依存関係の設定
Windows でCData Python Connector for SAP ERP を使用している場合は、RFC API を使用してSAP システムに接続します。
Mac またはLinux の場合は、以下のJCo JAR ファイルの指示に従います。
Classic RFC SDK を使用した接続
ライブラリlibrfc32.dll で提供されるUnicode サポートのないClassic RFC SDK を使用するには、ConnectionType を Classic に設定します。 実行時にアクセス可能な場所(system32、またはインストールディレクトリや自身のパスのbin フォルダなど)にアセンブリを配置します。
Unicord サポートのClassic RFC SDK を使用した接続
Unicode サポートのあるClassic RFC SDK を使用するには、 ConnectionType をClassic_Unicode に設定します。
実行時にアクセス可能な場所(system32、またはインストールディレクトリのbin フォルダなど)に以下のアセンブリを配置します。
- librfc32u.dll
- icudt34.dll
- icuin34.dll
- icuuc34.dll
NetWeaver RFC SDK を使用した接続
接続する前に、有効なS-User Id を持ち、SAP ソフトウェアダウンロードサイトにアクセスできる必要があります。また、SAP ポータルからSAP コンテンツをダウンロードできる必要があります。 必要なSDK をダウンロードするには、以下の手順に従います。- https://me.sap.com/softwarecenter に移動します。
- "Downloads" ページで、sap nw rfc を検索します。
- SAP NW FRC SDK 7.50 をクリックします。
- 使用するプラットフォームを選択し、ダウンロードします。
NetWeaver RFC SDK を使用するには、ConnectionType をNetWeaver に設定します。
実行時にアクセス可能な場所(system32、またはインストールディレクトリのbin フォルダなど)に以下のアセンブリを配置します。
- sapnwrfc.dll
- icudt34.dll
- icuin34.dll
- icuuc34.dll
- libicudecnumber.dll
- libsapucum.dll
SOAP インターフェースおよびRFC URL を使用した接続
SOAP インターフェースを使用して接続するには、以下を設定します。
- ConnectionType:Soap に設定。
- RFCUrl:SAP システムのSOAP URL に設定。
このタイプの接続が正しく動作するには、SOAP サービスがSAP システムで有効になっている必要があります。
JCo JAR ファイルを使用した接続
CData Python Connector for SAP ERP はSAP RFC を利用してクエリを実行してSAP からデータを取得します。RFC はJCo(Java コネクタ)JAR ファイルに依存します。SAP との通信に使用されるRFC SDK へアクセスするには、SAP JCo(Java コネクタ)を使用できます。 INI ファイルで指定されたCLASS_PATH にsapjco3.jar を含め、JAR のネイティブライブラリの場所がsapjco3 ライブラリを含むフォルダに設定されていることを確認してください。
また、ライブラリのビット数(32ビットまたは64ビット)が、アプリケーションを実行しているJava 仮想マシン(JVM)のビット数と一致していることを確認する必要があります。 これらの間に不一致があると、JVM がネイティブライブラリをロードできず、SAP システムへの接続を確立できないというエラーが発生する可能性があります。 ダウンロードする前にシステムの構成を確認し、対応するバージョンのライブラリをダウンロードしてください。
- Windows では、sapjco3.jar と同じディレクトリにsapjco3.dll を配置します。
- Linux では、sapjco3.jar と同じディレクトリにlibsapjco3.so ファイルを配置します。
- Mac OS X では、sapjco3.jar と同じディレクトリにlibsapjco3.jnilib ファイルを配置します。
以下の手順に従って、関連するjar ファイルをダウンロードします。
- SAP Java Connector を開きます。
- 使用するプラットフォームに適したJco バージョンを選択します。
- ダウンロードリンクをクリックします。ログインページが開きます。
- 有効なS-User ID でSAP サイトにログインします。
- パッケージをダウンロードします。