JDBC Driver for Adobe Analytics

Build 23.0.8839

接続の確立

JDBC データソースの作成

Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for Adobe Analytics に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。

  • ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
  • ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
    cdata.jdbc.adobeanalytics.AdobeAnalyticsDriver
  • JDBC URL を入力します。次に例を示します。
    jdbc:adobeanalytics:InitiateOAuth=GETANDREFRESH;
    
    or
    
    jdbc:cdata:adobeanalytics:InitiateOAuth=GETANDREFRESH;

    上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:adobeanalytics:" または"jdbc:cdata:adobeanalytics:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。

Adobe Analytics への接続

Adobe Analytics に接続するには、GlobalCompanyId、およびRSID が識別される必要があります。デフォルトで、本製品 は自動的に会社とレポートスイートの識別を試みます。代わりに、会社とレポートスイートを明示的に指定することもできます。

Global Company Id

GlobalCompanyId はオプションの接続プロパティです。空のままにすると、本製品 が自動的にGlobal Company ID の検出を試みます。 Global Company ID を見つけるには:

  1. Swagger UI 上のusers/me エンドポイントのリクエストURL で見つけます。
  2. ユーザーエンドポイントを展開し、GET users/me ボタンをクリックします。
  3. [Try it out]ボタン ->[Execute]ボタンをクリックします。
  4. GlobalCompanyId 接続プロパティを、リクエストURL のusers/me エンドポイントの直前に表示されるGlobal Company ID に設定します。

Report Suite Id

RSID はオプションの接続プロパティです。設定されていない場合、ドライバーが自動的に検出を試みます。名前の横にある識別子とともにレポートスイートの完全なリストを取得するには、[管理者]->[レポートスイート]に進みます。

Adobe Analytics への認証

Adobe Analytics はOAuth 認証標準を利用しています。 OAuth 統合またはサービスアカウント統合で認証できます。

ユーザーアカウント(OAuth)

AuthScheme は、すべてのユーザーアカウントフローでOAuth に設定する必要があります。

NOTE: OAuth 経由のAdobe 認証では、2週間ごとにリフレッシュトークンを更新する必要があります。代わりにOAuthJWT を使用することを推奨します。

デスクトップアプリケーション

CData は、OAuth デスクトップ認証を簡略化する埋め込みOAuth アプリケーションを提供します。代わりに、カスタムOAuth アプリケーションを作成することも可能です。カスタムアプリケーションの作成およびその理由については、カスタムOAuth アプリの作成 を参照してください。

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ

以下を設定して、接続してください。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 交換の繰り返しや、手動でのOAuthAccessToken 設定を避けられます。
  • OAuthClientId(カスタムアプリのみ):アプリの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret(カスタムアプリのみ):アプリの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
  • CallbackURL(カスタムアプリのみ):アプリの登録時に定義されたリダイレクトURI に設定。例:https://localhost:3333
接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでAdobe Analytics のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。本製品 はこれでOAuth プロセスを完了します。
  1. 本製品 はAdobe Analytics からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします。
  2. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定された場所に保存され、接続間で永続化されるようにします。
本製品 はアクセストークンの期限が切れると自動的にリフレッシュします。

Web アプリケーション

Web アプリケーション経由で接続する場合は、Adobe Analytics にカスタムOAuth アプリを登録する必要があります。それから本製品 を使用してOAuth トークンの値を取得および管理します。詳しくは、カスタムOAuth アプリの作成 を参照してください。

OAuth アクセストークンの取得

次の接続プロパティを設定し、OAuthAccessToken を取得します。

  • OAuthClientId:アプリ設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。

続いてストアドプロシージャを呼び出し、OAuth 交換を完了します。

  1. GetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。CallbackURL インプットをアプリ設定で指定したリダイレクトURI に設定します。ストアドプロシージャがOAuth エンドポイントのURL を返します。
  2. ステップ1でストアドプロシージャが返したURL に移動します。ログインして、Web アプリケーションを認可します。認証後、ブラウザはリダイレクトURI にリダイレクトします。リダイレクトURI にはcode というパラメータが付加されます。このパラメータの値を控えておきます。
  3. GetOAuthAccessToken ストアドプロシージャを呼び出します。AuthMode インプットをWEB に設定します。Verifier インプットを、リダイレクトURI のクエリ文字列のcode パラメータに設定します。

アクセストークンとリフレッシュトークンを取得した後、データに接続し、OAuth アクセストークンを自動または手動でリフレッシュすることが可能です。

OAuth アクセストークンの自動リフレッシュ

本製品 がOAuth アクセストークンを自動的にリフレッシュするようにするには、最初のデータ接続で次のように設定します。

  • InitiateOAuth:REFRESH に設定。
  • OAuthClientId:アプリ設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
  • OAuthAccessTokenGetOAuthAccessToken によって返されたアクセストークンに設定。
  • OAuthRefreshTokenGetOAuthAccessToken によって返されたリフレッシュトークンに設定。
  • OAuthSettingsLocation:本製品 がOAuth 値を保存する場所に設定。これは接続間で維持されます。

OAuth アクセストークンの手動リフレッシュ

データ接続時に手動でOAuth アクセストークンをリフレッシュするために必要な値は、OAuth リフレッシュトークンのみです。 RefreshOAuthAccessToken ストアドプロシージャを使用して、GetOAuthAccessToken によって返されたExpiresIn パラメータ値が経過した後に手動でOAuthAccessToken をリフレッシュし、次の接続プロパティを設定します。

  • OAuthClientId:アプリ設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。

次に、RefreshOAuthAccessToken を呼び出し、OAuthRefreshTokenGetOAuthAccessToken によって返されたOAuth リフレッシュトークンを指定します。新しいトークンが取得できたら、OAuthAccessToken プロパティにRefreshOAuthAccessToken によって返された値を設定し、新しい接続をオープンします。

最後に、OAuth リフレッシュトークンを保存し、OAuth アクセストークンの有効期限が切れた後に手動でリフレッシュできるようにします。

ヘッドレスマシン

ヘッドレスマシンのユーザーアカウントでOAuth を使用するようにドライバーを設定するには、インターネットブラウザに対応した別の端末で認証する必要があります。

  1. 以下のオプションから選択します。
    • オプション1:後述の「Verifier code を取得および交換」に従い、OAuthVerifier 値を取得します。
    • オプション2:インターネットブラウザに対応したマシンに本製品 をインストールし、後述の「OAuth 設定を転送」の説明に従い、通常のブラウザベースのフローで認証後にOAuth 認証値を転送します。
  2. 次に、ヘッドレスマシンからアクセストークンを自動的にリフレッシュするように本製品 を設定します。

オプション1:Verifier code を取得および交換

Verifier code を取得するには、OAuth Authorization URL で認証する必要があります。

インターネットブラウザに対応したマシンから認証してOAuthVerifier 接続プロパティを取得する方法は次のとおりです。

  1. 以下のオプションから選択します。
    • 埋め込みOAuth アプリケーションを使用する場合は、GetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。ストアドプロシージャによって返されたURL をブラウザで開きます。
    • カスタムOAuth アプリケーションを使用するには、以下のプロパティを設定します。
      • InitiateOAuthOFF に設定。
      • OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
      • OAuthClientSecret:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
      次に、適切なCallbackURL を指定してGetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。ストアドプロシージャによって返されたURL をブラウザで開きます。
  2. ログインして、本製品 にアクセス許可を与えます。すると、リダイレクトURI にリダイレクトされます。リダイレクトURI にはcode というパラメータが付加されます。このパラメータの値を控えておきます。後ほどこれをOAuthVerifier 接続プロパティに設定します。
次に、OAuth verifier code をOAuth リフレッシュトークンおよびアクセストークンと交換する必要があります。

ヘッドレスマシンでは、次の接続プロパティを設定してOAuth 認証値を取得します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthVerifier:これを、控えておいたverifier code(リダイレクトURI のcode パラメータの値)に設定します。
  • OAuthClientId(カスタムアプリのみ):カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret(カスタムアプリのみ):カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
  • OAuthSettingsLocation:これを設定すると、暗号化されたOAuth 認証値が指定された場所に永続化されます。

接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成し、以下のプロパティを再設定して接続します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthClientId:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
  • OAuthSettingsLocation:暗号化されたOAuth 認証値が保存される場所に設定。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、この場所が本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。

オプション2:OAuth 設定を転送

ヘッドレスマシンでの接続に先立ち、インターネットブラウザに対応したデバイスでドライバとの接続をインストールし、作成する必要があります。上述の「デスクトップアプリケーション」の説明に従って、接続プロパティを設定します。

「デスクトップアプリケーション」の手順が完了すると、生成された認証値は、OAuthSettingsLocation で指定された場所に暗号化されて書き込まれます。デフォルトのファイル名はOAuthSettings.txt です。

接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成し、OAuth 設定ファイルをヘッドレスマシンにコピーします。

ヘッドレスマシンで、次の接続プロパティを設定し、データに接続します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthClientId:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
  • OAuthSettingsLocation:ブラウザでマシンからコピーしたOAuth 設定ファイルの場所に設定。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、この場所が本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。

サービスアカウント(JWT OAuth)

この方法で認証するには、AuthScheme をOAuthJWT に設定します。

サービスアカウントには、ブラウザによるユーザー認証が不要なサイレント認証があります。
このフローでは、アプリケーションを作成する必要があります。アプリの作成および認可については、カスタムOAuth アプリの作成 を参照してください。これでサービスアカウントにアクセス権があるAdobe Analytics データに接続できます。

次の接続プロパティを設定して、接続してください。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定。
  • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
  • OAuthJWTCertType:"PUBLIC_KEY_FILE" に設定。
  • OAuthJWTCert:生成した.key ファイルのパスに設定。
  • OAuthJWTCertPassword:.key ファイルのパスワードに設定。
  • OAuthJWTIssuer:Adobe I / O コンソール統合からのOrganization ID に設定。形式はorg_ident@AdobeOrg です。Adobe I / O API へのアクセス用に設定された組織を識別します。

接続すると、本製品 はサービスアカウントでのOAuth フローを完了します。

  1. 本製品 に要求されるクレームセットでJWT を作成し、サインします。
  2. JWT はアクセストークンと交換されます。
  3. OAuthSettingsLocation にOAuth 値を保存し、接続間で永続化されるようにします。
  4. トークンの期限が切れたときは、JWT を送り、新しいアクセストークンと交換します。

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