用語集
Version 24.2.9039
用語集
Version 24.2.9039
次のテーブルでは、製品ドキュメントで使用されている用語を解説します。
用語 | 定義 |
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管理API | 管理API はArc に組み込まれたREST API で、Arc の管理、モニタリング、ジョブ起動をリモート環境や自動化プロセスを通じて行えるものです。CData Arc 管理コンソール(Web UI)内で実行可能なすべての操作は、単一または一連の管理API を呼び出すことで実現できます。 |
アクセスログ | アクセスログは、Arc にアクセスされたすべてのWeb リクエストを記録します。これは、パートナーがWeb サーバーにAS2 またはAS4 リクエストを送信するときの接続の問題のトラブルシューティングに役立ちます。アクセスログは、Arc の[ステータス]ページで表示できます。 |
アプリケーションディレクトリ | アプリケーションディレクトリは、Arc のコンフィギュレーションファイル、証明書ファイル、ローデータファイル、およびログファイルを保存するフォルダです。 Windows インストールでは、C:\ProgramData\CData\Arc\ です。すべてのプロファイル 設定およびデフォルトのワークスペース で設定されたコネクタの設定は、アプリケーションディレクトリのサブフォルダに保持されます。デフォルトのワークスペース 内の各コネクタには、data ディレクトリ内にコネクタId と同じ名前の専用のサブフォルダがあります。各コネクタのインプットフォルダ およびアウトプットフォルダ はこのディレクトリツリー内に保持されます。非デフォルトのワークスペース で設定されたコネクタは、デフォルトのワークスペースと同様のスキームでワークスペースディレクトリ 内に保持されます。 |
アプリケーションログ | アプリケーションログには、アプリケーションリソースのアプリケーションレベルのエラーおよび呼び出しが格納されます。アプリケーションログは、Arc の[ステータス]ページで表示でき、右上にある[ログファイルをダウンロード]ボタンを使用してログをエクスポートできます。特定のトランザクション中のエラーに関するより具体的な情報は、[トランザクションログ]にあります。 |
ArcScript | ArcScript はXML ベースの言語で、専用のScript コネクタ、他のコネクタのイベント、およびXML Map コネクタのデータマッピング/変換ステップでカスタム処理ロジックを記述するために使用できます。 |
コネクタ | コネクタはデータ処理のロジカルフローを作成するためのビルディングブロックです。各コネクタは、データファイルで単一の操作を実行します:ネットワーク経由でリモートシステム/ホストへのファイル送信、ネットワーク経由でのファイル受信またはダウンロード、ローカル(バス内)でのファイル変換、または[フロー]内でのファイルの別コネクタへのルーティング(これらの各操作はトランザクション と呼ばれます)。各コネクタには、ファイルが処理/送信されるインプットフォルダ と、ファイルが受信/書き込まれるアウトプットフォルダがあります。 |
組み込みWeb サーバー | Arc は任意のWeb サーバー上でホストできますが、アプリケーションには組み込みのWeb サーバーがバンドルされており、インストール後すぐに起動します。Arc の.exe ファイルまたは.jar ファイルを実行すると、組み込みWeb サーバーが起動します。外部サーバー(IIS、Tomcat、Jetty など)でアプリケーションをホストする場合、組み込みWeb サーバーは使用しないでください。 |
ESB | エンタープライズサービスバス(ESB)は、多くのシステム(データベース、ビジネスアプリケーション、ファイル転送システム)が互いに通信することを可能にするプラットフォームです。Arc は、データを処理するアプリケーション・ツールを連携・統合するシンプルなモジュラー型ソリューションです。 |
イベント | イベントは、メッセージが処理を実行したとき (例: ファイルの送信および受信)に、トリガーされます。イベントは、トリガー発生時にカスタムロジックを実施するためのArcScript を起動します。 |
フロー | フローは接続された一連のコネクタ群です。コネクタ間の接続は、フローデザイナーで青色のフロー矢印で表示されます。ファイルは1つのコネクタのアウトプットフォルダ から次のコネクタのインプットフォルダ へ自動的に渡されます。これにより、データ処理のロジカルチェーンが作成されます。同じキャンバスで複数のフローを作成することも、別々のワークスペースに分割することもできます。 |
フローデザイナー | Arc のフロー ページは、フロー を作成するキャンバスであるビジュアルフローデザイナーを表示します。左側のツールボックスからキャンバスにコネクタをドラッグして、フローを作成します。キャンバス内でコネクタをクリックして設定を行い、コネクタ右側の青いドットをドラッグして他のコネクタの左側につなげることで、コネクタ同士をつなぎます。 |
インプットフォルダ | すべてのコネクタには’Send’ と呼ばれるインプットフォルダがあり、そこからファイルが処理されます。フロー内でコネクタを接続すると、コネクタのアウトプットフォルダ から次のコネクタのインプットフォルダに自動的にファイルが送られます。ファイルを直接Send フォルダに入れることで同じことが実現できます。コネクタのインプットフォルダはコネクタごとのフォルダに格納されます。それらはデータディレクトリ のサブフォルダとなっています。 |
インプットマッピング | Database コネクタ(およびMySQL、SQL Server、CData などのコネクタ)は、バックエンドシステムにデータを挿入するためにインプットマッピングを使います。各インプットマッピングは、データベース/アプリケーション内の単一のテーブル/ビュー(もしくは仮想テーブル/ビュー)を指定します。インプットマッピングは、テーブル内のどのカラムにデータを挿入するかを決定し、UPSERT(カラムの値によってINSERT もしくはUPDATE を行う) やLOOKUP クエリ(テーブルへの挿入前に値をフェッチする)、および外部キーリレーションにより関連する複数のテーブルへの同時挿入などの高度な挿入ロジックをサポートします。インプットマッピングは、XML でモデル化されており、データベースライクなコネクタにより処理/送信される前にデータはXML に変換されます。 |
インストールディレクトリ | Arc 実行可能ファイルを含むフォルダです。Windows 版Arc では、このディレクトリにwww とwww_services フォルダも含まれています。Java 版には、Uninstaller とwebapp フォルダが含まれます。 |
マッピング | Arc には複数のマッピングがあります:インプットマッピング、アウトプットマッピング、およびXML マッピングです。通常、’マッピング’は、Arc がバス内でデータ変換を扱う方法であるXML マッピングを指します。多くのコネクタはファイルをXML に変換、もしくはその逆をすることができ、パワフルなXML Map コネクタがあるコネクタのXML 構造を別のコネクタのXML 構造に変換します。これらのコネクタをつなげることで、XML を中間データ形式として、任意のデータ形式間を連携することができます。 |
メッセージ | Arc は、ローデータファイルを処理し、またファイルがアプリケーションでどのように処理されたかについての情報を含むメタデータ(ヘッダー)も保持します。ローデータファイル(ペイロード)とメタデータヘッダーを合わせたものをメッセージと呼びます。メッセージヘッダーは、[トランザクションログ]の任意のトランザクションエントリのファイル名をクリックする、または特定のコネクタの[インプット/アウトプット]タブをクリックすることで参照することができます。 |
MFT | MFT はManaged File Transfer(マネージドファイル転送)の略で、パートナーに標準プロトコルを用いてデータを受送信するものです。標準的なファイル転送プロトコルは、AS2、AS4、OFTP、FTP、およびSFTP です。Arc は、フロー のエントリポイントもしくはエグジットポイントとなる多くのMFT コネクタを持っています。 |
アウトプットフォルダ | すべてのコネクタは、’Receive’ と呼ばれるアウトプットフォルダを持ち、アウトプットファイルがここに書き込まれます。フロー でコネクタを接続すると、ファイルは自動的に最初のコネクタのアウトプットフォルダから次のコネクタのインプットフォルダに渡されます。コネクタからアウトプットされたファイルは、ディレクトリのReceive フォルダで直接参照することも、コネクタのアウトプットタブでも見ることができます。コネクタのアウトプットフォルダはコネクタごとのフォルダに格納されます。それらはデータディレクトリ のサブフォルダとなっています。 |
アウトプットマッピング | Database コネクタ(およびMySQL、SQL Server、CData などのコネクタ)は、バックエンドシステムからデータを取得するためにアウトプットマッピングを使います。各アウトプットマッピングは、データベース/アプリケーション内の単一のテーブル/ビュー(もしくは仮想テーブル/ビュー)を指定します。アウトプットマッピングは、テーブル内のどのカラムを取得するかを決定し、WHERE 句(ルール)、複数テーブルからのデータ取得、および新たに作成もしくは変更されたレコードだけをフェッチする機能をサポートします。アウトプットマッピングはXML にモデル化され、データベースライクなコネクタから返されるデータはXML ファイルにフォーマットされます。 |
NodeID | NodeID は、マシン名(もしくはJava のホスト名)の一方向ハッシュで、ライセンス用に使用されます。スタンダードライセンス(クラウドライセンスを除く)は、単一のNodeID に紐付けられます。NodeID 値は、ライセンスファイル(arc.lic)に含まれ、Arc はそこにアクセスし、ライセンスステータスを確認します。 |
プロファイル | プロファイル ページはArc 全体で使用されるグローバル設定を定義します。AS2、AS4、およびOFTP のようなファイル転送プロトコルは、ファイルの送信と受信にローカルプロファイル設定を必要とします。プロファイルは、管理API を使用することが許可されたユーザーのリスト、およびアプリケーションで発生したエラーのグローバル警告などのセキュリティ設定を含みます。 |
受信 | 受信は、アウトプットファイル(メッセージ)を生成するときにコネクタによって実行されるアクションです。AS2、FTP、およびSFTP などのネットワークコネクタでは、受信は受動的に受け取ったファイル(AS2 など)、もしくはネットワーク越しに能動的にダウンロードされたファイル(SFTP など)を意味します。X12、EDIFACT、CSV、およびXML Map などのローカル変換コネクタでは、受信はローカルインプットファイルの処理(変更/変換)後にアウトプットファイルを書くことを意味します。 |
受信オートメーション | コネクタの中にはアウトプットファイルの生成をスケジュールすることができるものがあります(例:リモートサーバーをポーリングして、ファイルをダウンロード、もしくは指定された間隔でアウトプット処理を実行する)。有効化した場合、受信間隔を設定して、コネクタが受信を行う間隔を設定する必要があります。受信間隔はX 分ごと、X 時間ごと、時間指定の日次、曜日指定の週次、もしくは最小粒度でのスケジュールが可能なcron 書式での設定が可能です。 |
受信フォルダ | コネクタのアウトプットフォルダ の名前。詳しくは、アウトプットフォルダ を参照してください。 |
送信 | 送信は受信ファイルを処理するときにコネクタによって実行されるアクションです。AS2、FTP、およびSFTP などのネットワークコネクタでは、送信はファイルをリモートシステムもしくはホストに送信もしくはアップロードすることを意味します。X12、EDIFACT、CSV、およびXML Map などのローカルコネクタでは、送信はバス内でファイルを変換もしくは変更する処理を意味します。 |
送信オートメーション | コネクタは送信オートメーション設定をサポートしており、インプットファイルをいつどのように処理/送信するかを決定します。有効化した場合、コネクタのインプットフォルダに入れられたファイルは自動的に外に送られ処理されます。ネットワークコネクタの中には、失敗した送信トランスミッションをArc がエラーを出す前に再度試行する、再試行設定をサポートするものがあります。これにより、ネットワークの一時的な問題に対し失敗として処理を止めることを防ぎます。 |
送信フォルダ | コネクタのインプットフォルダ の名前。詳しくは、インプットフォルダ を参照してください。 |
トランザクション | トランザクションとは、コネクタがファイルを送信、受信、または処理することです。ローカル変換コネクタでは、トランザクションは送信および受信を含み、コネクタはオリジナルのインプットファイルを送信し、変更・変換されたアウトプットファイルを受信します。ネットワークコネクタでは、トランザクションは通常単一の送信(ネットワーク越しのファイルの送信/アップロード)もしくは単一の受信(ネットワーク越しの単一のファイルの受信もしくはダウンロード)です。 |
トランザクションログ | トランザクションログには、Arc によって処理された各トランザクション に関するメタデータが格納されます。トランザクションログは、ステータスページでトランザクションログのファイル名をクリックすることで確認でき、処理されたメッセージ のメタデータを表示し、トランザクション 中に生成されたローデータファイル、もしくはすべてのログファイルのダウンロードを許可します。 |
ビュー | フローデザイナー は、キャンバス操作中のビューとして、特定の状態(各種設定およびズームレベル)を保存することができます。保存されたビューをクリックすることで、ビューが保存されたときと同じ状態が表示されます。ビューの保存は、同じキャンバス内に多くのコネクタが存在する場合に別のフロー設定に移動する際に役立ちます。 |
ワークスペース | ワークスペースは、社内の目的でプロセスを分割して管理することを可能にします。例えば、Walmart の自動取引プロセスに必要なコネクタをTarget の自動取引プロセスに必要なコネクタとは別に、新しいワークスペースに分割できます。 |
ワークスペースディレクトリ | アプリケーションディレクトリ内にある、Arc の非デフォルトのワークスペースのコンフィギュレーションファイル、ローデータファイル、およびログファイルを保持するフォルダです。 |