Post-Job (ELT)

Version 23.4.8843


Post-Job (ELT)


ELT(Extract(抽出)、Load(ロード)、Transform(変換))は、変換などのデータの変更がロード処理後に行われるデータ抽出の手法です。現代のクラウドデータウェアハウスはストレージとスケーラビリティを備えているため、データすべてを移動して、その後変更を加えることができます。ELT 変換により、カラム名の変更、SQL 関数の適用によるデータ値の変更、および同期先カラムへのそれらのマッピングが可能になります。CData Sync データパイプライン内で直接計算される新しい値を追加することもできます。

ELT とETL の違い

これまで、ETL(Extra(抽出)、Transform(変換)、Load(ロード))がデータを移動、変換する上で最も人気のある手法でした。しかし、クラウドコンピューティングの隆盛とデータストレージの大幅な増大で、データ転送と変換の手法としては、ELT がETL の人気を徐々に上回りつつあります。

ELT とETL の主な違いは、手順を実行する順序です。ただし、ELT にはそれ以外の利点もあります。

  • パフォーマンス:現代のデータベースには膨大なストレージが備わっているため、ELT は変更を実装する前に更新されたデータをすべて移動することができます。データを事前に整形したり加工する必要がないので、これまでのETL の手法と比べて変換のスピードや効率が大幅に上昇します。

  • シンプルさ:大量のデータを移動する必要がある際には、ELT は変換処理をストリーム化してシンプルにします。

変換 ページ

変換ページを開くには、Sync アプリケーションのサイドナビゲーションバーの変換をクリックします。

このページから、次のタスクを実行できます。

  • 新しい変換の追加。

  • 設定済みの変換のリストを表示。

  • 変換の編集および削除。

  • 変換を実行。

2種類の変換を作成および実行できます。

  • SQL transformation

  • dbt Core transformation

これらの変換について詳しくは、SQL Transformation およびDBT Transformation を参照してください。