接続の確立
JDBC データソースの作成
Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for Oracle に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。
- ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
- ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
cdata.jdbc.oracleoci.OracleOciDriver
- JDBC URL を入力します。次に例を示します。
jdbc:oracleoci:User=scott;Password=tiger;Server=127.0.0.1;Port=1521; or jdbc:cdata:oracleoci:User=scott;Password=tiger;Server=127.0.0.1;Port=1521;
上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:oracleoci:" または"jdbc:cdata:oracleoci:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。
Oracle OCI への接続
Oracle OCI は、以下の接続タイプをサポートしています。- Oracle Server
- OracleTNS
- LDAP
Oracle Server
適切なライブラリをPATH に追加(接続の前に で説明)したのち、次のプロパティを設定します。- User:Oracle データベースへの認証のためのユーザーId。
- Password:Oracle データベースへの認証のためのパスワード。
- Port:Oracle データベースをホスティングしているサーバーに接続する際のポート。
- ServiceName:Oracle データベースのサービス名。この値はOracle SQL*PLUS コマンドラインを使ってglobal_name をクエリ(select * from global_name)することで取得できます。
- Server:Oracle データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
OracleTNS
OracleTNS を介して認証するには、次のプロパティを設定します。- User:Oracle データベースへの認証のためのユーザーId。
- Password:Oracle データベースへの認証のためのパスワード。
- DataSource:Oracle ネット・サービス名、接続記述子(TNS 接続文字列とも呼ばれます)、または接続先のデータベースを識別する接続名。これらの値は、tnsnames.ora ファイルにあります。
次に例を示します。
DataSource='(DESCRIPTION=(ADDRESS=(protocol_address_information))(CONNECT_DATA= (SERVICE_NAME=service_name)))'
LDAP
LDAP サーバーを介して認証するには、次のプロパティを設定します。- User:Oracle データベースへの認証のためのユーザーId。
- Password:Oracle データベースへの認証のためのパスワード。
- LDAPUri:LDAP サーバーへの接続に使用されるLDAP URI。
- LDAPUser:LDAP サーバーのユーザーアカウント。
- LDAPPassword:LDAP ユーザーのパスワード。
接続文字列は以下のようになります。
LDAPUri=ldap://myldap.com:389/SERVICE_EXMPL,cn=OracleContext,dc=example,dc=com; User=ORACLEUSER; Password=OracleUserPassword;この接続タイプは、Oracle とLDAP の両方のユーザー名とパスワードが必要であることに注意してください。 システム管理者が匿名でのLDAP ログインを許可している場合は、LDAP のユーザー名とパスワードは必要ありません。