AWS AMI 版
Version 22.0.8483
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AWS AMI 版
CData Sync Amazon マシンイメージ(AMI)は、CData Sync があらかじめ設定されたLinux ベースのインスタンスで、追加の設定はほとんど必要なくすぐに利用できます。これはAmazon Web Services Marketplace でCData Sync を検索して入手可能です。
CData Sync インスタンスを起動
- 右上のContinue to Subscribe をクリックしてAmazon マシンイメージ(AMI)をサブスクライブします。次に、利用規約に同意します。サブスクライブすると、CData Sync の新しいインスタンスを設定できます。
- 次のようにインスタンスを設定します。
- インスタンスの種類を選択します。詳しくは、CData Sync ラインセンス体系 を参照してください。
- セキュリティグループを設定します。CData Sync はデフォルトのHTTPS ポート(443)で動作します。CData Sync にアクセスするIP アドレスがこのポートに接続できることを確認してください。
- 新しいキーペアを作成するか、既存のものを選択します。必ずPEM ファイルを保存してください。PEM ファイルは、後にSSH(secure shell)を介してAMI にアクセスする際に使用します。
- Launch をクリックしてEC2 インスタンスを作成し、CData Sync を起動します。
CData Sync へブラウザからアクセス
CData Sync インスタンスを起動すると、Amazon EC2 管理コンソールにリストされます。ブラウザから以下のURL でCData Sync にアクセスできます。
https://InstancePublicDNS
次のクレデンシャルを使用してログインします。
- ユーザー:デフォルトのユーザー名はadmin です。
- パスワード:パスワードは、インスタンスのランダムに生成されたインスタンスId に接頭辞Sync22: を付けたものです。例えば、インスタンスId がi-1234a の場合、Sync にアクセスするための初期パスワードはSync22:i-1234a になります。ログイン後、ブラウザの右上からadmin ユーザーのパスワードを変更できます。
これで、接続を作成 セクションを参考に接続を作成し、ジョブを管理することができます。
AMI の管理
CData Sync AMI は、追加設定なしで動作します。次のセクションでは、CData Sync の管理タスクに関するAMI 固有の情報を提供します。
Secure Shell(SSH)からインスタンスに接続する
サービスの高度な設定をする際に、EC2 インスタンスへのSSH 接続が役立ちます。CData Sync AMI は標準のUbuntu 16 仮想マシン(VM)上に構築されており、メインユーザーはubuntu です。インスタンス起動時に選択したキーペアを使用して、以下に示すようにSSH を介して接続できます。
ssh -i MyKeyPair.pem ubuntu@InstancePublicDNS
CData Sync サービスを制御
CData Sync は、AMI デプロイメントで(インプロセスで実行されるのではなく)systemd サービスとして実行されます。サービス定義ファイルは次の場所にあります。
etc/systemd/system/sync.service
Sync の停止、起動、および再起動には次のsystemd コマンドを使用します。
sudo systemctl restart sync
sudo systemctl stop sync
sudo systemctl start sync
Note:Sync アプリケーションに変更を加える前に、まずサービスを停止する必要があります。
インストールディレクトリ
すべてのSync の設定とアプリケーションデータは、アプリケーションディレクトリに存在します。デフォルトのアプリケーションディレクトリは次のとおりです。
/opt/sync
アプリケーションディレクトリを設定で説明するように、sync.properties ファイルでアプリケーションディレクトリのパスを設定できます。
db フォルダ
db
フォルダは、デフォルトのDerby データベースのデータベースファイルを含みます。アプリケーションデータベースで説明するように、外部データベースを利用してもアプリケーションデータベースを設定できることに留意してください。
libs フォルダ
libs
フォルダは、アプリケーションが外部リソースを読み込む場所であり、外部ドライバをー必要とするコネクタのドライバーのようなものです。このフォルダにjar ファイルを配置してSync を再起動すると、アプリケーションがこれらのリソースを読み込めるようになります。
アプリケーションディレクトリを設定
アプリケーションディレクトリの場所は、sync.jar ファイルの隣にあるsync.properties ファイルで設定できます。
アプリケーションディレクトリをデフォルト以外の場所に設定:
- sync.properties ファイル内で次のスニペットを探します。
cdata.app.directory =
-
次の例に示すように、アプリケーションディレクトリの新しい場所へのパスを追加します。
cdata.app.directory=/mnt/shared/sync
アプリケーションデータベース
デフォルトでは、Sync は接続、ジョブ、アプリケーション設定、および一般的なアプリケーションログにDerby データベースを使用します。このDerby データベースは、前のセクションで説明したように、アプリケーションディレクトリのdb
フォルダにあります。
Sync を設定してMySQL のような外部データベースを使用できます。アプリケーションディレクトリと同様に、sync.properties ファイルでアプリケーションデータベースを設定します。
アプリケーションデータベースの設定:
-
sync.properties ファイル内で次のスニペットを探します。
cdata.app.db=
2.次の例のように、接続文字列を使用したいターゲットデータベースに設定します。
cdata.app.db=jdbc:mysql:Server=MySQLServer;Port=3306;Database=mysql;User=User;Password=Password
-
Sync のサービスを再起動して、以上の手順の変更を有効にします。
ポートとSSL
デフォルトでは、Sync はポート8443でSSL 接続(HTTPS)をリッスンします。Sync は、アクセス許可の制限事項によりデフォルトのHTTPS ポート(443)にバインドできません。そのため、iptables のルールによりポート443からポート8443にトラフィックをリダイレクトします。標準的なHTTPS トラフィックであれば、Sync Web サーバーに到達するためにこれ以上のアクションは必要ありません。
Sync AMI には、SSL サーバーをホストする際に使用する自己署名証明書が含まれています。証明機関(CA)によって署名された証明書を使用してSSL サーバーをホストしなければならない場合は、直接CA に連絡して証明書を取得する必要があります。
HTTP 接続の有効化
プレーンテキスト / 非SSL ポート(例えば、HTTPS の代わりにHTTP)を追加するには、sync.properties ファイルを編集してプレーンテキストのリスナーを有効化する必要があります。アクセス許可の制限事項により、リスナーはポート80に直接バインドできません。そのためポート8181を確立しますが、次の手順でポート80からポート8181にトラフィックを転送するiptables ルールを確立する必要があります。
- 次のコマンドを実行してSync のサービスを停止します。
sudo systemctl stop sync
- sync.properties ファイル内でhttp.port のスニペットを探します。
cdata.http.port=
- ポートを8181に設定して変更を保存します。
- ポート80からポート8181にトラフィックを転送するための新しいiptables ルールを作成します。
iptables -t nat -I PREROUTING -p tcp --dport 80 -j REDIRECT --to-port 8181 /usr/libexec/iptables/iptables.init save
- Sync のサービスを再起動して以上の手順の変更を有効にします。
アップグレード
Sync をアップグレードするには、最新のSync AMI の新しいインスタンスを起動する必要があります。新しいインスタンスを起動する前に、古いインスタンスからデータをコピーして、新しいインスタンスでアプリケーションの設定が保持されるようにする必要があります。
Sync には、設定された接続やジョブをアプリケーション上で簡単にエクスポートおよびインポートできるマイグレーションツールが搭載されています。
マイグレーションツールの使用:
- 設定画面でマイグレーションタブに移動します。
- エクスポートをクリックして、すべての設定(接続、ジョブ、ユーザー、および履歴)をZIP ファイルにエクスポートします。
- 同じマイグレーションタブで、新しいインスタンスに設定をインポートします。
- インポートをクリックします。
- 手順2で作成したZIP ファイルを設定します。
新しいコネクタを追加
接続の手順に従ってUI から新しいコネクタを追加できます。ただし、次の手順に従ってインスタンスのコネクタを手動で更新、または追加しなければならない場合があります。
- SSH を使用してAMI に移動します。
- 次のコマンドを実行してJetty のサービスを停止します。
sudo systemctl stop sync
-
新しいコマンドプロンプトを開き、次の
scp
コマンドを使用してコネクタをインスタンスにコピーします。scp -i ./FolderPath/MyKeyPair.pem ./FolderPath/cdata.jdbc.ProviderName.jar ubuntu@InstancePublicDNS:/home/ubuntu/cdata.jdbc.ProviderName.jar
-
このコマンドを実行して、コネクタを
libs
フォルダにコピーします。sudo cp ./home/ubuntu/cdata.jdbc.ProviderName.jar /opt/sync/libs/cdata.jdbc.ProviderName.jar
- 次のコマンドを実行してSync のサービスを再起動します。
sudo systemctl start sync