接続の確立
接続プロファイルの設定
[CData]リボンから[データの取得]をクリックし、[取得元:SAP ByDesign]> 設定済みの接続 を選択してCData クエリウィンドウを起動します。新しい接続を設定するには、[新しいSAP ByDesign 接続]をクリックします。ここでは、接続の設定、接続のテスト、および接続プロファイルの保存を行うことができます。
このセクションでは、使用しているアカウントおよびサービスタイプの認証を提供し、接続する方法を説明します。
SAPByDesign Account の認証
SAP ByDesign に接続するには、次の接続プロパティを設定します。
分析サービスへの接続
- Url:SAP ByDesign サイトのURL に設定。例:https://test.sapbydesign.com。
- ServiceType:分析サービスのレポートを取得する場合はServiceType=AnalyticsService; を指定します。
- ServiceName:データを取得するサービス名。指定しないか、1つのサービスのみ指定します。サービスのリストを指定したい場合は、BrowsableSchemas を参照してください。
指定するサービスがわからない場合は、sys_schemas をクエリして利用可能なサービスを一覧表示できます。
- User:アカウントのユーザー名に設定。
- Password:アカウントのパスワードに設定。
分析サービスの接続文字列の例:
Url=https://test.sapbydesign.com;ServiceType=AnalyticsService;ServiceName=cc_home_analytics.svc;User=Test;Password=test;
カスタムサービスへの接続
- Url:SAP ByDesign サイトのURL に設定。例:https://test.sapbydesign.com。
- ServiceType:データを取得するカスタムサービスがある場合はServiceType=CustomService; を指定します。
- ServiceName:データを取得するサービス名。指定しないか、1つのサービスのみ指定します。サービスのリストを指定したい場合は、BrowsableSchemas を参照してください。
指定するサービスがわからない場合は、sys_schemas をクエリして利用可能なサービスを一覧表示できます。
- User:アカウントのユーザー名に設定。
- Password:アカウントのパスワードに設定。
カスタムサービスの接続文字列の例:
Url=https://test.sapbydesign.com;ServiceType=CustomService;ServiceName=khsalesorder;User=Test;Password=test;
ODataDataSource API への接続
- Url:SAP ByDesign サイトのURL に設定。例:https://test.sapbydesign.com。
- ServiceType:OData Data Source API (odata/analytics/ds) をクエリする場合は、ServiceType=ODataDataSource を指定します。
- ServiceName:データを取得するサービス名。指定しないか、1つのサービスのみ指定します。サービスのリストを指定したい場合は、BrowsableSchemas を参照してください。
指定するサービスがわからない場合は、sys_schemas をクエリして利用可能なサービスを一覧表示できます。
- User:アカウントのユーザー名に設定。
- Password:アカウントのパスワードに設定。
ODataDataSource 接続文字列の例:
Url=https://test.sapbydesign.com;ServiceType=ODataDataSource;ServiceName=Customer.svc;User=Test;Password=test;
新しいカスタムODATA サービスを追加
- SAP ByDesign ワークセンタービューで、[Application and User Management]をクリックします。
- [OData Services]を選択します。
- ドロップダウンリストから[Custom OData Services]を選択します。
- これで現在のカスタムサービスのリストを見ることができます。新しいサービスを追加するには、[New]をクリックします。
SAP ByDesign URL の制約事項
SAP ByDesign 本製品 は、許容されるURI の長さの上限を超えないようにURL に制限をかけており、これによりサービスは[URI Too Long]エラーをスローします。デフォルトでは、プロジェクションのカラムの長さは1000文字に制限されています。プロジェクションで選択されたカラムがこの制限を超えると、ドライバーはプロジェクション指定を解除してすべてのフィールドを取得します。これは、サービスレスポンスの遅延やペイロードの増加により、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
分析サービス(ServiceType =AnalyticsService)の場合、ドライバーはプロジェクションのカラム数を減らす必要があることを示すエラーを返します。また、サーバー側のフィルタの長さも同じ理由で1000文字に制限されています。生成されたフィルタの長さがこの制限を超える場合、ドライバーは追加のフィルタをドロップしてクライアントサイドで処理します。
SAP ByDesign で、MaxSelectLength およびMaxFilterLength 隠し接続プロパティを使用して、これらの制限を有効または無効にできます。これらのプロパティのデフォルトはいずれも1000文字です。サービスにこれらの制限がない場合は、プロパティを-1に設定して長さの制限を無効にしてください。
接続プロパティ
最後に、Connection プロパティを参照してください。接続の確立に使用できるさまざまなオプションの説明があります。
接続の管理
SAP ByDesign への認証に成功すると、インポートするデータをカスタマイズすることができます。詳しくは、接続の管理 を参照してください。
関連項目
- データのクエリ:[データ選択]ウィザードを使用してスプレッドシートにデータをプルします。また、ここではスケジュールされたデータのリフレッシュも設定できます。
- Excel アドインの使用:利用可能なCData Excel 関数 を使用するなど、SAP ByDesign データとやり取りする他の方法が見つかります。