CData Cloud は、クラウドホスト型のソリューションで、複数の標準サービスやプロトコルにまたがるMicrosoft Power BI XMLA へのアクセスを実現します。MySQL またはSQL Server データベースに接続できるアプリケーションであれば、CData Cloud を介してMicrosoft Power BI XMLA に接続できます。
CData Cloud により、他のOData エンドポイントや標準SQL Server / MySQL データベースと同じように、Microsoft Power BI XMLA への接続を標準化し、構成することができます。
このページでは、CData Cloud でのMicrosoft Power BI XMLA への接続の確立 のガイド、利用可能なリソースに関する情報、および使用可能な接続プロパティのリファレンスについて説明します。
接続の確立 は、CData Cloud にデータベースを作成するためのMicrosoft Power BI XMLA への認証方法と必要な接続プロパティの設定方法について示します。
利用可能な標準サービスを経由してMicrosoft Power BI XMLA からデータにアクセスする方法と、CData Cloud の管理については、CData Cloud ドキュメント で詳しく説明します。
Database タブで対応するアイコンを選択して、Microsoft Power BI XMLA に接続します。必須プロパティはSettings にリストされています。Advanced タブには、通常は必要ない接続プロパティが表示されます。
接続するには、Workspace プロパティを有効なPowerBIXMLA ワークスペースに設定します(例:CData)。
Azure サービスプリンシパルは、ロールに基づいたアプリケーションベースの認証です。これは、認証がユーザーごとではなく、アプリケーションごとに行われることを意味します。 アプリで実行されるすべてのタスクは、デフォルトユーザーコンテキストなしで実行されます。 リソースへのアプリケーションのアクセスは、割り当てられたロールの権限によって制御されます。
Azure サービスプリンシパル認証を使用するには、以下を行います。
以下の手順に従います。
管理者の同意は、Azure Active Directory テナントの管理者が、管理者の同意を明示的に必要とするカスタムアプリケーションに権限を付与する場合に行います。
Azure ポータルで新しいAzure AD アプリケーションを作成する場合には、アプリケーションに必要なアクセス許可を指定する必要があります。一部のアクセス許可には、「管理者の同意が必要」と記載されている場合があります。 例えば、すべてのグループのアクセス許可には管理者の同意が必要です。アプリケーションが管理者の同意を必要とする場合、方法は2つあります。
管理者の同意を付与する最も簡単な方法は、管理者がportal.azure.com にログインして、アプリの登録で作成したアプリケーションに移動することです。API のアクセス許可で、 同意の付与をクリックします。これにより、アプリケーションが作成されたテナントにアクセス権限が付与されます。
組織に複数のテナントがある場合、または組織外の他のテナントにアプリのアクセス許可を与える必要がある場合、GetAdminConsentURL ストアドプロシージャを使用してAdmin Authorization URL を生成します。GetOAuthAuthorizationUrl ストアドプロシージャとは異なり、このエンドポイントから返される重要な情報はありません。代わりに、OAuth アプリケーションが正常に認可されると、アクセス権限が付与されたことを示すBoolean 値が返されます。
管理者がOAuth アプリケーションを承認後、認証を続行できます。
クライアントOAuth フローに関連するすべてのアクセス許可には、管理者の同意が必要です。これは、CData Cloud が埋め込まれたアプリケーションをクライアントOAuth フローでは使用できないことを意味します。クライアント資格情報を使用するには、独自のOAuth アプリケーションの作成が必要になります。詳しくは、カスタムOAuth アプリの作成 を参照してください。
portal.azure.com の[アプリの登録]で[API のアクセス許可]に移動し、Microsoft Graph アクセス許可を選択します。アクセス許可には2つの異なるアクセス許可セットがあります。委任されたアクセス許可とアプリケーションの許可です。クライアントの資格情報認証時に使用されるアクセス許可は、[アプリケーションの許可]の下にあります。
インテグレーションに必要なアクセス許可を選択します。その後、次の接続プロパティを設定します。
クライアント資格情報での認証は、他の接続同様に自動的に行われますが、ユーザーにプロンプトするウィンドウは表示されません。ユーザーコンテキストがないため、ブラウザのポップアップは必要ないからです。接続が行われ、内部的に処理されます。
portal.azure.com の[アプリの登録]でAPI のアクセス許可に移動し、クライアントのGraph アクセス許可を選択します。アクセス許可には2つの異なるアクセス許可セットがあります。委任されたアクセス許可とアプリケーションの許可です。証明書認証時に使用されるアクセス許可は、[アプリケーションの許可]の下にあります。
自身のインテグレーションに適用させるアクセス許可を選択します。その後、次の接続プロパティを設定します。
証明書の認証は自動で行われます。ユーザーコンテキストがないため、認証が発生したことを知らせるポップアップはありません。 接続は内部で行われ、処理されます。
このトピックでは、以下の方法を説明します。
portal.azure.com で:
カスタムアプリケーションの中には、Azure Active Directory テナント内で操作するために管理者権限が必要なものがあります。管理者の同意は、新しいカスタムOAuth アプリケーションを作成する際に、すでに"Admin Consent Required" とマークされている関連パーミッションを追加することで付与できます。管理者の同意は、OAuth フローでクライアント資格情報を使用する場合にも必要です。
管理者の同意を付与するには:
Note:埋め込まれたOAuth 資格情報はユーザーごとに認証されるため、クライアントOAuth フローで使用することはできません。 クライアント資格情報を使用するには、必ずカスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。
portal.azure.com で:
OAuth アプリケーションが作成されたら:
このトピックでは、以下の方法を説明します。
portal.azure.com で:
カスタムアプリケーションの中には、Azure Active Directory テナント内で操作するために管理者権限が必要なものがあります。管理者の同意は、新しいカスタムOAuth アプリケーションを作成する際に、すでに"Admin Consent Required" とマークされている関連パーミッションを追加することで付与できます。管理者の同意は、OAuth フローでクライアント資格情報を使用する場合にも必要です。
管理者の同意を付与するには:
Note:埋め込まれたOAuth 資格情報はユーザーごとに認証されるため、クライアントOAuth フローで使用することはできません。 クライアント資格情報を使用するには、必ずカスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。
portal.azure.com で:
OAuth アプリケーションが作成されたら:
Microsoft Power BI XMLA は、データをキューブとして公開するOLAP データベースで、MDX(マルチディメンション式)でクエリします。 Cloud は、これらのキューブをSQL-92 でクエリできるリレーショナルビューにモデル化します。以下のマッピングは、モデルのレイアウト用です:
特定のレベル値ごとにメジャーを取得するには、Measure ビューと任意のDimension もしくはディメンションのセット間でJOIN を発行します。
例えば、次のように発行すると、各都市の顧客数を取得できます。
SELECT m.[Customer Count], c.[City] FROM [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer AS c INNER JOIN [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Measures AS m
ON 条件は必要ないことに注意してください。これは、テーブルがMicrosoft Power BI XMLA ですでに適切に関連付けられているためです。 ON 条件を必要とするツールを使用している場合は、IncludeJoinColumns をtrue に設定してください。 これにより、各ビューに複数の外部キーカラムが追加され、相互に関連付けられます。 これらのカラムはそれ自体ではデータを返しませんが、必要に応じて結合のON 条件を構築するツールを使用して自動的に取得できます。
Microsoft Power BI XMLA に格納されているデータはすでに集計済みです。多くの場合、集計を取得しようとすることは、何も指定しないことと構文的に同じになるかもしれません。
例えば、次のクエリは、前のクエリとまったく同じデータを返します。
SELECT SUM(m.[Customer Count]), c.[City] FROM [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer AS c INNER JOIN [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Measures AS m GROUP BY c.[City]
このルールの例外は、フィルタリングされた結果の集計がリクエストされた場合です。
そのような場合、計算はMicrosoft Power BI XMLA からリクエストされます。例えば、
フランスとドイツの顧客の合計と平均を計算するには:
SELECT SUM(m.[Customer Count]), AVG(m.[Customer Count]), c.[Country] FROM [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer AS c INNER JOIN [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Measures AS m WHERE c.[Country] IN ('France', 'Germany') GROUP BY c.[Country]
Microsoft Power BI XMLA では、個々のディメンジョンは、1つ以上のレベルを持つ階層で構成されています。例えば、 AdventureWorks Customers テーブルにはCity、Country およびGender があります。City とCountry は同じ階層の一部ですが、 Gender は独自の階層です。
複数の階層を選択する場合、これをサポートする方法はMDX の値をクロス結合することです。Cloud が提示するデータのリレーショナルテーブルモデルからは明らかではありませんが、これにより非常に負荷の高いクエリが実行される可能性があります。
例えば、次のように実行すると:
SELECT c.[Country], m.[Customer Count] FROM [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer AS c INNER JOIN [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Measures AS m
結果は6行になります。しかし、Gender も選択すると:
SELECT c.[Country], c.[Gender], m.[Customer Count] FROM [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer AS c INNER JOIN [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Measures AS m
結果は12行になります。これは、Gender とCountry が異なる階層にあるため、両方一緒に返すにはクロス結合が必要だからです。
SELECT に追加された各階層は、その階層で利用可能な値の数で合計結果を乗算します。
したがって、期待する行数を取得するには、次のように実行します:
SELECT (COUNT(c.[Country])*COUNT(c.[Gender])) AS totalrows FROM [AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer AS c
複数の階層を選択すると、結果行の合計数が倍になるため、応答行の数が非常に速く膨らみタイムアウトが発生します。 どのクエリが非常に高負荷になるかをある程度可視化するために、理想的な設定に導くメカニズムとしてResponseRowLimit 接続プロパティが追加されました。 設定すると、クエリが実行される前に予想される行数が計算されます。 予想された行の数が制限を超えると、クエリで予想される行数を表示するエラーがスローされます。
必要なカラムのみを選択するか、WHERE 条件を適用することをお勧めします。どちらも応答行の数を大幅に減らすことができ、パフォーマンスに大きな影響を与えます。 Cloud に精通していて、どのクエリが高負荷になる可能性があるかをすでにお分かりの場合は、ResponseRowLimit を0に設定することで無効にできます。
以下は、データ接続をよりきめ細かく制御できるプロパティです。
このプロパティをtrue に設定すると、すべてのクエリが直接Microsoft Power BI XMLA に渡されます。
これらは値を返しません。結合を作成するときにテーブル間のリレーションシップを自動的に設定するために、それらを必要とするツールを有効にするために純粋に追加されています。
クエリはMDX に変換されているため、少数のカラムのみを選択すると、期待される結果の数が指数関数的に倍になることがあります。
このため、ResponseRowLimit はどのタイプのクエリがタイムアウトになる可能性が高いかについて、いくつかのガイダンスを提供するために利用できます。 0に設定すると無効にできます。
デフォルトでは、Cloud はサーバーの証明書をシステムの信頼できる証明書ストアと照合してSSL / TLS のネゴシエーションを試みます。
別の証明書を指定するには、利用可能なフォーマットについてSSLServerCert プロパティを参照してください。
Windows のシステムプロキシ経由の接続では、接続プロパティを追加で設定する必要はありません。他のプロキシに接続するには、ProxyAutoDetect をfalse に設定します。
さらにHTTP プロキシへの認証には、ProxyServer とProxyPort に加えてProxyAuthScheme、ProxyUser、およびProxyPassword を設定します。
次のプロパティを設定します。
このセクションでは、利用可能なAPI オブジェクトを示し、Microsoft Power BI XMLA API へのSQL の実行について詳しく説明します。
Cloud は、ディメンションをテーブル、キューブをスキーマとしてモデル化し、ワークスペースとデータセットカタログの組み合わせをカタログとしてモデル化します。 Cloud は、Workspace プロパティにワークスペースのカンマ区切りリストを指定することで、複数のワークスペースへの同時接続をサポートします。 その結果、各ワークスペースは、WorkspaceName_CatalogName としてカタログに表示されます。
By default, all measure attributes are listed in a 'Measures' view. However, you can set SplitMeasures to 'true' to split the measures view; the result is each measure attribute is included in its respective view based on the Measure Group value. Further classification based on 'Measure Directories' is not included.
ストアドプロシージャ は、Microsoft Power BI XMLA のファンクションライクなインターフェースです。ストアドプロシージャを使用すると、オブジェクトのダウンロードやエンベロープの移動など、Microsoft Power BI XMLA の操作を実行できます。
ストアドプロシージャはファンクションライクなインターフェースで、Microsoft Power BI XMLA の単純なSELECT 処理にとどまらずCloud の機能を拡張します。
ストアドプロシージャは、パラメータのリストを受け取り、目的の機能を実行し、プロシージャが成功したか失敗したかを示すとともにMicrosoft Power BI XMLA から関連するレスポンスデータを返します。
Name | Description |
GetAdminConsentURL | Gets the admin consent URL that must be opened separately by an admin of a given domain to grant access to your application. Only needed when using custom OAuth credentials. |
Gets the admin consent URL that must be opened separately by an admin of a given domain to grant access to your application. Only needed when using custom OAuth credentials.
Name | Type | Required | Description |
CallbackUrl | String | False | The URL the user will be redirected to after authorizing your application. This value must match the Reply URL in the Azure AD app settings. |
State | String | False | The same value for state that you sent when you requested the authorization code. |
Name | Type | Description |
URL | String | The authorization URL, entered into a Web browser to obtain the verifier token and authorize your app. |
このセクションで説明されているシステムテーブルをクエリして、スキーマ情報、データソース機能に関する情報、およびバッチ操作の統計にアクセスできます。
以下のテーブルは、Microsoft Power BI XMLA のデータベースメタデータを返します。
以下のテーブルは、データソースへの接続方法およびクエリ方法についての情報を返します。
次のテーブルは、データ変更クエリのクエリ統計を返します。
利用可能なデータベースをリストします。
次のクエリは、接続文字列で決定されるすべてのデータベースを取得します。
SELECT * FROM sys_catalogs
Name | Type | Description |
CatalogName | String | データベース名。 |
利用可能なスキーマをリストします。
次のクエリは、すべての利用可能なスキーマを取得します。
SELECT * FROM sys_schemas
Name | Type | Description |
CatalogName | String | データベース名。 |
SchemaName | String | スキーマ名。 |
利用可能なテーブルをリストします。
次のクエリは、利用可能なテーブルおよびビューを取得します。
SELECT * FROM sys_tables
Name | Type | Description |
CatalogName | String | テーブルまたはビューを含むデータベース。 |
SchemaName | String | テーブルまたはビューを含むスキーマ。 |
TableName | String | テーブル名またはビュー名。 |
TableType | String | テーブルの種類(テーブルまたはビュー)。 |
Description | String | テーブルまたはビューの説明。 |
IsUpdateable | Boolean | テーブルが更新可能かどうか。 |
利用可能なテーブルおよびビューのカラムについて説明します。
次のクエリは、[AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer テーブルのカラムとデータ型を返します。
SELECT ColumnName, DataTypeName FROM sys_tablecolumns WHERE TableName='Customer' AND CatalogName='AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE' AND SchemaName='Adventure Works'
Name | Type | Description |
CatalogName | String | テーブルまたはビューを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | テーブルまたはビューを含むスキーマ。 |
TableName | String | カラムを含むテーブルまたはビューの名前。 |
ColumnName | String | カラム名。 |
DataTypeName | String | データ型の名前。 |
DataType | Int32 | データ型を示す整数値。この値は、実行時に環境に基づいて決定されます。 |
Length | Int32 | カラムのストレージサイズ。 |
DisplaySize | Int32 | 指定されたカラムの通常の最大幅(文字数)。 |
NumericPrecision | Int32 | 数値データの最大桁数。文字データおよび日時データの場合は、カラムの長さ(文字数)。 |
NumericScale | Int32 | カラムのスケール(小数点以下の桁数)。 |
IsNullable | Boolean | カラムがNull を含められるかどうか。 |
Description | String | カラムの簡単な説明。 |
Ordinal | Int32 | カラムのシーケンスナンバー。 |
IsAutoIncrement | String | カラムに固定増分値が割り当てられるかどうか。 |
IsGeneratedColumn | String | 生成されたカラムであるかどうか。 |
IsHidden | Boolean | カラムが非表示かどうか。 |
IsArray | Boolean | カラムが配列かどうか。 |
IsReadOnly | Boolean | カラムが読み取り専用かどうか。 |
IsKey | Boolean | sys_tablecolumns から返されたフィールドがテーブルの主キーであるかどうか。 |
利用可能なストアドプロシージャをリストします。
次のクエリは、利用可能なストアドプロシージャを取得します。
SELECT * FROM sys_procedures
Name | Type | Description |
CatalogName | String | ストアドプロシージャを含むデータベース。 |
SchemaName | String | ストアドプロシージャを含むスキーマ。 |
ProcedureName | String | ストアドプロシージャの名前。 |
Description | String | ストアドプロシージャの説明。 |
ProcedureType | String | PROCEDURE やFUNCTION などのプロシージャのタイプ。 |
ストアドプロシージャパラメータについて説明します。
次のクエリは、SelectEntries ストアドプロシージャのすべての入力パラメータについての情報を返します。
SELECT * FROM sys_procedureparameters WHERE ProcedureName='SelectEntries' AND Direction=1 OR Direction=2
Name | Type | Description |
CatalogName | String | ストアドプロシージャを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | ストアドプロシージャを含むスキーマの名前。 |
ProcedureName | String | パラメータを含むストアドプロシージャの名前。 |
ColumnName | String | ストアドプロシージャパラメータの名前。 |
Direction | Int32 | パラメータのタイプに対応する整数値:input (1)。input/output (2)、またはoutput(4)。input/output タイプパラメータは、入力パラメータと出力パラメータの両方になれます。 |
DataTypeName | String | データ型の名前。 |
DataType | Int32 | データ型を示す整数値。この値は、実行時に環境に基づいて決定されます。 |
Length | Int32 | 文字データの場合は、許可される文字数。数値データの場合は、許可される桁数。 |
NumericPrecision | Int32 | 数値データの場合は最大精度。文字データおよび日時データの場合は、カラムの長さ(文字数)。 |
NumericScale | Int32 | 数値データの小数点以下の桁数。 |
IsNullable | Boolean | パラメータがNull を含められるかどうか。 |
IsRequired | Boolean | プロシージャの実行にパラメータが必要かどうか。 |
IsArray | Boolean | パラメータが配列かどうか。 |
Description | String | パラメータの説明。 |
Ordinal | Int32 | パラメータのインデックス。 |
主キーおよび外部キーについて説明します。
次のクエリは、[AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE].[Adventure Works].Customer テーブルの主キーを取得します。
SELECT * FROM sys_keycolumns WHERE IsKey='True' AND TableName='Customer' AND CatalogName='AdventureWorksDW2012Multidimensional-SE' AND SchemaName='Adventure Works'
Name | Type | Description |
CatalogName | String | キーを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | キーを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | キーを含むテーブルの名前。 |
ColumnName | String | キーカラムの名前 |
IsKey | Boolean | カラムがTableName フィールドで参照されるテーブル内の主キーかどうか。 |
IsForeignKey | Boolean | カラムがTableName フィールドで参照される外部キーかどうか。 |
PrimaryKeyName | String | 主キーの名前。 |
ForeignKeyName | String | 外部キーの名前。 |
ReferencedCatalogName | String | 主キーを含むデータベース。 |
ReferencedSchemaName | String | 主キーを含むスキーマ。 |
ReferencedTableName | String | 主キーを含むテーブル。 |
ReferencedColumnName | String | 主キーのカラム名。 |
外部キーについて説明します。
次のクエリは、他のテーブルを参照するすべての外部キーを取得します。
SELECT * FROM sys_foreignkeys WHERE ForeignKeyType = 'FOREIGNKEY_TYPE_IMPORT'
名前 | タイプ | 説明 |
CatalogName | String | キーを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | キーを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | キーを含むテーブルの名前。 |
ColumnName | String | キーカラムの名前 |
PrimaryKeyName | String | 主キーの名前。 |
ForeignKeyName | String | 外部キーの名前。 |
ReferencedCatalogName | String | 主キーを含むデータベース。 |
ReferencedSchemaName | String | 主キーを含むスキーマ。 |
ReferencedTableName | String | 主キーを含むテーブル。 |
ReferencedColumnName | String | 主キーのカラム名。 |
ForeignKeyType | String | 外部キーがインポート(他のテーブルを指す)キーかエクスポート(他のテーブルから参照される)キーかを指定します。 |
主キーについて説明します。
次のクエリは、すべてのテーブルとビューから主キーを取得します。
SELECT * FROM sys_primarykeys
Name | Type | Description |
CatalogName | String | キーを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | キーを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | キーを含むテーブルの名前。 |
ColumnName | String | キーカラムの名前。 |
KeySeq | String | 主キーのシーケンス番号。 |
KeyName | String | 主キーの名前。 |
利用可能なインデックスについて説明します。インデックスをフィルタリングすることで、より高速なクエリ応答時間でセレクティブクエリを記述できます。
次のクエリは、主キーでないすべてのインデックスを取得します。
SELECT * FROM sys_indexes WHERE IsPrimary='false'
Name | Type | Description |
CatalogName | String | インデックスを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | インデックスを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | インデックスを含むテーブルの名前。 |
IndexName | String | インデックス名。 |
ColumnName | String | インデックスに関連付けられたカラムの名前。 |
IsUnique | Boolean | インデックスが固有の場合はTrue。そうでない場合はFalse。 |
IsPrimary | Boolean | インデックスが主キーの場合はTrue。そうでない場合はFalse。 |
Type | Int16 | インデックスタイプに対応する整数値:statistic (0)、clustered (1)、hashed (2)、またはother (3)。 |
SortOrder | String | 並べ替え順序:A が昇順、D が降順。 |
OrdinalPosition | Int16 | インデックスのカラムのシーケンスナンバー。 |
利用可能な接続プロパティと、接続文字列に設定されている接続プロパティに関する情報を返します。
このテーブルをクエリする際は、config 接続文字列を使用する必要があります。
jdbc:cdata:powerbixmla:config:
この接続文字列を使用すると、有効な接続がなくてもこのテーブルをクエリできます。
次のクエリは、接続文字列に設定されている、あるいはデフォルト値で設定されているすべての接続プロパティを取得します。
SELECT * FROM sys_connection_props WHERE Value <> ''
Name | Type | Description |
Name | String | 接続プロパティ名。 |
ShortDescription | String | 簡単な説明。 |
Type | String | 接続プロパティのデータ型。 |
Default | String | 明示的に設定されていない場合のデフォルト値。 |
Values | String | 可能な値のカンマ区切りリスト。別な値が指定されていると、検証エラーがスローされます。 |
Value | String | 設定した値またはあらかじめ設定されたデフォルト。 |
Required | Boolean | プロパティが接続に必要かどうか。 |
Category | String | 接続プロパティのカテゴリ。 |
IsSessionProperty | String | プロパティが、現在の接続に関する情報を保存するために使用されるセッションプロパティかどうか。 |
Sensitivity | String | プロパティの機密度。これは、プロパティがロギングおよび認証フォームで難読化されているかどうかを通知します。 |
PropertyName | String | キャメルケースの短縮形の接続プロパティ名。 |
Ordinal | Int32 | パラメータのインデックス。 |
CatOrdinal | Int32 | パラメータカテゴリのインデックス。 |
Hierarchy | String | このプロパティと一緒に設定する必要がある、関連のある依存プロパティを表示します。 |
Visible | Boolean | プロパティが接続UI に表示されるかどうかを通知します。 |
ETC | String | プロパティに関するその他のさまざまな情報。 |
Cloud がデータソースにオフロードできるSELECT クエリ処理について説明します。
SQL 構文の詳細については、SQL 準拠 を参照してください。
以下はSQL 機能のサンプルデータセットです。 SELECT 機能のいくつかの側面がサポートされている場合には、カンマ区切りのリストで返されます。サポートされていない場合、カラムにはNO が入ります。
名前 | 説明 | 有効な値 |
AGGREGATE_FUNCTIONS | サポートされている集計関数。 | AVG, COUNT, MAX, MIN, SUM, DISTINCT |
COUNT | COUNT 関数がサポートされているかどうか。 | YES, NO |
IDENTIFIER_QUOTE_OPEN_CHAR | 識別子をエスケープするための開始文字。 | [ |
IDENTIFIER_QUOTE_CLOSE_CHAR | 識別子をエスケープするための終了文字。 | ] |
SUPPORTED_OPERATORS | サポートされているSQL 演算子。 | =, >, <, >=, <=, <>, !=, LIKE, NOT LIKE, IN, NOT IN, IS NULL, IS NOT NULL, AND, OR |
GROUP_BY | GROUP BY がサポートされているかどうか。サポートされている場合、どのレベルでサポートされているか。 | NO, NO_RELATION, EQUALS_SELECT, SQL_GB_COLLATE |
OJ_CAPABILITIES | サポートされている外部結合の種類。 | NO, LEFT, RIGHT, FULL, INNER, NOT_ORDERED, ALL_COMPARISON_OPS |
OUTER_JOINS | 外部結合がサポートされているかどうか。 | YES, NO |
SUBQUERIES | サブクエリがサポートされているかどうか。サポートされていれば、どのレベルでサポートされているか。 | NO, COMPARISON, EXISTS, IN, CORRELATED_SUBQUERIES, QUANTIFIED |
STRING_FUNCTIONS | サポートされている文字列関数。 | LENGTH, CHAR, LOCATE, REPLACE, SUBSTRING, RTRIM, LTRIM, RIGHT, LEFT, UCASE, SPACE, SOUNDEX, LCASE, CONCAT, ASCII, REPEAT, OCTET, BIT, POSITION, INSERT, TRIM, UPPER, REGEXP, LOWER, DIFFERENCE, CHARACTER, SUBSTR, STR, REVERSE, PLAN, UUIDTOSTR, TRANSLATE, TRAILING, TO, STUFF, STRTOUUID, STRING, SPLIT, SORTKEY, SIMILAR, REPLICATE, PATINDEX, LPAD, LEN, LEADING, KEY, INSTR, INSERTSTR, HTML, GRAPHICAL, CONVERT, COLLATION, CHARINDEX, BYTE |
NUMERIC_FUNCTIONS | サポートされている数値関数。 | ABS, ACOS, ASIN, ATAN, ATAN2, CEILING, COS, COT, EXP, FLOOR, LOG, MOD, SIGN, SIN, SQRT, TAN, PI, RAND, DEGREES, LOG10, POWER, RADIANS, ROUND, TRUNCATE |
TIMEDATE_FUNCTIONS | サポートされている日付および時刻関数。 | NOW, CURDATE, DAYOFMONTH, DAYOFWEEK, DAYOFYEAR, MONTH, QUARTER, WEEK, YEAR, CURTIME, HOUR, MINUTE, SECOND, TIMESTAMPADD, TIMESTAMPDIFF, DAYNAME, MONTHNAME, CURRENT_DATE, CURRENT_TIME, CURRENT_TIMESTAMP, EXTRACT |
REPLICATION_SKIP_TABLES | レプリケーション中にスキップされたテーブルを示します。 | |
REPLICATION_TIMECHECK_COLUMNS | レプリケーション中に更新判断のカラムとして使用するかどうかを、(指定された順に)チェックするカラムのリストを含む文字列の配列。 | |
IDENTIFIER_PATTERN | 識別子としてどの文字列が有効かを示す文字列値。 | |
SUPPORT_TRANSACTION | プロバイダーが、コミットやロールバックなどのトランザクションをサポートしているかどうかを示します。 | YES, NO |
DIALECT | 使用するSQL ダイアレクトを示します。 | |
KEY_PROPERTIES | Uniform データベースを特定するプロパティを示します。 | |
SUPPORTS_MULTIPLE_SCHEMAS | プロバイダー用に複数のスキームが存在するかどうかを示します。 | YES, NO |
SUPPORTS_MULTIPLE_CATALOGS | プロバイダー用に複数のカタログが存在するかどうかを示します。 | YES, NO |
DATASYNCVERSION | このドライバーにアクセスするために必要な、CData Sync のバージョン。 | Standard, Starter, Professional, Enterprise |
DATASYNCCATEGORY | このドライバーのCData Sync カテゴリ。 | Source, Destination, Cloud Destination |
SUPPORTSENHANCEDSQL | API で提供されている以上の、追加SQL 機能がサポートされているかどうか。 | TRUE, FALSE |
SUPPORTS_BATCH_OPERATIONS | バッチ操作がサポートされているかどうか。 | YES, NO |
SQL_CAP | このドライバーでサポートされているすべてのSQL 機能。 | SELECT, INSERT, DELETE, UPDATE, TRANSACTIONS, ORDERBY, OAUTH, ASSIGNEDID, LIMIT, LIKE, BULKINSERT, COUNT, BULKDELETE, BULKUPDATE, GROUPBY, HAVING, AGGS, OFFSET, REPLICATE, COUNTDISTINCT, JOINS, DROP, CREATE, DISTINCT, INNERJOINS, SUBQUERIES, ALTER, MULTIPLESCHEMAS, GROUPBYNORELATION, OUTERJOINS, UNIONALL, UNION, UPSERT, GETDELETED, CROSSJOINS, GROUPBYCOLLATE, MULTIPLECATS, FULLOUTERJOIN, MERGE, JSONEXTRACT, BULKUPSERT, SUM, SUBQUERIESFULL, MIN, MAX, JOINSFULL, XMLEXTRACT, AVG, MULTISTATEMENTS, FOREIGNKEYS, CASE, LEFTJOINS, COMMAJOINS, WITH, LITERALS, RENAME, NESTEDTABLES, EXECUTE, BATCH, BASIC, INDEX |
PREFERRED_CACHE_OPTIONS | 使用したいcacheOptions を指定する文字列値。 | |
ENABLE_EF_ADVANCED_QUERY | ドライバーがEntity Framework の高度なクエリをサポートしているかどうかを示します。サポートしていなければ、クエリはクライアントサイドで処理されます。 | YES, NO |
PSEUDO_COLUMNS | 利用可能な疑似カラムを示す文字列の配列。 | |
MERGE_ALWAYS | 値がtrue であれば、CData Sync 内でMerge Model が強制的に実行されます。 | TRUE, FALSE |
REPLICATION_MIN_DATE_QUERY | レプリケート開始日時を返すSELECT クエリ。 | |
REPLICATION_MIN_FUNCTION | サーバーサイドでmin を実行するために使用する式名を、プロバイダーが指定できるようになります。 | |
REPLICATION_START_DATE | レプリケート開始日を、プロバイダーが指定できるようになります。 | |
REPLICATION_MAX_DATE_QUERY | レプリケート終了日時を返すSELECT クエリ。 | |
REPLICATION_MAX_FUNCTION | サーバーサイドでmax を実行するために使用する式名を、プロバイダーが指定できるようになります。 | |
IGNORE_INTERVALS_ON_INITIAL_REPLICATE | 初回のレプリケートで、レプリケートをチャンクに分割しないテーブルのリスト。 | |
CHECKCACHE_USE_PARENTID | CheckCache 構文を親キーカラムに対して実行するかどうかを示します。 | TRUE, FALSE |
CREATE_SCHEMA_PROCEDURES | スキーマファイルの生成に使用できる、ストアドプロシージャを示します。 |
次のクエリは、WHERE 句で使用できる演算子を取得します。
SELECT * FROM sys_sqlinfo WHERE Name = 'SUPPORTED_OPERATORS'
WHERE 句では、個々のテーブルの制限や要件が異なる場合がありますので注意してください。詳しくは、データモデル セクションを参照してください。
Name | Type | Description |
NAME | String | SQL 構文のコンポーネント、またはサーバー上で処理できる機能。 |
VALUE | String | サポートされるSQL またはSQL 構文の詳細。 |
試行された変更に関する情報を返します。
次のクエリは、バッチ処理で変更された行のId を取得します。
SELECT * FROM sys_identity
Name | Type | Description |
Id | String | データ変更処理から返された、データベース生成Id。 |
Batch | String | バッチの識別子。1 は単一処理。 |
Operation | String | バッチ内の処理の結果:INSERTED、UPDATED、またはDELETED。 |
Message | String | SUCCESS、またはバッチ内の更新が失敗した場合のエラーメッセージ。 |
プロパティ | 説明 |
AuthScheme | The type of authentication to use when connecting to Microsoft Power BI XMLA. |
プロパティ | 説明 |
AzureTenant | データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。指定しない場合は、デフォルトのテナントが使用されます。 |
AzureEnvironment | 接続を確立するときに使用するAzure 環境。 |
プロパティ | 説明 |
OAuthClientId | OAuth 認証サーバーを使用してアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントId。 |
OAuthClientSecret | OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントシークレット。 |
プロパティ | 説明 |
OAuthJWTCert | JWT 証明書のストア。 |
OAuthJWTCertType | JWT 証明書を格納するキーストアの種類。 |
OAuthJWTCertPassword | OAuth JWT 証明書のパスワード。 |
OAuthJWTCertSubject | OAuth JWT 証明書のサブジェクト。 |
プロパティ | 説明 |
SSLServerCert | TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。 |
プロパティ | 説明 |
Verbosity | ログファイルの記述をどの程度の詳細さで記載するかを決定するverbosity レベル。 |
プロパティ | 説明 |
BrowsableSchemas | このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。 |
Catalog | The Power BI workspace and dataset to use. |
IncludeJoinColumns | Set this to true to include extra join columns on each table. |
プロパティ | 説明 |
CustomHeaders | ユーザーが決定したその他のヘッダー(オプション)。 |
ExposeMemberKeys | Determines if each level should be converted into a measure, allowing calculations to be performed on the measure. |
ExpressionInDescription | Set this to true to report expressions as part of the description on measure columns. |
ExtraProperties | Additional properties to submit on each MDX request to Microsoft Power BI XMLA |
MaxRows | クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。 |
ResponseRowLimit | The number of response rows to allow before triggering an error. Set to 0 for no limit. |
ShowHiddenEntities | Set this to true to include hidden dimensions, measures and levels. |
SplitMeasures | Set this to true to split Measures table into individual tables. |
SplitMeasuresOn | Use this property in conjunction with SplitMeasures to set the priority for how measures should be organized into tables. |
Timeout | タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。 |
UseMDX | Set this to true to pass MDX queries to Microsoft Power BI XMLA as-is. |
Workspace | The comma separated PowerBI workspace(s) to connect to. |
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なAuthentication プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
AuthScheme | The type of authentication to use when connecting to Microsoft Power BI XMLA. |
The type of authentication to use when connecting to Microsoft Power BI XMLA.
string
"AzureAD"
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なAzure Authentication プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
AzureTenant | データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。指定しない場合は、デフォルトのテナントが使用されます。 |
AzureEnvironment | 接続を確立するときに使用するAzure 環境。 |
データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。指定しない場合は、デフォルトのテナントが使用されます。
string
""
データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。例えば、contoso.onmicrosoft.com です。あるいは、 テナントId を指定します。この値は[Azure ポータル]->[Azure Active Directory]->[プロパティ]のディレクトリId です。
通常、Tenant を指定する必要はありません。OAuthGrantType をCODE(デフォルト)に設定している場合は、Microsoft が自動的に決定します。 ただし、ユーザーがマルチテナントに所属している場合は失敗する可能性があります。 例えば、ドメインA の管理者がドメインB のユーザーをゲストユーザーとして招待した場合。ユーザーは両方のテナントに属していることになります。 Tenant を指定するのはグッドプラクティスですが、一般的には指定しなくてもうまく動作するはずです。
OAuthGrantType をCLIENT に設定する場合は、AzureTenant が必須です。クライアント資格情報を使用する場合、ユーザーコンテキストはありません。 資格情報は、アプリ自体のコンテキストから取得されます。Microsoft ではTenant を指定せずにクライアント資格情報を取得することを許容していますが、使用する特定のテナントを選択する可能性ははるかに低くなっています。 このため、接続するドメインに適用される資格情報を確実に取得するために、すべてのクライアント資格情報接続に対してAzureTenant を明示的に指定する必要があります。
接続を確立するときに使用するAzure 環境。
string
"GLOBAL"
ほとんどの場合、環境をグローバルに設定したままにしておくとうまく機能します。ただし、 Azure アカウントが別の環境に追加されている場合は、AzureEnvironment を使用してどの環境かを 指定できます。利用可能な値はGLOBAL、CHINA、USGOVT、USGOVTDOD です。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なOAuth プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
OAuthClientId | OAuth 認証サーバーを使用してアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントId。 |
OAuthClientSecret | OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントシークレット。 |
OAuth 認証サーバーを使用してアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントId。
string
""
OAuth アプリケーションの登録の一環として、コンシューマキーとも呼ばれるOAuthClientId 値、およびクライアントシークレットOAuthClientSecret が提供されます。
OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントシークレット。
string
""
OAuth アプリケーションの登録の一環として、コンシューマキーとも呼ばれるOAuthClientId が提供されます。また、コンシューマーシークレットと呼ばれるクライアントシークレットも提供されます。クライアントシークレットをOAuthClientSecret プロパティに設定します。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なJWT OAuth プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
OAuthJWTCert | JWT 証明書のストア。 |
OAuthJWTCertType | JWT 証明書を格納するキーストアの種類。 |
OAuthJWTCertPassword | OAuth JWT 証明書のパスワード。 |
OAuthJWTCertSubject | OAuth JWT 証明書のサブジェクト。 |
JWT 証明書のストア。
string
""
クライアント証明書のための証明書ストア名。
OAuthJWTCertType フィールドは、OAuthJWTCert により指定された証明書ストアの種類を指定します。 ストアがパスワードで保護されている場合は、OAuthJWTCertPassword でパスワードを指定します。
OAuthJWTCert は、OAuthJWTCertSubject フィールドとともにクライアント証明書を指定するために使われます。 OAuthJWTCert に値がある場合で、OAuthJWTCertSubject が設定されている場合は、証明書の検索が始まります。 詳しくは、OAuthJWTCertSubject フィールドを参照してください。
証明書ストアの指定はプラットフォームに依存します。
Windows の共通のユーザとシステム証明書ストアの指定は以下のとおりです。
MY | 個人証明書と関連付けられた秘密キーを格納している証明書ストア。 |
CA | 証明機関の証明書。 |
ROOT | ルート証明書。 |
SPC | ソフトウェア発行元証明書。 |
Javaでは、証明書ストアは通常、証明書および任意の秘密キーを含むファイルです。
証明書ストアの種類がPFXFile の場合は、このプロパティにファイル名を設定します。 PFXBlob の場合は、このプロパティをPFX ファイルのバイナリコンテンツ(例えば、PKCS12証明書ストア)に設定する必要があります。
JWT 証明書を格納するキーストアの種類。
string
"PEMKEY_BLOB"
このプロパティには次の値の一つを設定できます。
USER | Windows の場合、現在のユーザーにより所有された証明書ストアであることを指定します。 Note:この種類はJava では利用できません。 |
MACHINE | Windows の場合、この証明書ストアがシステムストアであることを指定します。 Note:この種類はJava では利用できません。 |
PFXFILE | この証明書ストアは、証明書を含むPFX(PKCS12)ファイルの名前です。 |
PFXBLOB | この証明書ストアは、PFX(PKCS12)形式の証明書ストアを表すBase-64でエンコードされた文字列です。 |
JKSFILE | この証明書ストアは、証明書を含むJava key store(JKS)ファイルの名前です。 Note:この種類はJava のみで利用できます。 |
JKSBLOB | この証明書ストアは、Java key store(JKS)形式の証明書ストアを表すBase-64でエンコードされた文字列です。 Note:この種類はJava のみで利用できます。 |
PEMKEY_FILE | この証明書ストアは、秘密キーと任意の証明書を含むPEM でエンコードされたファイルの名前です。 |
PEMKEY_BLOB | この証明書ストアは、秘密キーと任意の証明書を含むBase-64でエンコードされた文字列です。 |
PUBLIC_KEY_FILE | この証明書ストアは、PEM またはDER でエンコードされた公開キーの証明書を含むファイルの名前です。 |
PUBLIC_KEY_BLOB | この証明書ストアは、PEM またはDER でエンコードされた公開キーの証明書を含むBase-64でエンコードされた文字列です。 |
SSHPUBLIC_KEY_FILE | この証明書ストアは、SSH 公開キーを含むファイルの名前です。 |
SSHPUBLIC_KEY_BLOB | この証明書ストアは、SSH 公開キーを含むBase-64でエンコードされた文字列です。 |
P7BFILE | この証明書ストアは、証明書を含むPKCS7 ファイルの名前です。 |
PPKFILE | この証明書ストアは、PuTTY 秘密キー(PPK)を含むファイルの名前です。 |
XMLFILE | この証明書ストアは、XML 形式の証明書を含むファイルの名前です。 |
XMLBLOB | この証明書ストアは、XML 形式の証明書を含む文字列の名前です。 |
OAuth JWT 証明書のパスワード。
string
""
証明書ストアでパスワードが必要である場合、このプロパティを使用してパスワードを指定し、証明書ストアにアクセスできます。
OAuth JWT 証明書のサブジェクト。
string
"*"
証明書のサブジェクトは、証明書をロードするときにストア内の証明書を検索するために使用されます。
完全に一致するものが見つからない場合、ストアはプロパティの値を含むサブジェクトを検索します。
それでも一致するものが見つからない場合、プロパティは空白で設定され、証明書は選択されません。
"*" に設定すると、証明書ストアの1番目の証明書が選択されます。
証明書のサブジェクトは識別の名前フィールドおよび値のカンマ区切りのリストです。 例えば、"CN=www.server.com, OU=test, C=US, [email protected]"。共通のフィールドとその説明は以下のとおりです。
フィールド | 説明 |
CN | 共通名。一般的には、www.server.com のようなホスト名です。 |
O | 法人名 |
OU | 法人の部署名 |
L | 法人の住所(市町村名) |
S | 法人の住所(都道府県) |
C | 国名 |
E | Eメールアドレス |
フィールド値にカンマが含まれている場合は、それを引用符で囲む必要があります。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なSSL プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
SSLServerCert | TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。 |
TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。
string
""
TLS/SSL 接続を使用する場合は、このプロパティを使用して、サーバーが受け入れるTLS/SSL 証明書を指定できます。コンピュータによって信頼されていない他の証明書はすべて拒否されます。
このプロパティは、次のフォームを取ります:
説明 | 例 |
フルPEM 証明書(例では省略されています) | -----BEGIN CERTIFICATE----- MIIChTCCAe4CAQAwDQYJKoZIhv......Qw== -----END CERTIFICATE----- |
証明書を保有するローカルファイルへのパス。 | C:\cert.cer |
公開鍵(例では省略されています) | -----BEGIN RSA PUBLIC KEY----- MIGfMA0GCSq......AQAB -----END RSA PUBLIC KEY----- |
MD5 Thumbprint (hex 値はスペースおよびコロン区切り) | ecadbdda5a1529c58a1e9e09828d70e4 |
SHA1 Thumbprint (hex 値はスペースおよびコロン区切り) | 34a929226ae0819f2ec14b4a3d904f801cbb150d |
これを指定しない場合は、マシンが信用するすべての証明書が受け入れられます。
すべての証明書の受け入れを示すには、'*'を使用します。セキュリティ上の理由から、これはお勧めできません。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なLogging プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
Verbosity | ログファイルの記述をどの程度の詳細さで記載するかを決定するverbosity レベル。 |
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なSchema プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
BrowsableSchemas | このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。 |
Catalog | The Power BI workspace and dataset to use. |
IncludeJoinColumns | Set this to true to include extra join columns on each table. |
このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。
string
""
スキーマをデータベースからリストすると、負荷がかかる可能性があります。接続文字列でスキーマのリストを提供すると、 パフォーマンスが向上します。
The Power BI workspace and dataset to use.
string
""
The Cloud combines each Power BI workspace and dataset into a single catalog name. For example, if you have a workspace called MyWorkspace and a dataset called MyDataset then its catalog name will be MyWorkspace_MyDataset.
By default the Cloud will report all workspaces and datasets as separate catalogs.
A query can either use the catalog directly, or leave off the catalog to have the Cloud search for a matching table.
-- Use this specific catalog SELECT ... FROM MyWorkspace_MyDataset.Model.MyDimension -- Search for a catalog containing this table SELECT ... FROM Model.MyDimension
However, if you have enabled UseMDX then you may want to set this value so that MDX queries go to the correct workspace and dataset. The Cloud cannot determine the workspace and dataset automatically from an MDX query.
Set this to true to include extra join columns on each table.
bool
false
Some tools may require an ON condition (or generate them automatically) based on foreign key references. By setting IncludeJoinColumns to true, every table will include a foreign key reference to the other tables. These columns will not return any data and are not useful for anything other than passing as ON conditions to perform joins upon.
In Microsoft Power BI XMLA, the dimensions and measures making up the tables are already related naturally. There is no context on which to join them provided. Therefore, the CData Cloud supports joining without specifying an ON condition, so they are optional to specify.
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なMiscellaneous プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
CustomHeaders | ユーザーが決定したその他のヘッダー(オプション)。 |
ExposeMemberKeys | Determines if each level should be converted into a measure, allowing calculations to be performed on the measure. |
ExpressionInDescription | Set this to true to report expressions as part of the description on measure columns. |
ExtraProperties | Additional properties to submit on each MDX request to Microsoft Power BI XMLA |
MaxRows | クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。 |
ResponseRowLimit | The number of response rows to allow before triggering an error. Set to 0 for no limit. |
ShowHiddenEntities | Set this to true to include hidden dimensions, measures and levels. |
SplitMeasures | Set this to true to split Measures table into individual tables. |
SplitMeasuresOn | Use this property in conjunction with SplitMeasures to set the priority for how measures should be organized into tables. |
Timeout | タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。 |
UseMDX | Set this to true to pass MDX queries to Microsoft Power BI XMLA as-is. |
Workspace | The comma separated PowerBI workspace(s) to connect to. |
ユーザーが決定したその他のヘッダー(オプション)。
string
""
このプロパティは、他のプロパティ(ContentType、From など)から作成されたHTTP リクエストヘッダーに追加するヘッダーの文字列に設定できます。
ヘッダーは、HTTP の仕様で説明されているとおり、"header: value" 形式でなければなりません。ヘッダー行はキャリッジリターンと改行(CRLF)文字で区切る必要があります。
このプロパティは慎重に使用してください。このプロパティに無効なヘッダーが含まれていると、HTTP リクエストは失敗する場合があります。
このプロパティは、専門的/非標準的なAPI と統合するためにCloud の機能を微調整する場合に便利です。
Determines if each level should be converted into a measure, allowing calculations to be performed on the measure.
bool
false
By default, all levels are of type String. Enabling this option allows a level to be resolved down to its key property, creating a measure that has the level's DBType data type. Calculations can then be performed on the measure.
Set this to true to report expressions as part of the description on measure columns.
bool
false
The Cloud reports the remarks for several types of entities (dimensions, measures, measure groups and heirarchies) as table and column descriptions. By default, the Cloud will include only the remarks in measure column descriptions.
If this option is enabled, then the measure expression is included in the measure column description, along with the remarks. The descriptions on other types of entities are not affected.
Additional properties to submit on each MDX request to Microsoft Power BI XMLA
string
""
When setting UseMDX to true, properties may be specified using this connection property to fill out extra values in the PropertiesList of the XMLA request. Use name=value pairs separated by a semicolon to submit the properties. For example, Catalog=MyCatalog;Cube=MyCube;.
A list of properties may be found by executing SELECT * FROM $System.DISCOVER_PROPERTIES.
クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。
int
-1
クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。
The number of response rows to allow before triggering an error. Set to 0 for no limit.
int
100000
Selecting a lot of columns results in a number of crossjoins occurring under the hood when translated to something that is acceptable for Microsoft Power BI XMLA. This is not intuitive if you are not familiar with MDX. It can easily result in very large responses that time out. The ResponseRowLimit is designed to alert the user to very expensive requests.
Set this to true to include hidden dimensions, measures and levels.
bool
false
By default the Cloud does not report entities that Microsoft Power BI XMLA marks as hidden. Enabling this option allows you to query them.
Set this to true to split Measures table into individual tables.
bool
false
All measures are currently grouped into a single table 'Measures'. Set this to true to split Measures table into individual tables (if a table only contains measures) and include measures into respective dimensions tables.
Use this property in conjunction with SplitMeasures to set the priority for how measures should be organized into tables.
string
"MeasureGroup"
This property controls the order in which measure storage attributes are used to sort them into subtables when SplitMeasures is true. Provide a comma-delimited list of storage methods in the order they should be prioritized. Available values are:
タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。
int
60
Timeout が0に設定されている場合は、操作がタイムアウトしません。処理が正常に完了するか、エラー状態になるまで実行されます。
Timeout の有効期限が切れても処理が完了していない場合は、Cloud は例外をスローします。
Set this to true to pass MDX queries to Microsoft Power BI XMLA as-is.
bool
false
You can execute SQL-92 SELECT queries to the views modeled by the Cloud; set this property to instead execute MDX queries directly to Microsoft Power BI XMLA.
The comma separated PowerBI workspace(s) to connect to.
string
""
The comma separated PowerBI workspace(s) to connect to. If not specified, objects from all workspaces will be available. This will cause extra requests to be executed to list objects from all workspaces.
Note: The workspace names are case-sensitive.