CData Python Connector for SAP ERP

Build 24.0.9062

サポートされているエディションおよびコンテンツ

SAP と通信する方法

CData Python Connector for SAP ERP では、以下の方法を使用してSAP R/3 システムと通信できます:

  • Business Application Programming Interface(BAPI)
  • Remote Function Call(RFC)
  • SAP テーブル
  • SAP クエリ
  • IDoc メッセージ

用語説明

SAP:SAP とは、サポートされているすべてのSAP エディションの総称です。これは一般的にSAP ECC バージョン6+ および SAP S/4 Hana オンプレミス を示しますが、RFC SDK をサポートする他のエディションも含まれます。CData Python Connector for SAP ERP が機能するには、RFC SDK をサポートするSAP のエディションへの接続が必要です。

汎用モジュール:汎用モジュールとは、ほぼすべての操作を実行するために使用できるSAP のプログラムや機能の一種です。これらのモジュールは、SE37 TCode を介してSAP 内でテストおよび記述できます。

RFC:リモートファンクションコール(RFC)は、外部アプリケーションから実行できるAPI コールとしてモデル化された汎用モジュールの一種です。 これには、SAP サーバーにインストールされるSAP が配布するライブラリの使用が含まれ、sap.com からダウンロードすることもできます。 特定のRFC は、SAP のアップグレードで維持される場合とされない場合があります。SAP が提供する標準RFC があるため、違いがある場合や、古いエディションには存在しない場合があります。 カスタムRFC は、統合をサポートするために構築でき(多くの場合構築され)、SAP の顧客が維持する必要があります。 慣例により、カスタムRFC はZ から始まります。

BAPI:Business API(BAPI)は、SAP が配布および管理しているRFC の一種で、ビジネスロジックの操作にアクセスできるようにするためのものです。 BAPI には、ビジネスオブジェクトの種類に固有のメソッドがあります。例えば、Customer オブジェクトのみに関連するBAPI が約60あります。 実際には、通常使用されるものはごくわずかです。

SAP テーブル:SAP テーブルは、SAP にデータを格納するテーブルです。これらはビジネスオブジェクトとは異なります。例えば、SAP にはPurchase Order テーブルはありません。 代わりに、EBAN、EBKN、EINA、EKPO、など、購買発注データを含む多くのテーブルがあります。 カスタムテーブルは、慣例によりZ から始まります。

SAP クエリ :SAP クエリは、1つ以上のテーブルから取得する情報の詳細を記述した、SAP に保存されたオブジェクトです。これらは通常、レポート目的で使用されます。

SAP エディション

弊社のRFC 接続のサポートとは、RFC 接続をサポートしているSAP のすべてのエディションと接続に必要な特定のRFC が動作することを意味します。具体的には、以下への接続をサポートしています:

  • SAP BW
  • SAP ECC
  • SAP ERP
  • SAP R/3
  • SAP S/4 Hana オンプレミス

RFC 接続をサポートしている他のエディションもサポートされる可能性があります。

利用可能なコンテンツ

以下のSAP コンテンツはCData Python Connector for SAP ERP からアクセス可能です。

SAP テーブル:SAP テーブルは、TableMode 接続プロパティを介して自動的にビューとして公開されます。 扱いたいSAP テーブルが正確にわかっている場合は、TableMode をオーバーライドするViews 接続プロパティ経由で指定できます。 テーブルにはビジネスオブジェクトの一部が含まれているため、SAP ではテーブル自体を直接変更することを推奨していません。 代わりに、BAPI を使用してテーブル状のデータを変更することをお勧めしています。このため、当社のツールはSAP テーブルの直接の変更をサポートしていません。

BAPI およびRFC:BAPI およびRFC は、ストアドプロシージャとして直接公開されます。デフォルトでは、キーワードBAPI で始まるすべてのRFC は、利用可能なストアドプロシージャとして表示されます。 この動作は、StoredProcedureFilter 接続プロパティを変えることで変更できます。

SAP クエリ :SAP クエリもビューとして公開されますが、デフォルトではオフになっています。これらは、SAP テーブルやBAPI ほど一般的には必要とされていません。 SAP クエリを公開したい場合は、QueryMode 接続プロパティを変更してください。

未処理のIDoc および IDoc XML:Intermediate Document(IDoc)ファイルは、あるシステムから別のシステムへ、電子メッセージの形でビジネストランザクションデータを伝送するSAP オブジェクトです。 IDocs は、電子データ交換(EDI)システムを介して、SAP からSAP 以外のシステムにデータを転送します。 転送が2つのSAP システム間で行われる場合、IDocs はALE 技術を採用します。

詳しくは、プロバイダースキーマ を参照してください。

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