接続の確立
CData Cmdlets ユーザーは、データモジュールをインストールし、接続プロパティを設定してスクリプトを開始できます。このセクションでは、CSV インポートおよびエクスポートcmdlet などのネイティブPowerShell cmdlet でKingdeeK3WISE Cmdlets を使用する例を示します。
インストールおよび接続
PSGet がある場合は、PowerShell Gallery から次のコマンドを使ってcmdlet をインストールできます。CData サイトからセットアップを取得することもできます。
Install-Module KingdeeK3WISECmdlets
プロファイルに以下を追加すると、次のセッションでcmdlet がロードされます。
Import-Module KingdeeK3WISECmdlets;
Connect-KingdeeK3WISE cmdlet を使って、別のcmdlet に渡すことができる接続オブジェクトを作成します。
$conn =
Kingdee K3 WISE への接続
接続するには、以下を設定します。
- URL:Kingdee K3 WISE のルートURL。例えば、Kingdee K3 WISE 13 のURL です。ホストのIP は1です。
- AccountId:Kingdee K3 WISE のAisID(アカウントのセットのId)。
- User:Kingdee K3 WISE に接続するユーザー。
- Password:ユーザーのパスワード。
データの取得
Select-KingdeeK3WISE cmdlet はデータを取得するためのネイティブなPowerShell インターフェースを提供します。
$results = Select-KingdeeK3WISE -Connection $conn -Table "Account" -Columns @("Id, Name") -Where "UUID='{00000000-0000-0000-0000-000000000000}'"Invoke-KingdeeK3WISE cmdlet はSQL インターフェースを提供します。このcmdlet を使うと、Query パラメータを介してSQL クエリを実行できます。
cmdlet 出力のパイプ処理
cmdlet は行オブジェクトをパイプラインに一度に一行ずつ返します。以下は、結果をCSV ファイルにエクスポートします。
Select-KingdeeK3WISE -Connection $conn -Table Account -Where "UUID = '{00000000-0000-0000-0000-000000000000}'" | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myAccountData.csv -NoTypeInformation
Select-KingdeeK3WISE からの結果をSelect-Object cmdlet にパイプして、Export-CSV cmdlet にパイプする前にいくつかのプロパティを実行していることがわかるでしょう。これをする理由は、CData Cmdlets は接続、テーブル、およびカラムの情報を結果セットの各行オブジェクトに追加しますが、必ずしもその情報がCSV ファイルに必要ではないからです。
ただし、これによってcmdlet の出力を別のcmdlet にパイプすることが容易になります。以下に、結果セットをJSON に変換する例を示します。
PS C:\> $conn = PS C:\> $row = Select-KingdeeK3WISE -Connection $conn -Table "Account" -Columns (Id, Name) -Where "UUID = '{00000000-0000-0000-0000-000000000000}'" | select -first 1 PS C:\> $row | ConvertTo-Json { "Connection": { }, "Table": "Account", "Columns": [ ], "Id": "MyId", "Name": "MyName" }