接続の確立
JDBC データソースの作成
Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for REST に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。
- ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
- ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
cdata.jdbc.rest.RESTDriver
- JDBC URL を入力します。次に例を示します。
jdbc:rest:DataModel=Relational;URI=C:\people.xml;Format=XML or jdbc:cdata:rest:DataModel=Relational;URI=C:\people.xml;Format=XML
上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:rest:" または"jdbc:cdata:rest:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。
CData JDBC Driver for REST を使用すると、ローカルおよびリモートのXML/JSON リソースに接続できます。データソースへの接続に必要なプロパティに加えて、URI プロパティをXML/JSON リソースの場所に設定します。
ローカルファイルへの接続
ConnectionType をLocal に設定します。ローカルファイルは、SELECT\INSERT\UPDATE\DELETE をサポートします。
URI をXML/JSON ファイルを含むフォルダに設定します。 C:\folder1。
Cloud-Hosted REST ファイルへの接続
本製品 はさまざまなクラウドストレージ上にホストされたREST ファイルからデータを取得することができますが、INSERT、UPDATE、DELETE はローカルファイル以外ではサポートされていません。クラウド上のファイルをINSERT、UPDATE、DELETE する必要がある場合は、そのクラウドサービスに対応するCData 本製品 をダウンロードし(ストアドプロシージャでサポートされています)、ローカルファイルの対応する本製品 に変更を加え、そのクラウドソース用のストアドプロシージャを使ってファイルをアップロードできます。
例えば、SharePoint 上に格納されたファイルをアップデートしたい場合、CData SharePoint 本製品 のDownloadDocument プロシージャを使用してREST ファイルをダウンロードし、CData REST 本製品 でローカルのREST ファイルをアップデートして、最後にSharePoint 本製品 のUploadDocument プロシージャを使って変更されたファイルをSharePoint にアップロードできます。
URI 接続プロパティの先頭にある一意の接頭辞は、本製品 が対象とするクラウドデータストアを識別するために使用され、残りのパスは目的のフォルダ(1ファイルにつき1テーブル)または単一ファイル(単一テーブル)への相対パスとなります。
Amazon S3
Amazon S3 に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:ConnectionType をAmazon S3 に設定。
- URI:バケット内のXML/JSON ドキュメント:s3://bucket1/folder1 に設定。
Amazon S3 でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Amazon S3 への接続 を参照してください。
Azure Blob Storage
Azure Blob Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:Azure Blob Storage に設定。
- URI:コンテナの名前およびBlob の名前に設定。例えば、azureblob://mycontainer/myblob です。
Amazon Blob Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Azure Blob Storage への接続 を参照してください。
Azure Data Lake Storage
Azure Data Lake Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:Azure Data Lake Storage Gen1、Azure Data Lake Storage Gen2、またはAzure Data Lake Storage Gen2 SSL に設定。
- URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 に設定。次に例を示します。
- Gen 1:adl://myfilesystem/folder1
- Gen 2:abfs://myfilesystem/folder1
- Gen 2 SSL:abfss://myfilesystem/folder1
Azure Data Lake Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Azure Data Lake Storage への接続 を参照してください。
Azure File Storage
接続するには次のプロパティを設定します。
- ConnectionType:Azure Files に設定。
- URI:Azure ファイル共有の名前とリソースの名前に設定。例:azurefile://fileShare/remotePath。
- AzureStorageAccount(必須):Azure ファイルに紐づいているアカウントに設定。
Azure アクセスキーまたはAzure 共有アクセス署名のいずれかで認証できます。次のいずれか1つを設定してください。
- AzureAccessKey:Azure ファイルに紐づいているアクセスキーに設定。
- AzureSharedAccessSignature:Azure ファイルに紐づいている共有アクセス署名に設定。
Box
Box に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:Box に設定。
- URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 に設定。例えば、box://folder1です。
Box でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Box への接続 を参照してください。
Dropbox
Dropbox に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:Dropbox に設定。
- URI:XML/JSON ファイルへのパス に設定。例えば、dropbox://folder1 です。
Dropbox でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Dropbox への接続 を参照してください。
FTP
本製品 は、FTP サーバーへのプレーンテキスト接続およびSSL/TLS 接続の両方をサポートします。
次の接続プロパティを設定して接続します。
- ConnectionType:FTP またはFTPS のいずれかに設定。
- URI:XML/JSON ファイルへのパスが付いたサーバーのアドレス に設定。例:ftp://localhost:990/folder1 またはftps://localhost:990/folder1。
- User:接続するFTP(S) サーバーのユーザー名に設定。
- Password:接続するFTP(S) サーバーのパスワードに設定。
Google Cloud Storage
Google Cloud Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:Google Cloud Storage に設定。
- URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルを含むフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 へのパスに設定。例えば、gs://bucket/remotePath です。
Google Cloud Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Google Cloud Storage への接続 を参照してください。
Google Drive
Google Drive に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:Google Drive に設定。
- URI:ファイルシステムの名前、REST ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびXML/JSON ファイルの名前 へのパスに設定。例えば、gdrive://folder1 です。
Google Drive でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、Google Drive への接続 を参照してください。
HDFS
HDFS に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:HDFS またはHDFS Secure に設定。
- URI:XML/JSON ファイルへのパス に設定。次に例を示します。
- HDFS: webhdfs://host:port/remotePath
- HDFS Secure: webhdfss://host:port/remotePath
HDFS データソースへの接続に使用できる認証方法は、匿名認証とKerberos 認証の2つがあります。
匿名認証
状況によっては、認証接続プロパティなしでHDFS に接続できます。 そのためには、AuthScheme プロパティをNone(デフォルト)に設定します。
Kerberos を使用した認証
認証資格情報が必要な場合、認証にKerberos を使用することができます。 Kerberos で認証する方法についての詳細は、Kerberos の使用 を参照してください。
HTTP Streams
HTTP streams に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:HTTP またはHTTPS に設定。
- URI:HTTP(S) stream のURI に設定。次に例を示します。
- HTTP: http://remoteStream
- HTTPS: https://remoteStream
HTTP Streams でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、HTTP Streams への接続 を参照してください。
IBM Cloud Object Storage
IBM Cloud Object Storage に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:IBM Object Storage Source に設定。
- URI:バケットおよびフォルダに設定。例えば、ibmobjectstorage://bucket1/remotePath です。
- Region:このプロパティをIBM インスタンスリージョンに設定。例:eu-gb.
IBM Cloud Object Storage でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、IBM Object Storage への接続 を参照してください。
OneDrive
OneDrive に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:OneDrive に設定。
- URI:XML/JSON ファイルへのパス に設定。例えば、onedrive://remotePath です。
OneDrive でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、OneDrive への接続 を参照してください。
Oracle Cloud Storage
HMAC で認証するには、次のプロパティを設定します。
- ConnectionType:ConnectionType をOracle Cloud Storage に設定。
- URI:バケット内のXML/JSON ドキュメント:os://bucket/remotePath に設定。
- AccessKey: Oracle Cloud のAccess Key に設定。
- SecretKey:Oracle Cloud のSecret Key に設定。
- OracleNamespace:Oracle cloud のnamespace に設定。
- Region(オプション):S3ライクなWeb サービスのホスティングリージョンに設定。
SFTP
SFTP に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:SFTP に設定。
- URI:これをサーバーのアドレスに設定し、ルートフォルダとして使用するフォルダのパスを続けて指定します。例えば、sftp://server:port/remotePath です。
SFTP でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、SFTP への接続 を参照してください。
SharePoint Online
SharePoint Online に格納されているREST リソースを識別するために以下を設定します。
- ConnectionType:SharePoint REST またはSharePoint SOAP に設定。
- URI:XML/JSON ファイルを含むドキュメントライブラリ に設定。次に例を示します。
- SharePoint Online REST: sprest://remotePath
- SharePoint Online SOAP: sp://remotePath
SharePoint Online でホストされているXML/JSON ファイルへの接続および認証について詳しくは、SharePoint Online への接続 を参照してください。
HTTP XML/JSON ストリームへの接続
URI をテーブルとしてアクセスしたいXML/JSON リソース のHTTP またはHTTPS URL に設定します。以下の認証タイプを使用するには、AuthScheme を設定します。本製品 はOAuth 認証もサポートしています。詳しくは、OAuth の使用 を参照してください。
- HTTP:HTTP Basic またはDigest を使用するには、User、Password、およびAuthScheme を設定します。リクエストヘッダーへのアクセスが必要な場合は、CustomHeaders を設定してください。URL クエリ文字列を変更するには、CustomUrlParams を設定します。
- Windows (NTLM):Windows のUser とPassword を設定して接続し、AuthScheme を"NTLM" に設定します。
- Kerberos およびKerberos 委任:Kerberos を認証するには、User とPassword を設定し、AuthScheme をNEGOTIATE に設定します。Kerberos Delegation を使うには、AuthScheme をKERBEROSDELEGATION に設定します。
次に例を示します。
URI=http://www.host1.com/streamname1;AuthScheme=BASIC;User=admin;Password=admin
セキュアなREST への接続
デフォルトでは、本製品 はサーバーの証明書をシステムの信頼できる証明書ストアと照合してSSL/TLS のネゴシエーションを試みます。別の証明書を指定するには、利用可能なフォーマットについてSSLServerCert プロパティを参照してください。