JNI の設定
Java Native Interface(JNI)は、Java ネイティブメソッドを記述し、Java 仮想マシンをネイティブアプリケーションに組み込むための標準プログラミングインターフェースです。
本製品 は、JNI を活用してパフォーマンスを向上しています。
INI ファイルの設定
TaxJar ODBC ドライバーのLinux 版には設定ファイルが同梱されています。このファイルは、JNI の動作などいくつかのパラメータに使用されます。デフォルトでは、以下の場所にあります。
/opt/cdata/cdata-odbc-driver-for-taxjar/lib/cdata.odbc.taxjar.ini
ドライバーのINI ファイルのプロパティを編集して、JNI ドライバーの動作を設定します。ドライバーの設定は次のように行います。
- DriverManagerEncoding:UTF-8、UTF-16、またはUTF-32 のいずれかに設定します。これは通常、Unicode ODBC API を使用する場合に指定する必要があります。
- AnsiCodePage:ANSI ODBC API で使用するエンコーディングの名前に設定します。許容される値は:Shift_JIS、GB2312、およびすべてのJava 文字セット名です。アプリケーションがANSI ODBC API を使用している場合、これを設定する必要があります。
- LibODBCINST:ODBC DSN の読み書きに使用されるlibodbcinst ライブラリへのパスに設定します。ターゲットマシンにインストールされているODBCINST のインスタンスが多すぎる場合は、これを設定します。
- JVM:JVM を起動するためのJVM ライブラリの場所に設定します。通常、アプリケーションがJava プログラムの場合に設定する必要があります。
- ClassPath:サードパーティ製のjar ライブラリへのパスをコロン区切りで設定します。
これらのプロパティが.ini ファイルのDrivers セクション名の下に1行ずつ設定されていることを確認してください。
[Drivers] DriverManagerEncoding = UTF-16
環境変数の設定
さらに、次の環境変数を設定します。
- CDATA_JVM:これは、JVM へのパスです。
- CDATA_JVM_OPTIONS:JVM オプションをここに配置します。
- CDATA_ODBC_LOG:次のスキームで設定します:<SCHEME>://<TAG>[|<LEVEL>]
- SCHEME:オプションはSYSLOG、STDOUT、FILE です。
- SYSLOG:ネイティブODBC ラッパー(cdata.odbc.taxjar.so)はsyslogs にログを記録します。
- STDOUT:ネイティブODBC ラッパーとODBC コア(cdata.odbcm.taxjar.jar)はstdout にログを記録します。Logfile およびVerbosity プロパティは、ODBC コアの動作をオーバーライドできます。
- FILE:ネイティブODBC ラッパーは<FILENAME> に、ODBC コアは<FILENAME>.driver.log にログを記録します。Logfile およびVerbosity プロパティは、ODBC コアの動作をオーバーライドできます。
- TAG
- SYSLOG のID。STDOUT では、N/A になります。FILE の場合は、filename です。
- LEVEL
- 以下のいずれかに設定します:FATAL | ERROR | WARNING | INFO | DEBUG
- SCHEME:オプションはSYSLOG、STDOUT、FILE です。
この構文の例を次に示します。
- STDOUT://1|DEBUG
- SYSLOG://[CData TaxJar ODBC]|DEBUG
- FILE:///var/my_odbc.log|DEBUG