JDBC Driver for REST

Build 22.0.8479

接続の確立

JDBC データソースの作成

Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for REST に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。

  • ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
  • ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
    cdata.jdbc.rest.RESTDriver
  • JDBC URL を入力します。次に例を示します。
    jdbc:rest:DataModel=Relational;URI=C:\people.xml;Format=XML
    
    or
    
    jdbc:cdata:rest:DataModel=Relational;URI=C:\people.xml;Format=XML

    上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:rest:" または"jdbc:cdata:rest:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。

CData JDBC Driver for REST を使用すると、ローカルおよびリモートのXML/JSON リソースに接続できます。データソースへの接続に必要なプロパティに加えて、URI プロパティをXML/JSON リソースの場所に設定します。

ローカルファイルへの接続

ConnectionTypeLocal に設定します。ローカルファイルは、SELECT\INSERT\UPDATE\DELETE をサポートします。

URI をXML/JSON ファイルを含むフォルダに設定します。 C:\folder1

Cloud-Hosted REST ファイルへの接続

本製品 はさまざまなクラウドストレージ上にホストされたREST ファイルからデータを取得することができますが、INSERT、UPDATE、DELETE はローカルファイル以外ではサポートされていません

クラウド上のファイルをINSERT、UPDATE、DELETE する必要がある場合は、そのクラウドサービスに対応するCData 本製品 をダウンロードし(ストアドプロシージャでサポートされています)、ローカルファイルの対応する本製品 に変更を加え、そのクラウドソース用のストアドプロシージャを使ってファイルをアップロードできます。

例えば、SharePoint 上に格納されたファイルをアップデートしたい場合、CData SharePoint 本製品 のDownloadDocument プロシージャを使用してREST ファイルをダウンロードし、CData REST 本製品 でローカルのREST ファイルをアップデートして、最後にSharePoint 本製品 のUploadDocument プロシージャを使って変更されたファイルをSharePoint にアップロードできます。

URI 接続プロパティの先頭にある一意の接頭辞は、本製品 が対象とするクラウドデータストアを識別するために使用され、残りのパスは目的のフォルダ(1ファイルにつき1テーブル)または単一ファイル(単一テーブル)への相対パスとなります。

Amazon S3

Amazon S3 に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeConnectionTypeAmazon S3 に設定。
  • URI:バケット内のXML/JSON ドキュメント:s3://bucket1/folder1 に設定。

Amazon S3 でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Amazon S3 への接続 を参照してください。

Azure Blob Storage

Azure Blob Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeAzure Blob Storage に設定。
  • URI:コンテナの名前およびBlob の名前に設定。例えば、azureblob://mycontainer/myblob です。

Amazon Blob Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Azure Blob Storage への接続 を参照してください。

Azure Data Lake Storage

Azure Data Lake Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeAzure Data Lake Storage Gen1Azure Data Lake Storage Gen2、またはAzure Data Lake Storage Gen2 SSL に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 に設定。次に例を示します。
    • Gen 1:adl://myfilesystem/folder1
    • Gen 2:abfs://myfilesystem/folder1
    • Gen 2 SSL:abfss://myfilesystem/folder1

Azure Data Lake Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Azure Data Lake Storage への接続 を参照してください。

Azure File Storage

接続するには次のプロパティを設定します。

  • ConnectionTypeAzure Files に設定。
  • URI:Azure ファイル共有の名前とリソースの名前に設定。例:azurefile://fileShare/remotePath
  • AzureStorageAccount(必須):Azure ファイルに紐づいているアカウントに設定。

Azure アクセスキーまたはAzure 共有アクセス署名のいずれかで認証できます。次のいずれか1つを設定してください。

  • AzureAccessKey:Azure ファイルに紐づいているアクセスキーに設定。
  • AzureSharedAccessSignature:Azure ファイルに紐づいている共有アクセス署名に設定。

Box

Box に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeBox に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 に設定。例えば、box://folder1です。

Box でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Box への接続 を参照してください。

Dropbox

Dropbox に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeDropbox に設定。
  • URI:XML/JSON ファイルへのパス に設定。例えば、dropbox://folder1 です。

Dropbox でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Dropbox への接続 を参照してください。

FTP

本製品 は、FTP サーバーへのプレーンテキスト接続およびSSL/TLS 接続の両方をサポートします。

次の接続プロパティを設定して接続します。

  • ConnectionTypeFTP またはFTPS のいずれかに設定。
  • URI:XML/JSON ファイルへのパスが付いたサーバーのアドレス に設定。例:ftp://localhost:990/folder1 またはftps://localhost:990/folder1
  • User:接続するFTP(S) サーバーのユーザー名に設定。
  • Password:接続するFTP(S) サーバーのパスワードに設定。

Google Cloud Storage

Google Cloud Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeGoogle Cloud Storage に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルを含むフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 へのパスに設定。例えば、gs://bucket/remotePath です。

Google Cloud Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Google Cloud Storage への接続 を参照してください。

Google Drive

Google Drive に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeGoogle Drive に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 へのパスに設定。例えば、gdrive://folder1 です。

Google Drive でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Google Drive への接続 を参照してください。

HDFS

HDFS に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeHDFS またはHDFS Secure に設定。
  • URI:XML/JSON ファイルへのパス に設定。次に例を示します。
    • HDFS: webhdfs://host:port/remotePath
    • HDFS Secure: webhdfss://host:port/remotePath

HDFS データソースへの接続に使用できる認証方法は、匿名認証とKerberos 認証の2つがあります。

匿名認証

状況によっては、認証接続プロパティなしでHDFS に接続できます。 そのためには、AuthScheme プロパティをNone(デフォルト)に設定します。

Kerberos を使用した認証

認証資格情報が必要な場合、認証にKerberos を使用することができます。 Kerberos で認証する方法についての詳細は、Kerberos の使用 を参照してください。

HTTP Streams

HTTP streams に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeHTTP またはHTTPS に設定。
  • URI:HTTP(S) stream のURI に設定。次に例を示します。
    • HTTP: http://remoteStream
    • HTTPS: https://remoteStream

HTTP Streams でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、HTTP Streams への接続 を参照してください。

IBM Cloud Object Storage

IBM Cloud Object Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeIBM Object Storage Source に設定。
  • URI:バケットおよびフォルダに設定。例えば、ibmobjectstorage://bucket1/remotePath です。
  • Region:このプロパティをIBM インスタンスリージョンに設定。例:eu-gb.

IBM Cloud Object Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、IBM Object Storage への接続 を参照してください。

OneDrive

OneDrive に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeOneDrive に設定。
  • URI:XML/JSON ファイルへのパス に設定。例えば、onedrive://remotePath です。

OneDrive でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、OneDrive への接続 を参照してください。

Oracle Cloud Storage

HMAC で認証するには、次のプロパティを設定します。

  • ConnectionTypeConnectionTypeOracle Cloud Storage に設定。
  • URI:バケット内のXML/JSON ドキュメント:os://bucket/remotePath に設定。
  • AccessKey: Oracle Cloud のAccess Key に設定。
  • SecretKey:Oracle Cloud のSecret Key に設定。
  • OracleNamespace:Oracle cloud のnamespace に設定。
  • Region(オプション):S3ライクなWeb サービスのホスティングリージョンに設定。

SFTP

SFTP に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeSFTP に設定。
  • URI:これをサーバーのアドレスに設定し、ルートフォルダとして使用するフォルダのパスを続けて指定します。例えば、sftp://server:port/remotePath です。

SFTP でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、SFTP への接続 を参照してください。

SharePoint Online

SharePoint Online に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeSharePoint REST またはSharePoint SOAP に設定。
  • URI:XML/JSON ファイルを含むドキュメントライブラリ に設定。次に例を示します。
    • SharePoint Online REST: sprest://remotePath
    • SharePoint Online SOAP: sp://remotePath

SharePoint Online でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、SharePoint Online への接続 を参照してください。

HTTP XML/JSON ストリームへの接続

URI をテーブルとしてアクセスしたいXML/JSON リソース のHTTP またはHTTPS URL に設定します。以下の認証タイプを使用するには、AuthScheme を設定します。本製品 はOAuth 認証もサポートしています。詳しくは、OAuth の使用 を参照してください。

  • HTTP:HTTP Basic またはDigest を使用するには、UserPassword、およびAuthScheme を設定します。リクエストヘッダーへのアクセスが必要な場合は、CustomHeaders を設定してください。URL クエリ文字列を変更するには、CustomUrlParams を設定します。
  • Windows (NTLM):Windows のUserPassword を設定して接続し、AuthScheme を"NTLM" に設定します。
  • Kerberos およびKerberos 委任:Kerberos を認証するには、UserPassword を設定し、AuthScheme をNEGOTIATE に設定します。Kerberos Delegation を使うには、AuthScheme をKERBEROSDELEGATION に設定します。

次に例を示します。

URI=http://www.host1.com/streamname1;AuthScheme=BASIC;User=admin;Password=admin

セキュアなREST への接続

デフォルトでは、本製品 はサーバーの証明書をシステムの信頼できる証明書ストアと照合してSSL/TLS のネゴシエーションを試みます。別の証明書を指定するには、利用可能なフォーマットについてSSLServerCert プロパティを参照してください。

Copyright (c) 2023 CData Software, Inc. - All rights reserved.
Build 22.0.8479