JDBC Driver for SAP ERP

Build 23.0.8839

接続の確立

JDBC データソースの作成

Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for SAP ERP に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。

  • ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
  • ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
    cdata.jdbc.saperp.SAPERPDriver
  • JDBC URL を入力します。次に例を示します。
    jdbc:saperp:Host=sap.mydomain.com;User=EXT90033;Password=xxx;Client=800;System Number=09;ConnectionType=JCo;
    
    or
    
    jdbc:cdata:saperp:Host=sap.mydomain.com;User=EXT90033;Password=xxx;Client=800;System Number=09;ConnectionType=JCo;

    上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:saperp:" または"jdbc:cdata:saperp:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。

RFC API との接続

CData JDBC Driver for SAP ERP はSAP RFC インターフェースを使用してSAP システムに接続します。

接続するには、RFC API に対応するSAP ライブラリの入手が必要です。CData JDBC Driver for SAP ERP はSAP RFC を利用してクエリを実行してSAP からデータを取得します。RFC はJCo(Java コネクタ)JAR ファイルに依存します。

JCo JAR ファイルを使用した接続

sapjco3 ネイティブライブラリと一緒にsapjco3.jar をパスに含める必要があります。

さらに、sapjco3.dll をsapjco3.jar の隣に配置する必要があります。Linux では、libsapjco3.so ファイルです。 Mac OS X では、libsapjco3.jnilib ファイルです。

以下の手順に従って、関連するjar ファイルをダウンロードします。

  1. SAP Java Connector を開きます。
  2. 使用するプラットフォームに適したJco バージョンを選択します。
  3. ダウンロードリンクをクリックすると、ログインページが開きます。
  4. 有効なS-User ID でSAP サイトにログインします。
  5. パッケージをダウンロードします。

必須RFC

CData JDBC Driver for SAP ERP が使用するRFC は次のとおりです。以下にリストされているものが利用できない場合、一部またはすべての機能が動作しない可能性があります。 T-Code SE37 を使用すると、SAP で利用可能な汎用モジュールを表示できます。

  • DDIF_FIELDINFO_GET
  • RFC_GET_FUNCTION_INTERFACE
  • RFC_GET_STRUCTURE_DEFINITION
  • RFC_GET_SYSTEM_INFO
  • RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE
  • RFC_READ_TABLE
  • SLDAG_CHECK_FOR_UNICODE

SAP ERP への接続

接続するには以下を設定します。

  • Host:ターゲットシステムのホスト名。ホスト名はホストファイルに定義されている通常のホスト名、123.123.123.123 のようなIP アドレス、または"/H/hostname/S/port/H/host/S/port/ ..." のようなSAProuter アドレスにすることができます。
  • User:SAP システムに認証しているユーザー。
  • Password:SAP システムへの認証に使われるパスワード。
  • Client:SAP システムに認証しているクライアント。
  • SystemNumber:ターゲットシステムが定義される番号。
  • Language:SAP ERP へのログインに使用するISO 639-1 言語コード。デフォルトは"EN" です。

Host マシンとは別のマシンに接続するには、Host を以下に置き換えます。

  • GatewayHost:接続先のゲートウェイホスト。指定されない場合は、プロバイダーはHost によって指定されたSAP システムへの接続を試みます。
  • GatewayService:接続先のゲートウェイサービス。指定されない場合は、SAP システムはデフォルトの"sapgw##" を使用します。"##" はSystemNumber です。

分散システム、または別の構成のシステムに接続するには、データアクセスのファインチューニング を参照してください。

証明書

CData JDBC Driver for SAP ERP はユーザーとパスワードの認証に加え、証明書認証にも対応しています。証明書認証を使用するには、PEM 形式のX509 証明書を含むファイルを指すか、SAP ログオン時の認証に直接使用されるPEM blob を指すように、X509Certificate 接続プロパティを設定します。 X509Certificate の設定の他に、適切なSNC 接続プロパティの指定が必要です。 SNC 接続プロパティはデータアクセスのファインチューニング に記載されています。

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