SSIS Components for SybaseIQ

Build 22.0.8508

変換先コンポーネントの使用

データソースへの接続の確立 後、CData SybaseIQ 変換先コンポーネントをワークフローに追加してSybaseIQ にデータをロードします。

データフローのSybaseIQ への書き込み

下記の手順に従って、SybaseIQ に接続しデータを更新します。

  1. SSIS ツールボックスで、CData SybaseIQ 変換先コンポーネントをデータフロータスクにドラッグします。
  2. 変換元コンポーネントの出力をCData SybaseIQ 変換先コンポーネントに接続します。
  3. CData SybaseIQ 変換先コンポーネントをダブルクリックします。CData SybaseIQ 変換先エディターダイアログが開きます。
  4. [接続マネージャー]メニューで、有効なCData SybaseIQ 接続マネージャーを選択するか、まだない場合は新しいインスタンスを作成します。
  5. [テーブルを使用]オプションで、更新するテーブルを選択します。
  6. Insert、Update、Upsert、またはDelete アクションを選択します。各アクションの詳細については、次の説明を参照してください。
  7. [マッピング]タブで、変換元から変換先へのマッピングを構成します。デフォルトでは、変換元コンポーネントの出力の中で、選択したテーブル内のカラムと同じ名前のものが自動的にマッピングされます。また、マッピングするカラムを更新することもできます。

Note: 読み取り専用カラムは、書き込みができないため、変換先カラムには表示されません。

コマンド実行

データフローを実行すると、本製品 は次のいずれかの処理を実行して変換先のテーブルを更新します。

Insert

コンポーネントは、マッピングされた値を受け取り、データをテーブルに新しい行として挿入しようとします。変換先コンポーネントのプロパティでOutputKey プロパティをTrue に設定すると、'Redirect row' エラー動作を使用してコンポーネントのエラー出力に挿入された結果を取得することができます。

Update

コンポーネントは、提供された主キーに基づいて、既存の行を更新しようとします。主キーカラムはマッピングする必要があります。また、主キーカラムをnull にすることはできません。変換先コンポーネントのプロパティでOutputKey プロパティをTrue に設定すると、'Redirect row' エラー動作を使用してコンポーネントのエラー出力に更新された結果を取得することができます。

Upsert

コンポーネントは、主キーを使用して、行を挿入するか更新するかを判断します。主キーカラムがマッピングされ、null ではない場合、コンポーネントは、提供された主キーに基づいて、既存の行を更新しようとします。主キーカラムがマッピングされていないか、null の場合、CData SybaseIQ 変換先コンポーネントは、データを新しい行として挿入しようとします。変換先コンポーネントのプロパティでOutputKey プロパティをTrue に設定すると、'Redirect row' エラー動作を使用してコンポーネントのエラー出力にupsert された結果を取得することができます。

Delete

コンポーネントは、提供された主キーに基づいて、既存の行を削除しようとします。主キーカラムはマッピングする必要があります。また、主キーカラムをnull にすることはできません。

バルク操作

変換先コンポーネントは、デフォルトでバルク操作を使ってデータソースを更新します。この動作は、コンポーネントのBatchMode およびBatchSize プロパティで制御されます。BatchSize は、コンポーネントに一度に送信するバッチの最大サイズを制御します。送信されるデータの量に応じてBatchSize を大きくするとスループットは向上しますが、より大きなメモリフットプリントが必要になります。

BatchMode およびBatchSize に加えて、グローバルな最大サイズを定義するプロパティとして、DefaultBufferMaxRows およびDefaultBufferSize があります。これらのプロパティのデフォルト値は非常に低いため、非常に大きな書き込み操作を行う場合に最高のパフォーマンスを得るためには、これらの値を大きくする必要があります。

SSIS はデフォルトで自身のバッファーサイズを10MB に、最大行数を10k 行に制限しています。バイト数に制限があるため、SSIS が奇数行を変換先に送信し、行数から想定したとおりの数値にならない場合があります。

バッファープロパティの調整について詳しくは、 Improve Data Flow Performance with SSIS AutoAdjustBufferSize を参照してください。

DefaultBufferMaxRows は、変換先コンポーネントのバッチサイズに使用する値と一致するか、それを上回る必要がありますが、DefaultBufferSize をテストして反復し、適切な値に到達させなければならない場合があります。参考として、DefaultBufferSize の値100000000は~100MB に相当し、これを出発点としても使用できます。

SSIS 2016+ にはAutoAdjustBufferSize というパッケージプロパティがあり、自動的に適切なサイズを決定しますが、これは数回の反復を要し、一般に手動での反復と比較してパフォーマンスが劣るため、手動での反復をお勧めします。

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