ODBC Driver for API

Build 24.0.9062

JNI の設定

Java Native Interface(JNI)は、Java ネイティブメソッドを記述し、Java 仮想マシンをネイティブアプリケーションに組み込むための標準プログラミングインターフェースです。

本製品 は、JNI を活用してパフォーマンスを向上しています。

INI ファイルの設定

API ODBC ドライバーのLinux 版には設定ファイルが同梱されています。このファイルは、JNI の動作などいくつかのパラメータに使用されます。デフォルトでは、以下の場所にあります。

/opt/cdata/cdata-odbc-driver-for-api/lib/cdata.odbc.api.ini

ドライバーのINI ファイルのプロパティを編集して、JNI ドライバーの動作を設定します。ドライバーの設定は次のように行います。

  • DriverManagerEncoding:UTF-8、UTF-16、またはUTF-32 のいずれかに設定します。これは通常、Unicode ODBC API を使用する場合に指定する必要があります。
  • AnsiCodePage:ANSI ODBC API で使用するエンコーディングの名前に設定します。許容される値は:Shift_JIS、GB2312、およびすべてのJava 文字セット名です。アプリケーションがANSI ODBC API を使用している場合、これを設定する必要があります。
  • LibODBCINST:ODBC DSN の読み書きに使用されるlibodbcinst ライブラリへのパスに設定します。ターゲットマシンにインストールされているODBCINST のインスタンスが多すぎる場合は、これを設定します。
  • JVM:JVM を起動するためのJVM ライブラリの場所に設定します。通常、アプリケーションがJava プログラムの場合に設定する必要があります。
  • ClassPath:サードパーティ製のjar ライブラリへのパスをコロン区切りで設定します。

これらのプロパティが.ini ファイルのDrivers セクション名の下に1行ずつ設定されていることを確認してください。

[Drivers]
DriverManagerEncoding = UTF-16

環境変数の設定

さらに、次の環境変数を設定します。

  • CDATA_JVM:これは、JVM へのパスです。
  • CDATA_JVM_OPTIONS:JVM オプションをここに配置します。
  • CDATA_ODBC_LOG:次のスキームで設定します:<SCHEME>://<TAG>[|<LEVEL>]

    • SCHEME:オプションはSYSLOG、STDOUT、FILE です。
      • SYSLOG:ネイティブODBC ラッパー(cdata.odbc.api.so)はsyslogs にログを記録します。
      • STDOUT:ネイティブODBC ラッパーとODBC コア(cdata.odbcm.api.jar)はstdout にログを記録します。Logfile およびVerbosity プロパティは、ODBC コアの動作をオーバーライドできます。
      • FILE:ネイティブODBC ラッパーは<FILENAME> に、ODBC コアは<FILENAME>.driver.log にログを記録します。Logfile およびVerbosity プロパティは、ODBC コアの動作をオーバーライドできます。
    • TAG
      • SYSLOG のID。STDOUT では、N/A になります。FILE の場合は、filename です。
    • LEVEL
      • 以下のいずれかに設定します:FATAL | ERROR | WARNING | INFO | DEBUG

この構文の例を次に示します。

  • STDOUT://1|DEBUG
  • SYSLOG://[CData API ODBC]|DEBUG
  • FILE:///var/my_odbc.log|DEBUG

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