Excel Add-In for SAP Concur

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接続の確立

接続プロファイルの設定

[CData]リボンから[データの取得]をクリックし、[取得元:SAP Concur]> 設定済みの接続 を選択してCData クエリウィンドウを起動します。新しい接続を設定するには、[新しいSAP Concur 接続]をクリックします。ここでは、接続の設定、接続のテスト、および接続プロファイルの保存を行うことができます。

SAP Concur への認証

SAP Concur はOAuth 認証のみサポートします。この認証を有効にするには、すべてのOAuth フローでAuthSchemeOAuth に設定し、カスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。

デスクトップアプリケーション

カスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ:

  • InitiateOAuthGETANDREFRESHOAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します。
  • OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
  • OAuthClientSecret:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
  • CallbackURL:アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。

接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでSAP Concur のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。

アクセストークンの期限が切れたときは、本製品 は自動でアクセストークンをリフレッシュします。

Note: OAuth グラント種別と、デスクトップクライアントアプリケーションがOAuth2 エンドポイントを呼び出してトークンを取得する方法については、 この章で後述する「デスクトップ認証グラント種別」を参照してください。

デスクトップ認証グラント種別

トークンを取得するには、クライアントアプリケーションは、必要な認証シナリオに応じ、さまざまなグラントを使用してOauth2 エンドポイントを呼び出す必要があります。CData のドライバーがサポートするシナリオは、CODE とPASSWORD グラント種別です。

CODE

CODE はデフォルトのOAuthGrantType です。前述の設定に加え、CODE グラント種別を使用するには、次の追加設定が必要です。

  • UseSandbox:実装サーバーを経由して認証している場合は、 これをTrue に設定します。
  • Region:他の資格情報とともに受信した地理位置情報のリージョン。利用可能な値は、EU(ヨーロッパ)、CN(中国)、およびUS(デフォルト)です。

PASSWORD

PASSWORD グラントは、ユーザーとアプリケーションの間に信頼関係がある場合に、デスクトップアプリケーションで使用することができます。

前述の設定に加え、PASSWORD グラント種別を使用するには、次の追加設定が必要です。

  • AuthSchemeOAuthPassword
  • Username:ユーザーネームまたはユーザーId。
  • Password:ユーザーのパスワード。
  • UseSandbox:実装サーバーを使用して認証している場合は、これをTrue に設定します。

Company-Level 認証

Company はSAP Concur プラットフォームの最上位プリンシパルです。アクセストークンとリフレッシュトークンは、ユーザーの場合と同じように、Company に代わって取得することができます。

カスタムOAuth アプリケーションの作成 の説明に従ってカスタムOAuth アプリケーションを作成したのち、Company Request Token を生成する必要があります。Company Request Token Tool が利用できる場合は、それを使うことができます。そうでない場合は、SAP Concur サポートチームに連絡して、Company Request Token を生成してもらう必要があります。

Company Request Token が正常に生成されると、リクエストトークンツールにCompany UUID とCompany Request Token が表示されます。これらの値は、後で使用するために保存しておきます。

Company-Level 認証を使用する場合、CODE グラント種別を使用するには、前述の設定に加えて次の追加設定が必要です。

  • AuthSchemeCompanyLevelAuth
  • CompanyId:会社固有の識別子。
  • CompanyRequestToken:生成されたCompany Request Token。
  • UseSandbox:実装サーバーを使用して認証している場合は、これをTrue に設定します。

SAP Concur ログインID 変数の使用

ログインID(ユーザーのログインID)は、OAuth 2.0 アクセストークンに関連付けられたユーザーアカウントが、以下のロールのいずれかを持つConcur アカウントを持っている場合に使用できます。
  • Web Services Administrator for Professional
  • Can Administer for Standard

ログインID をALL に設定すると、Login ID 引数をサポートするすべてのアカウントの情報が取得されます。

接続プロパティ

最後に、Connection プロパティを参照してください。接続の確立に使用できるさまざまなオプションの説明があります。

接続の管理

SAP Concur への認証に成功すると、インポートするデータをカスタマイズすることができます。詳しくは、接続の管理 を参照してください。

関連項目

  • データのクエリ:[データ選択]ウィザードを使用してスプレッドシートにデータをプルします。また、ここではスケジュールされたデータのリフレッシュも設定できます。
  • Excel アドインの使用:利用可能なCData Excel 関数 を使用するなど、SAP Concur データとやり取りする他の方法が見つかります。

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