接続の確立
JDBC データソースの作成
Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for Sybase に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。
- ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
- ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
cdata.jdbc.sybase.SybaseDriver
- JDBC URL を入力します。次に例を示します。
jdbc:sybase:user=myuser;password=mypassword;Server=localhost;Database=Northwind or jdbc:cdata:sybase:user=myuser;password=mypassword;Server=localhost;Database=Northwind
上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:sybase:" または"jdbc:cdata:sybase:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。
Sybase への接続
Sybase に接続するには、次の接続プロパティを指定します。
- Server:Sybase データベースインスタンスの名前、またはネットワークアドレスに設定。
- Database:特定のサーバーで稼働中のSybase データベースの名前に設定。
オプションで、UseSSL をtrue に設定することにより、TLS/SSL で接続を保護できます。
Sybase への認証
Sybase は、Basic 認証、Kerberos 認証、LDAP 認証などの認証方法をいくつかサポートしています。
Basic
Sybase 認証を使用するには、AuthScheme をBasic に設定して、次の接続プロパティを設定します。
- User:認証Sybase ユーザーのユーザー名に設定。
- Password:認証Sybase ユーザーのパスワードに設定。
LDAP
LDAP 認証で接続するには、LDAP 認証メカニズムを使用するようにSybaseサーバーサイドを設定する必要があります。
LDAP 用にSybase を設定したら、Basic 認証と同じ資格情報を使用して接続できます。
Kerberos
Kerberos 認証を活用するには、まず次の接続プロパティを使用してKerberos を有効にします。
- AuthScheme:Kerberos に設定することで、Sybase への認証にKerberos が使用されます。
次は接続文字列の例です。
Server=MyServer;Port=MyPort;User=SampleUser;Password=SamplePassword;Database=MyDB;Kerberos=true;KerberosKDC=MyKDC;KerberosRealm=MYREALM.COM;KerberosSPN=server-name