ODBC Driver for Microsoft Dynamics 365 Business Central

Build 26.0.9770

ログ

ログ

本製品 のログを取得しておくことで、エラーメッセージや想定外の振る舞いを診断する際に役立ちます。

基本的なログの記録

本製品 のログの取得を開始するには、次のプロパティを設定します。

  • Logfile:ログファイルの名前と場所を指定するファイルパス。
  • Verbosity:ログの詳細レベルを決定する数値(1-5)。5段階数値の説明については、「接続プロパティ」セクションのページを確認してください。
  • MaxLogFileSize:サイズリミットを超えると、日付と時刻が末尾に追加された新しいログが同じフォルダ内に作成されます。リミットのデフォルトは100 MB です。100 kB より小さい値を設定した場合、100 kB がリミットとなります。
  • MaxLogFileCount:ログファイルの最大ファイル数を指定する文字列。サイズリミットを超えると、日付と時刻が末尾に追加された新しいログが同じフォルダ内に作成され、最も古いログファイルが削除されます。サポートされる最低値は2です。0や負の値は、数に制限がないことを示します。

これらのプロパティを設定すると、認証が実行されたときやクエリが実行されたときなど、さまざまなタスクを実行する際に、本製品 がログファイルを生成します。指定したファイルが存在しない場合は作成されます。

ログのVerbosity レベル

Verbosity レベルは本製品 がLogfile に記載する詳細レベルを指定します。1 から5 までのVerbosity レベルがサポートされています。

以下のリストで各レベルについて説明します。

1Verbosity を1に設定すると、クエリ、返された行数、実行開始とかかった時間、エラーが記録されます。
2Verbosity を2に設定すると、Verbosity 1に含まれるすべて、キャッシュクエリ、およびリクエストに関する追加の情報が記録されます。
3Verbosity を3に設定すると、2 に加えてHTTP ヘッダーおよびリクエストとレスポンスの本文が記録されます。
4Verbosity を4に設定すると、3 に加えてデータソースとのトランスポートレベルの通信が記録されます。これには、SSL ネゴシエーションが含まれます。
5Verbosity を5に設定すると、データソースとのやり取りおよび問題のトラブルシューティングに役立つ追加情報も記録されます。これには、インターフェースコマンドが含まれます。

通常の実行では、Verbosity を2以上に設定しないでください。高い詳細レベルでは、大量のデータをログに記録することになり、実行に遅れが生じる恐れがあります。

特定の情報に関するカテゴリを表示または非表示にしてログ内容を調整するには、LogModules を参照してください。

センシティブデータ

Verbosity レベル3以上では、組織外で共有したくない情報をキャプチャする場合があります。以下に、各レベルで懸念される情報をリストします。

  • Verbosity 3:本製品 から返されるすべてのデータを含むリクエストとレスポンスのボディ
  • Verbosity 4:SSL 証明書
  • Verbosity 5:ヒューマンリーダブルでないバイナリ転送データなど、Verbosity 3には含まれていない追加の転送データ

Note: パスワードなどのセンシティブデータは、接続文字列やログ内のすべてのリクエストでマスクされますが、組織外で共有する前に機密情報がないかログを確認することをお勧めします。

高度なログの記録

ログファイルに記録される情報を、正確に絞り込みたい場合があるかもしれません。これは、LogModules プロパティを使用することで可能です。このプロパティを使えば、セミコロン区切りでリスト化されたログモジュールを使用してログ内容をフィルタできます。

プロパティ値の例:

LogModules=INFO;EXEC;SSL;SQL;META;

Verbosity 接続プロパティによるログファイルのフィルタリングは、この接続プロパティによるフィルタリングよりも優先されます。そのため、Verbosity 接続プロパティで指定したレベルよりも高い詳細レベルの操作は、この接続プロパティで指定したモジュールに属していても、ログファイルには出力されません。

次の表は、使用可能なロギングモジュールとサブモジュール、およびそれらのログが機密データを公開するリスクを示すセキュリティ分類を示しています。これらの分類は本製品が意図するロギング動作を反映しており、ログを共有する際にどのモジュールを含めるかを判断する際に役立ちます。プロバイダー固有のコードによってモジュールの下に追加情報がログに記録される場合があるため、組織外にログを共有する前に必ずログの内容を確認してください。

  • 安全: 内部イベント、ライフサイクル、プロトコルステータス、スキーマ、メタデータ。顧客データは含まれません。
  • 注意: リテラル値を含むSQL、リクエストフィルター、または顧客データを間接的に公開する可能性がある引数値。
  • 危険: 結果セット、レスポンスボディ、ペイロード、生のTCP データ、一括アップロード、またはその他の顧客データ。

モジュールサブモジュール分類備考
INFO(モジュールレベル)安全接続文字列がログに記録されます。パスワード、シークレット、トークンは編集(マスキング)されますが、ホスト名、ユーザー名、接続オプションは残ります。
INFOConnec安全接続のライフサイクル。
INFOMessag安全ドライバー内部の情報。
EXECMessag安全ドライバー内部の実行イベント。
EXECNormlz注意リテラル値を保持したまま書き換え/正規化されたクエリ(例:WHERE Email = '[email protected]')。
EXECOrigin注意ユーザーが入力したそのままのSQL。クエリ内のリテラル値に個人情報(PII)が含まれる場合があります。
EXECPage安全ページングに関するメタデータ。
EXECParsed注意リテラル値を含む解析済みSQL。
HTTPKERB注意Kerberos に関連するHTTP。認証トークンが含まれる可能性があります。
HTTPMessag安全ドライバー内部のHTTP。
HTTPUnpack危険解凍されたAPI レスポンスはソースデータです。
HTTPRes危険レスポンスボディはソースデータです。
HTTPReq注意リクエストボディには、クエリフィルターまたはPOST 値が含まれる場合があります。
WSDL—安全WSDL/XSD の生成のみ。
SSLCertif安全証明書のメタデータ。
AUTHMessag安全認証に関するメッセージ。
AUTHOAuth安全OAuth フローに関するメッセージ。
AUTHKrbros安全Kerberos に関するメッセージ。
SQLBulk安全一括クエリ実行のステータス更新。
SQLCache安全キャッシュデータの読み書きステータス。
SQLMessag安全ドライバー内部のSQL トランザクションイベント。
SQLResSet安全結果セットに関するメタデータ。
SQLTransc安全トランザクションのメタデータ。
METACache安全カラムおよびテーブルのメタデータの取得/書き込みに関するメッセージ。
METASchema安全スキーマメタデータに関するメッセージ。
METAMemSto安全インメモリメタデータキャッシュのイベント。
METAStorag安全メタデータの永続化イベント。
FUNCErrmsg安全ドライバーからのエラーメッセージ。
TCPSend注意送信される生のTCP バイトデータ。顧客が書き込むデータがログに記録されます。読み取りの場合は安全です。
TCPReceiv危険受信する生のTCP バイトデータ。ソースのペイロードです。
FTPInfo安全プロトコルのステータス。
FTPClient注意クライアントのアクションには、ファイル名や認証情報が含まれる場合があります。
FTPServer危険サーバーのレスポンスには、ファイルの内容が含まれる場合があります。
SFTPInfo安全プロトコルのステータス。
SFTPTo_Server注意クライアントのアクションには、ファイル名や認証情報が含まれる場合があります。
SFTPFrom_Server危険サーバーのレスポンスには、ファイルの内容が含まれる場合があります。
POPClient注意クライアントのアクション。メールボックスまたは認証情報への参照が含まれます。
POPServer危険サーバーのレスポンスには、メッセージ本文が含まれる場合があります。
POPStatus安全プロトコルのステータス。
SMTPClient注意クライアントのアクション。メッセージのメタデータが含まれます。
SMTPServer注意サーバーのレスポンス。主にステータスに関する情報です。
SMTPStatus安全プロトコルのステータス。
CORE—安全製品内部の操作。
DEMN—安全SQL リモーティングの内部処理。
CLJBCommit安全一括ジョブのステータス更新のみをログに記録します。
SRCE—注意使用方法はドライバーによって異なります。
TPJETrace安全製品の低レベル操作に関する高度なメッセージ。
ODBC—危険結果セットの値をログに記録します。
ODBCDebug注意ユーザーの引数がログに記録される場合があります。ODBC ドライバーの動作とAPI のやり取りをトラブルシューティングするための詳細な診断メッセージが含まれます。

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