ファイル操作

Version 22.0.8483


ファイル操作


ファイルオペレーションでは、標準的なファイルの入出力を実行できます。これらのオペレーションは、ディレクトリ間のファイル移動、ジョブ結果のログへの記録など、多くのことに使用できます。

以下の例は、Post Job イベントでfileWrite オペレーションを使用して、ログファイルに新しい行を書き込みます。

<api:info title="After Run" desc="このイベントはジョブを実行した後に発生します。">
  <input name="JobName"         required="true" desc="実行されたジョブの名前。" />
  <input name="Source"          required="true" desc="ソース接続の名前。" />
  <input name="Destination"     required="true" desc="同期先接続の名前。" />
  <input name="JobStatus"       required="true" desc="完了した実行のステータス。"/>
  <input name="Query#"          required="true" desc="実行された各クエリを含む配列。" />
  <input name="QueryStatus#"    required="true" desc="実行された各クエリのステータスを含む配列。" />
</api:info>

<api:set attr="file.file"  value="C://mylog.log"/> 
<api:set attr="file.data"  value="[null | now()]: The Job [_input.jobname] completed with a status of [_input.jobstatus]"/>
<api:set attr="file.mode"  value="truncate"/>

<api:call op="fileWrite" in="file"/>

オペレーション

fileCopy

指定されたパスにファイルやディレクトリをコピーします。

インプット属性(必須) 説明
source コピーするファイル名。
destination コピー後のファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true またはfalse が使用可能です。デフォルト値は’true’ です。
mask コピーするエントリーを選択する際に使われるパターン。デフォルト値は’*’ です。
recurse 再帰的にファイル、およびディレクトリをコピー。このケースでは、コピー先はディレクトリととらえられます。false またはtrue が使用可能です。デフォルト値は’false’ です。
アウトプット属性 説明
file:source ソースファイルのフルパス。
file:destination コピー先ファイルのフルパス。

fileCreate

テキストファイルを作成し、オプションでファイルに書き込みます。

インプット属性(必須) 説明
file 作成されるファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true またはfalse が使用可能です。デフォルト値は’true’ です。
data ファイルに書き込まれるデータ。
mode 書き込みのモード。truncate またはappend が使用可能です。デフォルト値は’truncate’ です。
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値は’UTF-8’ です。
アウトプット属性 説明
file:file 作成されたファイルのフルパス。
file:cdate ファイルの作成日。

fileDelete

ファイルやディレクトリを削除します。

インプット属性(必須) 説明
file 削除されるファイルまたはディレクトリの名前。
アウトプット属性 説明
file:file 削除されたファイルまたはディレクトリの名前。

fileListDir

指定されたパスにあるファイルおよびディレクトリをリストします。

インプット属性(必須) 説明
path リストされているディレクトリおよびファイルのパス。デフォルト値は’.’ です。
インプット属性(オプション) 説明
mask 結果エントリーのフィルタリングに使われるパターン。デフォルト値は’*’ です。
recurse 再帰的にエントリーをリスト。false またはtrue が使用可能です。デフォルト値は’false’ です。
fileordir ファイルおよびディレクトリのみをリスト。all、files、またはdirs が使用可能です。デフォルト値は’all’ です。
アウトプット属性 説明
file:fullname 現在のエントリーのファイルまたはディレクトリのフルパス。
file:name 現在のエントリーのファイルまたはディレクトリの名前。
file:mtime 現在のエントリーのファイルまたはディレクトリが書き込まれた時間。
file:ctime 現在のエントリーのファイルまたはディレクトリが作成された時間。
file:atime 現在のエントリーのファイルまたはディレクトリが読み出された、または書き込まれた時間。
file:attributes 現在のエントリーのファイルまたはディレクトリの属性のリスト。
file:extension エントリーの拡張子。
file:size ファイルのサイズ(バイト)。
file:isdir エントリーがファイルかディレクトリか。

fileMakeDir

パスで指定されたディレクトリを作成します。

インプット属性(必須) 説明
path 作成されるディレクトリのパス。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true またはfalse が使用可能です。デフォルト値は’true’ です。
アウトプット属性 説明
file:path 作成されたディレクトリ。
file:cdate ディレクトリの作成日。

fileMove

指定されたパスにファイルやディレクトリを移動します。

インプット属性(必須) 説明
source 移動されるソースのパス。
destination 移動する先。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true またはfalse が使用可能です。デフォルト値は’true’ です。
アウトプット属性 説明
file:source ソースファイルのフルパス。
file:destination 同期先ファイルのフルパス。

fileRead

テキストファイルを読み、データを排出します。

インプット属性(必須) 説明
file 読み出すファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値は’UTF-8’ です。
アウトプット属性 説明
file:data ファイルデータ。

fileReadLine

テキストファイルを読み、次の行を排出します。

インプット属性(必須) 説明
file 読み出すファイル名。
インプット属性(オプション) 説明
separator ファイルのセパレータ。デフォルト値は’newline character’ です。
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値は’UTF-8’ です。
アウトプット属性 説明
file:line ファイルの行番号。
file:data ファイルデータ。

fileWrite

テキストファイルを読み、データを排出します。

インプット属性(必須) 説明
file 読み出すファイル名。
data ファイルに書き込まれるデータ。
インプット属性(オプション) 説明
force force がtrue に設定されている場合、オペレーションは欠けているディレクトリを作成します。true またはfalse が使用可能です。デフォルト値は’true’ です。
mode 書き込みのモード。truncate またはappend が使用可能です。デフォルト値は’truncate’ です。
encoding ファイルのエンコーディング。デフォルト値は’UTF-8’ です。
アウトプット属性 説明
file:file 書き込まれるファイルのフルパス。
file:cdate ファイルの変更日。