高度なクエリ
Facebook Ads にクエリを実行して広告インサイトのデータを取得する方法はいくつかあり、AdInsights およびAdInsightsActions ビューは、これらすべてのクエリ方法を容易にします。データモデルとクエリの操作を簡単にするには、AdInsights またはAdInsightsActions 用に記述するクエリに対応する、事前定義済みの簡易レポートを使用するか、CreateAdInsightsReport ストアドプロシージャを使用して独自の広告インサイトレポートを定義します。
事前定義済みレポートの使用
ドライバーには次の事前定義済みレポートが含まれます。
- AdInsights_ByActionReaction_90DayIncr
- AdInsights_ByAge_90DayIncr
- AdInsights_ByAgeAndGender_90DayIncr
- AdInsights_ByCarousel_90DayIncr
- AdInsights_ByCountry_90DayIncr
- AdInsights_ByDevicePlatform_90DayIncr
- AdInsights_ByDMA_90DayIncr
- AdInsights_ByGender_90DayIncr
- AdInsights_ByProductId_90DayIncr
- AdInsights_ByPublisherPlatform_90DayIncr
- AdInsights_ByRegion_90DayIncr
- AdInsights_ByVideoSound_90DayIncr
- AdInsights_ByVideoType_90DayIncr
- AdInsights_TargetedLevel_90DayIncr
これらのビューへのクエリは、クエリする内訳とアクションコレクションがすでに定義されているという点で、AdInsights とAdInsightsActions へのクエリよりも簡単です。ただし、これらのビューへのクエリにはTarget 広告オブジェクトの指定が必要であり、Level およびActionAttributionWindows フィルタを使用することもできます。
SELECT * FROM AdInsights_ByActionReaction_90DayIncr WHERE Target='act_12345' AND Level='adset'
ビューの命名スキームは、ビューでクエリされる内訳と、ビューで使用されるデフォルトの時間増分を定義しています。ビューは、可能な限り過去にさかのぼって広告データをクエリしようと試みます。デフォルトのビューの時間範囲と時間増分は、クエリの入力で変更できます。
CreateAdInsightsReport を使用したカスタムレポートの定義
connector に付属する定義済みレポートにないフィールドを定期的に要求する必要がある場合や、ユーザー向けにシンプルな広告レポートを作成する場合は、必要なデータを簡単にクエリできるように、独自のカスタム広告レポートを定義できます。このためには、CreateAdInsightsReport ストアドプロシージャを使用します。
ストアドプロシージャは、指定された出力オプションに応じてスキーマファイルを出力します。生成されたレポートの出力パスにLocation 接続プロパティを設定し、connector でクエリ可能なテーブルとして公開します。
次のストアドプロシージャの呼び出し例では、指定したフィールド、内訳、アクション内訳、およびアクションコレクションを使用して、カスタム広告インサイトレポートを作成します。
EXEC CreateAdInsightsReport @ReportName = 'AdInsights_CreatedReport', @Fields = 'AccountCurrency,AdAccountId', @Breakdowns = 'Country', @ActionBreakdowns='ActionType,ActionDestination',@ActionCollection='Actions,UniqueActions', @OutputDirectory='LOCATION'"この例では、@OutputDirectory パラメータはLocation 接続プロパティで指定された場所に設定されます。