべてのコネクタ設定ファイルが含まれています。

複数ワークスペースとグローバルアプリケーションコンフィギュレーションデータのエクスポート

複数ワークスペースとグローバルアプリケーションデータをエクスポートするには:

  1. 青いバナーにある設定アイコンをクリックします。

  2. 移行タブをクリックします。このタブでは、すべてのデータおよび設定を含むアプリケーションの完全なエクスポートを実行できます。

  3. 設定をエクスポートカテゴリの下のエクスポートをクリックして、アプリケーション設定のエクスポートダイアログを開きます。

  4. 設定を行います。詳しくは、エクスポートオプションの設定を参照してください。

    Note:グローバルエクスポートの場合、機密値をエクスポートがデフォルトで選択され、パスワードを入力する必要があります。

  5. エクスポートをクリックします。

作成されたARC ファイルには、ワークスペースおよびグローバルアプリケーションデータが含まれています。

エクスポートオプションの設定

データをエクスポートする際は、エクスポートするファイル、エクスポートするデータ、機密データをエクスポートするかどうかのオプションを設定します。

  • ファイル:エクスポートするARC またはARCFLOW ファイルを選択。

*種類:エクスポートの種類を選択。すべてのワークスペースとデータをエクスポートするか、カスタムエクスポートを作成するかを選択します:

 * **すべてのワークスペースと設定をエクスポート:**ファイルに含まれるすべてをエクスポート。デフォルトの**種類**はこれです。

 * **カスタムエクスポート:****ワークスペースのエクスポートのカスタマイズ**(ARCFLOW ファイル)、または**アプリケーション設定のエクスポートのカスタマイズ**(ARC ファイル)でエクスポートするコンポーネントを選択。例えば、次の画像は**ワークスペースのエクスポートのカスタマイズ**ダイアログを示しています。**アプリケーション設定のエクスポートのカスタマイズ**ダイアログもほぼ同じです。

     <img src="assets/images/customize_workspace_export_dialog.png" width="500" />  
  • 機密値をエクスポート:機密値をエクスポートするには、ARCFLOW ファイルのワークスペースのエクスポートダイアログの機密値をエクスポートセクションで有効化をクリックします。

    これを有効にした場合、パスワードを入力する必要があります。

    Note:ARC ファイルをエクスポートする際は、パスワードの入力が必要です。そのため、このオプションはデフォルトでアプリケーション設定のエクスポートダイアログで有効化されています。

    パスワードを入力すると、Arc はport.cfg ファイルに保存されている機密値を復号化し、エクスポートファイルに追加し、指定されたパスワードで暗号化します。

    ARCFLOW ファイルの場合のみ:パスワードを入力しない場合、Arc はエクスポートファイルから機密値をマスクして除外します。