Cmdlets for IBM Cloud Object Storage

Build 24.0.9062

接続の確立

CData Cmdlets ユーザーは、データモジュールをインストールし、接続プロパティを設定してスクリプトを開始できます。このセクションでは、CSV インポートおよびエクスポートcmdlet などのネイティブPowerShell cmdlet でIBMCloudObjectStorage Cmdlets を使用する例を示します。

インストールおよび接続

PSGet がある場合は、PowerShell Gallery から次のコマンドを使ってcmdlet をインストールできます。CData サイトからセットアップを取得することもできます。

Install-Module IBMCloudObjectStorageCmdlets

プロファイルに以下を追加すると、次のセッションでcmdlet がロードされます。

Import-Module IBMCloudObjectStorageCmdlets;

Connect-IBMCloudObjectStorage cmdlet を使って、別のcmdlet に渡すことができる接続オブジェクトを作成します。

$conn = Connect-IBMCloudObjectStorage -ApiKey "MyAPIKey" -CloudObjectStorageCRN "myInstanceCRN" -Region "myRegion" -OAuthClientId "myOAuthClientId" -OAuthClientSecret "myOAuthClientSecret"

IBM Cloud Object Storage への接続

IBM Cloud Object Storage データに接続するには、次のプロパティを設定します。

  • ApiKey:セットアップ中にメモしたAPI キー(接続の前に 参照)。
  • CloudObjectStorageCRN(オプション):セットアップ時に確立されたCloud Object Storage のCRN(接続の前に 参照)。本製品 はこれを自動的に取得しようとしますが、Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合は、これを明示的に指定することをお勧めします。

接続すると、本製品 がOAuth プロセスを完了します。

データの取得

Select-IBMCloudObjectStorage cmdlet はデータを取得するためのネイティブなPowerShell インターフェースを提供します。

$results = Select-IBMCloudObjectStorage -Connection $conn -Table "Objects" -Columns @("Key, Etag") -Where "Bucket='testBucket'"
Invoke-IBMCloudObjectStorage cmdlet はSQL インターフェースを提供します。このcmdlet を使うと、Query パラメータを介してSQL クエリを実行できます。

cmdlet 出力のパイプ処理

cmdlet は行オブジェクトをパイプラインに一度に一行ずつ返します。以下は、結果をCSV ファイルにエクスポートします。

Select-IBMCloudObjectStorage -Connection $conn -Table Objects -Where "Bucket = 'testBucket'" | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myObjectsData.csv -NoTypeInformation

Select-IBMCloudObjectStorage からの結果をSelect-Object cmdlet にパイプして、Export-CSV cmdlet にパイプする前にいくつかのプロパティを実行していることがわかるでしょう。これをする理由は、CData Cmdlets は接続、テーブル、およびカラムの情報を結果セットの各行オブジェクトに追加しますが、必ずしもその情報がCSV ファイルに必要ではないからです。

ただし、これによってcmdlet の出力を別のcmdlet にパイプすることが容易になります。以下に、結果セットをJSON に変換する例を示します。

 
PS C:\> $conn  = Connect-IBMCloudObjectStorage -ApiKey "MyAPIKey" -CloudObjectStorageCRN "myInstanceCRN" -Region "myRegion" -OAuthClientId "myOAuthClientId" -OAuthClientSecret "myOAuthClientSecret"
PS C:\> $row = Select-IBMCloudObjectStorage -Connection $conn -Table "Objects" -Columns (Key, Etag) -Where "Bucket = 'testBucket'" | select -first 1
PS C:\> $row | ConvertTo-Json
{
  "Connection":  {

  },
  "Table":  "Objects",
  "Columns":  [

  ],
  "Key":  "MyKey",
  "Etag":  "MyEtag"
} 

データの変更

cmdlet はデータクレンジング同様、データの変換を容易にします。次の例は、レコードがすでに存在するかどうか、挿入する前に更新が必要かどうかをチェックしてから、CSV ファイルのデータをIBM Cloud Object Storage にロードします。

Import-Csv -Path C:\MyObjectsUpdates.csv | %{
  $record = Select-IBMCloudObjectStorage -Connection $conn -Table Objects -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'")
  if($record){
    Update-IBMCloudObjectStorage -Connection $conn -Table Objects -Columns @("Key","Etag") -Values @($_.Key, $_.Etag) -Where "Id  = `'$_.Id`'"
  }else{
    Add-IBMCloudObjectStorage -Connection $conn -Table Objects -Columns @("Key","Etag") -Values @($_.Key, $_.Etag)
  }
}

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