Excel Add-In for Azure Data Catalog

Build 23.0.8839

カスタムOAuth アプリケーションの作成

カスタムOAuth アプリケーションの作成

Azure Data Catalog は、Azure AD、Azure サービスプリンシパルを使用する認証をサポートします。これらは、いずれもOAuth ベースです。

このトピックでは、以下の方法を説明します。

  • Azure AD またはAzure サービスプリンシパル用のカスタムOAuth アプリケーションの作成と登録
  • カスタムOAuth アプリケーションに管理者の同意を提供
  • クライアント資格情報で使用するカスタムOAuth アプリケーションの作成

Azure AD

portal.azure.com で:
  1. https://portal.azure.com にログインします。
  2. 左側のナビゲーションペインでAzure Active Directory -> アプリの登録を選択します。
  3. 新規登録をクリックします。
  4. アプリケーションの名前を入力します。
  5. シングルかマルチテナントか、パブリックかプライベートか、希望するテナント設定を選択します。

    • デフォルトのオプション[この組織ディレクトリ内のアカウントのみ]を選択する場合は、CData Excel Add-In for Azure Data Catalog への接続を確立するときにAzureTenant 接続プロパティをAzure AD テナントのId に設定する必要があります。それ以外の場合は、認証に失敗しエラーが発生します。
    • アプリケーションが個人使用のみの場合は、この組織ディレクトリ内のアカウントのみを指定します。
    • アプリケーションを配布する場合は、マルチテナントオプションのいずれか1つを選択してください。

  6. リダイレクトURL をhttp://localhost:33333(本製品 のデフォルト)に設定するか、または別のポートを指定し、CallbackURL を定義した正確なリプライURL に設定します。
  7. 登録をクリックして新しいアプリケーションを登録します。アプリケーション管理画面が表示されます。
    OAuthClientId としてApplication (client) ID の値、AzureTenant としてDirectory (tenant) ID の値をメモします。
  8. 証明書とシークレットセクションに移動して、アプリケーションの認証タイプを定義します。認証には、証明書(推奨)とクライアントシークレットの2種類があります。

    • 証明書による認証:証明書とシークレット証明書のアップロードを選択し、ローカルマシンから証明書をアップロードします。
    • 新しいクライアントシークレットの作成:証明書とシークレット新しいクライアントシークレットを選択し、有効期限を指定します。クライアントシークレットが保存されると、Azure Data Catalog はキーの値を表示します。 表示は一度のみなのでこの値をコピーします。 この値がOAuthClientSecret となります。

  9. API のアクセス許可 -> アクセス許可の追加 -> 委任されたアクセス許可を選択します。
  10. Select Azure Data Catalog > Delegated Permissions > user_impersonation.
  11. 変更を保存します。
  12. 管理者の同意が必要なアクセス許可([アプリケーションの許可]など)を使用することを指定した場合は、API のアクセス許可ページで現在のテナントから付与することができます。

Azure サービスプリンシパル

Azure サービスプリンシパル認証を使用するには、認証アプリケーションにロールを割り当てる機能を設定したのち、Azure AD テナントにアプリケーションを登録し、新しい サービスプリンシパルを作成する必要があります。この新しいサービスプリンシパルは、割り当てられたロールベースのアクセス制御を利用して、サブスクリプション内のリソースにアクセスできます。

portal.azure.com で:

  1. 前述のように、カスタムOAuth AD アプリケーションを作成します。
  2. 検索バーを使用してサブスクリプションサービスを検索します。
  3. サブスクリプションページを開きます。
  4. アプリケーションを割り当てるサブスクリプションを選択します。
  5. アクセス制御(IAM)を開きます。
  6. 追加 -> ロールの割り当ての追加を選択します。Azure Data Catalog はロールの割り当ての追加ページを開きます。
  7. 作成したカスタムAzure AD アプリケーションに所有者ロールを割り当てます。

管理者の同意

カスタムアプリケーションの中には、Azure Active Directory テナント内で操作するために管理者権限が必要なものがあります。管理者の同意は、新しいカスタムOAuth アプリケーションを作成する際に、すでに"Admin Consent Required" とマークされている関連パーミッションを追加することで付与できます。管理者の同意は、OAuth フローでクライアント資格情報を使用する場合にも必要です。

管理者の同意を付与するには:

  1. 管理者にportal.azure.com にログインしてもらいます。
  2. アプリの登録に移動し、作成したカスタムOAuth アプリケーションを見つけます。
  3. API のアクセス許可で、同意の付与をクリックします。
これで、アプリケーションが作成されたテナントにアクセス権限が付与されます。

クライアント資格情報の同意

OAuth は、認証のためのクライアント資格情報の使用をサポートします。クライアント資格情報のOAuth フローでは、認証するアプリケーション自身の資格情報が作成されます。認証フローは通常の認証フローと同じように動作しますが、関連するユーザーに対して資格情報の提供を求めるプロンプトは表示されません。 アプリケーションで受理されるすべてのタスクは、デフォルトユーザーコンテキストなしで実行されます。

Note:埋め込まれたOAuth 資格情報はユーザーごとに認証されるため、クライアントOAuth フローで使用することはできません。 クライアント資格情報を使用するには、必ずカスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。

portal.azure.com で:

  1. 前述のように、カスタムOAuth アプリケーションを作成します。
  2. アプリの登録に移動します。
  3. 作成したアプリケーションを探し、API のアクセス許可を開きます。
  4. Microsoft Graph アクセス許可を選択します。 アクセス許可には2つの異なるアクセス許可セットがあります。委任されたアクセス許可とアプリケーションの許可です。
  5. Application Permissions で、インテグレーションに必要なアクセス許可を選択します。

Copyright (c) 2024 CData Software, Inc. - All rights reserved.
Build 23.0.8839