接続の確立
接続プロファイルの設定
[CData]リボンから[データの取得]をクリックし、[取得元:SAP Gateway]> 設定済みの接続 を選択してCData クエリウィンドウを起動します。新しい接続を設定するには、[新しいSAP Gateway 接続]をクリックします。ここでは、接続の設定、接続のテスト、および接続プロファイルの保存を行うことができます。
SAP Gateway への接続
SAP Gateway は、データに接続する2つの方法を提供します。
- デスクトップ経由で自分のローカルデータに接続する場合(非ブラウザ接続、以下「Basic 認証」と呼ぶ)は、CData が提供する組み込みOAuth アプリケーションを使用します。
- ネットワーク経由で共有データに接続する場合(ブラウザ接続)は、カスタムOAuth アプリケーションを使用します。
SAP Gateway のテーブルにアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。
- Url = お使いの環境のURL、またはサービスの完全URL。例えば、完全URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/。この例では、環境URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com。CustomUrlParams プロパティを使用して、追加プロパティを追加します。
- Namespace = 適切なService Namespace。先ほどの例では、IWBEP が名前空間です。サービスへの完全URL が指定されている場合は任意です。
- SAP Gateway = データを取得するサービス。先ほどの例では、サービスはGWSAMPLE_BASIC です。完全URL が指定されている場合は必須ではありません。
- CustomUrlParams = HTTP リクエストに含まれる必要のある追加プロパティ;例えば sap-client=001&sap-language=EN。
SAP Gateway への認証
SAP Gateway はBasic 認証とOAuth 2.0 認証の両方を許可します。自分のアカウントに接続する場合はBasic 認証を使用し、共有データへの接続にはブラウザ経由のOAuth 認証を使用します。
Basic
Basic 認証を有効にするには、以下のプロパティを設定します。- AuthScheme = Basic。
- User = SAP Gateway へのログインに使用するユーザー名。
- Password = SAP Gateway へのログインに使用するパスワード。
上記のプロパティを設定したら、接続の準備は完了です。ローカルデータにアクセスするには、個人の認証情報を使用します。
OAuth
以下のサブセクションでは、デスクトップアプリケーション、Web、またはヘッドレスマシンから認証する方法を詳しく説明します。カスタムOAuth アプリケーションの作成については、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。
デスクトップアプリケーション
カスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ
- OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
- OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
- CallbackURL = アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。
ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。 アクセストークンの期限が切れたときは、本製品 はアクセストークンを自動でリフレッシュします。
接続プロパティ
最後に、Connection プロパティを参照してください。接続の確立に使用できるさまざまなオプションの説明があります。
接続の管理
SAP Gateway への認証に成功すると、インポートするデータをカスタマイズすることができます。詳しくは、接続の管理 を参照してください。
関連項目
- データのクエリ:[データ選択]ウィザードを使用してスプレッドシートにデータをプルします。また、ここではスケジュールされたデータのリフレッシュも設定できます。
- Excel アドインの使用:利用可能なCData Excel 関数 を使用するなど、SAP Gateway データとやり取りする他の方法が見つかります。