ODBC Driver for SAP Gateway

Build 23.0.8839

macOS DSN の構成

このセクションでは、macOS でODBC 接続をセットアップしDSN を設定する方法を示します:

macOS の最小バージョン

CData ODBC Driver for SAP Gateway 本製品 にはmacOS Sierra (10.12) 以上が必要です。

ドライバーのライセンス

端末で次のコマンドを実行して、本製品 のライセンスを取得します。評価版をアクティベートするには、<key> の入力を省略してください。

cd "/Applications/CData ODBC Driver for SAP Gateway/bin"
sudo ./install-license.sh <key>

名前とパスワードを入力するよう求められます。これらは、あなたの名前とマシンのパスワードを指します。

SAP Gateway への接続

SAP Gateway は、データに接続する2つの方法を提供します。

  • デスクトップ経由で自分のローカルデータに接続する場合(非ブラウザ接続、以下「Basic 認証」と呼ぶ)は、CData が提供する組み込みOAuth アプリケーションを使用します。
  • ネットワーク経由で共有データに接続する場合(ブラウザ接続)は、カスタムOAuth アプリケーションを使用します。

SAP Gateway のテーブルにアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。

  • Url = お使いの環境のURL、またはサービスの完全URL。例えば、完全URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/。この例では、環境URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com。CustomUrlParams プロパティを使用して、追加プロパティを追加します。
  • Namespace = 適切なService Namespace。先ほどの例では、IWBEP が名前空間です。サービスへの完全URL が指定されている場合は任意です。
  • SAP Gateway = データを取得するサービス。先ほどの例では、サービスはGWSAMPLE_BASIC です。完全URL が指定されている場合は必須ではありません。
  • CustomUrlParams = HTTP リクエストに含まれる必要のある追加プロパティ;例えば sap-client=001&sap-language=EN

SAP Gateway への認証

SAP Gateway はBasic 認証とOAuth 2.0 認証の両方を許可します。自分のアカウントに接続する場合はBasic 認証を使用し、共有データへの接続にはブラウザ経由のOAuth 認証を使用します。

Basic

Basic 認証を有効にするには、以下のプロパティを設定します。

  • AuthScheme = Basic
  • User = SAP Gateway へのログインに使用するユーザー名。
  • Password = SAP Gateway へのログインに使用するパスワード。

上記のプロパティを設定したら、接続の準備は完了です。ローカルデータにアクセスするには、個人の認証情報を使用します。

OAuth

以下のサブセクションでは、デスクトップアプリケーション、Web、またはヘッドレスマシンから認証する方法を詳しく説明します。カスタムOAuth アプリケーションの作成については、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。

デスクトップアプリケーション

カスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ

  • OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
  • OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
  • CallbackURL = アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。
接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでSAP Gateway のOAuth エンドポイントを開きます。

ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。 アクセストークンの期限が切れたときは、本製品 はアクセストークンを自動でリフレッシュします。

ヘッドレスマシン

ヘッドレスマシンのユーザーアカウントでOAuth 認証する必要がある場合は、インターネットブラウザに対応した別の端末で認証する必要があります。 以下のいずれかの方法で行います。

  • オプション1:後述の「Verifier code を取得および交換」に従い、OAuthVerifier 値を取得します。
  • オプション2:インターネットブラウザに対応したマシンに本製品 をインストールし、後述の「OAuth 設定を転送」の説明に従い、通常のブラウザベースのフローで認証後にOAuth 認証値を転送します。

オプション1またはオプション2を実行後、ヘッドレスマシンからアクセストークンを自動的にリフレッシュするようにドライバーを設定します。

オプション1:Verifier code を取得および交換

Verifier code を取得するには、OAuth Authorization URL で認証する必要があります。以下の手順に従います。

  1. 次のプロパティを設定します。
    • InitiateOAuth = OFF
    • OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
    • OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
  2. 適切なCallbackURL を指定してGetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。
  3. 返されたURL をブラウザにコピーして、ページを開きます。
  4. ログインして、本製品 にアクセス許可を与えます。リダイレクトURI にリダイレクトされます。
  5. リダイレクトURI に付加されるcode パラメーターを控えておきます。これは、後ほどOAuthVerifier 接続プロパティを設定する際に使用します。
  6. OAuth verifier code をOAuth リフレッシュトークンおよびアクセストークンと交換するために、OAuth 認証値を指定する次の接続プロパティを設定します。
    • InitiateOAuth = REFRESH
    • OAuthVerifier = 控えておいたverifier code(リダイレクトURI のcode パラメータの値)。
    • OAuthClientId = カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントId。
    • OAuthClientSecret = カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントシークレット。
    • OAuthSettingsLocation = 暗号化されたOAuth 認証値を指定されたファイルに永続化。
  7. 接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成し、以下のプロパティを再設定して接続します。
    • InitiateOAuth = REFRESH
    • OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
    • OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
    • OAuthSettingsLocation = 暗号化されたOAuth 認証値を含むファイル。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、このファイルが本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。

オプション2:OAuth 設定を転送

ヘッドレスマシンでの接続に先立ち、インターネットブラウザに対応したデバイスでドライバーとの接続をインストールし、作成する必要があります。 上述の「デスクトップアプリケーション」の説明に従って、接続プロパティを設定します。

「デスクトップアプリケーション」の手順が完了すると、生成された認証値は、OAuthSettingsLocation で指定されたパスに暗号化されて書き込まれます。 デフォルトのファイル名は"OAuthSettings.txt" です。

接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成し、OAuth 設定ファイルをヘッドレスマシンにコピーします。

ヘッドレスマシンでデータに接続するには、次の接続プロパティを設定します。

  • InitiateOAuth = REFRESH
  • OAuthClientId = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
  • OAuthClientSecret = アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
  • OAuthSettingsLocation = ブラウザでマシンからコピーしたOAuth 設定ファイルへのパス。 アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、このファイルが本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。

ドライバーのアンインストール

ドライバーをアンインストールする最も簡単な方法は、ターミナルを開いて、インストールディレクトリにあるuninstall.sh スクリプトを実行します。次に例を示します。

cd "/Applications/CData ODBC Driver for SAP Gateway"
sudo ./uninstall.sh

Note:このスクリプトはインストールディレクトリから実行される必要があります。

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