CData Sync App は、SAP ERP データをデータベース、データレイク、またはデータウェアハウスに継続的にパイプライン化する簡単な方法を提供し、分析、レポート、AI、および機械学習で簡単に利用できるようにします。
SAP ERP コネクタはCData Sync アプリケーションから使用可能で、SAP ERP からデータを取得して、サポートされている任意の同期先に移動できます。
Sync App アプリケーションの接続 ページに移動し、接続の追加 パネルで対応するアイコンを選択して、SAP ERP への接続を作成します。SAP ERP アイコンが利用できない場合は、Add More アイコンをクリックしてCData サイトからSAP ERP コネクタをダウンロードおよびインストールします。
必須プロパティは[設定]タブにリストされています。[Advanced]タブには、通常は必要ない接続プロパティが表示されます。
CData Sync App はSAP RFC インターフェースを使用してSAP システムに接続します。 ConnectionType は接続に使用するRFC API を指定します。
接続するには、RFC API に対応するSAP ライブラリの入手が必要です。
ライブラリlibrfc32u.dll で提供されるUnicode サポートのないClassic RFC SDK を使用するには、ConnectionType を Classic に設定します。 実行時にアクセス可能な場所(system32、bin フォルダ、パスなど)にアセンブリを配置するだけです。
ライブラリlibrfc32u.dll で提供されるUnicode サポートのClassic RFC SDK を使用するには、 ConnectionType をClassic_Unicode に設定します。librfc32u.dll に加えて、RFC SDK の以下のライブラリも実行時に使用できます。
ConnectionType をNetWeaver に設定すると、NetWeaver RFC SDK sapnwrfc.dll を代わりに使用できます。 RFC SDK の以下のライブラリは、sapnwrfc.dll の使用に加えて実行時に使用できる必要があります。
SAP JCo(Java コネクタ )JAR ファイルは、SAP との通信に使用されるRFC SDK へのアクセスに使用できます。 ビルドパスにsapjco3.jar を含めて、JAR のネイティブライブラリの場所がsapjco3 ライブラリを含むフォルダに設定されていることを確認してください。 Windows マシンでは、system32 またはsyswow64 フォルダになります。 Linux では、libsapjco3.so ファイルになります。Mac OS X では、libsapjco3.jnilib ファイルになります。
Note:プラットフォームのビット数に合ったライブラリをダウンロードしてください。
SOAP インターフェースを使用して接続するには、以下を設定します。
このタイプの接続が正しく動作するには、SOAP サービスがSAP システムで有効になっている必要があります。
CData Sync App が使用するRFC は次のとおりです。以下にリストされているものが利用できない場合、一部またはすべての機能が動作しない可能性があります。 T-Code SE37 を使用すると、SAP で利用可能な汎用モジュールを表示できます。
接続するには以下を設定します。
Host マシンとは別のマシンに接続するには、Host を以下に置き換えます。
分散システム、または別の構成のシステムに接続するには、データアクセスのファインチューニング を参照してください。
CData Sync App はユーザーとパスワードの認証に加え、証明書認証にも対応しています。証明書認証を使用するには、PEM 形式のX509 証明書を含むファイルを指すか、SAP ログオン時の認証に直接使用されるPEM blob を指すように、X509Certificate 接続プロパティを設定します。 X509Certificate の設定の他に、適切なSNC 接続プロパティの指定が必要です。 SNC 接続プロパティはデータアクセスのファインチューニング に記載されています。
CData Sync App では、以下の方法を使用してSAP R/3 システムと通信できます:
SAP:SAP とは、サポートされているすべてのSAP エディションの総称です。これは一般的にSAP ECC バージョン6+ および SAP S/4 Hana オンプレミス を示しますが、RFC SDK をサポートする他のエディションも含まれます。CData Sync App が機能するには、RFC SDK をサポートするSAP のエディションへの接続が必要です。
汎用モジュール:汎用モジュールとは、ほぼすべての操作を実行するために使用できるSAP のプログラムや機能の一種です。これらのモジュールは、SE37 TCode を介してSAP 内でテストおよび記述できます。
RFC:RFC(リモートファンクションコール)は、外部アプリケーションから実行できるAPI コールとしてモデル化された汎用モジュールの一種です。 これには、SAP サーバーにインストールされるSAP が配布するライブラリの使用が含まれ、sap.com からダウンロードすることもできます。 特定のRFC は、SAP のアップグレードで維持される場合とされない場合があります。SAP が提供する標準RFC があるため、違いがある場合や、古いエディションには存在しない場合があります。 カスタムRFC は、統合をサポートするために構築でき(多くの場合構築され)、SAP の顧客が維持する必要があります。 慣例により、カスタムRFC はZ から始まります。
BAPI:Business API(BAPI)は、SAP が配布および管理しているRFC の一種で、ビジネスロジックの操作にアクセスできるようにするためのものです。 BAPI には、ビジネスオブジェクトの種類に固有のメソッドがあります。例えば、Customer オブジェクトのみに関連するBAPI が約60あります。 実際には、通常使用されるものはごくわずかです。
SAP テーブル:SAP テーブルは、SAP にデータを格納するテーブルです。これらはビジネスオブジェクトとは異なります。例えば、SAP にはPurchase Order テーブルはありません。 代わりに、EBAN、EBKN、EINA、EKPO、など、購買発注データを含む多くのテーブルがあります。 カスタムテーブルは、慣例によりZ から始まります。
SAP クエリ :SAP クエリは、1つ以上のテーブルから取得する情報の詳細を記述した、SAP に保存されたオブジェクトです。これらは通常、レポート目的で使用されます。
弊社のRFC 接続のサポートとは、RFC 接続をサポートしているSAP のすべてのエディションと接続に必要な特定のRFC が動作することを意味します。 具体的には、以下への接続をサポートしています:
RFC 接続をサポートしている場合は、他のエディションもサポートされる可能性があります。
以下のSAP コンテンツはCData Sync App からアクセス可能です。
SAP テーブル:SAP テーブルは、TableMode 接続プロパティを介して自動的にビューとして公開されます。扱いたいSAP テーブルが正確にわかっている場合は、TableMode をオーバーライドするViews 接続プロパティ経由で指定できます。 テーブルにはビジネスオブジェクトの一部が含まれているため、SAP ではテーブル自体を直接変更することを推奨していません。 代わりに、BAPI を使用してテーブル状のデータを変更することをお勧めしています。このため、当社のツールはSAP テーブルの直接の変更をサポートしていません。
BAPI およびRFC:BAPI およびRFC は、ストアドプロシージャとして直接公開されます。デフォルトでは、キーワードBAPI で始まるすべてのRFC は、利用可能なストアドプロシージャとして表示されます。 この動作は、StoredProcedureFilter 接続プロパティを変えることで変更できます。
SAP クエリ :SAP クエリもビューとして公開されますが、デフォルトではオフになっています。これらは、SAP テーブルやBAPI ほど一般的には必要とされていません。 SAP クエリを公開したい場合は、QueryMode 接続プロパティを変更してください。
先述のオブジェクトの使い方について詳しくは、プロバイダースキーマ を参照してください。
SAP システム内のエンティティの数によって、すべてのエンティティが同時に表示されているときに作業が難しくなる可能性があります。次のセクションでは、どのSAP エンティティを選択するかの概要を説明します。
SAP エンティティの操作の詳細については、プロバイダースキーマ を参照してください。
次の接続プロパティは、必要なエンティティを選択するための基本的な機能を提供します。
Sync App は、SAP RFC_READ_TABLE 関数を使ってSAP テーブルからデータを取得します。 RFC_READ_TABLE は十分にドキュメント化されており、一定の制限があります。
例えば、DATA_BUFFER_EXCEEDED 例外を考えてみます。SAP RFC_READ_TABLE には、データの各行に対してバッファできる512 バイトの固定サイズがあります。したがって、このバッファを超える量のカラムを選択することはできません。 512 バイトを超えて選択した場合は、各行に許容された最大バッファサイズを超過したため選択するカラム数を減らす必要がある旨を示す例外が発生します。
Sync App には、SAP RFC_READ_TABLE に類似したカスタムread-table RFC のコードが含まれていますが、DATA_BUFFER_EXCEEDED 問題を解決し、その他のRFC_READ_TABLE 制限を解決できる大きなバッファを備えています。
下記の手順に従って、付属のカスタムread-table RFC を使ってデフォルトのRFC_READ_TABLE の制限を回避します。
Z_CUSTOM_READ_TABLE.txt と共に、Z_CUSTOM_READ_TABLE_752.txt ファイルも存在します。こちらはABAP バージョン7.52 以降に対応しています。これはほぼZ_CUSTOM_READ_TABLE と同じですが、ABAP 7.52 で新たに利用可能になったキーワードを利用して、ABAP スクリプト自体ではなく、データベース内でページングを実行します。 これにより、ページングがはるかに効率的になり、大きなテーブルを扱う際に非常に顕著なパフォーマンスの向上が期待できます。 可能な限りZ_CUSTOM_READ_TABLE_752 RFC の使用が推奨されます。
ロードバランシングを使用するシステムのような分散SAP システムに接続する場合は、次の追加プロパティを設定する必要があります。 管理者は、[System Entry Properties]ダイアログの[Connection]タブでこれらの接続プロパティを取得できます。
SystemId:[System Id]ボックスの値に設定。
SystemId プロパティは、SAP システムのSystem Id またはR3Name です。System Id は最大3文字の文字列です。
MessageServer:[Message Server]ボックスの値に設定。SAProuter ボックスに値が指定されている場合は、SAProuter ボックスの値をMessageServer 接続文字列プロパティの値の前に付加します。
ロードバランシングを使用するSAP システムに接続する場合は、MessageServer プロパティを指定する必要があります。
Group:値が指定されている場合は、このプロパティを[Group/Server]ボックスの値に設定します。
Group プロパティは使われているログオングループを指定します。大抵のSAP システムでは、デフォルトはPUBLIC です。
専用アプリケーションサーバーまたはカスタムアプリケーションサーバーを使用してSAP システムに接続する場合は、[System Entry Properties]ダイアログの[Connection]タブで次の接続プロパティを取得できます。
SystemId:[System Id]ボックスの値に設定。
SystemId プロパティは、SAP システムのSystem Id またはR3Name です。System Id は最大3文字の文字列です。
Host:[Application Server]ボックスの値に設定。
Host プロパティはターゲットシステムのホスト名を指定します。 この値には、通常のホスト名、IP アドレス、またはSAProuter アドレスを使用できます。
SystemNumber:SystemNumber ボックスの値に設定。
SystemNumber プロパティはターゲットシステムを定義します。
管理者がSecure Network Communication(SNC;セキュアネットワーク通信) を設定している場合は、次の追加プロパティを設定する必要があります。[System Entry Properties]ダイアログの[Network]タブで、次のSNC 接続文字列プロパティを取得できます。
SNCMode:"Activate Secure Network Connections" チェックボックスが有効になっている場合は、SNCMode 接続文字列プロパティをTrue に設定します。このチェックボックスが無効の場合は、SNCMode 接続プロパティをFalse に設定します。
SNCMode 接続プロパティは、SNC を使用しているかどうかを決定するboolean 値です。デフォルト値はFalse です。
SNCPartnerName:[SNC Name]ボックスの値に設定。
SNCPartnerName プロパティは、アプリケーションサーバーのSNC 名を指定します。例:p:CN=IDS, OU=IT, O=CSW, C=DE
SNCName:オプション。[SNC Name]ボックスの値に設定。
SNCName プロパティは、SNC 接続の名前を指定します。このプロパティを設定して、接続に正しいSNC 名が使用されていることを確認します。
SNCQop:[Secure Network Settings]セクションの選択されたオプションに設定。例えば、Integrity オプションが選択されている場合、SNCQop プロパティを3 に設定します。
SNCQop プロパティはデータ保護のレベル(または品質)を指定します。 このプロパティが指定されていない場合は、このプロパティに整数 -1 が設定されます。有効な値は1、2、3、8、または9で、以下の保護レベルに対応します。
1 | 認証のみ。コミュニケーションパートナーのアイデンティティが検証されます。 |
2 | 整合性保護。SAP システムは、交換されたデータの変更または操作を検出します。 |
3 | プライバシー保護。このレベルは完全性と認証を提供します。SAP システムは転送されるメッセージを暗号化します。2 つのコミュニケーションパートナー以外誰もデータを読み取ったり改ざんしたりできません。これは最大レベルの保護です。 |
8 | デフォルト保護。 |
9 | 最大の保護。 |
SNCLibPath:SNC ライブラリのパスおよびファイル名に設定。
SNCLibPath プロパティは、使用しているセキュリティライブラリの完全パスを指定します。例えば、C:\Secude\secude.xll です。
このセクションでは、SAP ERP Sync App の高度な機能を厳選して説明します。
Sync App を使用すると、事前設定されたクエリによって内容が決定されるユーザー定義ビューと呼ばれる仮想テーブルを定義できます。 このビューは、ドライバーに発行されるクエリを直接制御できない場合に有効です。 カスタムビューの作成と設定の概要については、ユーザー定義ビュー を参照してください。
SSL の設定 を使用して、Sync App が証明書のネゴシエーションをどのように扱うかを調整します。さまざまな証明書形式を選択できます。 詳しくは、接続文字列オプションにあるSSLServerCert プロパティを参照してください。
Windows プロキシとHTTP プロキシを含むファイアウォールとプロキシ に合致するようSync App を設定します。トンネル接続を設定することもできます。
Sync App は、SAP ERP にできるだけ多くのSELECT ステートメント処理をオフロードし、残りのクエリをクライアント側のインメモリで処理します。
詳しくはクエリ処理 を参照してください。
CData ログを調整するために使用可能な設定の概要については、ログ を参照してください。基本的なロギングでは、 次の2つの接続プロパティを設定するだけです。LogModules 接続プロパティを使用してログに記録する情報のサブセットを選択できる、 より洗練されたロギングをサポートする多数の機能があります。
デフォルトでは、Sync App はサーバーの証明書をシステムの信頼できる証明書ストアと照合してSSL / TLS のネゴシエーションを試みます。
別の証明書を指定するには、利用可能なフォーマットについてSSLServerCert プロパティを参照してください。
Windows のシステムプロキシ経由の接続では、接続プロパティを追加で設定する必要はありません。他のプロキシに接続するには、ProxyAutoDetect をfalse に設定します。
さらにHTTP プロキシへの認証には、ProxyServer とProxyPort に加えてProxyAuthScheme、ProxyUser、およびProxyPassword を設定します。
次のプロパティを設定します。
CData Sync App はSAP テーブル、クエリ、および汎用モジュールのスキーマを、実行時に動的に取得します。ただし、SAP システム全体のメタデータを取得することは非効率的な場合があるため、Sync App はまたデフォルトのフィルタを適用してSAP システムの一片のみを表示します。
以下では、Sync App がSAP オブジェクトの各タイプをどのようにモデル化するかを説明します。Sync App が何を表示するかを決定する方法は、非常にカスタマイズ可能です。SAP オブジェクトの選択についての詳細は、SAP エンティティへのアクセス を参照してください。
SAP テーブルはビューとして表示されます。これは、SAP テーブルに直接変更を加えることをSAP が強く嫌っているためです。代わりに、BAPIs などの汎用モジュールを使用してテーブルデータを変更する必要があります。詳しくは、汎用モジュールを参照してください。
テーブルデータは、RFC_READ_TABLE またはZ_CUSTOM_READ_TABLE のいずれか(インストールされている場合)の汎用モジュールを使用して、SAP から取得されます。これらは基本的なSQL サポートへのアクセスを可能にしますが、join やgroup by などのより複雑なクエリはローカルで処理しなければなりません。さらに複雑なクエリは、SupportEnhancedSQL がtrue に設定されている限り、Sync App によって自動的に処理されます。
RFC_READ_TABLE の制限を回避するための詳細は、カスタム Read Table 関数の使用 を参照してください。
テーブル同様に、SAP クエリをリレーショナルビューとして扱うこともできます。デフォルトでは、多すぎるオプションでSync App が乱雑になるのを避けるためにオフになっています。これは、QueryMode 接続プロパティを使用してオンにできます。
テーブルとは異なり、SAP クエリでは、特定の値を入力として指定する必要があります。これらのクエリ入力は、SQL のpredicate の一部として指定できます。次に例を示します。
SELECT * FROM Z_SAP_QUERY WHERE InputName='x'
すべてのSAP クエリビューにはVariant カラムが含まれ、projection の一部としても入力できます。
SAP クエリの入力のみの値は、指定された値と同じ値として結果に反映されることに注意してください。これは、実際にSAP がそのように値を返したことを示すものではありません。これは、SQL ステートメントを有効にしておくために必要なことです。
SAP の汎用モジュールは、ほぼすべてのタスクに使用できます。これにはRFC_READ_TABLE などのSync App のRFC 呼び出しや、BAPI_PO_CREATE などのデータを変更する汎用モジュールが含まれます。
汎用モジュールは、ストアドプロシージャとして直接実行できます。SAP の汎用モジュールは、プリミティブ値と複雑な構造を受け入れて返します。対応するストアドプロシージャはSQL の型およびテーブルを受け入れて返します。次に例を示します。
EXEC STFC_CONNECTION
より複雑な例については、RFC_READ_TABLE を試してください。
EXEC RFC_READ_TABLE @QUERY_TABLE='MARA', @FIELDS='FIELDS#TEMP', @ROWCOUNT=1
上記の例では、MARA テーブルを返すためにRFC_READ_TABLE 汎用モジュールが実行されています。QUERY_TABLE およびROWCOUNT パラメータはプリミティブ値として渡されています。この汎用モジュールでは、FIELDS は入力テーブルです。この入力を提供するには、#TEMP構文とINSERT ステートメントを使用してテンポラリテーブルを作成します。例:
INSERT INTO FIELDS#TEMP (FIELDNAME) VALUES ('MANDT'); INSERT INTO FIELDS#TEMP (FIELDNAME) VALUES ('MATNR'); INSERT INTO FIELDS#TEMP (FIELDNAME) VALUES ('ERSDA'); INSERT INTO FIELDS#TEMP (FIELDNAME) VALUES ('ERNAM');
あるいは、JSON またはXML を使用して、#TEMP テーブルの使用が難しい環境用のテーブル形式データを送信できます。例:
EXEC RFC_READ_TABLE OPTIONS='{ \"TEXT\": \"TABNAME LIKE ''MARA%''\" }', QUERY_TABLE='DD02L', ROWCOUNT='1', ReturnTables='DATA'
動的なインメモリスキーマを使用する代わりに、GenerateSchemaFiles を使ってカスタマイズが容易な静的スキーマファイルを保存することができます。一般的なユースケースは、Sync App がストアドプロシージャにレポートする不要で余計な入出力を削除することです。
SAP には、汎用モジュールのテーブルを入力または出力のいずれかとして区別するメタデータはありません。どのテーブルが実際に入力として使用され、どのテーブルが出力として使用されているかを知る方法がないため、Sync App はテーブルを入力と出力の両方で使用可能であるとレポートします。
スキーマファイルを生成するには、GenerateSchemaFiles を"OnUse" に設定してストアドプロシージャを呼び出します。 また、Location プロパティをスキーマを出力したいフォルダに設定します。
スキーマファイルを変更するには、Location フォルダにある生成されたスキーマファイルをテキストエディタで開きます。それから不要な<input> または<output> タグを見つけて削除します。Sync App で接続を更新して、スキーマと変更内容を取得します。
ビューは、カラムと疑似カラムで構成されます。ビューは、データを示すという点でテーブルに似ていますが、ビューでは更新はサポートされません。通常、ビューとして表されるエンティティは、読み取り専用のエンティティです。多くの場合、これらのデータはストアドプロシージャを使用することで更新できます(その機能がデータソースに適用できる場合)。
ビューに対しては、通常のテーブルと同じようにクエリを実行でき、このときに返されるデータも同様です。
ビューとして公開されるクエリなどの動的ビューや、project_team ワークアイテムの特定の組み合わせを検索するためのビューがサポートされています。
Name | Description |
SearchFunctions | A list of SAP functions available in your system. |
A list of SAP functions available in your system.
Name | Type | Description |
Name | String | The name of the function. |
Group | String | The group name for the function. |
Filter | String | The filter you are using to search for functions with.
デフォルト値はRFC*です。 |
プロパティ | 説明 |
ConnectionType | 作成する接続のタイプ。 |
ConnectionScheme | SAP システムにメッセージサーバーを使用して接続するか(GroupServer)、または使用せずに接続するか(ApplicationServer)を指定します。 |
Host | ターゲットシステムのホスト名。 |
SystemNumber | ターゲットシステムが定義される番号。Host 接続プロパティを設定するときに使用します。 |
User | SAP システムに認証しているユーザー。 |
Password | SAP システムへの認証に使われるパスワード。 |
Client | SAP システムに認証しているクライアント。 |
X509Certificate | The X509 certificate used for login as an alternative to User , and Password . |
MessageServer | ロードバランシングを使用しているSAP システムに接続する場合は、メッセージサーバーを指定する必要があります。 |
Group | 使われているログオングループ。これは、一般的にはロードバランシングを使用しているSAP システムに接続する場合にのみ指定する必要があります。 |
SystemId | SAP システムのSystem Id またはR3Name は、最大3文字の文字列です。これは、ロードバランシング接続でよく使われます。 |
RFCURL | SAP に接続するSOAP インターフェースのURL。 |
MessageServerService | 接続先のメッセージサーバーサービス。 |
プロパティ | 説明 |
SNCMode | SNC を使用しているかどうかを決定するboolean。SNC を使用するには、これをtrue に設定します。 |
SNCName | SNC 接続の名前(オプション)。 |
SNCQop | SNC 接続の保護の品質 |
SNCPartnerName | アプリケーションサーバーのSNC 名。SNC を使用する場合は必須です。 |
SNCLibPath | 外部ライブラリのパスおよびファイル名の詳述(オプション)。 |
プロパティ | 説明 |
SSLServerCert | TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。 |
プロパティ | 説明 |
FirewallType | プロキシベースのファイアウォールで使われるプロトコル。 |
FirewallServer | プロキシベースのファイアウォールの名前もしくはIP アドレス。 |
FirewallPort | プロキシベースのファイアウォールのTCP ポート。 |
FirewallUser | プロキシベースのファイアウォールに認証するために使うユーザー名。 |
FirewallPassword | プロキシベースのファイアウォールへの認証に使われるパスワード。 |
プロパティ | 説明 |
ProxyAutoDetect | これは、システムプロキシ設定を使用するかどうかを示します。これは他のプロキシ設定よりも優先されるため、カスタムプロキシ設定を使用するにはProxyAutoDetect をFALSE に設定する必要があります。 |
ProxyServer | HTTP トラフィックをルートするためのプロキシのホストネームもしくはIP アドレス。 |
ProxyPort | ProxyServer プロキシが起動しているTCP ポート。 |
ProxyAuthScheme | ProxyServer プロキシへの認証で使われる認証タイプ。 |
ProxyUser | ProxyServer プロキシへの認証に使われるユーザー名。 |
ProxyPassword | ProxyServer プロキシへの認証に使われるパスワード。 |
ProxySSLType | ProxyServer プロキシへの接続時に使用するSSL タイプ。 |
ProxyExceptions | ProxyServer 経由での接続が免除される宛先ホスト名またはIP のセミコロン区切りのリスト。 |
プロパティ | 説明 |
LogModules | ログファイルに含めるコアモジュール。 |
プロパティ | 説明 |
BrowsableSchemas | このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。 |
Tables | このプロパティは、使用可能なテーブルのサブセットにレポートされるテーブルを制限します。例えば、Tables=TableA,TableB,TableC です。 |
Views | 使用可能なテーブルのサブセットにレポートされるビューを制限します。例えば、Views=ViewA,ViewB,ViewC です。 |
プロパティ | 説明 |
Charset | Unicode からマルチバイトへの変換に使用されるシステムコードページ。 |
EndianType | SAP サーバーのエンディアンタイプ。Big またはLittle のいずれかを入力します。 |
GatewayHost | 接続先のゲートウェイホスト。 |
GatewayService | 接続先のゲートウェイサービス。 |
GenerateSchemaFiles | スキーマファイルの生成方法を決定します。 |
InitialValueMode | SAP の初期値の扱い方。 |
Language | SAP システムに接続する際の言語の値。 |
Location | 選択したデータソースで動作するテーブル、ビュー、およびストアドプロシージャを定義するスキーマファイルを含むディレクトリへのパス。 新しいテーブルをprovider に追加するために、これを設定する必要があります。 |
MaxRows | クエリで集計またはグループ化を使用しない場合に返される行数を制限します。これにより、設計時にパフォーマンスの問題を回避できます。 |
Other | これらの隠しプロパティは特定のユースケースでのみ使用されます。 |
Pagesize | SAP から返されるページあたりの結果数。SAP テーブルにのみ使用されます。 |
PseudoColumns | このプロパティは、テーブルのカラムとして疑似カラムが含まれているかどうかを示します。 |
QueryMode | ビューとして表示するSAP クエリを決定します。 |
ReadTableFunction | テーブルデータの読み込みに使用する関数。 |
ServerTimeZone | The timezone by which the server is expected to report date and times values. |
StoredProcedureFilter | ストアドプロシージャとしてレポートする汎用モジュールを示すフィルタ。 |
TableMode | ビューとして表示するSAP テーブルを決定します。 |
Timeout | タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。 |
UseAdvancedReplication | Indicates if advanced replication features should be used when caching data. |
UseInternalNames | Specifies the whether to use the internalName of columns |
UseLabels | Set this property to determine if labels should be used for table and column names. |
UserDefinedViews | カスタムビューを含むJSON コンフィギュレーションファイルを指すファイルパス。 |
UseSimpleNames | テーブルとカラムに簡略名を使用するかどうかを決定するboolean。 |
UseUnicodeRFC | RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE を使用して構造情報を取得するかどうかを示すboolean。 |
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なAuthentication プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
ConnectionType | 作成する接続のタイプ。 |
ConnectionScheme | SAP システムにメッセージサーバーを使用して接続するか(GroupServer)、または使用せずに接続するか(ApplicationServer)を指定します。 |
Host | ターゲットシステムのホスト名。 |
SystemNumber | ターゲットシステムが定義される番号。Host 接続プロパティを設定するときに使用します。 |
User | SAP システムに認証しているユーザー。 |
Password | SAP システムへの認証に使われるパスワード。 |
Client | SAP システムに認証しているクライアント。 |
X509Certificate | The X509 certificate used for login as an alternative to User , and Password . |
MessageServer | ロードバランシングを使用しているSAP システムに接続する場合は、メッセージサーバーを指定する必要があります。 |
Group | 使われているログオングループ。これは、一般的にはロードバランシングを使用しているSAP システムに接続する場合にのみ指定する必要があります。 |
SystemId | SAP システムのSystem Id またはR3Name は、最大3文字の文字列です。これは、ロードバランシング接続でよく使われます。 |
RFCURL | SAP に接続するSOAP インターフェースのURL。 |
MessageServerService | 接続先のメッセージサーバーサービス。 |
作成する接続のタイプ。
SAP に作成する接続のタイプ。
librfc32.dll にはCLASSIC を使います。
librfc32u.dll にはCLASSIC_UNICODE を使います。
sapnwrfc.dll を使用していることを示すにはNETWEAVER を使います。
sapjco.jar を使用していることを示すにはJCO を使います。
SOAP を使用してRFC URL を設定していることを示すには、SOAP を使います。
SAP システムにメッセージサーバーを使用して接続するか(GroupServer)、または使用せずに接続するか(ApplicationServer)を指定します。
接続スキームを選択し、要求されたシステムプロパティを変更します。
GroupServer | SAP システムへの接続は、メッセージサーバーを使用して設定されます。この場合、ロードバランシングを行うことができます。 |
ApplicationServer (default) | SAP システムへの接続は、メッセージサーバーを使用せず、直接設定されます。 |
ターゲットシステムのホスト名。
ホスト名はホストファイルに定義されている通常のホスト名、123.123.123.123 のようなIP アドレス、または"/H/hostname/S/port/H/host/S/port/ ..." のようなSAProuter アドレスにすることができます。
SAP librfc32.dll インターフェースを介して接続する場合は、このプロパティは必須です。"librfc32.dll" はR/3 (NetWeaver) およびRFC API インストールに含まれています。SAP から直接取得することも可能です。
このプロパティは、SAP に接続するためにRFCUrl プロパティを使用しない場合にのみ必要です。
ターゲットシステムが定義される番号。Host 接続プロパティを設定するときに使用します。
有効な範囲は0 から99 です。一般に、この値は0 です。
The X509 certificate used for login as an alternative to User , and Password .
Using an X509 certificate for login requires also setting the SNC connection properties. The X509 certificate may be specified using a file path pointing to a file containing an X509 certificate in PEM format, a PEM blob beginning with the "-----BEGIN ..." header, or a PEM blob without the "-----BEGIN ..." header.
ロードバランシングを使用しているSAP システムに接続する場合は、メッセージサーバーを指定する必要があります。
ロードバランシングを使用してSAP システムに接続するときは、個々のアプリケーションサーバーの代わりにメッセージサーバーが使用されます。負荷は複数のアプリケーションサーバー間で分散され、クライアントはメッセージサーバーの名前だけがわかれば接続することができます。
使われているログオングループ。これは、一般的にはロードバランシングを使用しているSAP システムに接続する場合にのみ指定する必要があります。
大抵のSAP システムでは、デフォルトはPUBLIC です。
SAP システムのSystem Id またはR3Name は、最大3文字の文字列です。これは、ロードバランシング接続でよく使われます。
System Id は最大3文字の文字列です。これは、ロードバランシング機能を備えたSAP システムとの接続でよく使用されますが、専用アプリケーションサーバーを備えたSAP システムでも使用できます。
SAP に接続するSOAP インターフェースのURL。
SOAP インターフェース経由でSAP に接続する場合は、このプロパティをSAP システムのSOAP URL に設定する必要があります。
例えば、http://localhost:8000/sap/bc/soap/rfc です。
このタイプの接続が正しく動作するには、SOAP サービスがSAP システムで有効になっている必要があります。
接続先のメッセージサーバーサービス。
指定しない場合は、http が使用されます。Windows マシンでは、ポートマッピングに対するこれらのサービスはC:\windows\system32\drivers\etc\services に格納されます。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なSecurity プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
SNCMode | SNC を使用しているかどうかを決定するboolean。SNC を使用するには、これをtrue に設定します。 |
SNCName | SNC 接続の名前(オプション)。 |
SNCQop | SNC 接続の保護の品質 |
SNCPartnerName | アプリケーションサーバーのSNC 名。SNC を使用する場合は必須です。 |
SNCLibPath | 外部ライブラリのパスおよびファイル名の詳述(オプション)。 |
SNC を使用しているかどうかを決定するboolean。SNC を使用するには、これをtrue に設定します。
SNC セキュリティは、ConnectionType に記載されているRFC SDK の 一つを使用してSAP への接続を確立するときにのみ使われます。 SAP ログオンに進み 接続を右クリックして[プロパティ]を開くと、 指定する必要がある値を確認できます。システムエントリプロパティダイアログで、 [ネットワーク]->[セキュアネットワーク設定]ウィンドウを開きます。 このウィンドウには、SNC プロパティに指定する必要がある情報が含まれています。
SNC 接続の名前(オプション)。
このパラメータはオプションですが、接続に正しいSNC 名が使用されていることを確認するためにこのプロパティを設定することをお勧めします。
SNC 接続の保護の品質
指定されない場合は-1 です。アプリケーションサーバーによって最大で9までの整数になります。有効な値は1、2、3、8、または9で、以下の保護レベルに対応します。
1 | 認証のみ。 |
2 | 整合性保護(認証)。 |
3 | プライバシー保護(整合性および認証)。 |
8 | デフォルト保護。 |
9 | 最大の保護。 |
アプリケーションサーバーのSNC 名。SNC を使用する場合は必須です。
アプリケーションサーバーのSNC 名。
外部ライブラリのパスおよびファイル名の詳述(オプション)。
デフォルトは、環境変数SNC_LIB に定義されているシステム定義のライブラリです。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なSSL プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
SSLServerCert | TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。 |
TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。
TLS/SSL 接続を使用する場合は、このプロパティを使用して、サーバーが受け入れるTLS/SSL 証明書を指定できます。コンピュータによって信頼されていない他の証明書はすべて拒否されます。
このプロパティは、次のフォームを取ります:
説明 | 例 |
フルPEM 証明書(例では省略されています) | -----BEGIN CERTIFICATE----- MIIChTCCAe4CAQAwDQYJKoZIhv......Qw== -----END CERTIFICATE----- |
証明書を保有するローカルファイルへのパス。 | C:\cert.cer |
公開鍵(例では省略されています) | -----BEGIN RSA PUBLIC KEY----- MIGfMA0GCSq......AQAB -----END RSA PUBLIC KEY----- |
MD5 Thumbprint (hex 値はスペースおよびコロン区切り) | ecadbdda5a1529c58a1e9e09828d70e4 |
SHA1 Thumbprint (hex 値はスペースおよびコロン区切り) | 34a929226ae0819f2ec14b4a3d904f801cbb150d |
これを指定しない場合は、マシンが信用するすべての証明書が受け入れられます。
すべての証明書の受け入れを示すには、'*'を使用します。セキュリティ上の理由から、これはお勧めできません。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なFirewall プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
FirewallType | プロキシベースのファイアウォールで使われるプロトコル。 |
FirewallServer | プロキシベースのファイアウォールの名前もしくはIP アドレス。 |
FirewallPort | プロキシベースのファイアウォールのTCP ポート。 |
FirewallUser | プロキシベースのファイアウォールに認証するために使うユーザー名。 |
FirewallPassword | プロキシベースのファイアウォールへの認証に使われるパスワード。 |
プロキシベースのファイアウォールで使われるプロトコル。
このプロパティは、Sync App がFirewallServer プロキシ経由でトンネルトラフィックを使うためのプロトコルを指定します。デフォルトでは、Sync App はシステムプロキシに接続します。この動作を無効化し次のプロキシタイプのどれかで接続するには、ProxyAutoDetect をfalse に設定します。
タイプ | デフォルトポート | 説明 |
TUNNEL | 80 | これが設定されている場合、Sync App はSAP ERP への接続を開き、プロキシを経由して通信が行われます。 |
SOCKS4 | 1080 | これが設定されている場合、Sync App はデータをFirewallServer およびFirewallPort で指定されたSOCS 4 プロキシ経由で送信し、接続リクエストが許容されるかどうかを決定します。 |
SOCKS5 | 1080 | これが設定されている場合、Sync App はデータをFirewallServer およびFirewallPort で指定されたSOCS 5 プロキシ経由で送信します。プロキシに認証が必要な場合には、FirewallUser およびFirewallPassword をプロキシが認識する認証情報に設定します。 |
HTTP プロキシへの接続には、ProxyServer およびProxyPort ポートを使ってください。HTTP プロキシへの認証には、ProxyAuthScheme、ProxyUser、およびProxyPassword を使ってください。
プロキシベースのファイアウォールの名前もしくはIP アドレス。
ファイアウォールトラバーサルを許容するために設定するIP アドレス、DNS 名、もしくはプロキシホスト名を指定するプロパティです。プロトコルはFirewallType で指定されます。このプロパティとFirewallServer を使って、SOCKS 経由での接続、もしくはトンネリングが可能です。HTTP プロキシへの接続には、ProxyServer を使用します。
Sync App はデフォルトでシステムプロキシを使うので注意してください。他のプロキシを使う場合には、ProxyAutoDetect をfalse に設定してください。
プロキシベースのファイアウォールのTCP ポート。
ファイアウォールトラバーサルを許容するために設定するプロキシベースのファイアウォールのTCP ポート。名前もしくはIP アドレスを指定するには、FirewallServer を使います。FirewallType でプロトコルを指定します。
プロキシベースのファイアウォールに認証するために使うユーザー名。
FirewallUser およびFirewallPassword プロパティは、FirewallType により指定された認証方式に則り、FirewallServer、およびFirewallPort で指定されたプロキシに対しての認証に使われます。
プロキシベースのファイアウォールへの認証に使われるパスワード。
このプロパティは、FirewallType により指定された認証メソッドに則り、FirewallServer およびFirewallPort で指定されたプロキシに渡されます。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なProxy プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
ProxyAutoDetect | これは、システムプロキシ設定を使用するかどうかを示します。これは他のプロキシ設定よりも優先されるため、カスタムプロキシ設定を使用するにはProxyAutoDetect をFALSE に設定する必要があります。 |
ProxyServer | HTTP トラフィックをルートするためのプロキシのホストネームもしくはIP アドレス。 |
ProxyPort | ProxyServer プロキシが起動しているTCP ポート。 |
ProxyAuthScheme | ProxyServer プロキシへの認証で使われる認証タイプ。 |
ProxyUser | ProxyServer プロキシへの認証に使われるユーザー名。 |
ProxyPassword | ProxyServer プロキシへの認証に使われるパスワード。 |
ProxySSLType | ProxyServer プロキシへの接続時に使用するSSL タイプ。 |
ProxyExceptions | ProxyServer 経由での接続が免除される宛先ホスト名またはIP のセミコロン区切りのリスト。 |
これは、システムプロキシ設定を使用するかどうかを示します。これは他のプロキシ設定よりも優先されるため、カスタムプロキシ設定を使用するにはProxyAutoDetect をFALSE に設定する必要があります。
これは他のプロキシ設定よりも優先されるため、カスタムプロキシ設定を使用するにはProxyAutoDetect をFALSE に設定する必要があります。
HTTP プロキシへの接続には、ProxyServer を参照してください。SOCKS やトンネリングなどの他のプロキシには、FirewallType を参照してください。
HTTP トラフィックをルートするためのプロキシのホストネームもしくはIP アドレス。
HTTP トラフィックをルートするためのプロキシのホストネームもしくはIP アドレス。HTTP プロキシへの認証には、Sync App はHTTP、Windows(NTLM)、もしくはKerberos 認証タイプを使用することができます。
SOCKS プロキシを経由して接続する、もしくは接続をトンネルするには、FirewallType を参照してください。
デフォルトで、Sync App はsystem プロキシを使います。他のプロキシを使う場合には、ProxyAutoDetect をfalse に設定します。
ProxyServer プロキシが起動しているTCP ポート。
HTTP トラフィックをリダイレクトするHTTP プロキシが実行されているポート。ProxyServer でHTTP プロキシを指定します。その他のプロキシタイプについては、FirewallType を参照してください。
ProxyServer プロキシへの認証で使われる認証タイプ。
この値は、ProxyServer およびProxyPort で指定されるHTTP プロキシに認証するために使われる認証タイプを指定します。
Sync App は、デフォルトでsystem proxy settings を使い、追加での設定が不要です。他のプロキシへの接続をする場合には、ProxyServer およびProxyPort に加え、ProxyAutoDetect をfalse に設定します。認証するには、ProxyAuthScheme を設定し、必要な場合にはProxyUser およびProxyPassword を設定します。
認証タイプは、次のどれかになります。
SOCKS 5 認証のような他の認証タイプを使用するには、FirewallType を参照してください。
ProxyServer プロキシへの認証に使われるユーザー名。
ProxyUser および ProxyPassword オプションは、ProxyServer で指定されたHTTP プロキシに対して接続および認証するために使用されます。
ProxyAuthScheme で使用可能な認証タイプを選択することができます。HTTP 認証を使う場合、これをHTTP プロキシで識別可能なユーザーのユーザー名に設定します。Windows もしくはKerberos 認証を使用する場合、このプロパティを次の形式のどれかでユーザー名に設定します。
user@domain domain\user
ProxyServer プロキシへの認証に使われるパスワード。
このプロパティは、NTLM(Windows)、Kerberos、もしくはHTTP 認証をサポートするHTTP プロキシサーバーに認証するために使われます。HTTP プロキシを指定するためには、ProxyServer およびProxyPort を設定します。認証タイプを指定するためにはProxyAuthScheme を設定します。
HTTP 認証を使う場合、さらにHTTP プロキシにProxyUser およびProxyPassword を設定します。
NTLM 認証を使う場合、Windows パスワードにProxyUser およびProxyPassword を設定します。Kerberos 認証には、これらを入力する必要があります。
SOCKS 5 認証もしくは、トンネリングは、FirewallType を参照してください。
デフォルトで、Sync App はsystem プロキシを使います。他のプロキシに接続する場合には、これをfalse に設定します。
ProxyServer プロキシへの接続時に使用するSSL タイプ。
このプロパティは、ProxyServer で指定されたHTTP プロキシへの接続にSSL を使用するかどうかを決定します。この値は、AUTO、ALWAYS、NEVER、TUNNEL のいずれかです。有効な値は次のとおりです。
AUTO | デフォルト設定。URL がHTTPS URL の場合、Sync App は、TUNNEL オプションを使います。URL がHTTP URL の場合、コンポーネントはNEVER オプションを使います。 |
ALWAYS | 接続は、常にSSL 有効となります。 |
NEVER | 接続は、SSL 有効になりません。 |
TUNNEL | 接続は、トンネリングプロキシを経由します。プロキシサーバーがリモートホストへの接続を開き、プロキシを経由して通信が行われます。 |
ProxyServer 経由での接続が免除される宛先ホスト名またはIP のセミコロン区切りのリスト。
ProxyServer は、このプロパティで定義されたアドレスを除くすべてのアドレスに使用されます。セミコロンを使用してエントリを区切ります。
Sync App は、追加設定なしにデフォルトでシステムのプロキシ設定を使います。この接続のプロキシ例外を明示的に構成するには、ProxyAutoDetect をfalse に設定して、ProxyServer およびProxyPort を設定する必要があります。認証するには、ProxyAuthScheme を設定し、必要な場合にはProxyUser およびProxyPassword を設定します。
ログファイルに含めるコアモジュール。
指定された(';' で区切られた)モジュールのみがログファイルに含まれます。デフォルトではすべてのモジュールが含まれます。
概要はログ ページを参照してください。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なSchema プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
BrowsableSchemas | このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。 |
Tables | このプロパティは、使用可能なテーブルのサブセットにレポートされるテーブルを制限します。例えば、Tables=TableA,TableB,TableC です。 |
Views | 使用可能なテーブルのサブセットにレポートされるビューを制限します。例えば、Views=ViewA,ViewB,ViewC です。 |
このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。
スキーマをデータベースからリストすると、負荷がかかる可能性があります。接続文字列でスキーマのリストを提供すると、 パフォーマンスが向上します。
このプロパティは、使用可能なテーブルのサブセットにレポートされるテーブルを制限します。例えば、Tables=TableA,TableB,TableC です。
テーブルを複数のデータベースからリストすると、負荷がかかる可能性があります。接続文字列でテーブルのリストを提供すると、Sync App のパフォーマンスが向上します。
このプロパティは、作業したいビューがすでにわかっていて、ビューが多すぎる場合に、ビューを自動的にリストする代わりに使用することもできます。
カンマ区切りのリストで使用したいテーブルを指定します。各テーブルは、角かっこ、二重引用符、またはバッククオートを使用してエスケープされた特殊文字列を含む有効なSQL 識別子である必要があります。 例えば、Tables=TableA,[TableB/WithSlash],WithCatalog.WithSchema.`TableC With Space` です。
複数のスキーマまたはカタログを持つデータソースに接続する場合は、複数のカタログやスキーマに存在するテーブル間の曖昧さを避けるため、最後の例のように、このプロパティにテーブルの完全修飾名を指定する必要があることに注意してください。
使用可能なテーブルのサブセットにレポートされるビューを制限します。例えば、Views=ViewA,ViewB,ViewC です。
ビューを複数のデータベースからリストすると、負荷がかかる可能性があります。接続文字列でビューのリストを提供すると、Sync App のパフォーマンスが向上します。
このプロパティは、作業したいビューがすでにわかっていて、ビューが多すぎる場合に、ビューを自動的にリストする代わりに使用することもできます。
カンマ区切りのリストで使用したいビューを指定します。各ビューは、角かっこ、二重引用符、またはバッククオートを使用してエスケープされた特殊文字列を含む有効なSQL 識別子である必要があります。 例えば、Views=ViewA,[ViewB/WithSlash],WithCatalog.WithSchema.`ViewC With Space` です。
複数のスキーマまたはカタログを持つデータソースに接続する場合は、複数のカタログやスキーマに存在するテーブル間の曖昧さを避けるため、最後の例のように、このプロパティにテーブルの完全修飾名を指定する必要があることに注意してください。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なMiscellaneous プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
Charset | Unicode からマルチバイトへの変換に使用されるシステムコードページ。 |
EndianType | SAP サーバーのエンディアンタイプ。Big またはLittle のいずれかを入力します。 |
GatewayHost | 接続先のゲートウェイホスト。 |
GatewayService | 接続先のゲートウェイサービス。 |
GenerateSchemaFiles | スキーマファイルの生成方法を決定します。 |
InitialValueMode | SAP の初期値の扱い方。 |
Language | SAP システムに接続する際の言語の値。 |
Location | 選択したデータソースで動作するテーブル、ビュー、およびストアドプロシージャを定義するスキーマファイルを含むディレクトリへのパス。 新しいテーブルをprovider に追加するために、これを設定する必要があります。 |
MaxRows | クエリで集計またはグループ化を使用しない場合に返される行数を制限します。これにより、設計時にパフォーマンスの問題を回避できます。 |
Other | これらの隠しプロパティは特定のユースケースでのみ使用されます。 |
Pagesize | SAP から返されるページあたりの結果数。SAP テーブルにのみ使用されます。 |
PseudoColumns | このプロパティは、テーブルのカラムとして疑似カラムが含まれているかどうかを示します。 |
QueryMode | ビューとして表示するSAP クエリを決定します。 |
ReadTableFunction | テーブルデータの読み込みに使用する関数。 |
ServerTimeZone | The timezone by which the server is expected to report date and times values. |
StoredProcedureFilter | ストアドプロシージャとしてレポートする汎用モジュールを示すフィルタ。 |
TableMode | ビューとして表示するSAP テーブルを決定します。 |
Timeout | タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。 |
UseAdvancedReplication | Indicates if advanced replication features should be used when caching data. |
UseInternalNames | Specifies the whether to use the internalName of columns |
UseLabels | Set this property to determine if labels should be used for table and column names. |
UserDefinedViews | カスタムビューを含むJSON コンフィギュレーションファイルを指すファイルパス。 |
UseSimpleNames | テーブルとカラムに簡略名を使用するかどうかを決定するboolean。 |
UseUnicodeRFC | RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE を使用して構造情報を取得するかどうかを示すboolean。 |
Unicode からマルチバイトへの変換に使用されるシステムコードページ。
SAP はバイト配列でデータを返します。Sync App はこれを文字列に変換します。このプロパティは、変換を行うために使用するコードページを指定します。例えば、UTF-8 です。Sync App のデフォルトはマシンのコードページです。
一般的にはデフォルトが使用されますが、このプロパティはUnicode からマルチバイトへのエンコーディングの問題を修正するのに便利です。 例えば、米国のマシンで日本のSAP サーバーから日本語の文字を読み出している場合、正しく表示されるようにCharset をshift_jis に設定する必要があります。
SAP サーバーのエンディアンタイプ。Big またはLittle のいずれかを入力します。
SAP サーバーのエンディアンタイプがわからない場合は、この値をAuto に設定します。Sync App はエンディアンタイプの自動検出を試みます。しかし、もしSAP サーバーにこれを決定するRFC がない場合は、このプロパティを設定してエラーを回避できます。
接続先のゲートウェイサービス。
接続先のゲートウェイサービス。このプロパティは、Sync App がGatewayHost サーバーに接続するために使用するポートを決定します。指定されない場合は、SAP システムはデフォルトの"sapgw##" を使用します。"##" はSystemNumber です。
スキーマファイルの生成方法を決定します。
スキーマファイルは、CData Sync App に対する最も高い制御権を与えるために使用されます。
例えば、SAP システム全体のメタデータを取得するのは非効率的な場合があります。あるいは、特定のSAP エンティティのみを表示したいかもしれません。これらのエンティティの基本的なフィルタリングは、TableMode、QueryMode、およびStoredProcedureFilter プロパティで可能です。しかしながら、より詳細な制御が必要な場合があります。
スキーマファイルは、接続時にSync App が生成するスキーマをオーバーライドします。CData Sync App は、Location で指定されたフォルダに定義されたビューとストアドプロシージャをレポートします。これにより、個々のスキーマを扱うことができます。例えば、スキーマファイルを削除することで、個々のスキーマを削除できます。あるいは、カラムの表示方法もカスタマイズすることができます。
GenerateSchemaFiles をLocation と併用して、ファイルの生成方法と書き込む場所を指定します。 GenerateSchemaFiles をOnUse に設定すると、特定のビューに対してメタデータリクエストが行われたときにスキーマファイルが生成されます。GenerateSchemaFiles をOnStart に設定すると、接続が開かれたときにレポートされたすべてのビューのスキーマファイルが生成されます。
スキーマファイルは、すでにLocation フォルダに存在する場合は上書きされません。 メタデータの変更を取得するには、最初にスキーマファイルを削除してください。
SAP の初期値の扱い方。
Null に設定するとnull であるかのように扱います。InitialValue に設定すると、SAP から返った値をそのまま返します。
SAP システムに接続する際の言語の値。
このプロパティをSAP にログインするときに指定する言語に設定します。このプロパティは、SAP システムが使用する言語のISO 639-1 code です。デフォルトでは、EN が使われます。
選択したデータソースで動作するテーブル、ビュー、およびストアドプロシージャを定義するスキーマファイルを含むディレクトリへのパス。 新しいテーブルをprovider に追加するために、これを設定する必要があります。
Sync App のスキーマファイル(テーブルとビューの場合は.rsd ファイル、ストアドプロシージャの場合は.rsb ファイル)を含むディレクトリへのパス。 Location プロパティは、Sync App にさまざまなデータソースとのインターフェースを可能にします。
アプリケーションで使用するスキーマファイルは、別のアセンブリと一緒に配布する必要があります。また、Location は、これらのスキーマファイルを含むフォルダーをポイントしている必要があります。 このフォルダーの場所は、実行可能ファイルの場所からの相対パスにすることができます。
クエリで集計またはグループ化を使用しない場合に返される行数を制限します。これにより、設計時にパフォーマンスの問題を回避できます。
クエリで集計またはグループ化を使用しない場合に返される行数を制限します。これにより、設計時にパフォーマンスの問題を回避できます。
これらの隠しプロパティは特定のユースケースでのみ使用されます。
以下にリストされているプロパティは、特定のユースケースで使用可能です。通常のドライバーのユースケースおよび機能では、これらのプロパティは必要ありません。
複数のプロパティをセミコロン区切りリストで指定します。
DefaultColumnSize | データソースがメタデータにカラムの長さを提供しない場合に、文字列フィールドのデフォルトの長さを設定します。デフォルト値は2000です。 |
ConvertDateTimeToGMT | 日時の値を、マシンのローカルタイムではなくGMT グリニッジ標準時に変換するかどうかを決定します。 |
RecordToFile=filename | 基底のソケットデータ転送を指定のファイルに記録します。 |
SAP から返されるページあたりの結果数。SAP テーブルにのみ使用されます。
SAP から返されるページあたりの結果数。SAP テーブルにのみ使用されます。RFC_READ_TABLE はrowcount とrowskips パラメータをページングに使用します。 これは、データのやり取り中にページングすると想定外の動作を引き起こします。 例えば、データのやり取り中にテーブルに新しい行が挿入された場合、エントリの重複が起こる可能性があります。 また、テーブルから行が削除された場合は、戻ってきた結果に行がない可能性があります。 これは、返されるデータのページが1つしかない程度にページサイズを増やすことで回避できます。 ただし、これは大きなテーブルのパフォーマンスを大幅に低下させる可能性があることに注意してください。
このプロパティは、テーブルのカラムとして疑似カラムが含まれているかどうかを示します。
Entity Framework ではテーブルカラムでない疑似カラムに値を設定できないため、この設定はEntity Framework で特に便利です。この接続設定の値は、"Table1=Column1, Table1=Column2, Table2=Column3" の形式です。"*=*" のように"*" 文字を使用して、すべてのテーブルとすべてのカラムを含めることができます。
ビューとして表示するSAP クエリを決定します。
テーブルをビューとして表示できるのと同じように、SAP クエリもビューとして表示できます。ユースケースによっては、この機能を使用しない場合もあります。その場合は、QueryMode をNone に設定して、SAP クエリが使用可能なビューとして表示されないようにします。 あるいは、Global、Local、またはAll の設定を使用して、SAP クエリを引き出すワークスペースを指定します。
テーブルデータの読み込みに使用する関数。
テーブルデータの読み込みに使用する関数。これをカスタム関数に変更してバッファサイズの制限を削除します。
The timezone by which the server is expected to report date and times values.
The CData Sync App uses the CDPOS and CDHDR tables to replicate data incrementally. SAP ERP does not actually store a timezone when it returns a date and time to the CData Sync App from these tables. In order to ensure dates can be converted from your local time to SAP ERP, you may specify the ServerTimeZone. For example, EST, JST, PST. The CData Sync App will assume values coming from CDPOS and CDHDR match the specified timezone so that when values are passed to it requesting only the latest results, nothing is skipped over when converting from your local time to the server's.
ストアドプロシージャとしてレポートする汎用モジュールを示すフィルタ。
ストアドプロシージャをリモートで有効にしている場合は、SAP の汎用モジュールをSync App 経由でストアドプロシージャとして実行できます。SAP で実行するのに便利な汎用モジュールは数多くありますが、読みやすくするために特定の汎用モジュールのみを表示するという選択もできます。 デフォルトでは、Sync App はBAPI 汎用モジュールのみをリストします。すべての汎用モジュールを表示するには、StoredProcedureFilter を* に設定します。
すべてのSAP 汎用モジュールがリモートで有効ではないことに注意してください。使用したい汎用モジュールが表示されていない場合は、 TFDIR システムテーブルでFMODE が'R' に設定されていることを確認してください。
ビューとして表示するSAP テーブルを決定します。
SAP には表示可能なテーブルが数多くあります。TableMode プロパティを使用すると、重要なテーブルを指定できます。 テーブルのリストはD02L システムテーブルから取得され、各モードは 一連の透過テーブルで異なるフィルタとして機能します。透過テーブルには、ビジネスデータおよびアプリケーションデータが含まれます。
設定 | フィルタ | 説明 |
TransparentApplication | TABCLASS = 'TRANSP' AND CONTFLAG = 'A' | マスターとトランザクションデータ。 |
TransparentCustomer | TABCLASS = 'TRANSP' AND ( CONTFLAG = 'C' OR CONTFLAG = 'G' ) | 顧客が管理するデータのみ。 |
TransparentSystem | TABCLASS = 'TRANSP' AND ( CONTFLAG = 'E' OR CONTFLAG = 'S' OR CONTFLAG = 'W' ) | 顧客の名前空間、プログラムステータスの変更、開発環境のテーブルなど。 |
Pooled | TABCLASS = 'POOL' | プールされたすべてのテーブル。 |
Cluster | TABCLASS = 'CLUSTER' | BSEG やKONV などのすべてのクラスタテーブル。 |
All | タイプに関係なくすべてのテーブル。Warning:これは膨大な量のテーブルを取得することになり、テーブルのリストに明らかな遅延が発生する可能性があります。 | |
None | フィルタなし。SAP テーブルは表示されない。これは、SAP クエリの代わりにスキーマファイルを使用する場合に便利です。 |
これらの例で扱いたいテーブルが利用できない場合は、独自のフィルタを指定することができます。
タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。
Timeout が0に設定されている場合は、操作がタイムアウトしません。処理が正常に完了するか、エラー状態になるまで実行されます。
Timeout の有効期限が切れても処理が完了していない場合は、Sync App は例外をスローします。
Indicates if advanced replication features should be used when caching data.
Typically replication is done using a modified column on the specific table to incrementially cache the data to a database. However, many SAP tables lack a a modified date column, or use a different name for this column. To get around this limitation, we attempt to use the CDHDR and CDPOS tables to find changes that have occurred to records in tables. This is not a perfect solution as CDHDR and CDPOS do not contain entries for every possible table. Setting UseAdvancedReplication to true will attempt to use CDHDR and CDPOS tables for replication in most tables.
Specifies the whether to use the internalName of columns
Specifies the whether to use the internalName of columns
Set this property to determine if labels should be used for table and column names.
Set the value of this property to NONE, if you want tables and columns to show up with the internal names used in SAP. Set the value of this property to Columns if you want columns to show up with a language specific name instead of the internal column names used in SAP. Set the value of this property to Tables if you want tables to show up with a language specific name instead of the internal table names used in SAP. Set the value of this property to TablesAndColumns if you want tables and columns to both show up with a language specific name instead of the internal names used in SAP. Note: The language used will be taken from the Language connection property. If no entries exist for the specific column or table, the internal names will be used instead.
カスタムビューを含むJSON コンフィギュレーションファイルを指すファイルパス。
ユーザー定義ビューは、UserDefinedViews.json というJSON 形式のコンフィギュレーションファイルで定義されています。Sync App は、このファイルで指定されたビューを自動的に検出します。
また、複数のビュー定義を持ち、UserDefinedViews 接続プロパティを使用して制御することも可能です。このプロパティを使用すると、指定されたビューのみがSync App によって検知されます。
このユーザー定義ビューのコンフィギュレーションファイルは、次のようにフォーマットされています。
次に例を示します。
{ "MyView": { "query": "SELECT * FROM MARA WHERE MyColumn = 'value'" }, "MyView2": { "query": "SELECT * FROM MyTable WHERE Id IN (1,2,3)" } }UserDefinedViews 接続プロパティを使用して、JSON コンフィギュレーションファイルの場所を指定します。次に例を示します。
"UserDefinedViews", "C:\\Users\\yourusername\\Desktop\\tmp\\UserDefinedViews.json"
テーブルとカラムに簡略名を使用するかどうかを決定するboolean。
SAP ERP テーブルおよびカラムでは、 通常のデータベースでは使うことが認められていない特殊記号・文字を名前に使うことができます。UseSimpleNames を使用すると、Sync App を従来のデータベースツールでより簡単に使用できるようになります。
UseSimpleNames をtrue に設定し、返されるテーブル名およびカラム名をシンプルにします。表示されるテーブル名 およびカラム名においてアルファベット文字およびアンダースコアのみを有効とするネーミングスキームを強制します。 英数字以外の文字はすべて、アンダースコアに変換されます。
RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE を使用して構造情報を取得するかどうかを示すboolean。
RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE を使用してSAP システムから構造情報を取得するかどうかを示すboolean。Unicode のSAP システムには必須ですが、RFC_GET_UNICODE_STRUCTURE をサポートしていないSAP システムではfalse に設定する必要があります。