接続の設定
コネクタのインストール 後、SAP ERP 内のデータのデータソースに接続して作成できます。
データソースの設定
データに接続するには、次の手順を実行してください:
- 接続 | To a Server で詳細をクリックします。
- SAP ERP by CData というデータソースを選択します。
- 接続に必要な情報を入力します。
- サインインをクリックします。
- 必要に応じて、データベースおよびスキーマを選択して利用可能なテーブルとビューを確認できます。
Connection Builder の使用
connector は、代表的な接続プロパティをTableau 内で直接利用できるようにします。 しかし、より高度な設定が必要な場合や接続に関するトラブルシューティングが必要な場合には、使いにくいことがあります。 connector には、Tableau の外で接続を作成してテストできる、独立したConnection Builder が付属しています。
Connection Builder にアクセスする方法は2つあります。
- Windows では、スタートメニューのCData Tableau Connector for SAP ERP フォルダの下にあるConnection Builder というショートカットを使用します。
- また、ドライバーのインストールディレクトリに移動し、lib ディレクトリで.jar ファイルを実行することによってもConnection Builder を開始できます。
Connection Builder では、接続プロパティに値を設定し、接続テストをクリックしてその動作を確認できます。 また、クリップボードにコピーボタンを使用して、接続文字列をコピーすることもできます。 この接続文字列は、Tableau 内のconnector 接続ウィンドウにあるConnection String オプションに指定できます。
RFC API との接続
CData Tableau Connector for SAP ERP はSAP RFC インターフェースを使用してSAP システムに接続します。
接続するには、RFC API に対応するSAP ライブラリの入手が必要です。
必須RFC
CData Tableau Connector for SAP ERP が使用するRFC は次のとおりです。以下にリストされているものが利用できない場合、一部またはすべての機能が動作しない可能性があります。 T-Code SE37 を使用すると、SAP で利用可能な汎用モジュールを表示できます。
- DDIF_FIELDINFO_GET
- RFC_GET_FUNCTION_INTERFACE
- RFC_GET_STRUCTURE_DEFINITION
- RFC_GET_SYSTEM_INFO
- RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE
- RFC_READ_TABLE
- SLDAG_CHECK_FOR_UNICODE
SAP ERP への接続
接続するには以下を設定します。
- Host:ターゲットシステムのホスト名。ホスト名はホストファイルに定義されている通常のホスト名、123.123.123.123 のようなIP アドレス、または"/H/hostname/S/port/H/host/S/port/ ..." のようなSAProuter アドレスにすることができます。
- User:SAP システムに認証しているユーザー。
- Password:SAP システムへの認証に使われるパスワード。
- Client:SAP システムに認証しているクライアント。
- SystemNumber:ターゲットシステムが定義される番号。
- Language:SAP ERP へのログインに使用するISO 639-1 言語コード。デフォルトは"EN" です。
Host マシンとは別のマシンに接続するには、Host を以下に置き換えます。
- GatewayHost:接続先のゲートウェイホスト。指定されない場合は、プロバイダーはHost によって指定されたSAP システムへの接続を試みます。
- GatewayService:接続先のゲートウェイサービス。指定されない場合は、SAP システムはデフォルトの"sapgw##" を使用します。"##" はSystemNumber です。
分散システム、または別の構成のシステムに接続するには、データアクセスのファインチューニング を参照してください。
証明書
CData Tableau Connector for SAP ERP はユーザーとパスワードの認証に加え、証明書認証にも対応しています。証明書認証を使用するには、PEM 形式のX509 証明書を含むファイルを指すか、SAP ログオン時の認証に直接使用されるPEM blob を指すように、X509Certificate 接続プロパティを設定します。 X509Certificate の設定の他に、適切なSNC 接続プロパティの指定が必要です。 SNC 接続プロパティはデータアクセスのファインチューニング に記載されています。
次のステップ
データビジュアライゼーションを作成するには、コネクタの使用 を参照してください。