ファイル操作

Version 24.2.9064


ファイル操作


ファイルオペレーションでは、標準的なファイルの入出力を実行できます。これらのオペレーションは、ディレクトリ間のファイル移動、ジョブ結果のログへの記録など、多くのことに使用できます。

以下の例は、post-job イベントでfileWrite オペレーションを使用して、ログファイルに新しい行を書き込みます。

<api:info title="After Run" desc="このイベントはジョブを実行した後に発生します。">
  <input name="JobName"         required="true" desc="実行されたジョブの名前。" />
  <input name="Source"          required="true" desc="データソース接続の名前。" />
  <input name="Destination"     required="true" desc="同期先接続の名前。" />
  <input name="JobStatus"       required="true" desc="完了した実行のステータス。"/>
  <input name="Query#"          required="true" desc="実行された各クエリを含む配列。" />
  <input name="QueryStatus#"    required="true" desc="実行された各クエリのステータスを含む配列。" />
</api:info>

<api:set attr="file.file"  value="C://mylog.log"/> 
<api:set attr="file.data"  value="[null | now()]: The Job [_input.jobname] completed with a status of [_input.jobstatus]"/>
<api:set attr="file.mode"  value="truncate"/>

<api:call op="fileWrite" in="file"/>

オペレーション

fileCopy

指定されたパスにファイルまたはディレクトリをコピーします。

インプット属性(必須) 説明
source コピーするファイル名。
destination コピー後のファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true およびfalse が使用可能です。デフォルト値はtrue です。
mask コピーするエントリを選択する際に使われるパターン。デフォルト値は* です。
recurse 再帰的にファイル、およびディレクトリをコピー。このケースでは、コピー先はディレクトリととらえられます。false およびtrue が使用可能です。デフォルト値はfalse です。
アウトプット属性 説明
file:source データソースファイルのフルパス。
file:destination コピー先ファイルのフルパス。

fileCreate

テキストファイルを作成し、オプションでファイルに書き込みます。

インプット属性(必須) 説明
file 作成されるファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true およびfalse が使用可能です。デフォルト値はtrue です。
data ファイルに書き込まれるデータ。
mode 書き込みのモード。truncate およびappend が使用可能です。デフォルト値はtruncate です。
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値はUTF-8 です。
アウトプット属性 説明
file:file 作成されたファイルのフルパス。
file:cdate ファイルの作成日。

fileDelete

ファイルまたはディレクトリを削除します。

インプット属性(必須) 説明
file 削除されるファイルまたはディレクトリの名前。
アウトプット属性 説明
file:file 削除されたファイルまたはディレクトリの名前。

fileListDir

指定されたパスにあるファイルおよびディレクトリをリストします。

インプット属性(必須) 説明
path リストされているディレクトリおよびファイルのパス。デフォルト値は. です。
インプット属性(オプション) 説明
mask 結果エントリのフィルタリングに使われるパターン。デフォルト値は* です。
recurse 再帰的にエントリをリスト。false およびtrue が使用可能です。デフォルト値はfalse です。
fileordir ファイルおよびディレクトリのみをリスト。allfiles、およびdirs が使用可能です。デフォルト値はall です。
アウトプット属性 説明
file:fullname 現在のエントリのファイルまたはディレクトリのフルパス。
file:name 現在のエントリのファイルまたはディレクトリの名前。
file:mtime 現在のエントリのファイルまたはディレクトリが書き込まれる時間。
file:ctime 現在のエントリのファイルまたはディレクトリが作成される時間。
file:atime 現在のエントリのファイルまたはディレクトリが読み出された、または書き込まれる時間。
file:attributes 現在のエントリのファイルまたはディレクトリの属性のリスト。
file:extension エントリの拡張子。
file:size ファイルのサイズ(バイト)。
file:isdir エントリがファイルかディレクトリか。

fileMakeDir

パスで指定されたディレクトリを作成します。

インプット属性(必須) 説明
path 作成されるディレクトリのパス。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true およびfalse が使用可能です。デフォルト値はtrue です。
アウトプット属性 説明
file:path 作成されたディレクトリ。
file:cdate ディレクトリの作成日。

fileMove

指定されたパスにファイルまたはディレクトリを移動します。

インプット属性(必須) 説明
source 移動されるデータソースのパス。
destination 移動する先。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true およびfalse が使用可能です。デフォルト値はtrue です。
アウトプット属性 説明
file:source データソースファイルのフルパス。
file:destination 同期先ファイルのフルパス。

fileRead

テキストファイルを読み出し、データを排出します。

インプット属性(必須) 説明
file 読み出すファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値はUTF-8 です。
アウトプット属性 説明
file:data ファイルデータ。

fileReadLine

テキストファイルを読み出し、次の行を排出します。

インプット属性(必須) 説明
file 読み出すファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
separator ファイルのセパレータ。デフォルト値は’改行文字’ です。
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値はUTF-8 です。
アウトプット属性 説明
file:line ファイルの行番号。
file:data ファイルデータ。

fileWrite

エンコードされたデータをファイルに書き込みます。

インプット属性(必須) 説明
file 読み出すファイル名。
data ファイルに書き込まれるデータ。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true およびfalse が使用可能です。デフォルト値はtrue です。
mode 書き込みのモード。truncate およびappend が使用可能です。デフォルト値はtruncate です。
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値はUTF-8 です。
アウトプット属性 説明
file:file 書き込まれるファイルのフルパス。
file:cdate ファイルの変更日。