接続の設定
コネクタのインストール 後、Workday 内のデータのデータソースに接続して作成できます。
データソースの設定
データに接続するには、次の手順を実行してください:
- 接続 | To a Server で詳細をクリックします。
- Workday by CData というデータソースを選択します。
- 接続に必要な情報を入力します。
- サインインをクリックします。
- 必要に応じて、データベースおよびスキーマを選択して利用可能なテーブルとビューを確認できます。
Connection Builder の使用
connector は、代表的な接続プロパティをTableau 内で直接利用できるようにします。 しかし、より高度な設定が必要な場合や接続に関するトラブルシューティングが必要な場合には、使いにくいことがあります。 connector には、Tableau の外で接続を作成してテストできる、独立したConnection Builder が付属しています。
Connection Builder にアクセスする方法は2つあります。
- Windows では、スタートメニューのCData Tableau Connector for Workday フォルダの下にあるConnection Builder というショートカットを使用します。
- また、ドライバーのインストールディレクトリに移動し、lib ディレクトリで.jar ファイルを実行することによってもConnection Builder を開始できます。
Connection Builder では、接続プロパティに値を設定し、接続テストをクリックしてその動作を確認できます。 また、クリップボードにコピーボタンを使用して、接続文字列をコピーすることもできます。 この接続文字列は、Tableau 内のconnector 接続ウィンドウにあるConnection String オプションに指定できます。
Workday への接続
このセクションでは、4つのWorkday API の接続パラメータを設定する方法、およびTenant とBaseURL を取得する方法について説明します。必要なAPI のパラメータが設定され、カスタムOAuth および / またはAzure AD API クライアントを作成したら、接続の準備は完了です。
接続の前提条件
API | 前提条件 | 接続パラメータ |
WQL | WQL サービスを有効化 (下記参照) | ConnectionType: WQL |
Reports as a Service | カタログレポートの設定 (データアクセスのファインチューニング を参照) | ConnectionType: Reports |
REST | 自動で有効化 | ConnectionType: REST |
SOAP | 自動で有効化 | 以下のWorkday SOAP API への認証を参照 |
BaseURL およびTenant の取得
BaseURL およびTenant プロパティを取得するため、Workday にログインしてView API Clients を検索します。 この画面では、Workday はBaseURL とTenant の両方を含むURL であるWorkday REST API Endpoint を表示します。
REST API Endpoint のフォーマットは、
https://domain.com/subdirectories/mycompany です。ここで、
- https://domain.com/subdirectories/ はBaseURL です。
- mycompany(URL の最後のスラッシュの後の部分)はTenant です。
例えば、REST API エンドポイントがhttps://wd3-impl-services1.workday.com/ccx/api/v1/mycompany の場合、 BaseURL はhttps://wd3-impl-services1.workday.com であり、Tenant はmycompany です。
WQL サービスを有効化
Workday WQL API を介して接続するには、はじめにWQL Service を有効にする必要があります。- Workday を開きます。
- 検索バーにView Domain と入力します。
- プロンプトにWorkday Query Language と入力します。
- Allowed Security Group Types のいずれかに、接続するユーザーが含まれていることを確認します。
Workday への認証
Basic 認証以外のほとんどのWorkday 接続では、認証のためにOAuth ベースのカスタムAPI クライアントアプリケーションを作成する必要があります。これには、ユーザーがAzure AD 資格情報を介して接続するエンタープライズインストールも含まれます。以下のコンテンツでは、非SSO 環境(アクセスするアプリケーションごとに個別のログイン)での認証方法について説明します。この場合、カスタムOAuth API クライアントが必要になります。SSO 環境での認証に関する詳細と、Workday に接続するための2種類のカスタムAPI クライアントアプリケーションの作成に関する情報については、カスタムAPI クライアントアプリケーションの作成 を参照してください。
カスタムOAuth アプリケーションの作成
このセクションでは、OAuth ベースのAPI クライアントを使用して、SSO のない環境で認証を行う方法について説明します。OAuth 接続では、カスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。カスタムOAuth アプリケーションの作成については、カスタムAPI クライアントアプリケーションの作成 を参照してください。
Workday で利用可能な接続文字列プロパティの全リストは、Connection を参照してください。
Note: SOAP 経由で接続したい場合は、カスタムOAuth アプリケーションを必要としないBasic 認証を使用できます。Workday SOAP API への認証を参照してください。
デスクトップアプリケーション
カスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ:
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH。OAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します。
- OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
- OAuthClientSecret:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
- CallbackURL:アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。
接続すると、connector はデフォルトブラウザでWorkday のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。
アプリケーションにアクセス許可を与えると、connector はOAuth プロセスを完了します。
- connector はWorkday からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします。
- OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定されたパスに保存されます。これらの値は接続間で永続化されます。
アクセストークンの期限が切れたときは、connector は自動でアクセストークンをリフレッシュします。
OAuth 認証
接続の前に、以下の変数を設定します。- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
Workday への接続 をクリックして、デフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。
ドライバーは、以下のようにOAuth プロセスを完了します。
- コールバックURL からアクセストークンを取得します。
- 古いトークンの期限が切れたときは、新しいアクセストークンを取得します。
- OAuth 値を保存し、接続間で永続化します。
標準ユーザーとして認証
Workday で標準ユーザーとして認証するには、カスタムAPI クライアントアプリケーションの作成 で説明するように、はじめにAPI クライアントを作成する必要があります。API クライアントを設定したら、Workday 認証情報を使用して接続するために以下のプロパティを設定します。
- ConnectionType および関連するすべてのプロパティ
- AuthScheme: OAuth。
- OAuthClientId:View API Client ページで取得したClient ID。
- OAuthClientSecret:View API Client ページで取得したClient Secret。パブリッククライアントを使う場合には、この値をブランクにします。
- Tenant:アカウントのテナント。
- BaseURL:View API Clients ページにあるREST API Endpoint のベースURL。
AzureAD で使用するAPI クライアントを作成した場合は、以下のプロパティを設定します。
- ConnectionType および関連するすべてのプロパティ
- AuthScheme:AzureAD。
- OAuthClientId:View API Client ページで取得したClient ID。
- Tenant:アカウントのテナント。
- BaseURL:View API Clients ページにあるREST API Endpoint のベースURL。
- SSOProperties:AzureTenant、AzureClientId、AzureClientSecret、Resource など、SSO に使用される Azure 固有のプロパティ。
ISU として認証
ISU として認証するには、カスタムAPI クライアントアプリケーションの作成 で説明するように、はじめにAPI Client またはAPI Client for Integrations のいずれかを作成する必要があります。 API Client for Integrations またはAPI Client using the JWT bearer grant type のいずれかを作成できます。
API Client for Integrations を作成した場合、接続するには次のプロパティを設定します。
- ConnectionType および関連するすべてのプロパティ
- AuthScheme:OAuthISU。
- OAuthClientId:View API Client ページで取得したClient ID。
- OAuthClientSecret:View API Client ページで取得したClient Secret。
- OAuthRefreshToken:Manage Refresh Tokens for Integrations ページで取得したリフレッシュトークン。
- Tenant:アカウントのテナント。
- BaseURL:View API Clients ページにあるREST API Endpoint のベースURL。
JWT でAPI Client を作成した場合、接続するには次のプロパティを設定します。
- ConnectionType および関連するすべてのプロパティ
- AuthScheme:OAuthJWT。
- OAuthJWTCertType:証明書の種類。keytool または openssl pkcs12 で証明書を作成した場合、PFXFILE になります。
- OAuthJWTCert:作成した証明書ファイルのパス。
- OAuthJWTCertPassword:作成した証明書ファイルのパスワード。
- OAuthJWTIssuer:View API Client ページで取得したClient ID。
- OAuthJWTSubject:使用しているISU のユーザー名。
- Tenant:アカウントのテナント。
- BaseURL:View API Clients ページにあるREST API Endpoint のベースURL。
Workday SOAP API への認証
SOAP API を使用する接続では、Basic 認証に加えて、WQL およびレポートサービスと同じ認証スキームがすべてサポートされます。 上記の各構成をSOAP で使用するには、UseWQL プロパティをfalse に設定します。
Basic 認証
Basic 認証(APIクライアントを設定する必要はありません)を使用するには、次の接続パラメータを設定します。
- ConnectionType:SOAP。
- AuthScheme:Basic。
- User:Workday ユーザーアカウント名。
- Password:ユーザーの認証に使用するパスワード。
- Tenant:アカウントのテナント。
- BaseURL:View API Clients ページにあるREST API Endpoint のベースURL。
その他の認証方法は、WQL およびレポーティングサービスの場合と同じ方法で構成されます。
次のステップ
データビジュアライゼーションを作成するには、コネクタの使用 を参照してください。