Cmdlets for Oracle Service Cloud

Build 24.0.9062

接続の確立

CData Cmdlets ユーザーは、データモジュールをインストールし、接続プロパティを設定してスクリプトを開始できます。このセクションでは、CSV インポートおよびエクスポートcmdlet などのネイティブPowerShell cmdlet でOracleServiceCloud Cmdlets を使用する例を示します。

インストールおよび接続

PSGet がある場合は、PowerShell Gallery から次のコマンドを使ってcmdlet をインストールできます。CData サイトからセットアップを取得することもできます。

Install-Module OracleServiceCloudCmdlets

プロファイルに以下を追加すると、次のセッションでcmdlet がロードされます。

Import-Module OracleServiceCloudCmdlets;

Connect-OracleServiceCloud cmdlet を使って、別のcmdlet に渡すことができる接続オブジェクトを作成します。

$conn = Connect-OracleServiceCloud

Oracle Service Cloud への接続

Oracle Service Cloud への認証には、以下を設定する必要があります。

  • Url:接続するアカウントのURL。
  • User:認証するアカウントのユーザー名。
  • Password:認証するアカウントのパスワード。

データの取得

Select-OracleServiceCloud cmdlet はデータを取得するためのネイティブなPowerShell インターフェースを提供します。

$results = Select-OracleServiceCloud -Connection $conn -Table "Accounts" -Columns @("Id, LookupName") -Where "DisplayOrder='12'"
Invoke-OracleServiceCloud cmdlet はSQL インターフェースを提供します。このcmdlet を使うと、Query パラメータを介してSQL クエリを実行できます。

cmdlet 出力のパイプ処理

cmdlet は行オブジェクトをパイプラインに一度に一行ずつ返します。以下は、結果をCSV ファイルにエクスポートします。

Select-OracleServiceCloud -Connection $conn -Table Accounts -Where "DisplayOrder = '12'" | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myAccountsData.csv -NoTypeInformation

Select-OracleServiceCloud からの結果をSelect-Object cmdlet にパイプして、Export-CSV cmdlet にパイプする前にいくつかのプロパティを実行していることがわかるでしょう。これをする理由は、CData Cmdlets は接続、テーブル、およびカラムの情報を結果セットの各行オブジェクトに追加しますが、必ずしもその情報がCSV ファイルに必要ではないからです。

ただし、これによってcmdlet の出力を別のcmdlet にパイプすることが容易になります。以下に、結果セットをJSON に変換する例を示します。

 
PS C:\> $conn  = Connect-OracleServiceCloud
PS C:\> $row = Select-OracleServiceCloud -Connection $conn -Table "Accounts" -Columns (Id, LookupName) -Where "DisplayOrder = '12'" | select -first 1
PS C:\> $row | ConvertTo-Json
{
  "Connection":  {

  },
  "Table":  "Accounts",
  "Columns":  [

  ],
  "Id":  "MyId",
  "LookupName":  "MyLookupName"
} 

データの削除

以下は、抽出条件に合うあらゆるレコードを削除します。

Select-OracleServiceCloud -Connection $conn -Table Accounts -Where "DisplayOrder = '12'" | Remove-OracleServiceCloud

データの変更

cmdlet はデータクレンジング同様、データの変換を容易にします。次の例は、レコードがすでに存在するかどうか、挿入する前に更新が必要かどうかをチェックしてから、CSV ファイルのデータをOracle Service Cloud にロードします。

Import-Csv -Path C:\MyAccountsUpdates.csv | %{
  $record = Select-OracleServiceCloud -Connection $conn -Table Accounts -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'")
  if($record){
    Update-OracleServiceCloud -Connection $conn -Table Accounts -Columns @("Id","LookupName") -Values @($_.Id, $_.LookupName) -Where "Id  = `'$_.Id`'"
  }else{
    Add-OracleServiceCloud -Connection $conn -Table Accounts -Columns @("Id","LookupName") -Values @($_.Id, $_.LookupName)
  }
}

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