Tableau Connector for Microsoft Excel

Build 24.0.9062

接続の設定

コネクタのインストール 後、Microsoft Excel 内のデータのデータソースに接続して作成できます。

データソースの設定

データに接続するには、次の手順を実行してください:

  1. 接続 | To a Server詳細をクリックします。
  2. Microsoft Excel by CData というデータソースを選択します。
  3. 接続に必要な情報を入力します。
  4. サインインをクリックします。
  5. 必要に応じて、データベースおよびスキーマを選択して利用可能なテーブルとビューを確認できます。

Connection Builder の使用

connector は、代表的な接続プロパティをTableau 内で直接利用できるようにします。 しかし、より高度な設定が必要な場合や接続に関するトラブルシューティングが必要な場合には、使いにくいことがあります。 connector には、Tableau の外で接続を作成してテストできる、独立したConnection Builder が付属しています。

Connection Builder にアクセスする方法は2つあります。

  • Windows では、スタートメニューのCData Tableau Connector for Microsoft Excel フォルダの下にあるConnection Builder というショートカットを使用します。
  • また、ドライバーのインストールディレクトリに移動し、lib ディレクトリで.jar ファイルを実行することによってもConnection Builder を開始できます。

Connection Builder では、接続プロパティに値を設定し、接続テストをクリックしてその動作を確認できます。 また、クリップボードにコピーボタンを使用して、接続文字列をコピーすることもできます。 この接続文字列は、Tableau 内のconnector 接続ウィンドウにあるConnection String オプションに指定できます。

CData Tableau Connector for Microsoft Excel を使用すると、ローカルおよびリモートのExcel リソースに接続できます。データソースへの接続に必要なプロパティに加えて、URI プロパティをExcel リソースの場所に設定します。

Cloud-Hosted Microsoft Excel ファイルへの接続

connector はさまざまなクラウドストレージ上にホストされたMicrosoft Excel ファイルからデータを取得することができますが、INSERT、UPDATE、DELETE はローカルファイル以外ではサポートされていません

クラウド上のファイルをINSERT、UPDATE、DELETE する必要がある場合は、そのクラウドサービスに対応するCData connector をダウンロードし(ストアドプロシージャでサポートされています)、ローカルファイルの対応するconnector に変更を加え、そのクラウドソース用のストアドプロシージャを使ってファイルをアップロードできます。

例えば、SharePoint 上に格納されたファイルをアップデートしたい場合、CData SharePoint connector のDownloadDocument プロシージャを使用してMicrosoft Excel ファイルをダウンロードし、CData Microsoft Excel connector でローカルのMicrosoft Excel ファイルをアップデートして、最後にSharePoint connector のUploadDocument プロシージャを使って変更されたファイルをSharePoint にアップロードできます。

URI 接続プロパティの先頭にある一意の接頭辞は、connector が対象とするクラウドデータストアを識別するために使用され、残りのパスは目的のフォルダ(1ファイルにつき1テーブル)または単一ファイル(単一テーブル)への相対パスとなります。

Amazon S3

Amazon S3 に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeConnectionTypeAmazon S3 に設定。
  • URI:バケット内のExcel ファイル:s3://bucket1/folder1/file.xlsx に設定。
    • Volume およびBucket を作成し、そのバケット:s3://linktobucket/symbolic link を作成した後、Cloudera Ozone に保存されているMicrosoft Excel リソースに接続することもできます。

Amazon S3 でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、Amazon S3 への接続 を参照してください。

Azure Blob Storage

Azure Blob Storage に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeAzure Blob Storage に設定。
  • URI:コンテナの名前およびBlob の名前に設定。例えば、azureblob://mycontainer/myblob/file.xlsx です。

Amazon Blob Storage でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、Azure Blob Storage への接続 を参照してください。

Azure Data Lake Storage

Azure Data Lake Storage に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeAzure Data Lake Storage Gen1Azure Data Lake Storage Gen2、またはAzure Data Lake Storage Gen2 SSL に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、Microsoft Excel ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびExcel ファイルの名前 に設定。次に例を示します。
    • Gen 1:adl://myfilesystem/folder1/file.xlsx
    • Gen 2:abfs://myfilesystem/folder1/file.xlsx
    • Gen 2 SSL:abfss://myfilesystem/folder1/file.xlsx

Azure Data Lake Storage でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、Azure Data Lake Storage への接続 を参照してください。

Azure File Storage

接続するには次のプロパティを設定します。

  • ConnectionTypeAzure Files に設定。
  • URI:Azure ファイル共有の名前とリソースの名前に設定。例:azurefile://fileShare/remotePath/file.xlsx
  • AzureStorageAccount(必須):Azure ファイルに紐づいているアカウントに設定。

Azure アクセスキーまたはAzure 共有アクセス署名のいずれかで認証できます。次のいずれか1つを設定してください。

  • AzureAccessKey:Azure ファイルに紐づいているアクセスキーに設定。
  • AzureSharedAccessSignature:Azure ファイルに紐づいている共有アクセス署名に設定。

Box

Box に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeBox に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、Microsoft Excel ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびExcel ファイルの名前 に設定。例えば、box://folder1/file.xlsxです。

Box でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、Box への接続 を参照してください。

Dropbox

Dropbox に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeDropbox に設定。
  • URI:Excel ファイルへのパス に設定。例えば、dropbox://folder1/file.xlsx です。

Dropbox でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、Dropbox への接続 を参照してください。

FTP

connector は、FTP サーバーへのプレーンテキスト接続およびSSL/TLS 接続の両方をサポートします。

次の接続プロパティを設定して接続します。

  • ConnectionTypeFTP またはFTPS のいずれかに設定。
  • URI:Excel ファイルへのパスが付いたサーバーのアドレス に設定。例:ftp://localhost:990/folder1/file.xlsx またはftps://localhost:990/folder1
  • User:接続するFTP(S) サーバーのユーザー名に設定。
  • Password:接続するFTP(S) サーバーのパスワードに設定。

Google Cloud Storage

Google Cloud Storage に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeGoogle Cloud Storage に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、Microsoft Excel ファイルを含むフォルダの名前、およびExcel ファイルの名前 へのパスに設定。例えば、gs://bucket/remotePath/file.xlsx です。

Google Cloud Storage でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、Google Cloud Storage への接続 を参照してください。

Google Drive

Google Drive に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeGoogle Drive に設定。
  • URI:ファイルシステムの名前、Microsoft Excel ファイルにコンタクトするフォルダの名前、およびExcel ファイルの名前 へのパスに設定。例えば、gdrive://folder1/file.xlsx です。

Google Drive でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、Google Drive への接続 を参照してください。

HDFS

HDFS に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeHDFS またはHDFS Secure に設定。
  • URI:Excel ファイルへのパス に設定。次に例を示します。
    • HDFS:webhdfs://host:port/remotePath/file.xlsx
    • HDFS Secure:webhdfss://host:port/remotePath/file.xlsx
    • Cloudera Ozone(HttpFS ゲートウェイ経由): webhdfs://<Ozone server>:<port>/user/myuser
      • Ozone に保存されているMicrosoft Excel ファイルにアクセスするには、Kerberos 認証を使用する必要があります。
      • Ozone クラスタにOzone 718.2.x があることを確認してください。
      • Cloudera Manager version 7.10.1 が必要です。

HDFS データソースへの接続に使用できる認証方法は、匿名認証とKerberos 認証の2つがあります。

匿名認証

状況によっては、認証接続プロパティなしでHDFS に接続できます。 そのためには、AuthScheme プロパティをNone(デフォルト)に設定します。

Kerberos を使用した認証

認証資格情報が必要な場合、認証にKerberos を使用することができます。 Kerberos で認証する方法についての詳細は、Kerberos の使用 を参照してください。

HTTP Streams

HTTP streams に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeHTTP またはHTTPS に設定。
  • URI:HTTP(S) stream のURI に設定。次に例を示します。
    • HTTP: http://remoteStream/file.xlsx
    • HTTPS: https://remoteStream/file.xlsx

HTTP Streams でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、HTTP Streams への接続 を参照してください。

IBM Cloud Object Storage

IBM Cloud Object Storage に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeIBM Object Storage Source に設定。
  • URI:バケットおよびフォルダに設定。例えば、ibmobjectstorage://bucket1/remotePath/file.xlsx です。
  • Region:このプロパティをIBM インスタンスリージョンに設定。例:eu-gb.

IBM Cloud Object Storage でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、IBM Object Storage への接続 を参照してください。

OneDrive

OneDrive に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeOneDrive に設定。
  • URI:Excel ファイルへのパス に設定。例えば、onedrive://remotePath/file.xlsx です。

OneDrive でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、OneDrive への接続 を参照してください。

OneLake

OneLake に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeOneLake に設定。
  • URI:ワークスペース名、アイテム名、アイテムタイプの順に設定。オプションで、ルートフォルダとして使用するフォルダパスを含めます。例:onelake://Workspace/Test.LakeHouse/Files/CustomFolder/file.xlsx

OneLake でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、OneLake への接続 を参照してください。

Oracle Cloud Storage

HMAC で認証するには、次のプロパティを設定します。

  • ConnectionTypeConnectionTypeOracle Cloud Storage に設定。
  • URI:バケット内のExcel ファイル:os://bucket/remotePath/file.xlsx に設定。
  • AccessKey: Oracle Cloud のAccess Key に設定。
  • SecretKey:Oracle Cloud のSecret Key に設定。
  • OracleNamespace:Oracle cloud のnamespace に設定。
  • Region(オプション):S3ライクなWeb サービスのホスティングリージョンに設定。

SFTP

SFTP に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeSFTP に設定。
  • URI:これをサーバーのアドレスに設定し、ルートフォルダとして使用するフォルダのパスを続けて指定します。例えば、sftp://server:port/remotePath/file.xlsx です。

SFTP でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、SFTP への接続 を参照してください。

SharePoint Online

SharePoint Online に格納されているMicrosoft Excel リソースを識別するために以下を設定します。

  • ConnectionTypeSharePoint REST またはSharePoint SOAP に設定。
  • URI:Excel ファイルを含むドキュメントライブラリ に設定。次に例を示します。
    • SharePoint Online REST: sprest://remotePath/file.xlsx
    • SharePoint Online SOAP: sp://remotePath/file.xlsx

SharePoint Online でホストされているExcel ファイルへの接続および認証について詳しくは、SharePoint Online への接続 を参照してください。

ワークブックへの接続

[接続]セクションのURI には、有効なExcel ファイルを設定する必要があります(ファイルパスを含む)。connector は、Excel 2007以降で使用されるOffice Open XML 形式をサポートします。

ワークブックのクエリ

その後、ワークブック内のスプレッドシートと範囲に対して、SELECT、INSERT、UPDATE、およびDELETE ステートメントを実行できます。テーブルとしてのスプレッドシートデータへのクエリについての詳細は、Excel 操作 を参照してください。

次のステップ

データビジュアライゼーションを作成するには、コネクタの使用 を参照してください。

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