ODBC Driver for SAP ERP

Build 23.0.8839

macOS DSN の構成

このセクションでは、macOS でODBC 接続をセットアップしDSN を設定する方法を示します:

macOS の最小バージョン

CData ODBC Driver for SAP ERP 本製品 にはmacOS Sierra (10.12) 以上が必要です。

ドライバーのライセンス

端末で次のコマンドを実行して、本製品 のライセンスを取得します。評価版をアクティベートするには、<key> の入力を省略してください。

cd "/Applications/CData ODBC Driver for SAP ERP/bin"
sudo ./install-license.sh <key>

名前とパスワードを入力するよう求められます。これらは、あなたの名前とマシンのパスワードを指します。

RFC API との接続

CData ODBC Driver for SAP ERP はSAP RFC インターフェースを使用してSAP システムに接続します。ConnectionType は接続に使用するRFC API を指定します。

接続するには、RFC API に対応するSAP ライブラリの入手が必要です。

Classic RFC SDK を使用した接続

ライブラリlibrfc32.dll で提供されるUnicode サポートのないClassic RFC SDK を使用するには、ConnectionTypeClassic に設定します。 実行時にアクセス可能な場所(system32、またはインストールディレクトリのbin フォルダなど)にアセンブリを配置します。

Unicord サポートのClassic RFC SDK を使用した接続

Unicode サポートのあるClassic RFC SDK を使用するには、 ConnectionTypeClassic_Unicode に設定します。

実行時にアクセス可能な場所(system32、またはインストールディレクトリのbin フォルダなど)に以下のアセンブリを配置します。

  • librfc32u.dll
  • icudt34.dll
  • icuin34.dll
  • icuuc34.dll

NetWeaver RFC SDK を使用した接続

接続する前に、有効なS-User Id を持ち、SAP ソフトウェアダウンロードサイトにアクセスできる必要があります。また、SAP ポータルからSAP コンテンツをダウンロードできる必要があります。 必要なSDK をダウンロードするには、以下の手順に従います。

  1. https://me.sap.com/softwarecenter に移動します。
  2. "Downloads" ページで、sap nw rfc を検索します。
  3. SAP NW FRC SDK 7.50 をクリックします。
  4. 使用するプラットフォームを選択し、ダウンロードします。

NetWeaver RFC SDK を使用するには、ConnectionTypeNetWeaver に設定します。

実行時にアクセス可能な場所(system32、またはインストールディレクトリのbin フォルダなど)に以下のアセンブリを配置します。

  • sapnwrfc.dll
  • icudt34.dll
  • icuin34.dll
  • icuuc34.dll
  • libicudecnumber.dll
  • libsapucum.dll

SOAP インターフェースおよびRFC URL を使用した接続

SOAP インターフェースを使用して接続するには、以下を設定します。

  • ConnectionTypeSoap に設定。
  • RFCUrl:SAP システムのSOAP URL に設定。

このタイプの接続が正しく動作するには、SOAP サービスがSAP システムで有効になっている必要があります。

必須RFC

CData ODBC Driver for SAP ERP が使用するRFC は次のとおりです。以下にリストされているものが利用できない場合、一部またはすべての機能が動作しない可能性があります。 T-Code SE37 を使用すると、SAP で利用可能な汎用モジュールを表示できます。

  • DDIF_FIELDINFO_GET
  • RFC_GET_FUNCTION_INTERFACE
  • RFC_GET_STRUCTURE_DEFINITION
  • RFC_GET_SYSTEM_INFO
  • RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE
  • RFC_READ_TABLE
  • SLDAG_CHECK_FOR_UNICODE

SAP ERP への接続

接続するには以下を設定します。

  • Host:ターゲットシステムのホスト名。ホスト名はホストファイルに定義されている通常のホスト名、123.123.123.123 のようなIP アドレス、または"/H/hostname/S/port/H/host/S/port/ ..." のようなSAProuter アドレスにすることができます。
  • User:SAP システムに認証しているユーザー。
  • Password:SAP システムへの認証に使われるパスワード。
  • Client:SAP システムに認証しているクライアント。
  • SystemNumber:ターゲットシステムが定義される番号。
  • Language:SAP ERP へのログインに使用するISO 639-1 言語コード。デフォルトは"EN" です。

Host マシンとは別のマシンに接続するには、Host を以下に置き換えます。

  • GatewayHost:接続先のゲートウェイホスト。指定されない場合は、プロバイダーはHost によって指定されたSAP システムへの接続を試みます。
  • GatewayService:接続先のゲートウェイサービス。指定されない場合は、SAP システムはデフォルトの"sapgw##" を使用します。"##" はSystemNumber です。

分散システム、または別の構成のシステムに接続するには、データアクセスのファインチューニング を参照してください。

証明書

CData ODBC Driver for SAP ERP はユーザーとパスワードの認証に加え、証明書認証にも対応しています。証明書認証を使用するには、PEM 形式のX509 証明書を含むファイルを指すか、SAP ログオン時の認証に直接使用されるPEM blob を指すように、X509Certificate 接続プロパティを設定します。 X509Certificate の設定の他に、適切なSNC 接続プロパティの指定が必要です。 SNC 接続プロパティはデータアクセスのファインチューニング に記載されています。

ドライバーのアンインストール

ドライバーをアンインストールする最も簡単な方法は、ターミナルを開いて、インストールディレクトリにあるuninstall.sh スクリプトを実行します。次に例を示します。

cd "/Applications/CData ODBC Driver for SAP ERP"
sudo ./uninstall.sh

Note:このスクリプトはインストールディレクトリから実行される必要があります。

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