JDBC Driver for SAP SuccessFactors

Build 24.0.9062

ログ

ログ

本製品 のログを取得しておくことで、エラーメッセージや想定外の振る舞いを診断する際に役立ちます。

基本的なログの記録

本製品 のログの取得を開始するには、次のプロパティを設定します。

  • Logfile:ログファイルの名前と場所を指定するファイルパス。
  • Verbosity:ログの詳細レベルを決定する数値(1-5)。5段階数値の説明については、「接続プロパティ」セクションのページを確認してください。
  • MaxLogFileSize:サイズリミットを超えると、日付と時刻が末尾に追加された新しいログが同じフォルダ内に作成されます。リミットのデフォルトは100 MB です。100 kB より小さい値を設定した場合、100 kB がリミットとなります。
  • MaxLogFileCount:ログファイルの最大ファイル数を指定する文字列。サイズリミットを超えると、日付と時刻が末尾に追加された新しいログが同じフォルダ内に作成され、最も古いログファイルが削除されます。サポートされる最低値は2です。0や負の値は、数に制限がないことを示します。

これらのプロパティを設定すると、認証が実行されたときやクエリが実行されたときなど、さまざまなタスクを実行する際に、本製品 がログファイルを生成します。指定したファイルが存在しない場合は作成されます。

ログのVerbosity レベル

Verbosity レベルは本製品 がLogfile に記載する詳細レベルを指定します。1 から5 までのVerbosity レベルがサポートされています。

以下のリストで各レベルについて説明します。

1Verbosity を1に設定すると、クエリ、返された行数、実行開始とかかった時間、エラーが記録されます。
2Verbosity を2に設定すると、Verbosity 1に含まれるすべて、キャッシュクエリ、およびリクエストに関する追加の情報が記録されます。
3Verbosity を3に設定すると、2 に加えてHTTP ヘッダーおよびリクエストとレスポンスの本文が記録されます。
4Verbosity を4に設定すると、3 に加えてデータソースとのトランスポートレベルの通信が記録されます。これには、SSL ネゴシエーションが含まれます。
5Verbosity を5に設定すると、データソースとのやり取りおよび問題のトラブルシューティングに役立つ追加情報も記録されます。これには、インターフェースコマンドが含まれます。

通常の実行では、Verbosity を2以上に設定しないでください。高い詳細レベルでは、大量のデータをログに記録することになり、実行に遅れが生じる恐れがあります。

特定の情報に関するカテゴリを表示または非表示にしてログ内容を調整するには、LogModules を参照してください。

センシティブデータ

Verbosity レベル3以上では、組織外で共有したくない情報をキャプチャする場合があります。以下に、各レベルで懸念される情報をリストします。

  • Verbosity 3:本製品 から返されるすべてのデータを含むリクエストとレスポンスのボディ
  • Verbosity 4:SSL 証明書
  • Verbosity 5:ヒューマンリーダブルでないバイナリ転送データなど、Verbosity 3には含まれていない追加の転送データ

Note: パスワードなどのセンシティブデータは、接続文字列やログ内のすべてのリクエストでマスクされますが、組織外で共有する前に機密情報がないかログを確認することをお勧めします。

Java のログ出力

Logfile で Java のロギングが有効になっている場合、Verbosity は以下のログレベルにマッピングされます。

  • 0: Level.WARNING
  • 1: Level.INFO
  • 2: Level.CONFIG
  • 3: Level.FINE
  • 4: Level.FINER
  • 5: Level.FINEST

高度なログの記録

ログファイルに記録される情報を、正確に絞り込みたい場合があるかもしれません。これは、LogModules プロパティを使用することで可能です。このプロパティを使えば、セミコロン区切りでリスト化されたログモジュールを使用してログ内容をフィルタできます。

すべてのモジュール名は4文字です。注意点として、3文字のモジュール名は、必ず最後に空白文字を含みます。

利用可能なモジュールは次のとおりです。

  • EXEC:クエリの実行。元のSQL クエリ、パースされたSQL クエリ、正規化されたSQL クエリ用の実行メッセージを含みます。クエリとページングの成功または失敗のメッセージもここに表示されます。
  • INFO:一般的な情報。接続文字列、ドライバーのバージョン(ビルド番号)、初期接続メッセージを含みます。
  • HTTP:HTTP プロトコルメッセージ。HTTP リクエストとレスポンス(POST メッセージを含む)、Kerberos に関するメッセージを含みます。
  • SSL :SSL 証明書メッセージ。
  • OAUT:OAuth に関する失敗または成功のメッセージ。
  • SQL :SQL トランザクション、SQL 一括転送のメッセージ、SQL 結果セットのメッセージを含みます。
  • META:メタデータのキャッシュとスキーマのメッセージ。
  • TCP :TCP トランスポート層メッセージの送受信Raw バイト。

プロパティ値の例:

LogModules=INFO;EXEC;SSL ;SQL ;META;

これらのモジュールはVerbosity を考慮して、取得中の情報の詳細レベルを変更します。

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