Excel Add-In for Google Sheets

Build 23.0.8839

接続の確立

接続プロファイルの設定

[CData]リボンから[データの取得]をクリックし、[取得元:Google Sheets]> 設定済みの接続 を選択してCData クエリウィンドウを起動します。新しい接続を設定するには、[新しいGoogle Sheets 接続]をクリックします。ここでは、接続の設定、接続のテスト、および接続プロファイルの保存を行うことができます。

Google Sheets への接続

本製品 は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウント、GCP インスタンスアカウント、およびAPI キーを使用する認証スキームをサポートします。 これらのアカウントタイプはそれぞれAuthScheme が異なりますが、いずれも認証にOAuth 標準を使用します。

アクセス AuthScheme 注記
ユーザーアカウント OAuth デスクトップアプリケーションからアクセスする場合は、埋め込みクレデンシャルを使用できます。後述の「デスクトップアプリケーション」を参照してください。
サービスアカウント OAuthJWT データがJSON かPFX ファイルかによって異なります。後述の「サービスとして認証」を参照してください。
GCP インスタンスアカウント GCPInstanceAccount GCP 仮想マシン上で使用します。
API キー Token APIKeyTrue に設定します。

Google Cloud コンソールでAPI キーを作成するには、認証情報を作成 -> API キーをクリックします。本番環境で使用する前にキーを制限するには、アプリケーションの制限を選択して使用可能な制限の1つを選択します。。

以下のセクションでは、ユーザーとしての認証とサービスとしての認証について説明します。

ユーザーとして認証(OAuth)

以下のサブセクションでは、3つの一般的な認証フローを経由したユーザーアカウント(AuthScheme OAuth)からGoogle Sheets への認証方法について詳しく説明します。

  • デスクトップ:ユーザーのローカルマシン上でのサーバーへの接続で、テストやプロトタイピングによく使用されます。埋め込みOAuth またはカスタムOAuth で認証されます。
  • Web:共有ウェブサイト経由でデータにアクセスします。カスタムOAuth でのみ認証されます。
  • ヘッドレスサーバー:他のコンピュータやそのユーザーにサービスを提供する専用コンピュータで、モニタやキーボードなしで動作するように構成されています。埋め込みOAuth またはカスタムOAuth で認証されます。

カスタムOAuth アプリケーションの作成についての情報と、埋め込みOAuth 認証情報を持つ認証フローでもカスタムOAuth アプリケーションを作成したほうがよい場合の説明については、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。 Google Sheets で利用可能な接続文字列プロパティの全リストは、Connection を参照してください。

デスクトップアプリケーション

CData は、デスクトップでの認証を簡単にする埋め込みOAuth アプリケーションを提供します。例えば、ユーザーがインターネットに接続されていないローカルサーバーを使用しているような場合に利用できます。

また、Google Sheets コンソールで設定および登録するカスタムOAuth アプリケーションを介してデスクトップから認証することもできます。詳しくは、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。

接続の前に、以下の変数を設定します。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESHOAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します。
  • カスタムOAuth アプリケーションのみ:
    • OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
    • OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
    • CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。

接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでGoogle Sheets のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。

アクセストークンの期限が切れたときは、本製品 は自動でアクセストークンをリフレッシュします。

OAuth アクセストークンの自動リフレッシュ:

本製品 がOAuth アクセストークンを自動的にリフレッシュするようにするには、次のように設定します。

  1. はじめてデータに接続する際、次の接続プロパティを設定します。
    • InitiateOAuthREFRESH
    • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId。
    • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレット。
    • OAuthAccessTokenGetOAuthAccessToken によって返されたアクセストークン。
    • OAuthSettingsLocation:本製品 がOAuth 値を保存する場所のパス。これは接続間で維持されます。
  2. その後のデータ接続では、以下を設定します。
    • InitiateOAuth
    • OAuthSettingsLocation

OAuth アクセストークンの手動リフレッシュ:

OAuth アクセストークンを手動でリフレッシュするために必要な唯一の値は、OAuth リフレッシュトークンです。

  1. ExpiresIn 期間(GetOAuthAccessToken が返す)が経過した後にOAuthAccessToken を手動でリフレッシュするには、RefreshOAuthAccessToken ストアドプロシージャを呼び出します。
  2. 次の接続プロパティを設定します。

    • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId。
    • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレット。

  3. RefreshOAuthAccessToken を呼び出し、OAuthRefreshToken にGetOAuthAccessToken によって返されたOAuth リフレッシュトークンを設定します。
  4. 新しいトークンが取得できたら、OAuthAccessToken プロパティにRefreshOAuthAccessToken によって返された値を設定します。これで新規接続が開かれます。

OAuth リフレッシュトークンを保存し、OAuth アクセストークンの有効期限が切れた後に手動でリフレッシュできるようにします。

サービスとして認証(OAuthJWT)

サービスアカウント(AuthScheme OAuth)からGoogle Sheets へ認証するには、以下が必要です。

また、希望する媒体に応じて以下のプロパティを設定する必要があります:

JSON ファイルプロパティ

  • AuthSchemeOAuthJWT
  • OAuthJWTCertTypeGOOGLEJSON
  • OAuthJWTCert:Google が提供する.json ファイルへのパス。
  • OAuthJWTSubject(オプション):データにアクセスしたいユーザーのE メールアドレス。この値は、サービスアカウントがGSuite ドメインの一部で、委任を有効にする場合にのみ設定します。

PFX ファイルプロパティ

  • AuthSchemeOAuthJWT
  • OAuthJWTCertTypePFXFILE
  • OAuthJWTCert:Google が提供する.pfx ファイルへのパス。
  • OAuthJWTIssuer:サービスアカウントのE メールアドレス。このアドレスには、通常iam.gserviceaccount.com ドメインが含まれます。
  • OAuthJWTCertPassword(オプション):.pfx ファイルのパスワード。Google はPFX 証明書を暗号化するため、ほとんどの場合、これを提供する必要があります。
  • OAuthJWTCertSubject(オプション):複数の証明書を格納するOAuthJWTCertType を使用している場合にのみ設定します。Google によって生成されたPFX 証明書には設定しないでください。
  • OAuthJWTSubject(オプション):データにアクセスしたいユーザーのE メールアドレス。この値は、サービスアカウントがGSuite ドメインの一部で、委任を有効にする場合にのみ設定します。

接続プロパティ

最後に、Connection プロパティを参照してください。接続の確立に使用できるさまざまなオプションの説明があります。

接続の管理

Google Sheets への認証に成功すると、インポートするデータをカスタマイズすることができます。詳しくは、接続の管理 を参照してください。

関連項目

  • データのクエリ:[データ選択]ウィザードを使用してスプレッドシートにデータをプルします。また、ここではスケジュールされたデータのリフレッシュも設定できます。
  • Excel アドインの使用:利用可能なCData Excel 関数 を使用するなど、Google Sheets データとやり取りする他の方法が見つかります。

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