Windows 版
Version 23.0.8844
Version 23.0.8844
Windows 版
アプリケーションのWindows 版にはスタンドアロンの組み込みWeb サーバーが同梱されていますが、サーバーをIIS にホストすることもできます。このページでは、Windows でサーバーを設定および起動する方法について概要を説明します。
IIS を触った経験がない場合は、組み込みサーバーを使うことを推奨します。組み込みサーバーはインストール時に自動的に配布され、ログの設定、アプリケーションをサービスとして実行、SSL の有効化などのサーバーレベルの管理タスクのシンプルなインターフェースを提供します。
組み込みサーバーでのホスティング
このセクションでは、スタンドアロンの組み込みWeb サーバーの設定方法について示します。これには、TLS/SSL 接続のホスト の方法およびCloud Gateway の設定、リバースSSH トンネルについてを含みます。
アプリケーションの起動
API Server を実行する方法は2つあります。
-
Windows サービスを使用しないスタンドアロンアプリケーションとして。これが、インストール後に初めてAPI Server を起動する方法です。Windows サービスをインストールしたくない場合は、引き続きこの方法を使用できます。
-
Windows サービスとして。これには、サービス機能を有効にする必要があります。この方法により、API Server のインターフェースへのアクセスがより簡単かつ迅速になります。
スタンドアロンアプリケーション
Windows サービスを使用しないスタンドアロンアプリケーションとしてAPI Server を起動するには、次の手順に従います。
-
スタートメニューを開きStart API Server と入力します。表示されたら選択します。
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以下の方法のいずれかを使用して、アプリケーションのWeb インターフェースを起動します。
-
システムトレイのAPI Server アイコンをダブルクリックする。
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API Server アイコンを右クリックしてStart Applicationを選択する。
-
スタートメニューを開きLaunch API Server Admin Consoleを選択する。
-
ブラウザでアプリケーションがバインドするポートとアドレスを開く(デフォルトはlocalhost:8153)。
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Windows サービス
API Server Windows サービスを使用して、アプリケーションの起動やアクセスのプロセスを簡略化できます。
サービスの有効化
次の手順に従ってサービスを有効にします。
-
スタートメニューを開きStart API Server と入力します。表示されたら選択します。
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タスクバーのAPI Server のアイコンを右クリックし、サーバーオプションを選択します。
-
サービスタブで、Windows サービスとして実行を選択します。
-
変更を保存をクリックします。
Note:サービスを有効化する必要があるのは一回のみです。マシンを再起動した後も、手動で無効にしない限り、サービスは有効のままです。
アプリケーションの起動
サービスを有効にしたら、以下の方法のいずれかを使用してアプリケーションのWeb インターフェースを起動します。
-
スタートメニューを開きLaunch API Server Admin Consoleを選択する。
-
ブラウザでアプリケーションがバインドするポートとアドレスを開く(デフォルトはlocalhost:8153)。
サービスの管理
サービスを有効にしたら、次の手順に従って手動でサーバーを開始、停止、再開できます。
-
スタートメニューを開きservice と入力します。表示されたサービスアプリケーションを選択し、サービス管理コンソールを起動します。
-
CData APIServer というサービスまでスクロールダウンします。
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実行中の場合、ステータスカラムには実行中と表示されます。
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サービスを右クリックで、サービスを開始、停止、再開 するオプションにアクセスできます。
-
TLS/SSL 接続のホスティング(組み込みサーバー)
プレーンテキストでのサービスのほかに、TLS を要求することができます。このセクションでは、アプリケーションのWindows 版に同梱されているスタンドアロンサーバーで、TLS/SSL 接続をホストする方法を説明します。Java 版 にTLS/SSL を配布する方法は、アプリケーションをホストするJava Servlet のドキュメントを参照してください。
-
Windows システムトレイのアプリケーションのアイコンを右クリックして、サーバーオプションをクリックします。
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Web サーバータブで、TLS を有効化を選択し、TLS を扱うポートを選択します。
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TLS サーバー証明書ボックスの隣のボタンをクリックし、秘密鍵証明書を選択します。秘密鍵付き証明書は、ローカルコンピュータの証明書ストアにインストールする必要があります。もし、条件を満たす証明書がない場合には、新しい証明書の作成をクリックして、シンプルな証明書を作成してください。
変更を保存すると、サーバーが再起動し、TLS リクエストの処理が開始されます。
秘密証明書の管理
証明書選択ダイアログで使用可能な証明書を管理したい場合には、ローカルコンピュータの秘密証明書ストアにあります。Windows ストアに証明書を追加するには:
- 実行メニューから、mmc を入力してMicrosoft 管理コンソールを立ち上げます。
- ファイル -> スナップインの追加と削除をクリックします。
-
利用可能なスナップインテーブルから証明書を選択し追加をクリックします。
- コンピューターアカウント -> ローカルコンピューターを選択します。
- スナップインを追加したら、証明書(ローカルコンピューター) -> 個人 -> 証明書をクリックして、利用可能な証明書を表示します。秘密鍵が利用可能な証明書には、証明書アイコンの上に鍵のアイコンが表示されます。
- ローカルディスクからストアに証明書をインポートするには、アクション -> すべてのタスク -> インポートをクリックします。インポートウィザードを完了すると、証明書はアプリケーションの証明書選択ダイアログにて利用可能となります。
Cloud Gateway
API Server のCloud Gateway 機能は、ファイアウォールを変更することなしにアプリケーションをインターネットに公開する簡単な方法を提供します。公開アクセス可能なSSH サーバーが利用できる場合に限り、SSH リバーストンネルを利用して、公開アクセス可能なSSH サーバー上のポート経由でAPI Server にアクセスできます。
この機能を活用するには、システムトレイのアプリケーションアイコンを右クリックし、サーバーオプションをクリックします。下図で示されるようにCloud Gateway タブに進み、次の情報を入力します。
Host
はAPI Server の接続先のSSH サーバーを示します。Port
は、SSH ホストが接続をリッスンしているポートを示します。ほとんどのSSH サーバーは、デフォルト値のポート22でリッスンします。Authentication Type
は、使用する認証のタイプを示します。Password、Public Key、Multi-Factor、および_Keyboard Interactive_ がサポートされています。User
は、API Server がSSH サーバーへの認証に使用するユーザー名を示します。Password
は、使用されているAuthentication Type で必要な場合、認証に使用するパスワードを示します。Certificate
は、Public Key Authentication で、API Server がSSH サーバーへの認証に使用する証明書を示します。Server Fingerprint
は、SSH サーバーのSSH ホストキーフィンガープリントを示します。この値はread-only の情報です。Forwarding Port
は、公開されているSSH サーバーが、API Server に転送する接続をリッスンするポートを示します。
さらに、SSH サーバーの設定を変更して、ポート開放を許可する必要がある場合があります。デフォルトのSSH サーバー設定では、非ローカルホストアドレスへのポート開放を常に有効にするとは限りません。例えば、OpenSSH サーバーに接続する場合は、SSH サーバーコンフィギュレーションファイルで、GatewayPorts プロパティをyes またはclientspecified に設定する必要があります。
この情報を入力したら、接続テストをクリックしてSSH サーバーへの接続をテストし、提供された情報の正当性を確認します。成功した場合は、アプリケーションを再起動すると、SSH ホストのForwarding Port 経由でAPI Server にアクセスできるようになります。例えば、SSH サーバー_my.ssh.host_ が指定されていて、Forwarding Port で8401 を使用している場合、ブラウザにentering https://my.ssh.host:8401
と入力すると、通信はAPI Server が実行されているローカルマシンに転送されます。これは、ローカルマシンに直接アクセスすることはできないが公開アクセスが許可されているためです。
管理API(Admin API)の有効化
Admin API はデフォルトでは有効になっていません。手動で有効化する場合は、以下の手順で行います。
- インストール先ディレクトリ(デフォルトでは
C:\Program Files\CData\CData API Server
)にあるwww フォルダを開きます。 - web.config ファイルを任意のテキストエディタで開きます。
- アクセス権の変更:
- XML エレメント
/configuration/location path="admin.rsc"/
に移動します。 /system.web/authorization/deny users="*"/
のエレメントの値を/system.web/authorization/allow users= "*"/
に変更します。- これと同じ変更を
/configuration/location path="admin.rst"/
エレメントに対して行います。
- XML エレメント
- ファイルへの変更を保存します。
- API サーバーを再起動します。
API Server 管理API に、管理者ユーザーとしてエンドポイントadmin.rst(ドキュメント)や admin.rsc でアクセスできるようになりました。
Note:管理API は、API ユーザーであるadmin のみがアクセス可能です。その他のAPI ユーザーはアクセスを拒否されます。
通知の管理
通知を設定するには、管理コンソールで設定ページを開き、通知を選択します。API Server の通知をE メールにて受け取ることができます。また、Windows アプリケーションイベントログにエラーメッセージのログを記録できます。
E メール
SMTP outgoing メールサーバーへのコンフィギュレーションと認証を設定するには、メールのFrom、To、件名設定を指定し、SMTP サーバーの認証とセキュリティプロパティを設定します。
アプリケーションイベントログ
API Server は、システムのアプリケーションイベントログにエラーを書き込むことができます。Windows アプリケーション イベントログにエラーメッセージを記述を選択することで、この設定を有効にできます。
IIS での設定
これらの説明では、IIS およびWindows の複数のバージョンをカバーします。もし、このガイドを参照中に問題があった場合には、最後のセクションのトラブルシューティング を参照してください。もし、お客様のバージョンが本チュートリアルでカバーされていない場合には、弊社のサポートフォーム よりご連絡ください。
IIS 8、8.5、および10
新しいWeb アプリケーションの作成
Note: この例では、デフォルトWeb サイトを使用します。
Web サイトでアプリケーションをホストするには:
- IIS マネージャーで、接続パネルのサーバーのノードを展開します。
- サイトノードを展開し、Web サイトを右クリックして、アプリケーションの追加をクリックします。
- アプリケーションの追加ダイアログが表示されたら、以下の情報を入力します。
エイリアス | アプリケーション名、例えば”cdata”。 |
アプリケーションプール | アプリケーションに関連するアプリケーションプール。このチュートリアルでは、”DefaultAppPool” を使用します。 |
物理パス | アプリケーションがインストールされているディレクトリのwww ディレクトリパス。このディレクトリのデフォルトの位置は、C:\Program Files\CData\CData API Server\www です。 |
権限の設定
アプリケーションは、インストールディレクトリに位置する、www フォルダおよびデータフォルダにアクセスできる必要があります。アプリケーションに関連するアプリケーションプールへのアクセスの許可:
- フォルダを右クリックして、プロパティをクリックします。[セキュリティ]タブで編集 -> 追加をクリックします。
- 選択するオブジェクト名を入力してくださいボックスに、以下を入力します:IIS AppPool\your-application-pool。例:IIS AppPool\DefaultAppPool
-
アプリケーションプールId が、次の権限を持っていることを確認します:
- 読み出し
- 書き込み
- 変更
- 読み出しと実行
- フォルダコンテンツをリスト
Note:アプリケーションプールへのアクセスの許可にはコマンドラインを使うこともできます。次に例を示します。
icacls "www" /grant "IIS APPPOOL\\DefaultAppPool":(OI)(M)
アプリケーションプロセスのアンローディングの防止
IIS は、アイドルタイムアウト超過、アプリケーションプールのリソース使用が高すぎる場合など、Web アプリケーションをいくつかの理由でシャットダウンすることがあります。これにより、アプリケーションでバックグラウンドタスクを止めてしまうことがあります。次の設定を変更することで、アプリケーションを常時実行しておくことができます:
-
オプションのApplication Initialization 機能を有効化します。
Windows Server 2012 R2 および、Windows Server 2016では、サーバーマネージャーを開き、ダッシュボード -> クイックスタート -> 役割と機能の追加をクリックします。役割と機能の追加ウィザードが開きます。「サーバーの役割」のステップで、Web サーバー(IIS)-> アプリケーション開発 -> Application Initialization をクリックします。
Windows 8 およびWindows 10 では、コントロールパネルを開いて、プログラムと機能 -> Windows の機能の有効化または無効化をクリックします。インターネットインフォメーションサービス -> World Wide Web サービス -> アプリケーション開発機能 -> Application Initialization をクリックします。
- IIS マネージャーで、接続パネルのアプリケーションプールをクリックします。
- ワークスペースで、アプリケーションプールを右クリックし、詳細設定をクリックします。
-
全般設定の、開始モードをAlwaysRunning に設定します。
-
プロセスモデル設定では、アイドルタイムアウトを0 に設定します。
IIS 8 を使用している場合、全般設定の自動的に開始がTrue に設定されていることを確認してください。
- CPU セクションでは、LimitInterval プロパティを0 に設定します。
- Recycling セクションでは、Regular Time Interval プロパティを0 に設定します。
- Recycling セクションのGenerate Recycle Event Log Entry ノードでは、Regular Time Interval プロパティをFalse に設定します。
ASP.NET アプリケーションプールのリサイクル設定
IIS は定期的にリサイクルし、ASP.NET アプリケーションプールのプロセスをクリーンアップします。リサイクルをオフピーク時にスケジュールすることもできます。[Recycling]セクションに移動してSpecific Time をTrue に設定し、リサイクルする時間をhh:mm:ss 形式で入力します。
アプリケーションのプリロード
プリロード機能を使用して、ユーザーが接続する前にアプリケーションを実行させることができます。接続ペインで、アプリケーションに関連しているWeb アプリケーションを右クリックし、アプリケーションの管理 -> 詳細設定をクリックします。[Prelad Enabled]メニューで、True を選択します。
PreloadEnabled がTrue に設定されている場合、IIS はユーザーリクエストをWeb サイトのデフォルトページ、または仮想ディレクトリにシミュレートして、アプリケーションを初期化します。
設定の確認
アプリケーションを開くには、http://localhost/cdata から入れます。エラーが出ている場合には、トラブルシューティング を参照してください。
IIS 7 および7.5
新しいWeb アプリケーションの作成
Web サイトでアプリケーションをホストするには:
Note: この例では、デフォルトWeb サイトを使用します。
- IIS マネージャーで、接続パネルのサーバーのノードを展開します。
- サイトノードを展開し、Web サイトを右クリックして、アプリケーションの追加をクリックします。
- アプリケーションの追加ダイアログが表示されたら、以下の情報を入力します。
エイリアス | アプリケーション名、例えば”cdata”。 |
アプリケーションプール | アプリケーションに関連するアプリケーションプール。このチュートリアルでは、”DefaultAppPool” を使用します。 |
物理パス | アプリケーションがインストールされているディレクトリのwww ディレクトリパス。このディレクトリのデフォルトの位置は、C:\Program Files\CData\CData API Server\www です。 |
権限の設定
アプリケーションは、インストールディレクトリに位置する、www フォルダおよびデータフォルダにアクセスできる必要があります。アプリケーションに関連するアプリケーションプールId へのアクセスの許可:
- フォルダを右クリックして、プロパティをクリックします。[セキュリティ]タブで編集 -> 追加をクリックします。
- 選択するオブジェクト名を入力してくださいボックスに、以下を入力します:IIS AppPool\your-application-pool。例:IIS AppPool\DefaultAppPool
-
アプリケーションプールId が、次の権限を持っていることを確認します:
- 変更
- 読み出しと実行
- フォルダコンテンツをリスト
- 読み出し
- 書き込み
Note:アプリケーションプールへのアクセスの許可にはコマンドラインを使うこともできます。次に例を示します。
icacls "www" /grant "IIS APPPOOL\\DefaultAppPool":(OI)(M)
アプリケーションプロセスのアンローディングの防止
IIS は、アイドルタイムアウト超過、アプリケーションプールのリソース使用が高すぎる場合など、Web アプリケーションをいくつかの理由でシャットダウンすることがあります。これにより、バックグラウンドタスクを止めてしまうことがあります。
このバージョンのIIS はWeb アプリケーションを常時実行しておく設定をサポートしていません。アプリケーションプールが常時実行していて、バックグラウンドタスクが発生できる状態を保つことを保証するためには、繰り返しアプリケーションにHTTP リクエストを発行するスクリプトを設定しなければなりません。
IIS 7.5 では、次の設定を変更することで、アプリケーションを常時実行しておくことができます:
- IIS 7.5 のアプリケーション Initialization Extension をインストール。http://www.iis.net/download/ApplicationInitialization からダウンロードすることができます。
- IIS マネージャーで、[接続]パネルのアプリケーションプールをクリックします。
- ワークスペースで、アプリケーションプールを右クリックし、詳細設定をクリックします。
- 全般設定では、自動的に開始がTrue に設定されていることを確認してください。
- プロセスモデル設定では、アイドルタイムアウトを0 に設定します。
- CPU セクションでは、LimitInterval プロパティを0 に設定します。
- Recycling セクションでは、Regular Time Interval プロパティを0 に設定します。
- Recycling セクションのGenerate Recycle Event Log Entry ノードでは、Regular Time Interval プロパティをFalse に設定します。
- C:\Windows\System32\inetsrv\config\ に位置するApplicationHost.config ファイルのアプリケーションプールエントリの設定を変更します。適切な
エントリに、_startMode="AlwaysRunning"_ と_autoStart="True"_ を追加します。次に例を示します。
<applicationPools>
<add name="DefaultAppPool" managedRuntimeVersion="v4.0" startMode="AlwaysRunning" autoStart="true"/>
</applicationPools>
ASP.NET アプリケーションプールのリサイクル設定
IIS は定期的にリサイクルし、ASP.NET アプリケーションプールのプロセスをクリーンアップします。リサイクルをオフピーク時にスケジュールすることもできます。[Recycling]セクションに移動してSpecific Time をTrue に設定し、リサイクルする時間をhh:mm:ss 形式で入力します。
アプリケーションのプリロード
プリロード機能を使用して、ユーザーが接続する前にアプリケーションを実行させることができます。ApplicationHost.config に、アプリケーションと関連する
<sites>
<site name="Default Web Site" id="1">
<application path="/cdata" applicationPool="DefaultAppPool" preloadEnabled="true">
...
PreloadEnabled がTrue に設定されている場合、IIS はユーザーリクエストをWeb サイトのデフォルトページ、または仮想ディレクトリにシミュレートして、アプリケーションを初期化します。
設定の確認
アプリケーションを開くには、http://localhost/cdata から入れます。エラーが出ている場合には、トラブルシューティング を参照してください。
TLS/SSL 接続のホスト(IIS)
TLS/TSS は、取引先とあなたのビジネスクリティカル・ミッションクリティカルな通信の機密を保持するために使われます。次の手順では、すでにお客様のサーバーにTLS/SSL を有効化させるための証明書を持っていることが前提となっています。
- IIS マネージャーで、接続ペインでWeb サイトのノードをクリックします。
- アクションペインでバインディングをクリックします。
- 追加 をクリックし、HTTPS を選択します。
- サーバー証明書を選択します。
- TLS/SSL を要求したい場合には、Web サイトのノードが選択されている状態で、ワークスペースで[SSL 設定アイコン]をダブルクリックします。SSL が必要を選択して、[アクション]ペインで適用をクリックします。
ユーザー管理
API Server 管理者およびAPI ユーザーは、ASP.NET で設定できます。
アプリケーション管理者の管理
アプリケーション管理者の設定として、標準のASP.NET コンフィギュレーション設定を使うことができます。フォーム認証はデフォルトでは有効になっていますが、Windows 認証で管理者がアプリケーションにアクセスできるよう設定できます。
API ユーザーの管理
アプリケーション管理コンソールで[プロファイル]->[セキュリティ]をクリックすることで、API ユーザーを管理することができます。認証トークンはAPI にアクセスするユーザーを認証するために使われます。認証トークンは、一意のユーザーを特定し、ユーザーの権限レベルを表します。
アプリケーションのリソースへのアクセス管理にASP.NET を使いたい場合には、アプリケーションからコントロールを外します。これには、次の例に示すように、www サブフォルダ内のapi.rsc ファイルのapi:restrict エレメントを削除してください。
<api:restrict user="admin"/>
Windows 認証
Windows 認証を有効にすると、管理者がNTML 認証を使ってAPI Server 管理コンソールにアクセスできるようになります。また、API ユーザーもNTLM 認証を使ってAPI にアクセスできるようになります。組み込みアプリケーションを使用している場合は、Server Options のWeb Server で認証タイプを設定できます。IIS の場合は、[認証]メニューでWindows 認証を有効にできます。
トラブルシューティング
次のセクションは、いくつかの共通して発生するエラーの解決方法を説明します。
ログアウトして、しばらく経つとアプリケーションが応答しなくなる。
IIS が、お客様のアプリケーションのタイムアウト後にアンロードしている可能性があります。デフォルトで、IIS は20分間動きがない場合にアプリケーションにアサインされたワーカープロセスを終了します。IIS のバージョンごとの手順中の”アプリケーションプロセスのアンローディングの防止”セクションで、この機能を回避する方法を説明しています。
IIS 7.5、8、8.5 では、IIS マネージャーで次の設定を変更することで、アプリケーションを常時実行しておくことができます。
7.5 より前のバージョンのIIS はWeb アプリケーションを常時実行しておく設定をサポートしていません。アプリケーションプールが常時実行していて、バックグラウンドタスクが発生できる状態を保つことを保証するためには、繰り返しアプリケーションにHTTP リクエストを発行するスクリプトを設定しなければなりません。
http://localhost/application にアクセスすると、”Page Cannot Be Displayed” エラー(HTTP 404 エラー)が返される。
ASP.NET が有効化されていない場合に、本事象が起こります。ASP.NET が有効になっているかどうかを確認するには、http://localhost/cdata/favicon.ico にアクセスします。このページが正常にロードされた場合は、ASP.NET は有効化されていません。
IIS 7 以上で実行している場合には、コントロールパネル -> プログラム(もしくはプログラムと機能) -> Windows 機能の有効化または無効化 -> インターネットインフォメーションサービス -> World Wide Web サービス -> アプリケーション開発機能を選択します。ASP.NET の隣のチェックボックスにチェックを入れます。
Windows Server 2003 を使っている場合には、IIS マネージャーを開き、ローカルコンピューターノードを展開して、Web Service 拡張 -> ASP.NET -> 許可をクリックします。さらに、次の手順を行う必要があります。
IIS 6 かそれ以前で実行している場合、Windows のコマンドプロンプトを開き、C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727 のような.NET Framework version installation に移り、aspnet_regiis -i</b>
コマンドを発行します。64-bit プロセッサーを使用している場合には、Framework をFramework64 に変えてください。アウトプットは以下のようになります:
C:\\WINDOWS\\Microsoft.NET\\Framework\\v2.0.50727>aspnet\_regiis -i
Start installing ASP.NET (2.0.50727).
...
Finished installing ASP.NET (2.0.50727).
iisreset コマンドを発行し、IIS を再起動します。アウトプットは以下のようになります:
C:\\WINDOWS\\Microsoft.NET\\Framework\\v2.0.50727>iisreset
Attempting stop...
Internet services successfully stopped
Attempting start...
Internet services successfully restarted
親レベルでセクションがロックされている。ロックは、デフォルト(overrideModeDefault=”Deny”)、もしくはoverrideMode=”Deny”、やレガシーでallowOverride=”false” ロケーションタグで明示的に設定されているかが原因です。
このエラーはASP.NET がインストールされていない場合に発生します。
- IIS 8 および8.5
まずは、アプリケーションプールで使われているASP.NET CLR のバージョンを確認します。ASP.NET CLR と同じバージョンのASP.NET をインストールしている必要があります。例えば、ASP.NET4.5 はCLR version 4.0 を使用します。CLR バージョンはIIS マネージャーで[接続]パネルのアプリケーションプールをクリックすることで確かめることができます。アプリケーションプールのリストに.NET CLR バージョンが表示されます。
Windows Server 2012では、サーバーマネージャーを開き、ダッシュボード -> クイックスタート -> 役割と機能の追加をクリックします。役割と機能の追加ウィザードが開きます。Web サーバー(IIS)-> Web サーバー -> アプリケーション開発をクリックして、ASP.NET の適切なバージョンを選択します。
Windows 8 では、コントロールパネルを開いて、プログラムと機能 -> Windows の機能の有効化または無効化をクリックします。インターネットインフォメーションサービス -> World Wide Web サービス -> アプリケーション開発機能をクリックして、ASP.NET の適切なバージョンを選択します。
- IIS 7 および7.5
Windows 7 では、コントロールパネルを開いて、プログラムと機能 -> Windows の機能の有効化または無効化をクリックします。インターネットインフォメーションサービス -> World Wide Web サービス -> アプリケーション開発機能 -> ASP.NET をクリックします。
Windows Server 2008では、サーバーマネージャーを開き、Add Role Services をクリックします。Web Server -> Application Development -> ASP.NET を選択します。
API Server 2022 からのアップグレード
API Server 2023 へはAPI Server 2022 からそのままアップグレードできます。API Server 2023 のインストーラーを実行するだけで、必要なアプリケーションリソースはすべてアップグレードされます。
API Server 2023 のインストーラーはAPI Server 2022 の既存インストールの検出を試み、既存インストールでの接続、ユーザー、設定の保持を試みます。API Server 2022 がデフォルトの場所にインストールされていない場合、API Server 2022 がインストールされたディスク上のフォルダを、API Server 2023 のインストーラーで指定する必要があるかもしれません。
インストール先をAPI Server 2022 がインストールされているのとは別のフォルダに指定することで、API Server 2023 とAPI Server 2022 を個別にインストールすることもできます。異なるフォルダにインストールされていれば、2つのインストールが競合することはありません。
ロードバランシングの設定
ロードバランシングの設定を行うには、アプリケーションの複数のインスタンスが同期した設定を使用する必要があります。そのために、設定が厳密なファイルベースではなくデータベースに保存されることがあります。これにより、複数のAPI Server インスタンスで、リモートデータベースにある設定を共有することができます。これはWeb.config
ファイルの<configuration>
タグの間で定義されます。以下の例は、想定される設定です。
<configuration>
[...]
<connectionStrings>
<add name="AppDB" providerName="System.Data.CData.MySQL"
connectionString="Server=myserver;Port=3306;Database=apiserver;User=myUser;Password=myPassword" />
<add name="AppUsers" providerName="System.Data.CData.MySQL"
connectionString="Server=myserver;Port=3306;Database=apiserver;User=myUser;Password=myPassword" />
<add name="AppLogs" providerName="System.Data.CData.MySQL"
connectionString="Server=myserver;Port=3306;Database=apiserver;User=myUser;Password=myPassword" />
</connectionStrings>
</configuration>
この例では以下のようになります。
- 最初の接続である
AppDB
には、アプリケーションの設定と、API Server で作成した接続の情報が格納されます。 AppUsers
接続には、API ユーザーのログイン情報が格納されます。AppLogs
接続はAPI Server へのリクエストに関するすべての情報を記録し、トラブルシューティングの際に役立ちます。
API Server のベースURL が、API Server のインストールされているサーバーと一致しない場合、手動でベースURL を設定する必要があります。以下の手順で行います。
- API サーバーにadmin アカウントでログインします。
- 設定 -> サーバーと選択します。
- OData セクションで、Base URL のフィールドに希望のURL を入力します。
メタデータURL など、API Server を参照するURL が生成される場合は、このカスタムベースURL を意味します。