ADO.NET Provider for OData

Build 24.0.9062

データアクセスのファインチューニング

API リクエストのカスタマイズ

次のプロパティは、非標準的なAPI と連携する際、またはより高度なOData 機能にアクセスする際に役立つ詳細な設定を実現します。

  • CustomUrlParams:本製品 が作成したリクエストに、クエリ文字列パラメータを追加する際に設定します。

    このプロパティが設定されていない場合、エラーを避けるためにUrl をサービスドキュメントに設定する必要があります。

  • ContinueOnError:本製品 は内部のドライバーインターフェースのバッチAPI が呼び出された場合、OData 4.0 サービスへバッチリクエストを作成します。例えば、アプリケーションがバッチリクエストを行う場合です。

    このプロパティが設定されている場合、実行の停止を避けるためにエラーは一時テーブル内に返されます。

  • UseEtags:OData クライアントはEtags を、リソースがサーバーで変更されたかどうかを確認し、コンカレンシーの問題を回避するために使用できます。
    この機能を利用する必要がない場合、またはOData サービスがEtags を返さない場合には、このプロパティをfalse に設定してください。
  • Cookies:本製品 の外部で取得したクッキーを使用する必要がある場合、この値にクッキーを設定できます。
  • CustomHeaders:このプロパティを使えば、任意のHTTP リクエストヘッダーに任意の値を追加できます。

データアクセスのファインチューニング

次のプロパティを設定して、本製品 がOData API をデータベースとしてモデル化する方法を設定します。

  • NavigationPropertiesAsViews:デフォルトでは、本製品 はナビゲーションプロパティをビューとしてモデル化します。
    これによって、これらのエンティティがOData サービスで外部キーによってリンクされていなくても、関連するエンティティへ接続することができます。
  • SupportsExpand:API が$expand パラメータをサポートしていない場合、このプロパティを設定してNavigationPropertiesAsViews が設定されている場合のエラーを回避します。
    API がこのパラメータをサポートしていない場合、WHERE 句内のベースエンティティの主キーを指定してナビゲーションプロパティにアクセスします。
  • DataFormat:このプロパティをJSON またはXML に設定してください。設定されていない場合、本製品 はサービスが定義したデフォルトのフォーマットを使用します。
  • ODataVersion:このプロパティを使用して、本製品 が検出したバージョンをオーバーライドします。アプリケーションが古いOData バージョンを使用している場合に役立ちます。
  • UseIdUrl:デフォルトでは、本製品 はダイレクトURL を主キーとしてエンティティに返します。このプロパティをfalse に設定すると、エンティティキーが返されます。
  • UseSimpleNames:カラム名に英数字のみを返すには、これをtrue に設定します。この設定は、SQL エスケープおよびSQL ベースのツールでのエラーを避けるために役立ちます。
  • ServerTimeZone:デフォルトでは、本製品 はサーバーのEdm.DateTime バリューがGMT であると想定し、環境に応じてインストールされたマシンのローカルタイムゾーンに、またはローカルタイムゾーンからGMT に、変換します。
    サーバーのEdm.DateTime バリューが異なるタイムゾーンに適用されると分かっている場合には、このプロパティをそのタイムゾーン(例:EST)に設定してください。

Copyright (c) 2024 CData Software, Inc. - All rights reserved.
Build 24.0.9062