データアクセスのファインチューニング
API リクエストのカスタマイズ
次のプロパティは、非標準的なAPI と連携する際、またはより高度なOData 機能にアクセスする際に役立つ詳細な設定を実現します。
- CustomUrlParams:本製品 が作成したリクエストに、クエリ文字列パラメータを追加する際に設定します。
このプロパティが設定されていない場合、エラーを避けるためにUrl をサービスドキュメントに設定する必要があります。
- ContinueOnError:本製品 は内部のドライバーインターフェースのバッチAPI が呼び出された場合、OData 4.0 サービスへバッチリクエストを作成します。例えば、アプリケーションがバッチリクエストを行う場合です。
このプロパティが設定されている場合、実行の停止を避けるためにエラーは一時テーブル内に返されます。
- UseEtags:OData クライアントはEtags を、リソースがサーバーで変更されたかどうかを確認し、コンカレンシーの問題を回避するために使用できます。
この機能を利用する必要がない場合、またはOData サービスがEtags を返さない場合には、このプロパティをfalse に設定してください。 - Cookies:本製品 の外部で取得したクッキーを使用する必要がある場合、この値にクッキーを設定できます。
- CustomHeaders:このプロパティを使えば、任意のHTTP リクエストヘッダーに任意の値を追加できます。
データアクセスのファインチューニング
次のプロパティを設定して、本製品 がOData API をデータベースとしてモデル化する方法を設定します。
- NavigationPropertiesAsViews:デフォルトでは、本製品 はナビゲーションプロパティをビューとしてモデル化します。
これによって、これらのエンティティがOData サービスで外部キーによってリンクされていなくても、関連するエンティティへ接続することができます。 - SupportsExpand:API が$expand パラメータをサポートしていない場合、このプロパティを設定してNavigationPropertiesAsViews が設定されている場合のエラーを回避します。
API がこのパラメータをサポートしていない場合、WHERE 句内のベースエンティティの主キーを指定してナビゲーションプロパティにアクセスします。 - DataFormat:このプロパティをJSON またはXML に設定してください。設定されていない場合、本製品 はサービスが定義したデフォルトのフォーマットを使用します。
- ODataVersion:このプロパティを使用して、本製品 が検出したバージョンをオーバーライドします。アプリケーションが古いOData バージョンを使用している場合に役立ちます。
- UseIdUrl:デフォルトでは、本製品 はダイレクトURL を主キーとしてエンティティに返します。このプロパティをfalse に設定すると、エンティティキーが返されます。
- UseSimpleNames:カラム名に英数字のみを返すには、これをtrue に設定します。この設定は、SQL エスケープおよびSQL ベースのツールでのエラーを避けるために役立ちます。
- ServerTimeZone:デフォルトでは、本製品 はサーバーのEdm.DateTime バリューがGMT であると想定し、環境に応じてインストールされたマシンのローカルタイムゾーンに、またはローカルタイムゾーンからGMT に、変換します。
サーバーのEdm.DateTime バリューが異なるタイムゾーンに適用されると分かっている場合には、このプロパティをそのタイムゾーン(例:EST)に設定してください。