JDBC Driver for PostgreSQL

Build 22.0.8479

カスタムAzureAD アプリの作成

カスタムAzureAD アプリケーションには、AzureAD とAzure サービスプリンシパルを使用するAzureAD の2種類があります。いずれもOAuth ベースです。

カスタムアプリケーションを作成するタイミング

CData はOAuth アプリケーション認証情報を製品に埋め込み、デスクトップアプリケーションまたはヘッドレスマシンから接続する際に使用することができます。

以下の場合はユーザー自身のAzureAD アプリケーションクレデンシャルを選択できます。

  • 認証ダイアログのブランディングをコントロールしたいとき
  • ユーザー認証後にアプリケーションがユーザーをリダイレクトするためのリダイレクトURI をコントロールしたいとき
  • ユーザーからのリクエストに対する許可をカスタマイズしたいとき

カスタムAzureAD アプリケーション

カスタムAzureAD アプリケーションを使用して、サービスアカウントまたはユーザーアカウントで認証できます。カスタムAzureAD アプリケーションはいつでも作成できますが、デスクトップおよびヘッドレス接続は埋め込みOAuth をサポートしており、認証プロセスを簡略化できることに留意してください。埋め込みOAuth アプリケーションを使用するには「接続の確立」を参照してください。

カスタムAzureAD アプリの作成

下記の手順に従って、アプリケーションのAzureAD 値OAuthClientId およびOAuthClientSecret を取得します。

  1. https://portal.azure.com にログインします。
  2. 左側のナビゲーションペインでAzure Active Directory -> アプリの登録を選択して、新規登録ボタンをクリックします。
  3. アプリケーション名を入力し、目的のテナント設定を選択します。 Azure Active Directory でカスタムAzureAD アプリケーションを作成する場合、アプリケーションをシングルテナントまたはマルチテナントに定義できます。デフォルトのオプション[この組織ディレクトリ内のアカウントのみ]を選択する場合は、CData JDBC Driver for PostgreSQL への接続を確立するときにAzureTenant 接続プロパティをAzure AD テナントのId に設定する必要があります。それ以外の場合は、認証に失敗しエラーが発生します。アプリケーションが個人使用のみの場合は、[この組織ディレクトリ内のアカウントのみ]で十分です。アプリケーションを配布する場合は、マルチテナントオプションのいずれか1つを選択してください。
  4. リダイレクトURL を本製品 のデフォルトhttp://localhost:33333 に設定します。あるいは、任意の別のポートを指定して、CallbackURL を定義した正確なリプライURL に設定します。
  5. 登録をクリックして新しいアプリケーションを登録します。アプリケーション管理画面が自動的に開きます。OAuthClientId としてApplication (client) ID の値、AzureTenant としてDirectory (tenant) ID の値をメモします。
  6. [証明書とシークレット]セクションに移動して、アプリケーションの認証タイプを定義します。認証には、クライアントシークレットを使用する方法と、証明書を使用する方法の2種類があります。推奨されている認証方法は証明書を使用する方法です。
    • オプション1:証明書をアップロードする:[証明書とシークレット]で証明書のアップロードを選択し、ローカルマシンからアップロードする証明書を選択します。
    • オプション2:新しいアプリケーションシークレットを作成する:[証明書とシークレット]で新しいクライアントシークレットを選択し、有効期限を指定します。クライアントシークレットを保存すると、キーの値が表示されます。 表示は一度のみなのでこの値をコピーします。 これは、OAuthClientSecret として必要になります。
  7. API のアクセス許可 -> アクセス許可の追加をクリックします。ユーザーコンテキストなしでアプリを接続する予定の場合は、アプリケーションの許可OAuthGrantType = CLIENT)を選択します。それ以外の場合は、委任されたアクセス許可を使用します。
  8. If authenticating with a user context, select Azure OSSRDBMS Database -> Delegated Permissions -> user_impersonation. When authenticating without a user context, select Azure OSSRDBMS Database -> Application Permissions -> app_impersonation.
  9. 変更を保存します。
  10. 管理者の同意が必要なアクセス許可([アプリケーションの許可]など)を使用することを選択した場合は、API のアクセス許可ページで現在のテナントから付与することができます。それ以外の場合は、 管理者の同意の手順に従ってください。

Azure サービスプリンシパルカスタムアプリケーション

Azure サービスプリンシパルを使用して認証する場合は、カスタムAzureAD アプリケーションと必要なリソースにアクセスできるサービスプリンシパル両方の作成が必要です。次の手順に従って、カスタムAzureAD アプリケーションを作成し、Azure サービスプリンシパル認証用の接続プロパティを取得します。

Azure サービスプリンシパルでカスタムAzureAD アプリを作成

下記の手順に従って、アプリケーションのAzureAD 値を取得します。

  1. https://portal.azure.com にログインします。
  2. 左側のナビゲーションペインでAzure Active Directory -> アプリの登録を選択して、新規登録をクリックします。
  3. アプリ名を入力し、[任意のAzure AD ディレクトリ - マルチテナント]を選択します。そして、リダイレクトURL を本製品 のデフォルトhttp://localhost:33333 に設定します。
  4. アプリ作成後に、[概要]セクションに表示されているアプリケーション(クライアント)Id の値をコピーします。この値はOAuthClientId として使用されます。
  5. [証明書とシークレット]セクションに移動して、アプリの認証タイプを定義します。認証には、クライアントシークレットを使用する方法と、証明書を使用する方法の2種類があります。推奨されている認証方法は証明書による方法です。
    • オプション1 - 証明書をアップロードする:[証明書とシークレット]で証明書のアップロードを選択し、ローカルマシンからアップロードする証明書を選択します。
    • オプション2 - 新しいアプリケーションシークレットを作成する:[証明書とシークレット]で新しいクライアントシークレットを選択し、有効期限を指定します。クライアントシークレットを保存すると、キーの値が表示されます。 表示は一度のみなのでこの値をコピーします。これは、OAuthClientSecret として使用します。
  6. [認証]タブで、必ず[アクセストークン(暗黙的なフローに使用)]を選択してください。

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