MySQL
Version 24.2.9064
Version 24.2.9064
MySQL
CData Sync アプリケーションからMySQL コネクタを使用して、MySQL からデータを取得してサポートされている任意の同期先に移動できます。これを行うには、コネクタを追加し、コネクタへの認証を行い、接続を完了する必要があります。
MySQL コネクタを追加
Sync でMySQL のデータを使用できるようにするには、まず以下の手順でコネクタを追加する必要があります。
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Sync のダッシュボードから接続ページを開きます。
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接続を追加をクリックしてコネクタを選択ページを開きます。
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データソースタブをクリックしてMySQL 行に移動します。
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行末にある接続を設定アイコンをクリックして、新しい接続ページを開きます。接続を設定アイコンが利用できない場合は、コネクタをダウンロードアイコンをクリックしてMySQL コネクタをインストールします。新規コネクタのインストールについて詳しくは、接続を参照してください。
MySQL への認証
コネクタを追加したら、必須プロパティを設定する必要があります。
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接続名 - 任意の接続名を入力します。
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Server - MySQL データベースをホストしているサーバーのホスト名またはIP アドレスを入力します。同じマシンからデータベースに接続するには、Server の値としてlocalhost を入力します。
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Port - MySQL データベースをホストしているサーバーのポート番号を入力します。デフォルトのポート値は3306です。
CData Sync は、いくつかの方法でMySQL への認証をサポートしています。以下から認証方法を選択し、認証の詳細を含む該当セクションに進みます。
Password
ユーザー資格情報で接続するには、次のプロパティを設定します。
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Auth Scheme:Password を選択。
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User:MySQL アカウントへの認証に使用するユーザー名を入力。
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Password:MySQL アカウントへの認証に使用するパスワードを入力。
NTLM
NTLM ユーザー資格情報で接続するには、次のプロパティを指定します。
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Auth Scheme - NTLM を選択。
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Domain - Microsoft Windows(NTLM)セキュリティログイン用のドメイン名を入力。
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NTLM Version - NTLM バージョンを選択。デフォルトバージョンは、1です。
Azure Active Directory
Azure Active Directory 資格情報で接続するには、次のプロパティを指定します。
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Auth Scheme - AzureAD を選択。
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User - MySQL アカウントへの認証に使用するユーザー名を入力。
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Azure Tenant - 接続するMicrosoft Online テナントを入力。テナントを指定しない場合には、CData Sync はディフォルトのテナントを使用します。
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OAuth Client Id - OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録した際に割り当てられたクライアントId を入力。
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OAuth Client Secret - OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録した際に割り当てられたクライアントシークレットを入力。
AzurePassword
Azure パスワードで接続するには、以下を指定します。
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Auth Scheme - AzurePassword を選択。
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User - Azure への認証に使用するユーザー名を入力。
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Password - Azure への認証に使用するパスワードを入力。
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Azure Tenant - OAuth およびクライアントアプリケーションが作成されたAzure テナントのId を入力。このId は、いずれかのアプリケーションの概要ページのディレクトリ (テナント) ID で確認できます。
Azure マネージドサービスID
Azure マネージドサービスID 資格情報で接続するには、次のプロパティを指定します。
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Auth Scheme - AzureMSI を選択。
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Azure Tenant - ディレクトリ(テナント)Id を入力。このId は、Azure 上のMySQL への認証に使用するOAuth アプリケーションのOverview ページで入手できます。
AWS IAM ロール
IAM ユーザー資格情報で接続するには、次のプロパティを指定します。
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Auth Scheme - AwsIAMRoles を選択。
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AWS Access Key - Amazon Web Services(AWS)アカウントのアクセスキーを入力。この値は、AWS セキュリティ認証情報ページで入手できます。
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AWS Secret - Amazon Web Services(AWS)アカウントのシークレットを入力。この値は、AWS セキュリティ認証情報ページで入手できます。
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AWS Role Arn - 認証時に使用したいロールのAmazon リソースネームを入力。
AWS EC2 Roles
EC2 インスタンスでCData Sync を実行すると、CData Sync はインスタンスに割り当てられたIAM ロールを使用して認証できます。そのロールを使用するには、Auth Scheme でAwsEC2Roles を選択します。追加のプロパティは必要ありません。
LDAP
LDAP 資格情報で接続するには、次のプロパティを指定します。
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Auth Scheme - LDAP を選択。
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User - MySQL アカウントへの認証に使用するユーザー名を入力。
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Password - MySQL アカウントへの認証に使用するパスワードを入力。
接続を完了する
接続を完了するには:
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以下のプロパティを指定します。
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Database(オプション)- MySQL Server に接続する際に接続するデフォルトのデータベースを入力。
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Use SSL(オプション)- Secure Sockets Layer(SSL)プロトコルを使用するかどうかを指定。デフォルト値はFalse です。
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高度な設定タブで接続の高度な設定を定義します。(ただし、ほとんどの場合これらの設定は必要ありません。)
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MySQL への接続 をクリックしてMySQL アカウントに接続します。
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作成およびテストをクリックして接続を作成します。
バイナリログの有効化(変更データキャプチャ用)
MySQL データベースでは、変更データキャプチャ(CDC)が自動的に有効になります。ただし、MySQL レプリケーションのバイナリログを有効にする必要があります。バイナリログはトランザクションの更新を記録するため、レプリケーションツールで変更を生成できます。バイナリログを有効にするには、次の前提条件が必要です。
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MySQL サーバー
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適切なMySQL ユーザー権限
バイナリログの有効化
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MySQL プロンプトから次のステートメントを送信して、バイナリログが有効になっているかどうかを確認します。
SHOW VARIABLES LIKE 'log_bin';
オプションが有効になっていない場合(
OFF
メッセージが表示された場合)は、MySQL サーバーのコンフィギュレーションファイルで次のオプションを設定します。server-id = 223344 log_bin = mysql-bin binlog_format = ROW binlog_row_image = FULL expire_logs_days = 10
これらのオプションの説明は、MySQL binlog 設定プロパティをご覧ください。
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このステートメントを再送信してバイナリログが有効になっていることを確認します。
SHOW VARIABLES LIKE 'log_bin';
MySQL バイナリログ設定プロパティ
このセクションでは、ステップ1で使用したオプションの値について説明します。
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server-id
- この値は、MySQL クラスター内の各サーバーおよび各レプリケーションクライアントの一意のId です。 -
log_bin
- このオプションの値は、一連のbinlog ファイルのベース名です。 -
binlog_format
- このオプションのフォーマット値は、ROW
またはrow
のいずれかに設定する必要があります。 -
binlog_row_image
- このオプションの値はFULL
またはfull
に設定する必要があります。 -
expire_logs_days
- この値は、binlog ファイルが自動的に削除されるまでの日数です。デフォルト値は0
で、自動削除が行われないことを意味します。お使いの環境のニーズに合わせて値を設定してください。
詳細情報
CData Sync とMySQL の連携について、詳しくはMySQL Connector for CData Sync を参照してください。