カスタムOAuth アプリケーションの作成
SAP Gateway にアクセスするためのOAuth アプリケーションを作成するには、SAP APAB Security and Identity Management Console でサービスユーザーを作成し、作成ウィザードを使用して新しいOAuth 2.0 Client ID を登録します。
OAuth 2.0 Client 用のサービスユーザーの作成
この手順では、OAuth クライアントがアクセストークンをリクエストする際に使用するユーザー名と同じClient ID を持つサービスユーザーを作成します。 このユーザーは通常LEAVEAPP という名前です。- SAP ABAP Security and Identity Management コンソールにアクセスします。
- トランザクションSU01 を開始します。コンソールにUser Maintenance: Initial Screen が表示されます。
- OAuth クライアントのサービスユーザーのユーザー名を入力します(例:LEAVEAPP)。
- Create をクリックするか、F8 を押します。コンソールにMaintain Users 画面が表示されます。
- Address タブが選択されていることを確認し、新規ユーザーの姓を入力します(例:LEAVEAPP)。
- Maintain Users ウィンドウのままの状態で、Logon Data タブをクリックします。
- User Type ドロップダウンで、System を選択します。
- Password セクションのNew Password フィールドでGenerate を選択します。システムが新規ユーザーのパスワードを生成し、Maintain Users メッセージセクションに表示します。
- 表示されたパスワードをコピーし、Client Application の設定で使用します。
- Save アイコンをクリックして、トランザクションSU01 を終了します。
作成ウィザードによる新規ユーザーの登録
この手順では、作成した新しいユーザーを登録し、LEAVEAPP という名前の新しい休暇申請アプリケーションを作成します。- SAP ABAP Security and Identity Management コンソールにアクセスします。
- トランザクションSU02 を開始します。コンソールにOAuth 2.0 Administration 画面が表示されます。
- Create を選択します。コンソールがCreate OAuth 2.0 Client ウィザードを開始します。
- Client ID フィールドLEAVEAPP と入力します。
- 新規クライアントの概要を入力します。
- 必要に応じて、Token Lifetime フィールドの値を調整します。(発行されたアクセストークンのデフォルトの有効期限は1時間で、3600秒と表示されます。 セキュリティ上の観点から、この有効期限を短くすることもできます。)
- Next をクリックします。コンソールにClient Authentication Details 画面が表示されます。
- リソースオーナー認証の詳細を定義します。
- 認可コードタイプ"grand" でResearch Owner 認証を許可するには、"Grant Type Authorization Code Active" を選択します。
- リダイレクトURL にhttps://oauth.cdata.com/oauth/ を指定します。
- Next をクリックします。コンソールにScope Assignment 画面が表示されます。
- Scope Assignment で、ZLEAVEREQUEST_0001 およびZLEAVEREQUESTAPPR_0001 の2つのスコープを追加します。(利用可能なOAuth 2.0 Scope ID の概要については、 F4-Help を押してください。)
- Next をクリックします。コンソールにOAuth 2.0 Client Summary 画面が表示されます。
- OAuth 2.0 Client Summary を確認し、期待通りに表示されていることを確かめてから、Finish をクリックします。