接続の確立
CData Cmdlets ユーザーは、データモジュールをインストールし、接続プロパティを設定してスクリプトを開始できます。このセクションでは、CSV インポートおよびエクスポートcmdlet などのネイティブPowerShell cmdlet でOracleERP Cmdlets を使用する例を示します。
インストールおよび接続
PSGet がある場合は、PowerShell Gallery から次のコマンドを使ってcmdlet をインストールできます。CData サイトからセットアップを取得することもできます。
Install-Module OracleERPCmdlets
プロファイルに以下を追加すると、次のセッションでcmdlet がロードされます。
Import-Module OracleERPCmdlets;
Connect-OracleERP cmdlet を使って、別のcmdlet に渡すことができる接続オブジェクトを作成します。
$conn = Connect-OracleERP -Url "https://abc.oraclecloud.com" -User "user" -Password "password"
Oracle Fusion Cloud Financials への接続
Oracle Fusion Cloud Financials への認証には、以下を設定する必要があります。
- Url:接続するアカウントのURL。通常はOracle Cloud サービスのURL です。例:https://servername.fa.us2.oraclecloud.com。
- User:アカウントのユーザー名。
- Password:アカウントのパスワード。
データの取得
Select-OracleERP cmdlet はデータを取得するためのネイティブなPowerShell インターフェースを提供します。
$results = Select-OracleERP -Connection $conn -Table "Invoices" -Columns @("InvoiceId, InvoiceId") -Where "Supplier='Bob'"Invoke-OracleERP cmdlet はSQL インターフェースを提供します。このcmdlet を使うと、Query パラメータを介してSQL クエリを実行できます。
cmdlet 出力のパイプ処理
cmdlet は行オブジェクトをパイプラインに一度に一行ずつ返します。以下は、結果をCSV ファイルにエクスポートします。
Select-OracleERP -Connection $conn -Table Invoices -Where "Supplier = 'Bob'" | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myInvoicesData.csv -NoTypeInformation
Select-OracleERP からの結果をSelect-Object cmdlet にパイプして、Export-CSV cmdlet にパイプする前にいくつかのプロパティを実行していることがわかるでしょう。これをする理由は、CData Cmdlets は接続、テーブル、およびカラムの情報を結果セットの各行オブジェクトに追加しますが、必ずしもその情報がCSV ファイルに必要ではないからです。
ただし、これによってcmdlet の出力を別のcmdlet にパイプすることが容易になります。以下に、結果セットをJSON に変換する例を示します。
PS C:\> $conn = Connect-OracleERP -Url "https://abc.oraclecloud.com" -User "user" -Password "password" PS C:\> $row = Select-OracleERP -Connection $conn -Table "Invoices" -Columns (InvoiceId, InvoiceId) -Where "Supplier = 'Bob'" | select -first 1 PS C:\> $row | ConvertTo-Json { "Connection": { }, "Table": "Invoices", "Columns": [ ], "InvoiceId": "MyInvoiceId", "InvoiceId": "MyInvoiceId" }