接続の確立
接続プロファイルの設定
[CData]リボンから[データの取得]をクリックし、[取得元:PCA Sales]> 設定済みの接続 を選択してCData クエリウィンドウを起動します。新しい接続を設定するには、[新しいPCA Sales 接続]をクリックします。ここでは、接続の設定、接続のテスト、および接続プロファイルの保存を行うことができます。
PCA Sales への接続
PCA Sales は、OAuth またはパスワードグラントを介する認証をサポートします。
OAuth 認証
この認証を有効にするには、カスタムOAuth アプリケーションを作成し、AuthScheme をOAuth に設定する必要があります。以下のサブセクションでは、3つの一般的なOAuth 認証フローでのPCA Sales への認証について詳しく説明します。
カスタムOAuth アプリケーションの作成については、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。 PCA Sales で利用可能な接続文字列プロパティの全リストは、Connection を参照してください。
デスクトップアプリケーション
カスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ:
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
- CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。
接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでPCA Sales のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。
アクセストークンの期限が切れたときは、本製品 は自動でアクセストークンをリフレッシュします。
OAuth アクセストークンの自動リフレッシュ:
本製品 がOAuth アクセストークンを自動的にリフレッシュするようにするには:
- はじめてデータに接続する前に、次の接続パラメータを設定します。
- InitiateOAuth:REFRESH。
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントシークレット。
- OAuthAccessToken:GetOAuthAccessToken によって返されたアクセストークン。
- OAuthSettingsLocation:本製品 がOAuth 値を保存する場所のパス。これは接続間で維持されます。
- その後のデータ接続では、以下を設定します。
- InitiateOAuth
- OAuthSettingsLocation
OAuth アクセストークンの手動リフレッシュ:
OAuth アクセストークンを手動でリフレッシュするために必要な唯一の値は、OAuth リフレッシュトークンです。
- ExpiresIn 期間(GetOAuthAccessToken が返す)が経過した後にOAuthAccessToken を手動でリフレッシュするには、RefreshOAuthAccessToken ストアドプロシージャを呼び出します。
- 次の接続プロパティを設定します。
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントシークレット。
- RefreshOAuthAccessToken を呼び出し、OAuthRefreshToken にGetOAuthAccessToken によって返されたOAuth リフレッシュトークンを設定します。
- 新しいトークンが取得できたら、OAuthAccessToken プロパティにRefreshOAuthAccessToken によって返された値を設定します。これで新規接続が開かれます。
OAuth リフレッシュトークンを保存し、OAuth アクセストークンの有効期限が切れた後に手動でリフレッシュできるようにします。
パスワードグラント認証
ユーザーとアプリケーションの間に信頼関係がある場合、ユーザーはPassword グラントタイプを使用して、デスクトップアプリケーションまたはWeb のどちらからでも認証できます。 この認証スキームを有効にするには、AuthScheme をOAuthPassword に設定します。パスワードグラントによる認証、OAuth に似ています。実際、カスタムOAuth アプリケーションの作成 で説明するようにカスタムOAuth アプリケーションを設定済みであることが必要です。しかし、一度設定すれば、ユーザーの操作は必要ありません。
接続すには、次のプロパティを設定します。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH。InitiateOAuth を使うと、OAuth 交換や、手動での接続文字列のアクセストークン設定の繰り返しを避けられます。
- AuthScheme:カスタムOAuth アプリケーションで指定されたAuthScheme。
- User:カスタムOAuth アプリケーションで指定されたユーザーのUsername。
- Password:カスタムOAuth アプリケーションで指定されたユーザーのPassword。
- ServiceId:サービスアカウントのID。
- ServicePassword:サービスアカウントのパスワード。
- DefaultDataArea:対象となるデータ領域。
- DataCenter:対象となるサーバーのDataCenter 名。
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションで指定されたクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションで指定されたクライアントシークレット。
- CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションで指定されたRedirect URL。
- APIVersion:接続するPCA API Server バージョン。
- ProductCode:PCA 製品コード名。
接続をクリックします。本製品 がPCA Sales OAuth エンドポイントを開きます。ログインして、本製品 にアクセス許可を与えます。本製品 はOAuth プロセスを完了します。
接続プロパティ
最後に、Connection プロパティを参照してください。接続の確立に使用できるさまざまなオプションの説明があります。
接続の管理
PCA Sales への認証に成功すると、インポートするデータをカスタマイズすることができます。詳しくは、接続の管理 を参照してください。
関連項目
- データのクエリ:[データ選択]ウィザードを使用してスプレッドシートにデータをプルします。また、ここではスケジュールされたデータのリフレッシュも設定できます。
- Excel アドインの使用:利用可能なCData Excel 関数 を使用するなど、PCA Sales データとやり取りする他の方法が見つかります。