Excel Add-In for GraphQL

Build 22.0.8479

接続の確立

接続プロファイルの設定

[CData]リボンから[データの取得]をクリックし、[取得元:GraphQL]> 設定済みの接続 を選択してCData クエリウィンドウを起動します。新しい接続を設定するには、[新しいGraphQL 接続]をクリックします。ここでは、接続の設定、接続のテスト、および接続プロファイルの保存を行うことができます。

GraphQL への接続

接続するには以下を設定します。

  • URL:GraphQL のURL を指定。例:https://api.example.com/graphql
  • Location:GraphQL サービスのカスタム定義スキーマを含むファイルパスに設定。

GraphQL への認証

ドライバーは次の認証をサポートします。

  • Basic
  • OAuth 1.0 & 2.0
  • OAuthPKCE
  • AWS Cognito クレデンシャル:
    • AwsCognitoSrp
    • AwsCognitoBasic

Basic

AuthScheme をBasic に設定。GraphQL のUserPassword を指定する必要があります。

OAuth

すべてのOAuth フローでAuthSchemeOAuth に、OAuthVersion を1.0または2.0に設定する必要があります。以下のセクションは、すでに設定済みであることを前提として書かれています。

デスクトップアプリケーション

次の接続プロパティを設定して、接続してください。

  • OAuthRequestTokenURL:OAuth 1.0 に必要です。これはアプリケーションがリクエストトークンをリクエストするURL です。
  • OAuthAuthorizationURL:OAuth 1.0 および2.0 に必要です。これは、ユーザーがサービスにログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えるURL です。OAuth 1.0 では、権限が与えられるとリクエストトークンが認可されます。
  • OAuthAccessTokenURL:OAuth 1.0 および2.0 に必要です。これは、アクセストークンがリクエストされるURL です。OAuth 1.0 では、認可されたリクエストトークンはアクセストークンと交換されます。
  • OAuthRefreshTokenURL:OAuth 2.0 に必要です。OAuth 2.0 では、古いトークンの期限が切れたときは、このURL でリフレッシュトークンを新しいアクセストークンと交換します。データソースによっては、アクセストークンと同じURL である場合がありますので、注意してください。
  • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。これはコンシューマーキーとも呼ばれます。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。これはコンシューマーシークレットとも呼ばれます。
  • CallbackURLhttp://localhost:33333 に設定。アプリケーション設定でリダイレクトURL を指定した場合には、一致している必要があります。
接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。本製品 がOAuth プロセスを完了します。

  1. コールバックURL からアクセストークンを取得し、リクエストを認証します。
  2. アクセストークンの期限が切れたときにはリフレッシュしてください。
  3. OAuth 値を保存します。これらの値は接続間で永続化されます。

ヘッドレスマシン

ヘッドレスサーバーや、本製品 がブラウザを開くことができないその他のマシンにGraphQL データソースを作成するには、別のマシンから認証を行う必要があります。認証は、2段階認証プロセスになります。

  1. 以下のオプションから選択します。
    • オプション1:後述の「Verifier code を取得および交換」に従い、OAuthVerifier 値を取得します。
    • オプション2:インターネットブラウザに対応したマシンに本製品 をインストールし、後述の「OAuth 設定を転送」の説明に従い、通常のブラウザベースのフローで認証後にOAuth 認証値を転送します。
  2. 次に、ヘッドレスマシンからアクセストークンを自動的にリフレッシュするように本製品 を設定します。

オプション1:Verifier code を取得および交換

ヘッドレスマシンで次のプロパティを設定します。

  • InitiateOAuthOFF に設定。
  • OAuthClientId:アプリケーション設定のアプリケーションId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のアプリケーションシークレットに設定。

別のマシンから認証してOAuthVerifier 接続プロパティを取得する方法は次のとおりです。

  1. CallbackURL 入力パラメータを、アプリケーション設定で指定した正確なリダイレクトURI に設定してGetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。
  2. OAuthVersion が1.0に設定されている場合は返されたAuthToken およびAuthKey の値を保存します。これらは次のステップで使用します。
  3. 返されたURL をブラウザで開きます。ログインして、本製品 にアクセス許可を与えます。すると、verifier code を含むコールバックURL にリダイレクトされます。
  4. verifier code の値を保存します。後ほどこれをOAuthVerifier 接続プロパティに設定する必要があります。

ヘッドレスマシンでは、次の接続プロパティを設定してOAuth 認証値を取得します。

  • OAuthRequestTokenURL:OAuth 1.0 に必要です。OAuth 1.0 では、これがアプリケーションがリクエストトークンをリクエストするURL です。
  • OAuthAuthorizationURL:OAuth 1.0 および2.0 に必要です。これは、ユーザーがサービスにログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えるURL です。OAuth 1.0 では、権限が与えられるとリクエストトークンが認可されます。
  • OAuthAccessTokenURL:OAuth 1.0 および2.0 に必要です。これは、アクセストークンがリクエストされるURL です。OAuth 1.0 では、認可されたリクエストトークンはアクセストークンと交換されます。
  • OAuthRefreshTokenURL:OAuth 2.0 に必要です。OAuth 2.0 では、古いトークンの期限が切れたときは、このURL でリフレッシュトークンを新しいアクセストークンと交換します。データソースによっては、アクセストークンと同じURL である場合がありますので、注意してください。
  • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
  • CallbackURLhttp://localhost:33333 に設定。アプリケーション設定でリダイレクトURL を指定した場合には、一致している必要があります。

データへの接続

OAuth 設定ファイルが生成されたら、次のプロパティを設定してデータに接続します。

  • OAuthSettingsLocation:暗号化されたOAuth 認証値を含むファイルに設定。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、このファイルがプロバイダーに読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。
  • InitiateOAuth:REFRESH に設定。

オプション2:OAuth 設定を転送

別のマシンに本製品 をインストールして認証し、結果のOAuth 値を転送する方法は次のとおりです。

セカンドマシンに、本製品 をインストールして、次の接続プロパティセットで接続します。

  • OAuthSettingsLocation:書き込み可能なテキストファイルに設定。
  • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
  • CallbackURL:アプリケーション設定のコールバックURL に設定。

認証する接続をテストします。生成された認証値は、OAuthSettingsLocation で指定されたパスに暗号化されて書き込まれます。接続テストに成功したら、OAuth 設定ファイルをヘッドレスマシンにコピーします。ヘッドレスマシンで、次の接続プロパティを設定し、データに接続します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthSettingsLocation:OAuth 設定ファイルのパスに設定。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、このファイルが本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。

OAuthPKCE

NOTE:OAuth Proof Key for Code Exchange (PKCE) は、OAuth 2.0 Authorization Code フローの拡張機能です。

デスクトップアプリケーション

以下を設定して、接続してください。

  • AuthSchemeOAuthPKCE に設定。
  • InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定すると、手動でのOAuth 交換や接続文字列のアクセストークン設定を避けられます。
  • OAuthClientId:GraphQL サービスでOAuth アプリケーションを作成する際に生成されたクライアントId に設定。
  • OAuthAuthorizationURL:GraphQL サービスの認可URL に設定。これは、ユーザーがサービスにログインして、OAuth アプリケーションにアクセス許可を与えるURL です。例:https://api.example.com/authorize
  • OAuthAccessTokenURL:GraphQL サービスのアクセストークンURL に設定。これは、アクセストークンがリクエストされるURL です。例:https://api.example.com/token
  • OAuthRefreshTokenURL:GraphQL サービスのリフレッシュトークンURL に設定。古いトークンの期限が切れたときは、このURL でリフレッシュトークンを新しいアクセストークンと交換します。データソースによっては、OAuthAccessTokenURL と同一の場合がありますので、留意してください。

接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでOAuth 認可エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。本製品 がOAuth プロセスを完了します。

  1. 認可コードをコールバックURL から取得します。
  2. 認可コードをアクセストークンおよびリフレッシュトークンに交換します。
  3. アクセストークンの期限が切れたときにはリフレッシュしてください。
  4. OAuth 値を保存します。これらの値は接続間で永続化されます。

AWS Cognito クレデンシャル

AWS Cognito のユーザープールに登録されたユーザーで本製品 を使用する場合は、以下のプロパティを設定して認証してください。

  • AuthSchemeAwsCognitoSrp に設定(推奨)。また、AwsCognitoBasic を使用することもできます。
  • AWSCognitoRegion:ユーザープールのリージョンに設定。
  • AWSUserPoolId:ユーザープールのId に設定。
  • AWSUserPoolClientAppId:ユーザープールのアプリクライアントId に設定。
  • AWSUserPoolClientAppSecret:ユーザープールのクライアントシークレットに設定。
  • AWSIdentityPoolId:ユーザープールとリンクしているID プールのId に設定。
  • User:ユーザープールに登録されているユーザーのユーザー名に設定。
  • Password:ユーザープールに登録されているユーザーのパスワードに設定。

接続プロパティ

最後に、Connection プロパティを参照してください。接続の確立に使用できるさまざまなオプションの説明があります。

接続の管理

GraphQL への認証に成功すると、インポートするデータをカスタマイズすることができます。詳しくは、接続の管理 を参照してください。

関連項目

  • データのクエリ:[データ選択]ウィザードを使用してスプレッドシートにデータをプルします。また、ここではスケジュールされたデータのリフレッシュも設定できます。
  • Excel アドインの使用:利用可能なCData Excel 関数 を使用するなど、GraphQL データとやり取りする他の方法が見つかります。

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