ODBC Driver for Trello

Build 24.0.9062

macOS DSN の構成

このセクションでは、macOS でODBC 接続をセットアップしDSN を設定する方法を示します:

macOS の最小バージョン

CData ODBC Driver for Trello 本製品 にはmacOS Sierra (10.12) 以上が必要です。

ドライバーのライセンス

端末で次のコマンドを実行して、本製品 のライセンスを取得します。評価版をアクティベートするには、<key> の入力を省略してください。

cd "/Applications/CData ODBC Driver for Trello/bin"
sudo ./install-license.sh <key>

名前とパスワードを入力するよう求められます。これらは、あなたの名前とマシンのパスワードを指します。

Trello への接続

Trello は、トークンベース認証を使用してサードパーティアプリケーションにAPI へのアクセスを許可します。ユーザーがアプリケーションにデータへのアクセスを許可すると、アプリケーションにはTrello のAPI へのリクエストに使用できるトークンが付与されます。

Trello API は、Trello 自身の認可ルート、またはOAuth 経由でアクセスできます。

Trello 認可ルート

登録の時点で、Trello はAPI キーとトークンをアカウントに割り当てます。

認可ルート経由のアクセスを有効にするには:

  1. AuthSchemeToken に設定します。
  2. アカウントのAPI キーを取得するには:
    • Trello にログインします。
    • https://trello.com/app-key にアクセスします。
  3. このURLを調整します:https://trello.com/1/authorize?expiration=never&name=MyPersonalToken&scope=read,write,account&response_type=token&key={Key} key を、取得したAPI キーに変更します。
  4. URL にアクセスします。
  5. トークンの有効期間を変更するには、expiration= フィールドを変更します。有効な値は、1hour1day30days、および never です。
  6. アプリケーションにアカウントの使用を認可するには、Allow をクリックします。Trello はトークンのページにリダイレクトします。
  7. 次の接続プロパティを設定します。
    • APIKey = https://trello.com/app-key にあるキー。
    • Token = 取得したトークン。

API キーとトークンの両方が取得できたら、Trello APIへのリクエストの準備は完了です。

OAuth

認可の使用と同様に、OAuth は、アカウントの作成時にApplication Id とSecret を作成します。Web、デスクトップ、またはヘッドレスサーバーからOAuth を介して認証するには、 カスタムOAuth アプリケーションの作成 で説明するとおり、AuthSchemeOAuth に設定してカスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。

以下のサブセクションでは、3つの一般的な認証フローでのTrello への認証について詳しく説明します。

  • デスクトップ:ユーザーのローカルマシン上でのサーバーへの接続で、テストやプロトタイピングによく使用されます。
  • Web:共有ウェブサイト経由でデータにアクセスします。
  • ヘッドレスサーバー:他のコンピュータやそのユーザーにサービスを提供する専用コンピュータで、モニタやキーボードなしで動作するように構成されています。

カスタムOAuth アプリケーションの作成については、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。

Trello で利用可能な接続文字列プロパティの全リストは、Connection を参照してください。

デスクトップアプリケーション

カスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。 これらを設定すると、接続の準備が整います。

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ:

  • InitiateOAuth = GETANDREFRESHOAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します。
  • OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
  • OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
  • CallbackURL = アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。

接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでTrello のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。

アクセストークンの期限が切れたときは、本製品 は自動でアクセストークンをリフレッシュします。

OAuth アクセストークンの自動リフレッシュ:

本製品 がOAuth アクセストークンを自動的にリフレッシュするようにするには、次のように設定します。

  1. はじめてデータに接続する前に、次の接続プロパティを設定します。
    • InitiateOAuth = REFRESH
    • OAuthClientId = アプリケーション設定のクライアントId。
    • OAuthClientSecret = アプリケーション設定のクライアントシークレット。
    • OAuthAccessToken = GetOAuthAccessToken によって返されたアクセストークン。
    • OAuthSettingsLocation = 本製品 がOAuth 値を保存する場所のパス。これは接続間で維持されます。
  2. その後のデータ接続では、以下を設定します。
    • InitiateOAuth
    • OAuthSettingsLocation

ヘッドレスマシン

ヘッドレスマシンに置かれているリソースにログインする必要がある場合は、インターネットブラウザに対応した別の端末で認証する必要があります。 以下のいずれかの方法で行います。

  • オプション1:OAuthVerifier 値を取得します。
  • オプション2:インターネットブラウザに対応したマシンに本製品 をインストールし、通常のブラウザベースのフローで認証した後でOAuth 認証値を転送します。

オプション1またはオプション2を実行後、ヘッドレスマシンからアクセストークンを自動的にリフレッシュするようにドライバーを設定します。

オプション1:Verifier code を取得および交換

Verifier code を取得するには、OAuth Authorization URL で認証する必要があります。以下の手順に従います。

  1. インターネットブラウザに対応したマシンから認証してOAuthVerifier 接続プロパティを取得します。

    次のプロパティを設定します。

    • InitiateOAuth = OFF
    • OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
    • OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。

  2. GetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。ストアドプロシージャは、カスタムOAuth アプリケーションが登録されたときに構築されたCallbackURL を返します。 (カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。)

    このURL をコピーして、新しいブラウザのタブに貼り付けます。

  3. ログインして、本製品 にアクセス許可を与えます。OAuth アプリケーションは、code というパラメータを付加したリダイレクトURI にリダイレクトします。このパラメータの値を控えておきます。OAuthVerifier 接続プロパティを設定するために、後で必要になります。

  4. OAuth verifier code をOAuth リフレッシュトークンおよびアクセストークンと交換します。ヘッドレスマシンでは、次の接続プロパティを設定してOAuth 認証値を取得します。

    • InitiateOAuth = REFRESH
    • OAuthVerifier = 控えておいたverifier code(リダイレクトURI のcode パラメータの値)。
    • OAuthSettingsLocation = 暗号化されたOAuth 認証値を指定されたファイルに永続化。
    • OAuthClientId = カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントId。
    • OAuthClientSecret = カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントシークレット。

  5. 接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成します。

  6. 次のプロパティを再設定して、接続してください。

    • InitiateOAuth = REFRESH
    • OAuthSettingsLocation = 暗号化されたOAuth 認証値を含むファイル。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするには、このファイルが本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。
    • OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
    • OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。

オプション2:OAuth 設定を転送

ヘッドレスマシンでの接続に先立ち、インターネットブラウザに対応したデバイスでドライバーとの接続をインストールし、作成する必要があります。上述の「デスクトップアプリケーション」の説明に従って、接続プロパティを設定します。

「デスクトップアプリケーション」の手順が完了すると、生成された認証値は、OAuthSettingsLocation で指定されたパスに暗号化されて書き込まれます。デフォルトのファイル名はOAuthSettings.txt です。

接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成し、OAuth 設定ファイルをヘッドレスマシンにコピーします。

ヘッドレスマシンでデータに接続するには、次の接続プロパティを設定します。

  • InitiateOAuth = REFRESH
  • OAuthSettingsLocation = ブラウザでマシンからコピーしたOAuth 設定ファイルへのパス。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、このファイルが本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。
  • OAuthClientId = カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
  • OAuthClientSecret = カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。

ドライバーのアンインストール

ドライバーをアンインストールする最も簡単な方法は、ターミナルを開いて、インストールディレクトリにあるuninstall.sh スクリプトを実行します。次に例を示します。

cd "/Applications/CData ODBC Driver for Trello"
sudo ./uninstall.sh

Note:このスクリプトはインストールディレクトリから実行される必要があります。

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