CData Cloud は、クラウドホスト型のソリューションで、複数の標準サービスやプロトコルにまたがるMicrosoft Dynamics 365 Business Central へのアクセスを実現します。MySQL またはSQL Server データベースに接続できるアプリケーションであれば、CData Cloud を介してMicrosoft Dynamics 365 Business Central に接続できます。
CData Cloud により、他のOData エンドポイントや標準SQL Server / MySQL データベースと同じように、Microsoft Dynamics 365 Business Central への接続を標準化し、構成することができます。
このページでは、CData Cloud でのMicrosoft Dynamics 365 Business Central への接続の確立 のガイド、利用可能なリソースに関する情報、および使用可能な接続プロパティのリファレンスについて説明します。
接続の確立 は、CData Cloud にデータベースを作成するためのMicrosoft Dynamics 365 Business Central への認証方法と必要な接続プロパティの設定方法について示します。
利用可能な標準サービスを経由してMicrosoft Dynamics 365 Business Central からデータにアクセスする方法と、CData Cloud の管理については、CData Cloud ドキュメント で詳しく説明します。
Database タブで対応するアイコンを選択して、Microsoft Dynamics 365 Business Central に接続します。必須プロパティはSettings にリストされています。Advanced タブには、通常は必要ない接続プロパティが表示されます。
クラウドエンドポイント
データに接続するには、OrganizationUrl を指定します。OrganizationUrl は、次のいずれかに設定する必要があります。
オンプレミスエンドポイント
以下はオンプレミスのエンドポイントの例です。
https://base URL:port/serverinstance/api/API publisher/API group/API version/ https://base URL:port//serverinstance/ODataV4 https://myInstance/.local:7048/BC220/ODataV4URL はデフォルトでブロックされているため、管理者がアクセスを許可する必要があります。
OrganizationUrl を指定する方法、および利用可能なエンドポイントについての詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。
組織内に複数の会社がある場合は、どの会社に接続するかを特定するためにCompany を指定できます。 Company を空白のままにすると、Cloud はすべての会社を個別のスキーマとして取得します。
Note:2021年4月以降、クラウド版ではユーザーおよびアクセスキー認証がサポートされなくなります。オンプレミスの場合、Web Service Access Key(Basic Auth)は当分の間オプションとして残ります。
アクセスキー認証を使用するには、AuthScheme をAccess Key に設定します。 Microsoft Dynamics 365 Business Central に認証するには、User およびAccessKey 接続プロパティを指定します。 Microsoft では、これらをテストおよび開発目的で推奨します。ただし、運用環境での使用は推奨していません。
User およびAccessKey の値を取得するには、Microsoft Dynamics 365 Business Central の[ユーザー]ページに移動して[編集]をクリックします。User Name および Web Service Access Key の値は、User およびPassword 接続文字列プロパティとして入力する値です。User Name はE メールアドレス ではありません。短縮されたユーザー名です。
Microsoft Dynamics 365 Business Central データソースを認証する前に、OrganizationUrl を接続先の組織のURL に設定します。v1とv2のどちらを使用しているかによって、見え方が異なります。OrganizationUrl の各種フォーマットについては、Business Central エンドポイント を参照してください。
User およびAccessKey を設定し、Microsoft Dynamics 365 Business Central データソースへ認証します。
Azure サービスプリンシパルは、ロールに基づいたアプリケーションベースの認証です。これは、認証がユーザーごとではなく、アプリケーションごとに行われることを意味します。 アプリケーションで実行されるすべてのタスクは、デフォルトユーザーコンテキストなしで、割り当てられたロールに基づいて実行されます。 リソースへのアプリケーションのアクセスは、割り当てられたロールの権限によって制御されます。
Azure サービスプリンシパル認証の設定方法については、以下を参照してください。
このトピックでは、以下の方法を説明します。
portal.azure.com で:
カスタムアプリケーションの中には、Azure Active Directory テナント内で操作するために管理者権限が必要なものがあります。管理者の同意は、新しいカスタムOAuth アプリケーションを作成する際に、すでに"Admin Consent Required" とマークされている関連パーミッションを追加することで付与できます。管理者の同意は、OAuth フローでクライアント資格情報を使用する場合にも必要です。
管理者の同意を付与するには:
Azure VM 上でMicrosoft Dynamics 365 Business Central を実行しており、MSI を利用して接続したい場合は、AuthScheme をAzureMSI に設定します。
VM に複数のユーザーが割り当てられたマネージドID がある場合は、OAuthClientId も指定する必要があります。
Kerberos を使用してMicrosoft Exchange への認証を行うには、次のプロパティを設定します。
認証値に加えて、以下を設定します。
Microsoft Dynamics 365 Business Central は、データに接続するためのいくつかの異なるエンドポイントをサポートしています。主な2つのカテゴリは、Common Service エンドポイントとWeb Services エンドポイントです。 さらに、エンドポイントの各セットはProduction エンドポイントとTesting エンドポイントに分割されます。Production エンドポイントにはOAuth 接続が必要ですが、Testing エンドポイントにはUser およびAccessKey 経由で接続できます。 Production エンドポイントとTesting エンドポイントは同じデータにアクセスし、相互作用することに注意してください。両者は、どの認証方法が許可されるかについての制限が異なるだけです。
Note: 2021年4月以降、クラウド版ではBasic 認証がサポートされなくなります。
https://businesscentral.dynamics.com/ URL が指定されている場合、OrganizationUrl はデフォルトでCommon Service Production エンドポイントへの解決を試みます。 ただし、これはEndpointType を変更することで設定ができます。さらに、https://api.businesscentral.dynamics.com/ を指定すると、指定されたOrganizationUrl が変更なしで使用されるため、EndpointType およびUseSandbox の両方がオーバーライドされます。
Common Service エンドポイントには、Microsoft Dynamics 365 Business Central に関連付けられたビジネスデータが含まれています。例えば、アカウント、受注、売上請求はすべてCommon Service にあります。
Note: Tenant Id はBusiness Central アプリを利用できるAzure のテナントのId です。 これは、portal.azure.com にログインして、ユーザー名を選択し、[Switch Directory]に進むことで取得できます。または、portal.azure.com の[Active Directory]->[Overview]から見つけることもできます。 環境名は、https://businesscentral.dynamics.com/{tenant id}/admin にあります。
Web Service エンドポイントには、Microsoft Dynamics 365 Business Central でカスタム公開されたものがすべて含まれます。これには、KPI、レポート、個々のエンティティ、もしくはその他のフィードが含まれる場合があります。 Microsoft Dynamics 365 Business Central で、虫めがねをクリックしてWeb Services を検索し、これらのエンドポイントによってすべてが公開されているものを把握します。
カスタムAPI エンドポイントに接続するには、OrganizationUrl プロパティを次の形式のカスタムベースURL に設定する必要があります: https://api.businesscentral.dynamics.com/v2.0/{tenant}/api/{API publisher}/{API group}/{API version}
2019 バージョンでは、OrganizationUrl にhttps://businesscentral.dynamics.com/ URL を指定した場合、デフォルトのエンドポイントはWeb Services testing エンドポイントに解決されました。 新規のデフォルトは、Common Service production エンドポイントです。Web Services testing エンドポイントの使用を継続するには、それを直接設定するか、EndpointType をWSTesting に変更します。
Kerberos でMicrosoft Dynamics 365 Business Central への認証を行うには、AuthScheme をNEGOTIATE に設定します。
Kerberos 経由でMicrosoft Dynamics 365 Business Central への認証を行うには、認証プロパティを定義し、Kerberos が認証チケットを取得する方法を選択する必要があります。
Cloud は、 KRB5CCNAME および / またはKerberosKeytabFile 変数が存在するかどうかに応じて、必要なKerberos チケットを取得する3 つの方法を提供します。
MIT Kerberos 資格情報キャッシュファイル
このオプションを使用すると、MIT Kerberos チケットマネージャーまたはkinit コマンドを使ってチケットを取得できます。このオプションでは、User またはPassword 接続プロパティを設定する必要はありません。
このオプションは、KRB5CCNAME がシステムに作成されている必要があります。
MIT Kerberos 資格情報キャッシュファイル経由でチケット検索を有効にするには:
チケットの取得に成功すると、チケット情報がKerberos チケットマネージャーに表示され、クレデンシャルキャッシュファイルに保存されます。
Cloud はキャッシュファイルを使用してMicrosoft Dynamics 365 Business Central に接続するためのKerberos チケットを取得します。
Note: KRB5CCNAME を編集したくない場合は、KerberosTicketCache プロパティを使用してファイルパスを手動で設定することができます。この設定後に、Cloud は指定されたキャッシュファイルを使用してMicrosoft Dynamics 365 Business Central に接続するためのKerberos チケットを取得します。
Keytab ファイル
お使いの環境にKRB5CCNAME 環境変数がない場合、Keytab ファイルを使用してKerberos チケットを取得できます。
この方法を使用するには、User プロパティを目的のユーザー名に設定し、KerberosKeytabFile プロパティをユーザーに関連付けられたキータブファイルを指すファイルパスに設定します。
User およびPassword
お使いの環境にKRB5CCNAME 環境変数およびKerberosKeytabFile プロパティが設定されていない場合、ユーザーとパスワードの組み合わせを使用してチケットを取得できます。
この方法を使用するには、User およびPassword プロパティを、Microsoft Dynamics 365 Business Central での認証に使用するユーザー / パスワードの組み合わせに設定します。
このようなクロスレルム認証を有効にするには、KerberosRealm およびKerberosKDC プロパティをユーザー認証に必要な値に設定します。また、KerberosServiceRealm およびKerberosServiceKDC プロパティを、 サービスチケットの取得に必要な値に設定します。
デフォルトでは、Cloud はサーバーの証明書をシステムの信頼できる証明書ストアと照合してSSL / TLS のネゴシエーションを試みます。
別の証明書を指定するには、利用可能なフォーマットについてSSLServerCert プロパティを参照してください。
Windows のシステムプロキシ経由の接続では、接続プロパティを追加で設定する必要はありません。他のプロキシに接続するには、ProxyAutoDetect をfalse に設定します。
さらにHTTP プロキシへの認証には、ProxyServer とProxyPort に加えてProxyAuthScheme、ProxyUser、およびProxyPassword を設定します。
次のプロパティを設定します。
CData Cloud は、Microsoft Dynamics 365 Business Central エンティティをリレーショナルテーブル、ビュー、およびストアドプロシージャにモデル化します。テーブル定義は、接続先のOData サービスから動的に取得されます。メタデータのあらゆる変更(カラムの追加や削除、データ型の変更など)は、再接続によってロードされます。
Cloud は、サービスメタデータドキュメントで記述された書き込み可能なエンティティを双方向Tables としてモデル化します。
ストアドプロシージャはデータソースのファンクションライクなインターフェースです。これらは、標準的なCRUD モデル以外の追加の操作を 実行するために使用できます。
SalesInvoiceLines テーブルへのINSERT ステートメントは、売上請求書のステータスが'DRAFT' の場合にのみ機能することに注意してください。ステータスが'PAID' または'OPEN' の場合、INSERT ステートメントは正常に完了しません。これはAPI の制限事項です。
Business Central API ページの一部(ほとんどのAPI v2.0 ページを含む)には、AL Enum オブジェクトに基づくフィールドがあります。
AL 列挙型オブジェクトに基づくフィールドは、使用している言語やOS に関係なくレポートのフィルタが常に機能するように、一貫性があり常に同じ名前でなければなりません。 このため、AL 列挙型に基づくフィールドは変換されず、Buisness Central API は特殊文字を避けるためにエンコードされる必要があります。
Enum 値でフィルタリングするには、https://www.w3.org/Style/XSL/TestSuite/results/4/XEP/symbol.pdf ドキュメントを参照し、シンボルの前後に _(アンダースコア)を付けて値をエンコードする必要があります。
例えば、スペースの場合は"_x0020_" となります。 例:SELECT * FROM DimensionSetLines WHERE parentid={id} and parentType='Sales_x0020_Order'
フィールドが列挙型オブジェクトであるかどうかを確認するには、sys_tablecolumns テーブルのIsEnumeration カラムを参照してください。
ストアドプロシージャはファンクションライクなインターフェースで、Microsoft Dynamics 365 Business Central の単純なSELECT/INSERT/UPDATE/DELETE 処理にとどまらずCloud の機能を拡張します。
ストアドプロシージャは、パラメータのリストを受け取り、目的の機能を実行し、プロシージャが成功したか失敗したかを示すとともにMicrosoft Dynamics 365 Business Central から関連するレスポンスデータを返します。
Name | Description |
GetAdminConsentURL | Gets the admin consent URL that must be opened separately by an admin of a given domain to grant access to your application. Only needed when using custom OAuth credentials. |
Gets the admin consent URL that must be opened separately by an admin of a given domain to grant access to your application. Only needed when using custom OAuth credentials.
Name | Type | Description |
CallbackUrl | String | The URL the user will be redirected to after authorizing your application. This value must match the Reply URL in the Azure AD app settings. |
State | String | The same value for state that you sent when you requested the authorization code. |
Name | Type | Description |
URL | String | The authorization URL, entered into a Web browser to obtain the verifier token and authorize your app. |
このセクションで説明されているシステムテーブルをクエリして、スキーマ情報、データソース機能に関する情報、およびバッチ操作の統計にアクセスできます。
以下のテーブルは、Microsoft Dynamics 365 Business Central のデータベースメタデータを返します。
以下のテーブルは、データソースへの接続方法およびクエリ方法についての情報を返します。
次のテーブルは、データ変更クエリ(バッチ処理を含む)のクエリ統計を返します。
利用可能なデータベースをリストします。
次のクエリは、接続文字列で決定されるすべてのデータベースを取得します。
SELECT * FROM sys_catalogs
Name | Type | Description |
CatalogName | String | データベース名。 |
利用可能なスキーマをリストします。
次のクエリは、すべての利用可能なスキーマを取得します。
SELECT * FROM sys_schemas
Name | Type | Description |
CatalogName | String | データベース名。 |
SchemaName | String | スキーマ名。 |
利用可能なテーブルをリストします。
次のクエリは、利用可能なテーブルおよびビューを取得します。
SELECT * FROM sys_tables
Name | Type | Description |
CatalogName | String | テーブルまたはビューを含むデータベース。 |
SchemaName | String | テーブルまたはビューを含むスキーマ。 |
TableName | String | テーブル名またはビュー名。 |
TableType | String | テーブルの種類(テーブルまたはビュー)。 |
Description | String | テーブルまたはビューの説明。 |
IsUpdateable | Boolean | テーブルが更新可能かどうか。 |
利用可能なテーブルおよびビューのカラムについて説明します。
次のクエリは、Accounts テーブルのカラムとデータ型を返します。
SELECT ColumnName, DataTypeName FROM sys_tablecolumns WHERE TableName='Accounts'
Name | Type | Description |
CatalogName | String | テーブルまたはビューを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | テーブルまたはビューを含むスキーマ。 |
TableName | String | カラムを含むテーブルまたはビューの名前。 |
ColumnName | String | カラム名。 |
DataTypeName | String | データ型の名前。 |
DataType | Int32 | データ型を示す整数値。この値は、実行時に環境に基づいて決定されます。 |
Length | Int32 | カラムのストレージサイズ。 |
DisplaySize | Int32 | 指定されたカラムの通常の最大幅(文字数)。 |
NumericPrecision | Int32 | 数値データの最大桁数。文字データおよび日時データの場合は、カラムの長さ(文字数)。 |
NumericScale | Int32 | カラムのスケール(小数点以下の桁数)。 |
IsNullable | Boolean | カラムがNull を含められるかどうか。 |
Description | String | カラムの簡単な説明。 |
Ordinal | Int32 | カラムのシーケンスナンバー。 |
IsAutoIncrement | String | カラムに固定増分値が割り当てられるかどうか。 |
IsGeneratedColumn | String | 生成されたカラムであるかどうか。 |
IsHidden | Boolean | カラムが非表示かどうか。 |
IsArray | Boolean | カラムが配列かどうか。 |
IsReadOnly | Boolean | カラムが読み取り専用かどうか。 |
IsKey | Boolean | sys_tablecolumns から返されたフィールドがテーブルの主キーであるかどうか。 |
利用可能なストアドプロシージャをリストします。
次のクエリは、利用可能なストアドプロシージャを取得します。
SELECT * FROM sys_procedures
Name | Type | Description |
CatalogName | String | ストアドプロシージャを含むデータベース。 |
SchemaName | String | ストアドプロシージャを含むスキーマ。 |
ProcedureName | String | ストアドプロシージャの名前。 |
Description | String | ストアドプロシージャの説明。 |
ProcedureType | String | PROCEDURE やFUNCTION などのプロシージャのタイプ。 |
ストアドプロシージャパラメータについて説明します。
次のクエリは、GetOAuthAccessToken ストアドプロシージャのすべての入力パラメータについての情報を返します。
SELECT * FROM sys_procedureparameters WHERE ProcedureName='GetOAuthAccessToken' AND Direction=1 OR Direction=2
Name | Type | Description |
CatalogName | String | ストアドプロシージャを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | ストアドプロシージャを含むスキーマの名前。 |
ProcedureName | String | パラメータを含むストアドプロシージャの名前。 |
ColumnName | String | ストアドプロシージャパラメータの名前。 |
Direction | Int32 | パラメータのタイプに対応する整数値:input (1)。input/output (2)、またはoutput(4)。input/output タイプパラメータは、入力パラメータと出力パラメータの両方になれます。 |
DataTypeName | String | データ型の名前。 |
DataType | Int32 | データ型を示す整数値。この値は、実行時に環境に基づいて決定されます。 |
Length | Int32 | 文字データの場合は、許可される文字数。数値データの場合は、許可される桁数。 |
NumericPrecision | Int32 | 数値データの場合は最大精度。文字データおよび日時データの場合は、カラムの長さ(文字数)。 |
NumericScale | Int32 | 数値データの小数点以下の桁数。 |
IsNullable | Boolean | パラメータがNull を含められるかどうか。 |
IsRequired | Boolean | プロシージャの実行にパラメータが必要かどうか。 |
IsArray | Boolean | パラメータが配列かどうか。 |
Description | String | パラメータの説明。 |
Ordinal | Int32 | パラメータのインデックス。 |
主キーおよび外部キーについて説明します。
次のクエリは、Accounts テーブルの主キーを取得します。
SELECT * FROM sys_keycolumns WHERE IsKey='True' AND TableName='Accounts'
Name | Type | Description |
CatalogName | String | キーを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | キーを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | キーを含むテーブルの名前。 |
ColumnName | String | キーカラムの名前 |
IsKey | Boolean | カラムがTableName フィールドで参照されるテーブル内の主キーかどうか。 |
IsForeignKey | Boolean | カラムがTableName フィールドで参照される外部キーかどうか。 |
PrimaryKeyName | String | 主キーの名前。 |
ForeignKeyName | String | 外部キーの名前。 |
ReferencedCatalogName | String | 主キーを含むデータベース。 |
ReferencedSchemaName | String | 主キーを含むスキーマ。 |
ReferencedTableName | String | 主キーを含むテーブル。 |
ReferencedColumnName | String | 主キーのカラム名。 |
外部キーについて説明します。
次のクエリは、他のテーブルを参照するすべての外部キーを取得します。
SELECT * FROM sys_foreignkeys WHERE ForeignKeyType = 'FOREIGNKEY_TYPE_IMPORT'
名前 | タイプ | 説明 |
CatalogName | String | キーを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | キーを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | キーを含むテーブルの名前。 |
ColumnName | String | キーカラムの名前 |
PrimaryKeyName | String | 主キーの名前。 |
ForeignKeyName | String | 外部キーの名前。 |
ReferencedCatalogName | String | 主キーを含むデータベース。 |
ReferencedSchemaName | String | 主キーを含むスキーマ。 |
ReferencedTableName | String | 主キーを含むテーブル。 |
ReferencedColumnName | String | 主キーのカラム名。 |
ForeignKeyType | String | 外部キーがインポート(他のテーブルを指す)キーかエクスポート(他のテーブルから参照される)キーかを指定します。 |
主キーについて説明します。
次のクエリは、すべてのテーブルとビューから主キーを取得します。
SELECT * FROM sys_primarykeys
Name | Type | Description |
CatalogName | String | キーを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | キーを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | キーを含むテーブルの名前。 |
ColumnName | String | キーカラムの名前。 |
KeySeq | String | 主キーのシーケンス番号。 |
KeyName | String | 主キーの名前。 |
利用可能なインデックスについて説明します。インデックスをフィルタリングすることで、より高速なクエリ応答時間でセレクティブクエリを記述できます。
次のクエリは、主キーでないすべてのインデックスを取得します。
SELECT * FROM sys_indexes WHERE IsPrimary='false'
Name | Type | Description |
CatalogName | String | インデックスを含むデータベースの名前。 |
SchemaName | String | インデックスを含むスキーマの名前。 |
TableName | String | インデックスを含むテーブルの名前。 |
IndexName | String | インデックス名。 |
ColumnName | String | インデックスに関連付けられたカラムの名前。 |
IsUnique | Boolean | インデックスが固有の場合はTrue。そうでない場合はFalse。 |
IsPrimary | Boolean | インデックスが主キーの場合はTrue。そうでない場合はFalse。 |
Type | Int16 | インデックスタイプに対応する整数値:statistic (0)、clustered (1)、hashed (2)、またはother (3)。 |
SortOrder | String | 並べ替え順序:A が昇順、D が降順。 |
OrdinalPosition | Int16 | インデックスのカラムのシーケンスナンバー。 |
利用可能な接続プロパティと、接続文字列に設定されている接続プロパティに関する情報を返します。
このテーブルをクエリする際は、config 接続文字列を使用する必要があります。
jdbc:cdata:d365businesscentral:config:
この接続文字列を使用すると、有効な接続がなくてもこのテーブルをクエリできます。
次のクエリは、接続文字列に設定されている、あるいはデフォルト値で設定されているすべての接続プロパティを取得します。
SELECT * FROM sys_connection_props WHERE Value <> ''
Name | Type | Description |
Name | String | 接続プロパティ名。 |
ShortDescription | String | 簡単な説明。 |
Type | String | 接続プロパティのデータ型。 |
Default | String | 明示的に設定されていない場合のデフォルト値。 |
Values | String | 可能な値のカンマ区切りリスト。別な値が指定されていると、検証エラーがスローされます。 |
Value | String | 設定した値またはあらかじめ設定されたデフォルト。 |
Required | Boolean | プロパティが接続に必要かどうか。 |
Category | String | 接続プロパティのカテゴリ。 |
IsSessionProperty | String | プロパティが、現在の接続に関する情報を保存するために使用されるセッションプロパティかどうか。 |
Sensitivity | String | プロパティの機密度。これは、プロパティがロギングおよび認証フォームで難読化されているかどうかを通知します。 |
PropertyName | String | キャメルケースの短縮形の接続プロパティ名。 |
Ordinal | Int32 | パラメータのインデックス。 |
CatOrdinal | Int32 | パラメータカテゴリのインデックス。 |
Hierarchy | String | このプロパティと一緒に設定する必要がある、関連のある依存プロパティを表示します。 |
Visible | Boolean | プロパティが接続UI に表示されるかどうかを通知します。 |
ETC | String | プロパティに関するその他のさまざまな情報。 |
Cloud がデータソースにオフロードできるSELECT クエリ処理について説明します。
SQL 構文の詳細については、SQL 準拠 を参照してください。
以下はSQL 機能のサンプルデータセットです。 SELECT 機能のいくつかの側面がサポートされている場合には、カンマ区切りのリストで返されます。サポートされていない場合、カラムにはNO が入ります。
名前 | 説明 | 有効な値 |
AGGREGATE_FUNCTIONS | サポートされている集計関数。 | AVG, COUNT, MAX, MIN, SUM, DISTINCT |
COUNT | COUNT 関数がサポートされているかどうか。 | YES, NO |
IDENTIFIER_QUOTE_OPEN_CHAR | 識別子をエスケープするための開始文字。 | [ |
IDENTIFIER_QUOTE_CLOSE_CHAR | 識別子をエスケープするための終了文字。 | ] |
SUPPORTED_OPERATORS | サポートされているSQL 演算子。 | =, >, <, >=, <=, <>, !=, LIKE, NOT LIKE, IN, NOT IN, IS NULL, IS NOT NULL, AND, OR |
GROUP_BY | GROUP BY がサポートされているかどうか。サポートされている場合、どのレベルでサポートされているか。 | NO, NO_RELATION, EQUALS_SELECT, SQL_GB_COLLATE |
OJ_CAPABILITIES | サポートされている外部結合の種類。 | NO, LEFT, RIGHT, FULL, INNER, NOT_ORDERED, ALL_COMPARISON_OPS |
OUTER_JOINS | 外部結合がサポートされているかどうか。 | YES, NO |
SUBQUERIES | サブクエリがサポートされているかどうか。サポートされていれば、どのレベルでサポートされているか。 | NO, COMPARISON, EXISTS, IN, CORRELATED_SUBQUERIES, QUANTIFIED |
STRING_FUNCTIONS | サポートされている文字列関数。 | LENGTH, CHAR, LOCATE, REPLACE, SUBSTRING, RTRIM, LTRIM, RIGHT, LEFT, UCASE, SPACE, SOUNDEX, LCASE, CONCAT, ASCII, REPEAT, OCTET, BIT, POSITION, INSERT, TRIM, UPPER, REGEXP, LOWER, DIFFERENCE, CHARACTER, SUBSTR, STR, REVERSE, PLAN, UUIDTOSTR, TRANSLATE, TRAILING, TO, STUFF, STRTOUUID, STRING, SPLIT, SORTKEY, SIMILAR, REPLICATE, PATINDEX, LPAD, LEN, LEADING, KEY, INSTR, INSERTSTR, HTML, GRAPHICAL, CONVERT, COLLATION, CHARINDEX, BYTE |
NUMERIC_FUNCTIONS | サポートされている数値関数。 | ABS, ACOS, ASIN, ATAN, ATAN2, CEILING, COS, COT, EXP, FLOOR, LOG, MOD, SIGN, SIN, SQRT, TAN, PI, RAND, DEGREES, LOG10, POWER, RADIANS, ROUND, TRUNCATE |
TIMEDATE_FUNCTIONS | サポートされている日付および時刻関数。 | NOW, CURDATE, DAYOFMONTH, DAYOFWEEK, DAYOFYEAR, MONTH, QUARTER, WEEK, YEAR, CURTIME, HOUR, MINUTE, SECOND, TIMESTAMPADD, TIMESTAMPDIFF, DAYNAME, MONTHNAME, CURRENT_DATE, CURRENT_TIME, CURRENT_TIMESTAMP, EXTRACT |
REPLICATION_SKIP_TABLES | レプリケーション中にスキップされたテーブルを示します。 | |
REPLICATION_TIMECHECK_COLUMNS | レプリケーション中に更新判断のカラムとして使用するかどうかを、(指定された順に)チェックするカラムのリストを含む文字列の配列。 | |
IDENTIFIER_PATTERN | 識別子としてどの文字列が有効かを示す文字列値。 | |
SUPPORT_TRANSACTION | プロバイダーが、コミットやロールバックなどのトランザクションをサポートしているかどうかを示します。 | YES, NO |
DIALECT | 使用するSQL ダイアレクトを示します。 | |
KEY_PROPERTIES | Uniform データベースを特定するプロパティを示します。 | |
SUPPORTS_MULTIPLE_SCHEMAS | プロバイダー用に複数のスキームが存在するかどうかを示します。 | YES, NO |
SUPPORTS_MULTIPLE_CATALOGS | プロバイダー用に複数のカタログが存在するかどうかを示します。 | YES, NO |
DATASYNCVERSION | このドライバーにアクセスするために必要な、CData Sync のバージョン。 | Standard, Starter, Professional, Enterprise |
DATASYNCCATEGORY | このドライバーのCData Sync カテゴリ。 | Source, Destination, Cloud Destination |
SUPPORTSENHANCEDSQL | API で提供されている以上の、追加SQL 機能がサポートされているかどうか。 | TRUE, FALSE |
SUPPORTS_BATCH_OPERATIONS | バッチ操作がサポートされているかどうか。 | YES, NO |
SQL_CAP | このドライバーでサポートされているすべてのSQL 機能。 | SELECT, INSERT, DELETE, UPDATE, TRANSACTIONS, ORDERBY, OAUTH, ASSIGNEDID, LIMIT, LIKE, BULKINSERT, COUNT, BULKDELETE, BULKUPDATE, GROUPBY, HAVING, AGGS, OFFSET, REPLICATE, COUNTDISTINCT, JOINS, DROP, CREATE, DISTINCT, INNERJOINS, SUBQUERIES, ALTER, MULTIPLESCHEMAS, GROUPBYNORELATION, OUTERJOINS, UNIONALL, UNION, UPSERT, GETDELETED, CROSSJOINS, GROUPBYCOLLATE, MULTIPLECATS, FULLOUTERJOIN, MERGE, JSONEXTRACT, BULKUPSERT, SUM, SUBQUERIESFULL, MIN, MAX, JOINSFULL, XMLEXTRACT, AVG, MULTISTATEMENTS, FOREIGNKEYS, CASE, LEFTJOINS, COMMAJOINS, WITH, LITERALS, RENAME, NESTEDTABLES, EXECUTE, BATCH, BASIC, INDEX |
PREFERRED_CACHE_OPTIONS | 使用したいcacheOptions を指定する文字列値。 | |
ENABLE_EF_ADVANCED_QUERY | ドライバーがEntity Framework の高度なクエリをサポートしているかどうかを示します。サポートしていなければ、クエリはクライアントサイドで処理されます。 | YES, NO |
PSEUDO_COLUMNS | 利用可能な疑似カラムを示す文字列の配列。 | |
MERGE_ALWAYS | 値がtrue であれば、CData Sync 内でMerge Model が強制的に実行されます。 | TRUE, FALSE |
REPLICATION_MIN_DATE_QUERY | レプリケート開始日時を返すSELECT クエリ。 | |
REPLICATION_MIN_FUNCTION | サーバーサイドでmin を実行するために使用する式名を、プロバイダーが指定できるようになります。 | |
REPLICATION_START_DATE | レプリケート開始日を、プロバイダーが指定できるようになります。 | |
REPLICATION_MAX_DATE_QUERY | レプリケート終了日時を返すSELECT クエリ。 | |
REPLICATION_MAX_FUNCTION | サーバーサイドでmax を実行するために使用する式名を、プロバイダーが指定できるようになります。 | |
IGNORE_INTERVALS_ON_INITIAL_REPLICATE | 初回のレプリケートで、レプリケートをチャンクに分割しないテーブルのリスト。 | |
CHECKCACHE_USE_PARENTID | CheckCache 構文を親キーカラムに対して実行するかどうかを示します。 | TRUE, FALSE |
CREATE_SCHEMA_PROCEDURES | スキーマファイルの生成に使用できる、ストアドプロシージャを示します。 |
次のクエリは、WHERE 句で使用できる演算子を取得します。
SELECT * FROM sys_sqlinfo WHERE Name = 'SUPPORTED_OPERATORS'
WHERE 句では、個々のテーブルの制限や要件が異なる場合がありますので注意してください。詳しくは、データモデル セクションを参照してください。
Name | Type | Description |
NAME | String | SQL 構文のコンポーネント、またはサーバー上で処理できる機能。 |
VALUE | String | サポートされるSQL またはSQL 構文の詳細。 |
試行された変更に関する情報を返します。
次のクエリは、バッチ処理で変更された行のId を取得します。
SELECT * FROM sys_identity
Name | Type | Description |
Id | String | データ変更処理から返された、データベース生成Id。 |
Batch | String | バッチの識別子。1 は単一処理。 |
Operation | String | バッチ内の処理の結果:INSERTED、UPDATED、またはDELETED。 |
Message | String | SUCCESS、またはバッチ内の更新が失敗した場合のエラーメッセージ。 |
Cloud は、データソースの型を、スキーマで使用可能な対応するデータ型にマッピングします。以下のテーブルはこれらのマッピングを説明します。
Microsoft Dynamics 365 Business Central (OData V4) | CData スキーマ |
Edm.Binary | binary |
Edm.Boolean | bool |
Edm.Date | datetime |
Edm.DateTimeOffset | datetime |
Edm.Decimal | decimal |
Edm.Double | double |
Edm.Guid | guid |
Edm.Int32 | int |
Edm.String | string |
Edm.TimeOfDay | time |
プロパティ | 説明 |
AuthScheme | Business Central への接続時にOAuth 認証またはアクセスキー認証のどちらを使用するか。 |
OrganizationURL | Dynamics 365 組織へのURL。例えば、https://businesscentral.dynamics.com/abc123/ です。 |
User | Microsoft Dynamics 365 Business Central サーバーへの認証に使用されるDynamics 365 OnPremise アカウントのユーザー名。 |
Password | ユーザーの認証で使用されるパスワード。 |
AccessKey | Microsoft Dynamics 365 Business Central への認証に使われるアクセスキー。 |
Company | Microsoft Dynamics 365 Business Central 会社名。 |
UseSandbox | サンドボックスが使用されているかどうかを示すboolean。'sandbox'とは異なるサンドボックス名を持っている場合は、これをtrue に設定してください。 |
プロパティ | 説明 |
AzureTenant | データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。指定しない場合は、デフォルトのテナントが使用されます。 |
AzureEnvironment | 接続を確立するときに使用するAzure 環境。 |
プロパティ | 説明 |
OAuthClientId | OAuth 認証サーバーを使用してアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントId。 |
OAuthClientSecret | OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントシークレット。 |
プロパティ | 説明 |
OAuthJWTCert | JWT 証明書のストア。 |
OAuthJWTCertType | JWT 証明書を格納するキーストアの種類。 |
OAuthJWTCertPassword | OAuth JWT 証明書のパスワード。 |
OAuthJWTCertSubject | OAuth JWT 証明書のサブジェクト。 |
プロパティ | 説明 |
SSLServerCert | TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。 |
プロパティ | 説明 |
Verbosity | ログファイルの記述をどの程度の詳細さで記載するかを決定するverbosity レベル。 |
プロパティ | 説明 |
BrowsableSchemas | このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。 |
プロパティ | 説明 |
EndpointType | OrganizationUrl が解決すべきエンドポイントタイプ。 |
IncludeNavigationProperties | ナビゲーションプロパティをカラムのリストに含めるかどうかを示すboolean。 |
MaxRows | クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。 |
PseudoColumns | このプロパティは、テーブルのカラムとして疑似カラムが含まれているかどうかを示します。 |
Timeout | タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。 |
UseSimpleNames | スキーマ、テーブル、カラムの名前に簡略名を使用するかどうかを決定するboolean。 |
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なAuthentication プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
AuthScheme | Business Central への接続時にOAuth 認証またはアクセスキー認証のどちらを使用するか。 |
OrganizationURL | Dynamics 365 組織へのURL。例えば、https://businesscentral.dynamics.com/abc123/ です。 |
User | Microsoft Dynamics 365 Business Central サーバーへの認証に使用されるDynamics 365 OnPremise アカウントのユーザー名。 |
Password | ユーザーの認証で使用されるパスワード。 |
AccessKey | Microsoft Dynamics 365 Business Central への認証に使われるアクセスキー。 |
Company | Microsoft Dynamics 365 Business Central 会社名。 |
UseSandbox | サンドボックスが使用されているかどうかを示すboolean。'sandbox'とは異なるサンドボックス名を持っている場合は、これをtrue に設定してください。 |
Business Central への接続時にOAuth 認証またはアクセスキー認証のどちらを使用するか。
string
"Auto"
Business Central への接続時にOAuth 認証またはアクセスキー認証のどちらを使用するか。
Note: OAuth 認証はクラウド版専用ですが、2021年8月にオンプレミス版でサポートされる予定です。
Dynamics 365 組織へのURL。例えば、https://businesscentral.dynamics.com/abc123/ です。
string
""
Dynamics 365 組織にログインする際に使用するURL。リソースとも呼ばれます。例えば、https://businesscentral.dynamics.com/abc123/ です。
Microsoft Dynamics 365 Business Central インスタンスの正確なURL を見つけます。これはリソースとしても知られています。これを見つけるには、 検索アイコンをクリックして「Web サービス」と入力します。OData v4 URL をモニタします。エンドバリューはWeb サービスエンドポイント(マイナスCompany)である必要があります。
例えば、OData v4 URL がhttps://api.businesscentral.dynamics.com/v1.0/businesscentralid/ODataV4/ の場合、Web サービスエンドポイントの正確なURL はhttps://api.businesscentral.dynamics.com/v1.0 です。
カスタムAPI に接続するには、このプロパティをDynamics 365 カスタムAPI のベースURL に設定します。 例えば、https://api.businesscentral.dynamics.com/v2.0/{environmentName}/api/{API publisher}/{API group}/{API version} または https://api.businesscentral.dynamics.com/v2.0/{tenant}/{environmentName}/api/{API publisher}/{API group}/{API version} です。
OrganizationUrl を指定する方法、および利用可能なエンドポイントについての詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。
Microsoft Dynamics 365 Business Central サーバーへの認証に使用されるDynamics 365 OnPremise アカウントのユーザー名。
string
""
このフィールドは、AccessKey とともに、Microsoft Dynamics 365 Business Central サーバーに対して認証をするために使われます。
Note: 2021年4月以降、クラウド版ではBasic 認証がサポートされなくなります。オンプレミスの場合、Web Service Access Key(Basic Auth)は当分の間オプションとして残ります。
Microsoft Dynamics 365 Business Central への認証に使われるアクセスキー。
string
""
このフィールドは、User とともに、Microsoft Dynamics 365 Business Central に対して認証をするために使われます。
Note: 2021年4月以降、クラウド版ではBasic 認証がサポートされなくなります。オンプレミスの場合、Web Service Access Key(Basic Auth)は当分の間オプションとして残ります。
Microsoft Dynamics 365 Business Central 会社名。
string
""
Company Information ページで確認することができます。
すべての会社を個別のスキーマとして取得する場合は、空白のままにします。
サンドボックスが使用されているかどうかを示すboolean。'sandbox'とは異なるサンドボックス名を持っている場合は、これをtrue に設定してください。
bool
false
サンドボックスが使用されているかどうかを示すboolean。'sandbox'とは異なるサンドボックス名を持っている場合は、これをtrue に設定してください。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なAzure Authentication プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
AzureTenant | データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。指定しない場合は、デフォルトのテナントが使用されます。 |
AzureEnvironment | 接続を確立するときに使用するAzure 環境。 |
データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。指定しない場合は、デフォルトのテナントが使用されます。
string
""
データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。例えば、contoso.onmicrosoft.com です。あるいは、 テナントId を指定します。この値は[Azure ポータル]->[Azure Active Directory]->[プロパティ]のディレクトリId です。
通常、Tenant を指定する必要はありません。OAuthGrantType をCODE(デフォルト)に設定している場合は、Microsoft が自動的に決定します。 ただし、ユーザーがマルチテナントに所属している場合は失敗する可能性があります。 例えば、ドメインA の管理者がドメインB のユーザーをゲストユーザーとして招待した場合。ユーザーは両方のテナントに属していることになります。 Tenant を指定するのはグッドプラクティスですが、一般的には指定しなくてもうまく動作するはずです。
OAuthGrantType をCLIENT に設定する場合は、AzureTenant が必須です。クライアント資格情報を使用する場合、ユーザーコンテキストはありません。 資格情報は、アプリ自体のコンテキストから取得されます。Microsoft ではTenant を指定せずにクライアント資格情報を取得することを許容していますが、使用する特定のテナントを選択する可能性ははるかに低くなっています。 このため、接続するドメインに適用される資格情報を確実に取得するために、すべてのクライアント資格情報接続に対してAzureTenant を明示的に指定する必要があります。
接続を確立するときに使用するAzure 環境。
string
"GLOBAL"
ほとんどの場合、環境をグローバルに設定したままにしておくとうまく機能します。ただし、 Azure アカウントが別の環境に追加されている場合は、AzureEnvironment を使用してどの環境かを 指定できます。利用可能な値はGLOBAL、CHINA、USGOVT、USGOVTDOD です。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なOAuth プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
OAuthClientId | OAuth 認証サーバーを使用してアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントId。 |
OAuthClientSecret | OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントシークレット。 |
OAuth 認証サーバーを使用してアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントId。
string
""
OAuth アプリケーションの登録の一環として、コンシューマキーとも呼ばれるOAuthClientId 値、およびクライアントシークレットOAuthClientSecret が提供されます。
OAuth 認証サーバーにアプリケーションを登録する場合に割り当てられたクライアントシークレット。
string
""
OAuth アプリケーションの登録の一環として、コンシューマキーとも呼ばれるOAuthClientId が提供されます。また、コンシューマーシークレットと呼ばれるクライアントシークレットも提供されます。クライアントシークレットをOAuthClientSecret プロパティに設定します。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なJWT OAuth プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
OAuthJWTCert | JWT 証明書のストア。 |
OAuthJWTCertType | JWT 証明書を格納するキーストアの種類。 |
OAuthJWTCertPassword | OAuth JWT 証明書のパスワード。 |
OAuthJWTCertSubject | OAuth JWT 証明書のサブジェクト。 |
JWT 証明書のストア。
string
""
クライアント証明書のための証明書ストア名。
OAuthJWTCertType フィールドは、OAuthJWTCert により指定された証明書ストアの種類を指定します。 ストアがパスワードで保護されている場合は、OAuthJWTCertPassword でパスワードを指定します。
OAuthJWTCert は、OAuthJWTCertSubject フィールドとともにクライアント証明書を指定するために使われます。 OAuthJWTCert に値がある場合で、OAuthJWTCertSubject が設定されている場合は、証明書の検索が始まります。 詳しくは、OAuthJWTCertSubject フィールドを参照してください。
証明書ストアの指定はプラットフォームに依存します。
Windows の共通のユーザとシステム証明書ストアの指定は以下のとおりです。
MY | 個人証明書と関連付けられた秘密キーを格納している証明書ストア。 |
CA | 証明機関の証明書。 |
ROOT | ルート証明書。 |
SPC | ソフトウェア発行元証明書。 |
Javaでは、証明書ストアは通常、証明書および任意の秘密キーを含むファイルです。
証明書ストアの種類がPFXFile の場合は、このプロパティにファイル名を設定します。 PFXBlob の場合は、このプロパティをPFX ファイルのバイナリコンテンツ(例えば、PKCS12証明書ストア)に設定する必要があります。
JWT 証明書を格納するキーストアの種類。
string
"PEMKEY_BLOB"
このプロパティには次の値の一つを設定できます。
USER | Windows の場合、現在のユーザーにより所有された証明書ストアであることを指定します。 Note:この種類はJava では利用できません。 |
MACHINE | Windows の場合、この証明書ストアがシステムストアであることを指定します。 Note:この種類はJava では利用できません。 |
PFXFILE | この証明書ストアは、証明書を含むPFX(PKCS12)ファイルの名前です。 |
PFXBLOB | この証明書ストアは、PFX(PKCS12)形式の証明書ストアを表すBase-64でエンコードされた文字列です。 |
JKSFILE | この証明書ストアは、証明書を含むJava key store(JKS)ファイルの名前です。 Note:この種類はJava のみで利用できます。 |
JKSBLOB | この証明書ストアは、Java key store(JKS)形式の証明書ストアを表すBase-64でエンコードされた文字列です。 Note:この種類はJava のみで利用できます。 |
PEMKEY_FILE | この証明書ストアは、秘密キーと任意の証明書を含むPEM でエンコードされたファイルの名前です。 |
PEMKEY_BLOB | この証明書ストアは、秘密キーと任意の証明書を含むBase-64でエンコードされた文字列です。 |
PUBLIC_KEY_FILE | この証明書ストアは、PEM またはDER でエンコードされた公開キーの証明書を含むファイルの名前です。 |
PUBLIC_KEY_BLOB | この証明書ストアは、PEM またはDER でエンコードされた公開キーの証明書を含むBase-64でエンコードされた文字列です。 |
SSHPUBLIC_KEY_FILE | この証明書ストアは、SSH 公開キーを含むファイルの名前です。 |
SSHPUBLIC_KEY_BLOB | この証明書ストアは、SSH 公開キーを含むBase-64でエンコードされた文字列です。 |
P7BFILE | この証明書ストアは、証明書を含むPKCS7 ファイルの名前です。 |
PPKFILE | この証明書ストアは、PuTTY 秘密キー(PPK)を含むファイルの名前です。 |
XMLFILE | この証明書ストアは、XML 形式の証明書を含むファイルの名前です。 |
XMLBLOB | この証明書ストアは、XML 形式の証明書を含む文字列の名前です。 |
OAuth JWT 証明書のパスワード。
string
""
証明書ストアでパスワードが必要である場合、このプロパティを使用してパスワードを指定し、証明書ストアにアクセスできます。
OAuth JWT 証明書のサブジェクト。
string
"*"
証明書のサブジェクトは、証明書をロードするときにストア内の証明書を検索するために使用されます。
完全に一致するものが見つからない場合、ストアはプロパティの値を含むサブジェクトを検索します。
それでも一致するものが見つからない場合、プロパティは空白で設定され、証明書は選択されません。
"*" に設定すると、証明書ストアの1番目の証明書が選択されます。
証明書のサブジェクトは識別の名前フィールドおよび値のカンマ区切りのリストです。 例えば、"CN=www.server.com, OU=test, C=US, [email protected]"。共通のフィールドとその説明は以下のとおりです。
フィールド | 説明 |
CN | 共通名。一般的には、www.server.com のようなホスト名です。 |
O | 法人名 |
OU | 法人の部署名 |
L | 法人の住所(市町村名) |
S | 法人の住所(都道府県) |
C | 国名 |
E | Eメールアドレス |
フィールド値にカンマが含まれている場合は、それを引用符で囲む必要があります。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なSSL プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
SSLServerCert | TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。 |
TLS/SSL を使用して接続するときに、サーバーが受け入れ可能な証明書。
string
""
TLS/SSL 接続を使用する場合は、このプロパティを使用して、サーバーが受け入れるTLS/SSL 証明書を指定できます。コンピュータによって信頼されていない他の証明書はすべて拒否されます。
このプロパティは、次のフォームを取ります:
説明 | 例 |
フルPEM 証明書(例では省略されています) | -----BEGIN CERTIFICATE----- MIIChTCCAe4CAQAwDQYJKoZIhv......Qw== -----END CERTIFICATE----- |
証明書を保有するローカルファイルへのパス。 | C:\cert.cer |
公開鍵(例では省略されています) | -----BEGIN RSA PUBLIC KEY----- MIGfMA0GCSq......AQAB -----END RSA PUBLIC KEY----- |
MD5 Thumbprint (hex 値はスペースおよびコロン区切り) | ecadbdda5a1529c58a1e9e09828d70e4 |
SHA1 Thumbprint (hex 値はスペースおよびコロン区切り) | 34a929226ae0819f2ec14b4a3d904f801cbb150d |
これを指定しない場合は、マシンが信用するすべての証明書が受け入れられます。
すべての証明書の受け入れを示すには、'*'を使用します。セキュリティ上の理由から、これはお勧めできません。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なLogging プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
Verbosity | ログファイルの記述をどの程度の詳細さで記載するかを決定するverbosity レベル。 |
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なSchema プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
BrowsableSchemas | このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。 |
このプロパティは、使用可能なスキーマのサブセットにレポートされるスキーマを制限します。例えば、BrowsableSchemas=SchemaA,SchemaB,SchemaC です。
string
""
スキーマをデータベースからリストすると、負荷がかかる可能性があります。接続文字列でスキーマのリストを提供すると、 パフォーマンスが向上します。
このセクションでは、本プロバイダーの接続文字列で設定可能なMiscellaneous プロパティの全リストを提供します。
プロパティ | 説明 |
EndpointType | OrganizationUrl が解決すべきエンドポイントタイプ。 |
IncludeNavigationProperties | ナビゲーションプロパティをカラムのリストに含めるかどうかを示すboolean。 |
MaxRows | クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。 |
PseudoColumns | このプロパティは、テーブルのカラムとして疑似カラムが含まれているかどうかを示します。 |
Timeout | タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。 |
UseSimpleNames | スキーマ、テーブル、カラムの名前に簡略名を使用するかどうかを決定するboolean。 |
OrganizationUrl が解決すべきエンドポイントタイプ。
string
"CSProduction"
Microsoft Dynamics 365 Business Central のエンドポイントタイプ、およびユースケースに基づいてEndpointType を設定する 適切な値の詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。
クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。
int
-1
クエリで集計またはGROUP BY を使用しない場合に返される行数を制限します。これはLIMIT 句よりも優先されます。
このプロパティは、テーブルのカラムとして疑似カラムが含まれているかどうかを示します。
string
""
Entity Framework ではテーブルカラムでない疑似カラムに値を設定できないため、この設定はEntity Framework で特に便利です。この接続設定の値は、"Table1=Column1, Table1=Column2, Table2=Column3" の形式です。"*=*" のように"*" 文字を使用して、すべてのテーブルとすべてのカラムを含めることができます。
タイムアウトエラーがスローされ、処理をキャンセルするまでの秒数。
int
60
Timeout が0に設定されている場合は、操作がタイムアウトしません。処理が正常に完了するか、エラー状態になるまで実行されます。
Timeout の有効期限が切れても処理が完了していない場合は、Cloud は例外をスローします。
スキーマ、テーブル、カラムの名前に簡略名を使用するかどうかを決定するboolean。
bool
false
Microsoft Dynamics 365 Business Central 会社名、またはテーブル / カラム名では、 通常のデータベースでは使うことが認められていない特殊記号・文字を名前に使うことができます。UseSimpleNames を使用すると、Cloud を従来のデータベースツールでより簡単に使用できるようになります。
UseSimpleNames をtrue に設定し、返されるスキーマ名、テーブル名およびカラム名をシンプルにします。表示されるスキーマ名、テーブル名 およびカラム名においてアルファベット文字およびアンダースコアのみを有効とするネーミングスキームを強制します。 英数字以外の文字はすべて、アンダースコアに変換されます。このプロパティをtrue に設定する場合、Company 接続プロパティを使用して他の接続を1つの会社に制限する前に、必ずsys_schemas をクエリしてSchemaName カラムの簡略化された会社名を取得してください。