JDBC Driver for Oracle

Build 23.0.8839

接続の確立

JDBC データソースの作成

Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for Oracle に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。

  • ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
  • ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
    cdata.jdbc.oracleoci.OracleOciDriver
  • JDBC URL を入力します。次に例を示します。
    jdbc:oracleoci:User=scott;Password=tiger;Server=127.0.0.1;Port=1521;
    
    or
    
    jdbc:cdata:oracleoci:User=scott;Password=tiger;Server=127.0.0.1;Port=1521;

    上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:oracleoci:" または"jdbc:cdata:oracleoci:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。

接続の前に

Oracle に接続するには、まず、適切な環境変数を更新する必要があります。この変数には、本製品 に同梱されているOracle OCI ライブラリのアセンブリを含むフォルダの場所を含める必要があります。正しい環境変数はプラットフォームに依存します。

  • Windows:PATH にネイティブライブラリを設定してください。
  • Mac:DYLIB_LIBRARY_PATH にネイティブライブラリを設定してください。
  • Linux:LD_LIBRARY_PATH にネイティブライブラリを設定してください。

これらのネイティブライブラリは、本製品 のインストールディレクトリ内のlib フォルダに存在します。

Linux ユーザーへの注意事項:本製品 が使用するLinux Oracle OCI ライブラリには、AIO ライブラリとlibgcc ライブラリへの必須依存性が追加されています。

  • Debian/Ubuntu:
    sudo apt-get install libaio1

    apt-get install libc6 libstdc++6 zlib1g libgcc1
  • RHEL/CentOS/Fedora:
    sudo yum install libaio

    yum install glibc libstdc++ zlib libgcc

以下は、本製品 に必要な対応ライブラリです。

Debian/Ubuntu PackageRHEL/CentOS/Fedora PackageFile
libc6glibclinux-vdso.1
libc6glibclibm.so.6
libc6glibclibrt.so.1
libc6glibclibdl.so.2
libc6glibclibpthread.so.0
libc6glibclibc.so.6
libc6glibcld-linux-x86-64.so.2
libstdc++6libstdc++libstdc++.so.6
zlib1gzliblibz.so.1
libgcc1libgcclibgcc_s.so.1

Oracle OCI への接続

次の接続タイプが利用可能です。

  • Oracle Server
  • OracleTNS
  • LDAP

Oracle Server

適切なライブラリをPATH に追加したのち、次を設定して接続します。

  • User:Oracle データベースへの認証のためのユーザーId。
  • Password:Oracle データベースへの認証のためのパスワード。
  • Port:Oracle データベースをホスティングしているサーバーに接続する際のポート。
  • ServiceName:Oracle データベースのサービス名。この値はOracle SQL*PLUS コマンドラインを使ってglobal_name をクエリ(select * from global_name)することで取得できます。
  • Server:Oracle データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。

OracleTNS

接続する前に、次の接続プロパティを設定します。

  • User:Oracle データベースへの認証のためのユーザーId。
  • Password:Oracle データベースへの認証のためのパスワード。
  • DataSource:Oracle ネット・サービス名、接続記述子(TNS 接続文字列とも呼ばれます)、または接続先のデータベースを識別する接続名。これらの値は、tnsnames.ora ファイルにあります。

例:

DataSource='(DESCRIPTION=(ADDRESS=(protocol_address_information))(CONNECT_DATA= (SERVICE_NAME=service_name)))'

LDAP

このスキームでは、LDAP サーバーへの認証が必要です。次の接続プロパティを設定して接続します。

  • User:Oracle データベースへの認証のためのユーザーId。
  • Password:Oracle データベースへの認証のためのパスワード。
  • LDAPUri:LDAP サーバーへの接続に使用されるLDAP URI。
  • LDAPUser:LDAP サーバーのユーザーアカウント。
  • LDAPPassword:LDAP ユーザーのパスワード。

接続文字列は以下のようになります。

LDAPUri=ldap://myldap.com:389/SERVICE_EXMPL,cn=OracleContext,dc=example,dc=com; User=ORACLEUSER; Password=OracleUserPassword;
この接続タイプは、Oracle とLDAP の両方のユーザー名とパスワードが必要であることに注意してください。ただしシステム管理者が匿名でのLDAP ログインを許可している場合は、LDAP のユーザー名とパスワードは必要ありません。

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