接続の確立
JDBC データソースの作成
Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for SAP HANA に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。
- ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
- ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
cdata.jdbc.saphana.SAPHANADriver
- JDBC URL を入力します。次に例を示します。
jdbc:saphana:User=system;Password=mypassword;Server=localhost;Database=systemdb; or jdbc:cdata:saphana:User=system;Password=mypassword;Server=localhost;Database=systemdb;
上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:saphana:" または"jdbc:cdata:saphana:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。
SAP HANA Cloud への接続
データに接続するには以下を設定します。- Server:SAP HANA データベースインスタンスの名前またはネットワークアドレスに設定。
- Port:443に設定。
- UseSSL:Trueに設定。
SAP HANA On-Prem への接続
データに接続するには以下を設定します。
- Server:SAP HANA データベースインスタンスの名前またはネットワークアドレスに設定。
- Port:SAP HANA データベースをホスティングしているサーバーのポート。
SAP HANA への認証
接続の詳細を入力したら、次のデータベース資格情報を設定してSAP HANA に認証します。
- User:SAP HANA データベースとの認証のためのユーザー名。
- Password:SAP HANA データベースとの認証のためのパスワード。
Okta
AuthScheme をOkta に設定します。Okta への接続には、次の接続プロパティを使用します。
- User: Okta ユーザーに設定。
- Password: ユーザーのOkta パスワードに設定。
- SSOProperties(オプション): デバイスに送信されたOTP コードを設定。このプロパティは、OKTA サインオンのためにMFA が必要な場合にのみ使用します。
次のSSOProperties がOkta への認証に必要です。
- SSOLoginUrl: OKTA のログインURL に設定。
- MFAType(オプション): multi-factor type に設定。このプロパティは、OKTA サインオンのためにMFA が必要な場合にのみ使用します。このプロパティには次の値の一つを受け付けます。
- OKTAVerify
- SMS
- APIToken(オプション): Okta org から作成したAPI Token に設定。Okta クライアントリクエストコンテキストを上書きする、信頼されたアプリケーションまたはプロキシ経由でユーザーを認証する場合に使用してください。
次は接続文字列の例です。
AuthScheme=OKTA;User=username;Password=password;Server=myserver;SSO Properties='SSOLoginUrl=https://cdata-okta.okta.com';