共通フロー

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共通フロー


複数のステップでビジネスプロセスを網羅するようにフローをデザインするときは、さまざまなビジネスプロセスに対応し、それらをより大きなフローに接続するために、フロー内に別々のパスをデザインおよび作成すると便利です。

このセクションでは、フローに組み込むことができる一般的な処理パスのいくつかのユースケースについて説明します。

ビデオリソース

Arc におけるEDI マッピングと統合の例については、こちらの動画をご覧ください。これは、エンドツーエンドのB2B 統合の各ステップ(マネージドファイル転送(例:AS2 を使用)、バックエンド統合、EDI 変換とマッピング)について説明する3部構成のビデオシリーズの第3部です。その他2つへのリンクは以下のとおりです。


簡単なフローの作成

アプリケーションツーアプリケーション(A2A)フローでは、データの移行、同期、およびレポーティングのために、2つのアプリケーションデータソース間でデータをやり取りします。

A2A フローは比較的設定が簡単です。まず、データソース用のトリガーコネクタをフローキャンバスに追加します(詳しくは、フローの設計を参照してください)。お探しのデータソースがインストール済みのコネクタに表示されない場合は、オンラインのコネクタのリストを調べて、アプリケーション & データコネクタページでデータソースが利用可能かどうかをご確認ください。このコネクタは、このフローでデータのソースとして機能します。

次に、XML Map コネクタをキャンバスに追加します。このコネクタはドキュメントマップとして機能し、ソースコネクタのテーブルスキーマからデスティネーションコネクタのテーブルスキーマにデータをマッピングします。続いて、最初のコネクタの矢印をドラッグしてXML Map コネクタにつなげます。

最後に、統合データソースに対応するターミナルコネクタ(上記の例ではShopify)を追加し、フローにつなげます。

ここから、各コネクタをクリックして設定タブを開くことで、フロー内のコネクタの接続の詳細を設定できます。CData では、最初にソースコネクタとデスティネーションコネクタの接続の詳細を設定することをお勧めします。必要なテーブルを選択すると、テーブルスキーマがXML Map コネクタで選択できるため、コネクタ設定デザイナーを使用して、あるテーブルから別のテーブルにフィールドをマップできます。

EDI メッセージフローの作成

ビジネストゥービジネス(B2B)フローには、一般に電子データ交換(EDI)通信と呼ばれる、2つのビジネスパートナー間のデータ通信が含まれます。これらのフローは、受信メッセージフローと送信メッセージフローに大きく分類されます。フローの一方のエンドポイントには、通常セキュアなトランスポートプロトコルを介して正式なドキュメント標準を使用した通信を必要としたパートナーがあり、もう一方のエンドポイントには既存のデータベースまたはERP システムとの直接統合、または既存のバックエンドソリューションで使用するための認識された形式のファイルとしてのローカルビジネスロジックとの統合があります。

B2B フローはA2A フローよりも設定が複雑ですが、コンポーネントに分解すると比較的簡単です。A2A フローは通常3つのコネクタ(2つのデータソースとその間のマップ)で構成されていますが、B2B メッセージフローは一般的に4つのコネクタ(以下のセクションで説明します)で構成されています。

要件によっては、B2B フローの作成にすべてのコネクタが必要でない場合もあります。上記で示したコネクタのいずれかを省略する場合は、フロー内の次のコネクタに進み、必要に応じて接続してください。間違えた場合でも、フローにコネクタを追加したり削除したりすることは簡単です。

セキュアなトランスポート

ほとんどの場合、パートナーとの通信にはSecure Transport コネクタが必要です。一般的な通信プロトコルには、AS2、SFTP、FTP/S OFTP、およびAS4 がありますが、他の通信プロトコルを採用している業界もあります。

変換 / 検証

パートナーがEDI-X12 またはEDIFACT 形式でメッセージを交換する場合、その形式の変換と検証の両方を実行するには、そのタイプの対応するコネクタが必要です。X12 およびEDIFACT コネクタは、ドキュメントマッピング、ドキュメント検証および機能確認の生成と追跡の管理(これらはEDI-X12 では997/999 ドキュメント、EDIFACT ではCONTRL ドキュメントとして知られています)のためにXML への変換を実行します。

データマッピング

パートナーで使用されているドキュメント標準がバックエンドビジネスロジックでネイティブにサポートされていない場合は、ドキュメントをバックエンドシステムで処理できる形式に変換するためにデータマッピングコネクタが必要です。XML Map コネクタは、データベースやERP ソリューションに統合する際に、XML マッピングのために一般的に使用されます。これにより、XMLがバックエンドデータテーブルのドキュメントスキーマに対応するように再構築されます。 また、CSV Map コネクタ を使用して、ポジションベースのフラットファイル、CSV、PSV、TSV などの構造化データ形式を使用することもできます。

追加のデータマッピングコネクタには、PDF またはExcel スプレッドシートとしてデータをレンダリングするために使用されるPDF およびExcel コネクタが含まれます。これらは、交換頻度が少なく、ユーザーフレンドリーな形式でマニュアルレビューが必要なドキュメントに役立ちます。

統合

最後に、データをバックエンドデータベースやERP システムに直接統合するには、ドキュメントをデータソースに挿入するための統合コネクタが必要です。Arc は、幅広いデータベース形式、会計およびERP ソリューションをサポートしており、新しいシステムの普及に伴って開発が続けられています。