接続の設定
コネクタのインストール 後、Microsoft Dynamics CRM 内のデータのデータソースに接続して作成できます。
データソースの設定
データに接続するには、次の手順を実行してください:
- 接続 | To a Server で詳細をクリックします。
- Microsoft Dynamics CRM by CData というデータソースを選択します。
- 接続に必要な情報を入力します。
- サインインをクリックします。
- 必要に応じて、データベースおよびスキーマを選択して利用可能なテーブルとビューを確認できます。
Connection Builder の使用
connector は、代表的な接続プロパティをTableau 内で直接利用できるようにします。 しかし、より高度な設定が必要な場合や接続に関するトラブルシューティングが必要な場合には、使いにくいことがあります。 connector には、Tableau の外で接続を作成してテストできる、独立したConnection Builder が付属しています。
Connection Builder にアクセスする方法は2つあります。
- Windows では、スタートメニューのCData Tableau Connector for Microsoft Dynamics CRM フォルダの下にあるConnection Builder というショートカットを使用します。
- また、ドライバーのインストールディレクトリに移動し、lib ディレクトリで.jar ファイルを実行することによってもConnection Builder を開始できます。
Connection Builder では、接続プロパティに値を設定し、接続テストをクリックしてその動作を確認できます。 また、クリップボードにコピーボタンを使用して、接続文字列をコピーすることもできます。 この接続文字列は、Tableau 内のconnector 接続ウィンドウにあるConnection String オプションに指定できます。
Microsoft Dynamics CRM への接続
接続するには、組織のルートURL を設定します。
Microsoft Dynamics CRM オンプレミスへの認証
Microsoft Dynamics CRM オンプレミスへの認証を行うには、CRMVersion = CRM2011+ を設定します。
NTLM
CRM オンプレミスのデプロイでNTLM 認証を介したSPNEGO を使用するには、以下のパラメータを設定します。- AuthScheme:NTLM。
- User:ユーザーのログインId。
- Password:ユーザーのログインパスワード。
NTLM 接続文字列の例:
AuthScheme=NTLM;Url='https://myOrg.crm.dynamics.com/';User=username;Password=password;CRM Version='CRM2011+'
Kerberos
CRM オンプレミスのデプロイでKerberos 認証を介したSPNEGO を使用するには、以下のパラメータを設定します。- AuthScheme:Kerberos。
- User:ユーザーのログインId。
- Password:ユーザーのログインパスワード。
Kerberos 接続文字列の例:
AuthScheme=Kerberos;Url='https://myOrg.crm.dynamics.com/';User=username;Password=password;CRM Version='CRM2011+'
Internet-Facing Deployment(IFD)
IFD 経由で認証するには、InternetFacingDeployment をtrue に設定します。IFD 接続文字列の例:
AuthScheme=NTLM;Url='https://myOrg.com/';User=username;Password=password;InternetFacingDeployment=True;CRM Version='CRM2011+'
Microsoft Dynamics CRM オンラインへの認証
Azure AD(ユーザーベースの認証)またはAzure サービスプリンシパル(サービス プリンシパルベースの認証)のいずれかを使用して、Microsoft Dynamics CRM オンラインへの認証を行うことができます。Microsoft Dynamics CRM オンラインへの認証を行うには、CRMVersion = CRMOnline を設定します。
Entra ID(Azure AD)
Note:Microsoft はAzure AD をEntra ID にリブランドしました。ユーザーがEntra ID 管理サイトを操作する必要があるトピックでは、Microsoft が使用している名称と同じものを使用します。ただし、名前または値が"Azure AD" を参照しているCData 接続プロパティは、依然として存在します。
Microsoft Entra ID は、マルチテナント型のクラウドベースのID およびアクセス管理プラットフォームです。 OAuth ベースの認証フローに対応しており、connector によるMicrosoft Dynamics CRM エンドポイントへのセキュアなアクセスを実現します。
Web アプリケーションを介したEntra ID への認証には、Tableau 経由で接続する場合を除き、必ずはじめにカスタムOAuth アプリケーションを作成して登録する必要があります。 これにより、アプリケーションは独自のリダイレクトURI を定義し、クレデンシャルのスコープを管理し、組織固有のセキュリティポリシーに準拠することができるようになります。
カスタムOAuth アプリケーションの作成および登録方法の詳細については、Entra ID(Azure AD)アプリケーションの作成 を参照してください。 Tableau 経由での接続の詳細については、後述のTableau Integrated Azure AD を参照してください。
AuthScheme をAzureAD に設定した後の認証手順は、環境によって異なります。 デスクトップアプリケーション、Web ベースのワークフロー、またはヘッドレスシステムから接続する方法の詳細については、以下のセクションを参照してください。
デスクトップアプリケーション
デスクトップアプリケーションでは、connector に組み込まれたOAuth アプリケーション、またはMicrosoft Entra ID に登録されたカスタムOAuth アプリケーションのいずれかを使用して認証を行うことができます。
オプション1:組み込みOAuth アプリケーションの使用
これはconnector に含まれている、事前登録済みのアプリケーションです。 セットアップが簡単で、独自の認証情報を登録する必要がないため、開発環境、単一ユーザー向けツール、または迅速かつ簡単な認証が求められる構成に最適です。
次の接続プロパティを設定します。
- AuthScheme:AzureAD。
- InitiateOAuth:
- GETANDREFRESH:初回ログイン時に使用します。ログインページを起動し、トークンを保存します。
- REFRESH:すでに有効なアクセストークンおよびリフレッシュトークンを取得している場合は、この設定を使用します。保存されたトークンを再利用するため、ユーザーに再度プロンプトを表示することはありません。
接続時には、connector は既定のブラウザでMicrosoft Entra のサインインページを開きます。 サインインしてアクセスを許可すると、connector はアクセストークンおよびリフレッシュトークンを取得し、OAuthSettingsLocation で指定されたパスに保存します。
オプション2:カスタムOAuth アプリケーションの使用
組織でセキュリティポリシーの管理、リダイレクトURI の設定、アプリケーションのブランディングなど、より高度な制御が必要な場合は、代わりにMicrosoft Entra ID にカスタムOAuth アプリケーションを登録し、接続時にその値を指定することができます。
Entra ID(Azure AD)アプリケーションの作成 の説明に従ってカスタムアプリケーションを登録する際に、クライアントId、クライアントシークレット、およびコールバックURL(リダイレクトURI)の値を記録してください。
次に、以下の接続プロパティを設定します。
- AuthScheme:AzureAD。
- InitiateOAuth:
- GETANDREFRESH:初回ログイン時に使用します。ログインページを起動し、トークンを保存します。
- REFRESH:すでに有効なアクセストークンおよびリフレッシュトークンを取得している場合は、この設定を使用します。保存されたトークンを再利用するため、ユーザーに再度プロンプトを表示することはありません。
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に生成されたクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に生成されたクライアントシークレット。
- CallbackURL:アプリケーション登録時に定義したリダイレクトURI。
認証後、トークンはOAuthSettingsLocation に保存されます。 これらの値はセッションをまたいで保持され、アクセストークンの有効期限が切れた際に自動的に更新されるため、次回以降の接続時に再度ログインする必要はありません。
ヘッドレスマシン
CI / CD パイプライン、バックグラウンドサービス、サーバーベース連携などのヘッドレス環境では、対話型のブラウザが使用できません。 AzureAD を使用して認証するには、別のデバイス上のブラウザでOAuth フローを完了し、その認証結果をヘッドレスシステムに転送する必要があります。
セットアップオプション:
- OAuth 設定ファイルを転送
- 別のデバイスで認証を行い、その後、保存されたトークンファイルをヘッドレス環境にコピーします。
OAuth 設定を転送
- ブラウザを備えたデバイスで:
- デスクトップアプリケーションセクションの説明に従って接続します。
- 接続後、トークンはOAuthSettingsLocation のファイルパスに保存されます。デフォルトのファイル名はOAuthSettings.txt です。
- ヘッドレスマシンで:
- OAuth 設定ファイルをマシンにコピーします。
- 次のプロパティを設定します。
- AuthScheme:AzureAD。
- InitiateOAuth:REFRESH。
- OAuthSettingsLocation:アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、この場所がconnector に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。
- カスタムアプリケーションの場合:
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に生成されたクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に生成されたクライアントシークレット。
セットアップ後、connector は保存されたトークンを使用してアクセストークンを自動的に更新するため、ブラウザや手動でのログインは必要ありません。
Azure サービスプリンシパル
Note:Microsoft はAzure AD をEntra ID にリブランドしました。ユーザーがEntra ID 管理サイトを操作する必要があるトピックでは、Microsoft が使用している名称と同じものを使用します。ただし、名前または値が"Azure AD" を参照しているCData 接続プロパティは、依然として存在します。
サービスプリンシパルは、Microsoft Entra ID(Azure AD)アプリケーション内のセキュリティオブジェクトであり、そのアプリケーションが特定のテナント内で何を行えるかを定義します。
サービスプリンシパルはEntra 管理センターで作成でき、Azure ポータルからもアクセス可能です。
作成プロセスの過程で、サービスプリンシパルがクライアントシークレットまたは証明書のどちらを経由してEntra リソースにアクセスするかも指定します。
接続先のサービスによっては、テナント管理者がサービスプリンシパル認証を有効にするか、サービスプリンシパルを適切なロールまたはセキュリティグループに割り当てる必要があります。
サービスプリンシパルの権限は、特定のユーザーに紐づくのではなく、割り当てられたロールに基づきます。 これらのロールは、アプリケーションがアクセスできるリソースと、実行できる操作を決定します。
サービスプリンシパルを使用して認証する場合、Entra ID(Azure AD)でのサービスプリンシパルアプリの作成 で説明するようにEntra テナントにアプリケーションを登録する必要があります。
このサブセクションでは、接続前に設定する必要があるプロパティについて説明します。 これらは、クライアントシークレットで認証するか、証明書で認証するかによって異なります。
クライアントシークレットによる認証
- AuthScheme:AzureServicePrincipal。
- AzureTenant:接続するAzure AD テナント。
- OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントID。
- OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレット。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH。InitiateOAuth を使うと、OAuth 交換の繰り返しや、手動でのOAuthAccessToken 設定を避けられます。
証明書による認証
- AuthScheme:AzureServicePrincipalCert。
- AzureTenant:接続するAzure AD テナント。
- OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId。
- OAuthJWTCert:JWT 証明書のストア。
- OAuthJWTCertType:JWT 証明書ストアの種類。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH。InitiateOAuth を使うと、OAuth 交換の繰り返しや、手動でのOAuthAccessToken 設定を避けられます。
次のステップ
データビジュアライゼーションを作成するには、コネクタの使用 を参照してください。