コンフィグファイル
MySQL リモーティングのコンフィギュレーション設定をコンフィグファイルに保存できます。ファイルは、INI ファイル形式で設定する必要があります。このファイルは-f コマンドラインオプションで指定します。コンフィグファイルには次のセクションがあります。
[mysqld]
mysqld セクションでは、次のプロパティを使用してMySQL デーモンを設定します。
名前 | 説明 | |
port | TCP/IP 接続の監視に使用するポート番号。デフォルトポート番号は3306です。 | |
max-connections | 許可されるTCP/IP 接続の最大数。デフォルト値は25 です。 | |
session-timeout | セッションタイムアウト時間(秒単位)。デフォルトのタイムアウトは20秒です。 | |
logfile | ログファイルの完全パス。 | |
verbosity | ログのメッセージレベル。1 は情報提供レベル。レベルは5段階あり、以下の詳細が追加されます。(2) HTTP ヘッダー、(3) HTTP ボディ、(4) SSL を含むトランスポートレベルのコミュニケーション、(5) インターフェースコマンドおよびその他のデータソースコミュニケーション。 | |
logrotationscheme | ログを切り捨てる間隔。オプションは、1(毎日。[MyFileName]_2016_3_21.txt 形式)、2(毎週。[MyFileName]_Week_5.txt 形式、5は一年の第5週目)、および3(毎月。[MyFileName]_2016_3_21.txt 形式)。
デフォルトは2です。 | |
ssl-cert | SSL 証明書へのパス。 | |
ssl-subject | SSL 証明書のサブジェクト。 | |
ssl-password | SSL 証明書のパスワード。 |
[databases]
databases セクションでは、MySQL データベースをGoogle Cloud Storage 接続文字列にマッピングするキーを定義します。クライアントは、ここで定義されたMySQL データベースに接続します。本製品 は、Google Cloud Storage に接続するために、このキーに対応する接続文字列を使用します。
[databases] GoogleCloudStorage = "InitiateOAuth=GETANDREFRESH;ProjectId='project1';"
[users]
users セクションでは、サーバーのユーザーのユーザー名とパスワードを定義します。acl セクションが定義されていない場合は、すべてのユーザーがすべてのデータベースにアクセスできます。
[mysql_vars]
mysql_vars セクションでは、MySQL サーバーのシステム変数を定義します。標準の変数がサポートされます。以下に、いくつかの例を示します。
名前 | 説明 | |
version_comment | この値は、CData JDBC Driver for Google Cloud Storage としてハードコードされます(MySQL リモーティング)。 | |
character_set_client | クライアントによって送信されるステートメントでは、character_set が使用されます。 |
[acl]
acl セクションでは、ユーザーのGoogle Cloud Storage データベースへのアクセスを許可します。データベースは、databases セクションで定義する必要があります。ユーザーは、users セクションで定義する必要があります。指定されたデータベースにアクセスすることを許可されたユーザーを区切るには、カンマを使用します。
コンフィグファイルの例
次にコンフィグファイルの例を示します。例には、サーバーの設定に必要なすべてのプロパティが含まれています。また、複数のユーザーとGoogle Cloud Storage インスタンスへのアクセス制御を設定する方法も示します。
[mysqld] port = 3306 max-connections = 25 session-timeout = 20 logfile = GoogleCloudStorageRemotingLog.txt verbosity = 2 ssl-cert = "CData.JDBC.GoogleCloudStorage.Remoting.pfx" ssl-subject = <subject> ssl-password = <password> [databases] GoogleCloudStorage = "InitiateOAuth=GETANDREFRESH;ProjectId='project1';" GoogleCloudStorage_ReadOnly = "InitiateOAuth=GETANDREFRESH;ProjectId='project1';ReadOnly=True" [users] root = <password> test = <password> [mysql_vars] version_comment = "CData JDBC Driver for Google Cloud Storage (MySQL Remoting)" [acl] GoogleCloudStorage = root GoogleCloudStorage_ReadOnly = root, test
コマンドラインでオプションを渡すことで、使用できるオプションをさらに制限できます。詳細については、CLI オプション を参照してください。