ADO.NET Provider for Slack

Build 24.0.9062

カスタムOAuth アプリケーションの作成

カスタムOAuth アプリケーションの作成

CData はOAuth アプリケーション認証情報を製品に組み込んでおり、デスクトップアプリケーションまたはヘッドレスマシン経由でSlack に接続する際に使用できます。(OAuthAccessToken およびその他の設定パラメータを取得および設定する方法についての情報は、接続の確立デスクトップ認証セクションを参照してください。)

ただし、Web 経由で接続するには、カスタムOAuth アプリケーションの作成が必要です。また、カスタムOAuth アプリケーションは、一般的に使用される3つの認証フローをすべてシームレスにサポートするため、これらの認証フロー用にカスタムOAuth アプリケーションを作成(独自のOAuth アプリケーションクレデンシャルを使用)することもできます。

カスタムOAuth アプリケーションは、次のような場合に有用です。

  • 認証ダイアログのブランディングをコントロールしたいとき
  • ユーザー認証後にアプリケーションがユーザーをリダイレクトするためのリダイレクトURI をコントロールしたいとき
  • ユーザーからのリクエストに対する許可をカスタマイズしたいとき

手順

OAuth 資格情報のOAuthClientIdOAuthClientSecretCallbackURL を取得するには、OAuth アプリケーションの作成が必要です。 これには、アプリケーション本体の作成、アプリケーションのコールバックURL の設定、パーミッションスコープの設定が含まれます。

アプリケーションの作成

OAuth アプリケーションを作成すると、2つのOAuth クライアント資格情報、OAuthClientId およびOAuthClientSecret が取得されます。

  1. https://api.slack.com/apps に移動します。
  2. Create New App > From scratch をクリックします。
  3. アプリケーションの名前とワークスペースを指定し、Create App をクリックします。クライアントId とクライアントシークレットは、Basic InformationApp Credentials セクションにリストされています。
  4. 今後使用するために、Client IdClient Secret を控えておきます。

コールバックURL の設定

アプリケーションを作成したら、CallbackURL を定義します。

  1. アプリケーション設定で、Features > OAuth & Permissions に移動します。
  2. Redirect URL セクションでAdd a New Redirect URL をクリックします。
  3. コールバック URL を http://127.0.0.1:33333、もしくはお好みのポートに設定します。
  4. URLを控えておきます。

権限スコープの設定

すべての利用可能な機能を使用するには、アプリケーション自体で必要なスコープを指定する必要があります。

OAuth アプリケーションで適切なスコープを設定するには:

  1. アプリ設定で、Features > OAuth & Permissions > Scopes に移動します。
  2. 通常のユーザーを認証する場合はUser Token Scopes に、ボットユーザーを認証する場合はBot Token Scopes に移動します。
  3. Add an OAuth Scope をクリックして、Add permission by Scope or API method... というスコープセレクタを開きます。
  4. リストから目的のスコープを選択します。
  5. 目的のスコープを追加し終えるまで、ステップ3~4を繰り返します。

最新のアプリに必要なスコープ(V2 OAuth 2.0):

OAuthVersionv2 に設定した場合(Slack のOAuth2.0 "V2" 実装)、以下のスコープを有効にします。

  • calls:read
  • calls:write
  • channels:read
  • channels:history
  • channels:write
  • chat:write
  • dnd:read
  • dnd:write
  • files:read
  • files:write
  • groups:read
  • groups:history
  • groups:write
  • im:read
  • im:history
  • im:write
  • links:read
  • links:write
  • mpim:read
  • mpim:history
  • mpim:write
  • pins:read
  • pins:write
  • reactions:read
  • reactions:write
  • reminders:read
  • reminders:write
  • search:read
  • stars:read
  • stars:write
  • team:read
  • usergroups:read
  • usergroups:write
  • users:read
  • users:read.email
  • users.profile:write

これらの値はすべて、GetOAuthAuthorizationURL およびGetOAuthAccessToken プロシージャのデフォルトスコープとして送信されます。

"Sign in with Slack" アプリに必要なスコープ(OpenID Connect):

OAuthVersionopenid を設定した場合("Sign in with Slack" OpenID Connect フロー)、以下のスコープのみを指定します:

  • openid
  • email
  • profile

カスタムOAuth アプリケーションの配布

OAuth アプリケーションを他のワークスペースのユーザーが利用できるようにし、インストールできるようにするには:

  1. アプリケーションの設定(設定セクション)で、Manage Distribution をクリックします。
  2. コールバックURL の設定と権限の設定の手順を完了します。
  3. Activate Public Distribution をクリックします。

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